子供の論理的思考能力を鍛える為に家庭でできる3つのこととは?

子どもの論理的思考能力を鍛える為に家庭でできることを解説していきます。
こんにちは「子供の習い事図鑑」(@startoo_)です。

親御さんの中では「論理的思考(ロジカルシンキング)」という言葉をよく聞く方も多いと思います。
仕事をする上では必ず必要とされるスキルですよね。

ただ、この「論理的思考」が子どもの教育でも重要視されています。
その理由は、幼少期から論理的思考を持つことで、
・物事を順序だてて考える力
・課題を発見できる力
・その課題を解決できる力
を身につけることができるようになるからです。

また「伝える力」も上達することが期待されています。
例えば、子どもの論理的思考能力を上げる習い事の具体的としては、
プログラミング学習」や「アクティブラーニング」なども人気です。

今回はこの「論理的思考能力(ロジカルシンキング)」を子供のうちからどう鍛えていくのか?を解説していきます。
子供も「論理的思考能力」を身に付けることができれば、説得力のある話ができるようになります。
では、論理的思考能力を身に付けるためにはどうしたらいいのか。
家庭でできることはなんでしょうか。
一緒に確認していきましょう。

論理的思考能力とは

子供の論理的思考能力を上げる
「論理的思考能力」とは、因果関係をしっかり整理して順序だてて、わかりやすく解説(説明)することを言います。
場合によっては「ロジカルシンキング」ともいわれています。
例えば、人と話していて、取り留めのない話を延々と聞かされたことはありませんか?
もしくは、結局、何が言いたいのか分からない話をされたことは?
こういう話し方をする人は「論理的思考能力がない」と考えられます。

論理的思考には型がある

論理的思考能力(ロジカルシンキング)には、いくつかの「型」(伝え方のコツ)があります。
「帰納法、演繹法、ロジックツリー..」などなど。
これらを身につけることで論理的思考能力を身につけるきっかけになります。
子供の論理的思考能力
例えば、
演繹法」は三段論法ともいわれ、二つの「事象」を繋ぎ合わせ一つの「結論」を出す事です。
例えば、
・犬は「動物」である
・我が家の「ポチ」は「犬」である
⇒ゆえに、「ポチ」は「動物」である。
というイメージです。

帰納法」は「演繹法」とは反対に既にある事象から「結論」を導き出します。
例えば、
・ニューヨークの平均年収は高い
・東京の平均年収は高い
・ロンドンの平均年収は高い
⇒つまり、大都市の平均年収は高い。
というイメージです。
このように物事の「原因」と「結果」を整理して伝える事が大切でしょう。

学校教育でも論理的思考が重要視されている

今、論理的思考能力が学校教育でも重要視されています。
2020年度からは小学生でプログラミング学習の必修化があり、これらもまさに論理的思考を身につける学習です。
子供の論理的思考能力を身につける方法
また、算数や理科においても仮説を立てて、実際に検証し、答えが正しいものか証明していきます。
例えば、植物が光合成がしているのは本当か?というテーマがあったときに
・仮説を立てる
・実験、観察、比較をしてみる
・レポートにまとめて人に伝える
この一連の流れも論理的思考能力を必要とします。

また国語や歴史の授業でも、登場人物の行動を考えるにも論理的思考が必要です。
例えば、弥生時代に高床式倉庫ができた理由も論理的に考えることもできるでしょう。
当時は水害が多かった、風通しを良くするため、動物から食料を守るためというようにその時代の背景と合わせて論理的に考えていくと答えが出てきます。

論理的思考を伸ばす授業も増えている

今までのように詰込み型のスタイルではなく「なぜその結果になるのか?」を議論し生徒同士が意見を交換し合うアクティブラーニングの形態も増えています。
アクティブ・ラーニング
最近の授業では論理的思考を高める為に
・物事の同じところは?
・違うところは?
・なぜその結果になるの?
と考え、それを分かりやすく伝えられることもとりいれだしているのです。
このように、筋道を立てて伝えることで「説得力のある話」ができるようになります。

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地頭を良くするためにやっておきたい子供の習い事とは?

子供が「論理的思考能力」を身に付けるメリットは?

子供の論理的思考能力を身につけるメリットとは
子供が論理的思考(ロジカルシンキング)を身につけるメリットはどのような事なのでしょうか?
一つ一つ確認していきましょう。

1.「問題解決能力」が身に付くこと!

子供が論理的思考能力を身につけるメリット一つ目は「問題解決能力が身につく事」です。
問題解決能力はビジネスでも非常に重要になります。
また今後のAI社会でいきる子供達にとっては、自分で考えて問題を解決する力は必須能力になるでしょう。
子供の論理的思考能力
論理的思考を身につけることで
・物事の何が問題なのか
・どんな解決策があるのか
を漠然と問題に向かうのではなく、複数の観点から考え、答えを導きだすことができるようになります。
例えば、学校のクラスで「いじめ」や「掃除をサボる子がいる」「ルールを守らない友達がいる」という問題が起き話し合いをするときも「論理的思考」を持っていると「改善案」を伝えやすくなるでしょう。

2.「説得力のある話」ができるようなること!

論理的思考を身につけるメリット二つ目は「説得力のある話」ができるようになる事です。
子供の頃はどうしても「感情的」に表現することが多くなります。
友達との喧嘩をした時も、感情的になって、ついひどい言葉を浴びせてしまったり、手が先に出てしまったり、することもあるのではないでしょうか?
そうなると、いざ「状況を伝えようとしても、感情ばかりが先行して説得力がない」状態となってしまいます。

論理的思考(ロジカルシンキング)を身につけると、その判断に至った「経緯」や「根拠」を筋道を立てて「説明することができる」ようになり、相手に分かりやすく話すことができるようになります。

例えば、クラスで掃除をしない友達がいた時に、感情的に「やらないとイケなんだよ!」といっても伝わらない場合があります。
そんなときにも「掃除をやらないとどのような結果になるのか?」を論理的に説明できると説得しやすくなることでしょう。

3.コミュニケーション能力が格段に上がる!

