小学6年生の算数で2学期までに学習する内容を1つにまとめた「2学期まとめテスト」(無料PDF・解答つき)を配布します。範囲は「分数のかけ算・わり算」「比とその利用」「拡大図と縮図」「円の面積」「角柱と円柱の体積」「比例と反比例」「データの調べ方(平均値・中央値・最頻値)」「場合の数(ならべ方と組み合わせ方)」の8つの大問。全27問・100点満点・目安45分で、学校の学期末テストと同じ「大問ごとに配点がついた形式」です。6年生の2学期は、円の面積や体積の公式、比例のグラフ、代表値と、中学1年の「正負の数」「文字式」「比例・反比例」「資料の活用」にそのまま接続する単元が続く、小学校算数の総仕上げの時期です。冬休みの実力チェック、学校のまとめテスト前の予行練習、中学入学準備の最初の1枚として使ってください。問題用紙と解答は別ファイルなので、お子さんには問題だけを渡し、保護者の方が「解答・解説」と「採点の目安」を見ながら丸つけできます。
この記事でできること
- 小6算数の2学期までの内容を1回のテストで総チェックできる(A4・問題6ページ、解答・解説+採点の目安4ページ)
- 大問ごとの配点・部分点の基準と、つまずきやすいポイント・教え方がわかる(元教員目線で解説)
- 点数の結果から、どの単元のプリントに戻ればよいか、中学入学に向けて何を固めればよいかがわかる(単元別プリントへのリンクつき)
小6算数「2学期まとめテスト」無料ダウンロード【解答つき】
PDFはA4サイズで、問題用紙(6ページ)と解答・解説(4ページ)の2ファイルに分かれています。問題用紙の1ページ目に「45分・100点満点」と、「円周率は3.14」「分数は約分する」「単位が必要な答えには単位を書く」「式・理由を求められた問題はそれらも書く」という4つの注意書きが載っています。学校のテストでも同じ指示が出るので、始める前にお子さんと一緒に読んでおいてください。比の文章題・縮図・円の面積・体積・比例の文章題には「式」の欄があり、式が正しければ答えを間違えても部分点が入る採点基準なので、途中の式を必ず書くように伝えておくと点数の見方が正確になります。各ページの下には「式や考え方も残しましょう」と書いてあり、2ページ目には「計算・考え方のメモ」欄も用意しました。
小学6年生 算数 2学期まとめテスト(問題6ページ、解答・解説4ページ)

- 分数の計算:3/4×8/9、5/6÷10/9、2/3+3/4、(5/6-1/3)÷3/4の4問。かけ算・わり算・たし算・かっこのある計算を1問ずつ
- 比とその利用:18:24を最も簡単な整数の比に、3:5=□:35の□を求める、砂糖と小麦粉を3:7で混ぜるとき小麦粉280gに対する砂糖の量(文章題)
- 拡大図と縮図:2倍の拡大図で4cmの辺・50°の角が何cm・何度になるか、縮尺1/2000の地図で6cmの道のりは実際に何m(cm→mの単位換算)
- 円の面積:半径6cmの円、直径10cmの半円、半径8mの広場から半径4mの花だんを除いた面積(大きい円-小さい円)
- 角柱と円柱の体積:底面積24cm²・高さ7cmの角柱、底面の半径3cm・高さ10cmの円柱、底面が直角三角形(底辺6cm・高さ4cm)で高さ9cmの三角柱
- 比例と反比例:毎分3Lで水を入れる表のア・イを埋める、yをxの式で表す、グラフに補助線をかいて27Lになる時間を読み取る、面積24cm²の長方形のたてと横は比例か反比例かを理由つきで、画用紙20枚160gから500枚の重さ(kg)
- データの調べ方:8人の読書冊数(2・3・3・4・4・4・6・14冊)の平均値・中央値・最頻値と、「平均値が5冊だから半数以上が5冊以上読んでいる」という主張が正しいかを実際の人数を使って説明
- 場合の数:A・B・C3人のならび方をすべて書き出して何通りか、赤・青・黄・白から2色を選ぶ組み合わせをすべて書き出して何通りか
目安時間は45分です。式を書く問題が10問あり、円の面積・体積は3.14のかけ算で時間がかかるので、6年生の実力なら38〜42分で解き終わり、残りの時間で約分のし忘れ、単位(cm²・cm³・m・kg・冊・通り)のつけ忘れ、グラフの補助線の書き忘れを見直す、という時間配分がちょうどよいです。縮図の問題では答えを「12000cm」で止めずm(メートル)に直すところまで、画用紙の問題ではgをkgに直すところまでが問われているので、「何で答えるか」を問題文で確かめる力も確かめられます。
小6算数 2学期まとめテスト【問題用紙】をダウンロード(無料PDF・6ページ) 【解答・解説+採点の目安】をダウンロード(無料PDF・4ページ)




解答は別ファイル「解答・解説+採点の目安」(4ページ)。部分点の配分つき

解答は問題用紙とは別のPDF(4ページ)で、大問ごとの正答に加えて、「5/6÷10/9=5/6×9/10=3/4」「6×2000=12000(cm)、12000÷100=120(m)」「8×8×3.14-4×4×3.14=150.72」のように途中式と一言解説も載せています。4ページ目は教師・保護者用の「採点の目安」で、「分数の計算は未約分なら2点」「式と答えを書く問題は式2点・数値1点・単位1点」「グラフの読み取りは横の補助線1点・縦の補助線1点・数値1点・単位1点」と部分点の配分が問題ごとに明記されているので、答えが少し違っていても迷わず採点できます。
採点のルールも学校のテストに近い基準で、「式が正しければ計算ミスがあっても式の2点は与える」「単位の欠落は単位点だけを失点とし二重に減点しない」「模範解答と異なる正しい式・図・説明も認める」「比例のグラフの補助線は、正しい位置を読み取ろうとしている線なら多少のずれは認める」といった判断の目安がまとまっています。反比例の理由は「一方が増えると他方が減る」だけでは理由の点を与えない、場合の数は「6」とだけ書いた場合は通り数の点が1点、と書いてあるので、この基準でしっかり見てあげてください。
出題構成と配点【全27問・100点満点】
小学校の2学期のまとめテスト(業者テストや担任の先生が作る「たしかめテスト」)と同じように、知識・技能を確かめる問題(分数の計算・比・面積と体積の公式)を土台に、考え方を説明する問題(反比例の理由、平均値の主張が正しいかの説明)と、書き出して整理する問題(場合の数)を入れています。配点がいちばん重いのは「比例と反比例」(20点)で、次に「図形(拡大図と縮図・円の面積・体積)」の合計36点です。6年生の2学期は、公式を覚えているかだけでなく、「表・式・グラフを行き来できるか」「データから言えること・言えないことを区別できるか」(思考・判断・表現)が評価の柱になるからです。
| 大問 | 単元 | 問題数 | 配点 | おもな内容 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 分数の計算 | 4問 | 12点(各3点) | 3/4×8/9、5/6÷10/9、2/3+3/4、(5/6-1/3)÷3/4。値が等しくても未約分なら2点 |
| 2 | 比とその利用 | 3問 | 12点(各4点) | 18:24を簡単な比に(簡単にしきれていなければ2点)、3:5=□:35、砂糖と小麦粉3:7で小麦粉280gのときの砂糖(式2点・数値1点・単位1点) |
| 3 | 拡大図と縮図 | 3問 | 12点(各4点) | 2倍の拡大図の辺の長さ・角の大きさ(数値3点・単位1点)、縮尺1/2000の地図の6cmは実際に何m(式2点・数値1点・単位1点) |
| 4 | 円の面積 | 3問 | 12点(各4点) | 半径6cmの円、直径10cmの半円、半径8mの広場-半径4mの花だん。式2点・数値1点・単位1点 |
| 5 | 角柱と円柱の体積 | 3問 | 12点(各4点) | 底面積24cm²×高さ7cm、底面の半径3cm・高さ10cmの円柱、直角三角形が底面の三角柱。式2点・数値1点・単位1点 |
| 6 | 比例と反比例 | 5問 | 20点(各4点) | 表のア・イ(各2点)、y=3×x、グラフから27Lの時間を読み取る(補助線2点・数値1点・単位1点)、長方形のたてと横は反比例かと理由(判断2点・理由2点)、画用紙500枚の重さをkgで(式2点・数値1点・単位1点) |
| 7 | データの調べ方 | 4問 | 12点(各3点) | 平均値・中央値・最頻値(数値2点・単位「冊」1点)、「半数以上が5冊以上」という主張が正しいかの説明(判断1点・人数1点・半数未満の説明1点) |
| 8 | 場合の数 | 2問 | 8点(各4点) | 3人のならび方(6通り)、4色から2色の組み合わせ(6通り)。漏れ・重複のない列挙2点、正しい通り数2点 |
| 合計 | 27問 | 100点 | 数と計算(分数・比)24点/図形(拡大図と縮図・円の面積・体積)36点/変化と関係(比例と反比例)20点/データの活用(データの調べ方・場合の数)20点 | |
※単元名は東京書籍・啓林館・学校図書・大日本図書・教育出版・日本文教出版など主要な教科書に共通する内容で構成しています。「分数のかけ算・わり算」「比」は多くの教科書で1学期に学習する内容ですが、6年生の2学期のテストでは必ず計算問題として出るため、1学期の復習として大問1・2に入れています。「対称な図形」「文字と式」は1学期の内容として、「およその面積と体積」「6年のまとめ」は3学期の内容として、このテストには入れていません。「場合の数(ならべ方と組み合わせ方)」「データの調べ方」は教科書によって2学期後半と3学期に分かれるので、まだ習っていない大問は飛ばして、習った範囲だけで採点してください。解答PDFにも「場合の数まで学習済みで実施してください」と記載しています。
点数の見方と、次にやること
6年生のテストは点数そのものより、「どの大問で、どんな間違い方をしたか」の方がずっと大切です。とくにこの時期は、分数のわり算や比の計算の手順が身についていない子と、計算はできるのに「半円の半径を10cmのまま計算する」「12000cmをmに直し忘れる」「グラフの補助線をかかない」といった読み取りや単位でつまずく子がはっきり分かれます。次の表を目安に、間違えた単元のプリントに戻って練習してください。
| 点数の目安 | 状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 90点以上 | 2学期までの内容がしっかり定着しています | 間違えた問題だけ解き直せば十分です。余裕があれば小6算数「文章問題」プリントの「難しい」レベルで比・割合・速さの応用に取り組み、冬休みには正負の数・平方数一覧ポスターで中学1年の「正負の数」を先取りしておくと、中学の最初の中間テストが楽になります |
| 70〜89点 | 基本はできていますが、特定の単元に弱点があります | 間違えた大問の単元別プリントに戻りましょう。とくに大問1(分数の計算)で2問以上間違えている場合は、逆数か約分のどちらかがまだ不安定なので、毎日3問の分数計算を2週間続けるのがおすすめです。大問4・5(面積・体積)の間違いは「半径か直径か」「底面はどこか」の確認だけで直ることが多いです |
| 69点以下 | 「分数のかけ算・わり算」か「比」など、6年生の計算の土台でつまずいている可能性があります | 中学の「正負の数」「文字式」はすべて分数の四則計算の上に積み上がるので、冬休みのうちに立て直しておきたいところです。まず小6算数「分数のかけ算」プリントと「分数のわり算」プリントで「逆数にしてかける→約分」の手順を固め、「比」プリントで等しい比の作り方を確認してから、円の面積・比例と反比例に進んでください |
大問別・つまずきやすいポイントと教え方
担任の先生が2学期のまとめテストで見ているのは、「答えが合っているか」だけではありません。分数のわり算を逆数のかけ算に直せるか、比を最も簡単な整数の比まで直せるか、半径と直径・底面と高さを図から正しく選べるか、表・式・グラフを結びつけて考えられるか、データの代表値の意味を言葉で説明できるか、場合の数を落ちや重なりなく書き出せるかという点です。家庭で丸つけをするときも、次の観点で見てあげてください。
大問1「分数の計算」:わり算は逆数のかけ算に、答えは必ず約分
3/4×8/9は、途中で約分すると3×8/(4×9)=2/3です。5/6÷10/9は、わる数を逆数にして5/6×9/10=3/4。2/3+3/4は分母を12にそろえて8/12+9/12=17/12(1と5/12)で、たし算だけは通分が必要という「5年生の内容との切り替え」ができているかを見る問題です。(4)の(5/6-1/3)÷3/4は、かっこの中を先に計算して1/2÷3/4=1/2×4/3=2/3です。この大問でいちばん多い間違いは、わり算で「わられる数」の方を逆数にしてしまうことと、24/36のように約分しないまま答えを書くことです。採点基準では「値が等しい分数でも未約分なら2点」なので、学校のテストと同じ厳しさで見てください。「かけ算・わり算は通分しない」「たし算・ひき算は通分する」と、演算によって手順が変わることを口で説明できるかが定着のサインです。ここが不安なら「分数のかけ算」プリント・「分数のわり算」プリントで、「逆数にする→途中で約分する→答えを確かめる」の手順を毎日3問ずつ練習してください。
大問2「比とその利用」:「等しい比」は両方に同じ数をかける・わる
18:24は18と24の最大公約数6でわって3:4です。「2でわって9:12」で止めてしまう子は、5年生の約分と同じで「まだわれる数はないか」の確認が習慣になっていないので、採点基準どおり4点中2点にして「あと一歩」と伝えてください。3:5=□:35は、5を7倍して35になるので3も7倍して21です。「35-5=30だから3+30=33」と差で考えてしまうのが比の単元の定番の間違いで、「比は『何倍』の関係。たし算・ひき算では等しい比にならない」と、3:5と6:10を図で見せて確認してください。(3)の砂糖の量は、小麦粉280gが比の「7」にあたるので、280÷7=40が「比の1」の重さ、40×3=120gです。「3:7=□:280」と式に書いてから求めても正解です。式2点・数値1点・単位1点の配分なので、「280÷7×3」まで書けていれば答えを間違えても2点入ります。この「比の1あたりの量を求める」考え方は、中学の「比例式」「方程式の文章題」で毎回使うので、「比」プリントで文章題まで練習しておきましょう。
大問3「拡大図と縮図」:角は変わらない、縮図の長さは単位換算まで
2倍の拡大図では、辺の長さは2倍になって4×2=8cmですが、角の大きさは変わらず50°のままです。「角も2倍で100°」と答えてしまう子が毎年一定数いるので、三角定規を2倍に拡大コピーしても角が変わらないことを実物で確かめると納得します。(3)は縮尺1/2000の地図で6cmなので、実際は6×2000=12000cmで、mに直して120mです。この問題でいちばん多い失点は、計算はできているのに「12000cm」「12000m」と単位の換算を忘れる・間違えることで、採点は式2点・数値1点・単位1点なので、12000cmと書いた場合は数値と単位で2点の失点になります。「1m=100cm」を使って「12000÷100」と、換算も式に書く習慣をつけてください。縮尺の考え方は中学の「相似」と社会科の地図の読み取りに直結します。「拡大図と縮図」プリントには、方眼を使って実際に拡大図をかく問題も入っています。
大問4「円の面積」:半径を確かめる、半円は÷2、ドーナツ形は「大-小」
半径6cmの円は6×6×3.14=113.04cm²です。(2)は「直径10cm」の半円なので、まず半径5cmに直して5×5×3.14÷2=39.25cm²。「10×10×3.14÷2=157」と直径のまま計算するのが最も多い間違いで、「公式は半径×半径×円周率。問題に書いてあるのは半径?直径?」と、式を書く前に確認する習慣が大事です。(3)は半径8mの広場から半径4mの花だんを引いて、8×8×3.14-4×4×3.14=200.96-50.24=150.72m²です。「(8-4)×(8-4)×3.14」と半径を引いてから計算してしまう間違いが定番で、「面積を引く」のと「長さを引く」のは違うことを図で確認してください。「(64-16)×3.14=48×3.14」のように3.14を最後に1回だけかけると計算ミスが減る、というのは中学の「分配法則」につながる大切な工夫なので、できていたらほめてあげてください。各問とも式2点・数値1点・単位1点で、cm²・m²の単位の書き忘れは1点の失点です。円周率の計算に時間がかかる子は、「円の面積」プリントで「半径×半径を先に計算してから3.14をかける」手順を固めましょう。
大問5「角柱と円柱の体積」:体積=底面積×高さ、底面が三角形なら「÷2」を忘れない
底面積24cm²・高さ7cmの角柱は24×7=168cm³。円柱は底面が半径3cmの円なので、3×3×3.14×10=282.6cm³です。(3)の三角柱は、底面が「底辺6cm・高さ4cmの直角三角形」なので、底面積は6×4÷2=12cm²、これに高さ9cmをかけて108cm³です。いちばん多い間違いは、三角形の面積の「÷2」を忘れて6×4×9=216としてしまうことと、三角形の高さ4cmと三角柱の高さ9cmを取り違えることです。「体積=底面積×高さ」の1つの式で角柱も円柱も求められることを理解していれば、底面の形が変わっても対応できるので、「底面はどの面?その面積は?」→「高さは?」の2段階で式を書かせてください。単位は面積のcm²と区別してcm³です。単位の間違いは1点だけの失点ですが、中学以降もずっと使う表記なので、ここで正確に書く習慣をつけておきましょう。「角柱と円柱の体積」プリントには、複合図形の体積も入っています。
大問6「比例と反比例」:表→式→グラフを行き来する、反比例は「積が一定」
毎分3Lで水を入れるので、3分後はア=9、4分後はイ=12(各2点)、式はy=3×x(y=x×3も正解)です。(3)の「27Lになるのは何分後か」は、グラフの縦軸27Lから横に線を引いて直線と交わる点を見つけ、そこから下に線を引いて横軸を読むと9分後です。この問題は「補助線をかく」ことが指示されており、横の補助線1点・縦の補助線1点・数値1点・単位1点の配分なので、式で「27÷3=9」と計算して答えだけ書いた場合は2点しか入りません。中学の「関数」ではグラフから読み取る力そのものが評価されるので、「線を引いて読む」を必ずやらせてください。(4)は面積24cm²の長方形のたてと横で、たてが2倍・3倍になると横が1/2・1/3になり、積がいつも24で一定なので反比例です。採点基準では「一方が増えると他方が減る」だけでは理由の2点は与えない、と明記されています。「増えると減る」関係は反比例以外にもたくさんあるので、「積が一定」か「商が一定(比例)」で判断する、と教えてください。(5)は画用紙20枚で160gなので、1枚は160÷20=8g、500枚は8×500=4000g=4kgです。「20枚が160gなら500枚は25倍」と考えて160×25でも正解です。ここも「4000g」で止めると数値と単位で2点の失点になるので、「何で答えるか」を問題文で確認する習慣を。「比例と反比例」プリントには、グラフをかく問題・読む問題の両方が入っています。
大問7「データの調べ方」:平均値・中央値・最頻値の違いと、「平均」から言えないこと
8人の読書冊数(2・3・3・4・4・4・6・14冊)の平均値は合計40÷8=5冊、中央値は8人なので4番目と5番目の平均で(4+4)÷2=4冊、最頻値はいちばん多い4冊(3人)です。中央値でいちばん多い間違いは、データの個数が偶数のときに「真ん中の2つの平均」をとらず、4番目の値だけを答えることと、並べ替えずに真ん中を見てしまうことです(今回はあらかじめ小さい順に並んでいます)。(4)の「平均値が5冊だから、半数以上が5冊以上読んでいる」という主張は正しくありません。5冊以上読んだ人は6冊と14冊の2人だけで、8人の半数の4人より少ないからです。ここでは1人だけ14冊という極端な値があると平均値が引き上げられることを理解しているかが問われていて、判断1点・人数1点・半数未満の説明1点の配分です。「平均値は極端な値に引っ張られる」「中央値はちょうど真ん中の人」「最頻値はいちばん多い人」と、3つの代表値の使い分けを言葉で説明できるのが6年生の目標で、これは中学1年の「資料の活用」の範囲そのものです。「データの調べ方」プリントには、ドットプロット・度数分布表・ヒストグラムの問題もあります。
大問8「場合の数」:ならべ方は「左端を固定」、組み合わせは「順序を区別しない」
A・B・Cの3人のならび方は、ABC・ACB・BAC・BCA・CAB・CBAの6通りです。「左端の人を決めてから、残りの2人のならび方を調べる」と、樹形図の考え方で漏れなく書き出せます。4色から2色を選ぶ組み合わせは、赤青・赤黄・赤白・青黄・青白・黄白の6通りで、「赤と青」「青と赤」を別に数えて12通りとしてしまうのが定番の間違いです。「ならべ方(順序を区別する)」と「組み合わせ(区別しない)」の違いを、問題文の「赤と青、青と赤は同じと考えます」というただし書きから読み取れるかがポイントです。採点基準は「漏れ・重複のない列挙2点、正しい通り数2点」で、列挙に漏れがあっても整理の方法が分かれば列挙の点は1点、通り数を「6」とだけ書いた場合(単位「通り」なし)は通り数の点が1点です。答えの数だけ暗記で「3×2×1」と出す子より、書き出して整理する子の方が、中学の「確率」で伸びます。「ならべ方と組み合わせ方」プリントで、樹形図と表の両方で数える練習をしておきましょう。
小6の2学期の算数は、どう復習すればいい?
6年生の算数は、1学期が「対称な図形」「文字と式」「分数のかけ算・わり算」「比」、2学期が「拡大図と縮図」「円の面積」「角柱と円柱の体積」「比例と反比例」「データの調べ方」「場合の数」、3学期が「およその面積と体積」「6年のまとめ(算数の総復習)」という流れです(教科書により前後します)。2学期の「比例と反比例」「データの調べ方」は中学1年の「比例・反比例」「資料の活用」とほぼ同じ内容で、「分数の計算」「円の面積」「体積」は中学の「正負の数」「文字式」「空間図形」の計算の土台になります。つまり6年生の2学期のまとめテストは、そのまま中学入学準備の実力テストです。冬休みのうちに苦手をなくしておくことが大切なので、次の3ステップで進めてみてください。
- STEP1 まとめテストで「できる・できない」を仕分けする
まずこのテストを、45分を目安に解かせます。丸つけは保護者の方が「解答・解説」と「採点の目安」を見ながらして、間違えた問題に印をつけましょう。このとき叱らないこと、そして「どうやって考えたの?」と聞くことが大切です。逆数にし忘れたのか、約分を忘れただけなのか、半径と直径を取り違えたのか、単位の換算で止まったのか、原因によって次にやることが変わります。6年生は間違いを自分で言葉にできる学年なので、「ここで何を間違えた?」と本人に説明させると、次に同じ間違いをしにくくなります。 - STEP2 間違えた単元のプリントを、毎日1枚・10分だけ
間違いが多かった大問の単元別プリント(このページの下にリンクがあります)を、1日1枚、10分程度で続けます。分数の計算は「1日3問、逆数と約分まで」、比は「両方に同じ数をかける・わる」、面積・体積は「半径か直径か、底面はどこかを式の前に確認」、比例は「表・式・グラフのどれからでも答えられるか」、データは「代表値の意味を言葉で」、場合の数は「樹形図で書き出す」と、単元ごとにチェックの合言葉を決めると定着が早くなります。計算の反復は算数WEBドリルのような一問一答形式が向いています。 - STEP3 2週間後にもう一度、同じテストを解く
同じテストを2回解くと、1回目より点数が上がるのが目に見えるので、お子さんの自信につながります。2回目で90点以上なら2学期までの内容は定着しています。まだ同じところで間違える場合は、その単元だけをもう1週間続けてから、3学期の「6年のまとめ」と中学入学準備に進みましょう。小6の冬休みにやっておきたい中学入学準備の勉強法も参考に、分数の四則計算と比例のグラフが確実にできていれば、中学の数学は安心してスタートできます。
保護者の方へ:家庭での声かけのコツ
6年生の2学期は、円の面積・体積・比例・データと、「計算の手順」と「考え方の説明」の両方が求められる単元が続き、しかもその多くが中学1年の数学でもう一度、文字式やグラフの形で出てきます。「小学校の算数はできていたのに中学で急にわからなくなった」というお子さんの多くは、この時期の「なぜそうなるか」が抜けたまま進級しています。丸つけのときは、答えの正誤だけでなく「どうして反比例だと言えるの?」「どうして平均が5冊でも半数以上とは言えないの?」と理由を聞くことを習慣にしてください。答えられなくても責めず、「たてと横をかけ算してみようか」「5冊以上の人を数えてみようか」と一緒に手を動かすのがいちばん効きます。
分数の計算ミスが多い場合は、原因の大半が「約分の見落とし」と「逆数にする数の取り違え」にあります。図形の角度と面積の公式ポスターや分数プリント一覧を活用して、公式と手順を「見れば思い出せる」状態にしておくと、テスト本番で考え方そのものに集中できます。また、採点の目安には「式が正しければ計算ミスがあっても式の点は与える」「単位の欠落は単位点だけを失点とし二重に減点しない」と書いてあるので、家庭でも同じ基準で部分点をつけてあげてください。正解している問題でも「約分までちゃんとできているね」「補助線を引いて読み取れたね」「cm³まで書けたね」と、手順や習慣をほめる声かけが、学校のテストと中学の定期テストでの取りこぼしを減らします。
よくある質問
- 学校のまとめテストの範囲と、このテストの範囲は同じですか?
- 主要な教科書(東京書籍・啓林館・学校図書・大日本図書・教育出版・日本文教出版)で2学期までに学習する共通の内容で構成していますが、単元の順番は教科書や学校によって違います。とくに「場合の数(ならべ方と組み合わせ方)」「データの調べ方」は2学期に習う学校と3学期に習う学校が分かれるため、まだ習っていない大問は飛ばして、習った範囲の点数だけを見てください。「分数のかけ算・わり算」「比」は1学期の内容ですが、2学期のテストでも計算問題として必ず出るので復習として入れています。「対称な図形」「文字と式」「およその面積と体積」はこのテストには入れていません。学校のテスト範囲は、連絡帳やプリント、教科書の目次で確認できます。
- 解答はついていますか?答えの書き方が解答と違っても正解ですか?
- はい。「解答・解説」は別PDF(4ページ)で、全問の正答と途中式、大問ごとの配点、部分点の配分(式○点・数値○点・単位○点など)を載せた「採点の目安」までついています。数学的な意味が同じ別解や表現は正解で、たとえば分数の答えは帯分数でも仮分数でもよく(1と5/12と17/12はどちらも正解)、比例の式は「y=3×x」でも「y=x×3」でも正解、反比例の理由は「積が一定」でも「一方が2倍・3倍になると他方が1/2倍・1/3倍になる」でも正解です。ただし約分できる分数を約分せずに答えた場合は1点減点、単位のない答えは単位の点が入りません。
- 分数のわり算がなかなかできません。どこから戻ればいいですか?
- 分数のわり算ができない原因は、ほとんどの場合「逆数にする数を間違える」か「約分ができない」ことです。まず小6算数「分数のかけ算」プリントで、かけ算の途中で約分する手順を固めてください。ここができれば「分数のわり算」プリントに進み、「わる数を逆数にしてかける」を毎回声に出して確認します。それでも計算ミスが多い場合は、5年生の「通分・約分」や「最小公倍数・最大公約数」が不安定なことがあるので、小5算数 2学期まとめテストで5年生の分数に戻るのが結局いちばんの近道です。
- 印刷はどうすればいいですか?
- 問題用紙はA4サイズ・全6ページです。ご家庭のプリンタのほか、PDFをスマホに保存すればコンビニのマルチコピー機からも印刷できます。比例のグラフに補助線をかく問題があるので、縮小せずA4実寸・片面で印刷するのがおすすめです。「解答・解説」は印刷せず、スマホやタブレットで見ながら丸つけしても大丈夫です。
単元別の無料プリントで、間違えたところを復習
まとめテストで間違いが多かった大問は、単元別プリントに戻って練習しましょう。すたぺんドリルの小6算数プリントは、どれも無料でダウンロードできます。
大問1「分数の計算」の復習に
- 小6算数「分数のかけ算」学習プリント・練習問題
- 小6算数「分数のわり算」学習プリント・練習問題
- 小6算数「小数と分数の計算」学習プリント(分数と小数の混じった計算)
- 小学生算数「分数」プリント・練習問題 一覧(小5の通分・約分に戻るなら)
大問2「比とその利用」の復習に
大問3・4・5「拡大図と縮図」「円の面積」「角柱と円柱の体積」の復習に
- 小6算数「拡大図と縮図」学習プリント・練習問題
- 小6算数「円の面積」学習プリント・練習問題
- 小6算数「角柱と円柱の体積」学習プリント・練習問題
- 図形の角度と面積の公式ポスター(円・三角形・四角形の公式一覧)
- 小6算数「対称な図形」学習プリント(1学期の図形の復習に)
大問6「比例と反比例」の復習に
大問7・8「データの調べ方」「場合の数」の復習に
文章題全般・中学入学準備に
- 小学6年生算数「文章問題」学習プリント(基礎〜難しい)
- 小6算数「およその面積と体積」学習プリント(3学期の先取りに)
- 正負の数・平方数一覧ポスター(中1数学の先取りに)
- 中学1年生「数学」無料プリント一覧(中学入学後の予習に)
小6算数の単元別プリントは小学6年生「算数」学習プリント・問題集 一覧に、国語・理科・社会もあわせた小6の全プリントは小学6年生 学習プリント・問題集一覧(全教科)にまとめています。
あわせて使いたいプリント
小学6年生 算数プリント一覧
小学校の総まとめ&中学入学準備に!まとめ
小学6年生の2学期は、分数のかけ算・わり算、比、拡大図と縮図、円の面積と角柱・円柱の体積、比例と反比例、データの調べ方、場合の数と、中学1年の数学にそのまま接続する内容が一気に集まる、小学校算数の総仕上げの時期です。このまとめテストで「できる・できない」を仕分けし、間違えた単元のプリントを毎日10分続けて、2週間後にもう一度解く。この流れで、3学期の「6年のまとめ」、そして中学の「正負の数」「文字式」「比例・反比例」「資料の活用」にも安心して進めます。テストの点数より、お子さんが「なぜそうなるか」を自分の言葉で説明できるようになることを大切にしてください。
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