論理的思考能力を伸ばすと「コミュニケーション能力」は格段に上がります。
コミュニケーション能力
子供の場合、感情が入交り
「本当に伝えたいことが伝わらない..」
「ついつい誤解を生んでしまう..」
「悪口を言ってしまった..」
ということはよくあるものです。

論理的思考を身につけることで、身近な友達や、大人たちとのコミュニケーションもより深く、内容の濃いものにできます。
更に物事を知り、成長するきっかけにもなっていくでしょう。

論理的思考能力のデメリット

子供の論理的思考のデメリットとは?
子供が論理的思考を身につける「デメリット」はどのような事でしょうか?

「論理の飛躍」が起きることも。。

論理的思考のデメリットの一つ目は「論理の飛躍」が起きることがあります。
「論理の飛躍」とは、型にはめて考えるあまり「飛躍しすぎた結論」に至ってしまうことを言います。

例えば、先ほどの学校のクラスの問題に当てはめてみましょう。
ある女の子が先ほどの「演繹法」を使って以下のような考えを導いたとします。
・A君(男子)は掃除をサボる!
・B君(男子)も掃除をサボる!
⇒ゆえに「男子」は掃除をサボる!

如何でしょうか?
思い込みでもこのような結論に至ってしまうこともはないとは言えないですよね。
これを「論理の飛躍」と言います。
やはり、男子すべてが掃除をサボるというのは行き過ぎた結論ですね。

「結論が一つでない」こともある!

「論理的思考」を意識するあまり、最初のうちは「1つの結論」を出そうとしてしまいます。
勿論、間違いではないのですが、世の中一つの結論に至らないケースも多くあります。

また、これまで経験したことのないようなことが起きた場合に、判断する根拠が分からずに、うまく整理することができなくなってしまうこともあります。

その場合は、一度、落ち着いてリフレッシュしてから「物事を整理して」考え直していくことをおすすめします。

そしてデメリットとは少し違いますが「感じること(直感)」をおろそかにしてしまう傾向もあるかもしれません。
感性を研ぎ澄まさなければ、分からない問題もあるということも知っておくといいでしょう。

子供の論理的思考能力を鍛える為に家庭でできることは?

子供の論理的思考能力を身につける方法
子どもが「論理的思考能力」を身につける為には、家庭での取り組みが大切になってきます。
・お手伝いをさせること
・絵本を読み聞かせること。
・話をじっくりと聞くこと

も大切です。
家庭で取り組むためには、具体的にどんなことをしてあげればいいのでしょうか。

1.思考実験で身に付ける

皆さん「思考実験」という言葉を聞いたことがありますか?
古代のヨーロッパの時代から哲学者が「考える力」を伸ばす手段に使っていたものです。

例えば、下記のような問題を考えてみてください。
・「今、操縦している汽車のエンジンが止まってしまったらどうするか?」
・「年収2000万だけど、決められた食事しかできない、年収200万だけど好きなものを食べられる、はどちらが幸せか?」
・「船で溺れている5人を救助に向かう途中で、一人が別の場所でおぼれているのを発見した。その一人を助けに行けば5人は間に合わない。この場合どうするか?」
など、普段ありえない状況を想定してディスカッションしていくことを「思考実験」と言います。
大人向けには多くの本が出ており、考えさせられる内容も多いです。
その「思考実験」の子ども版がおすすめです。

例えば代表的な問題に「五億年ボタン」があります。
このボタンを押せば、すぐに100万円がもらえます。
ただ、5億年間別の空間に飛ばされます。その期間は年は取りません。5億年たてば、元のボタンを押したときに戻されます。
あなたはこのボタンを押しますか?押しませんか?

このように、ありえない状況を想像して思考することで「考える力」が身につきます。
その議題を親子で話し合うことで、論理的思考は身についていくのです。

状況や経験から物事を想像して、整理して考える力は様々なシーンで役に立つことになるでしょう。
大人でも深く考えすぎると眠れなくなってしまうくらい面白い問題もあります(笑)
ぜひ親子で試してみてはいかがでしょうか?

\「五億年ボダン」の例が載っている本はこちら/

2.学習玩具身に付けることもできる!

論理的思考能力を身に付けるためには、子どもに「考えることって楽しい」という経験をたくさんさせてあげることが大切です。

そのために、どんな遊びをさせれば身に付けることができるでしょうか?
たとえば、子どもに絵を描かせることも有効です。
絵を描くということで、対象物を観察する力、それを描くための創造力、バランスよく描くために構成力も鍛えられます。

また、持ち物や服装などから「仲間外れを探すゲーム」もおすすめ。
イラストや写真などを使ってもいいでしょう。
相違点を探すことで、遊びながら論理的思考をつけることができます。

また、特におすすめできるものは「将棋」や「囲碁」です。
将棋では、論理的に先を見通す力を身につけることができます。

\子供の習い事将棋の記事はこちら/
【子供の習い事】将棋の魅力とメリットとは?

最近では、藤井聡太棋士の影響で、多くの子どもが将棋教室に通っています。
ルールは、何回かこなせば覚えられ、親子や、おじいちゃん達とも一緒にできるゲームの為おすすめです。

3.「経験したこと」伝える練習をする

最後に「論理的思考能力」を身につける為に家庭でおすすめの方法は、子供が経験したことなどを整理して、一枚の紙にまとめることです。
思考を整理する力」が身につきます。
経験したことを伝える力
例えば、親子で「体験学習」や「モノづくり教室」それこそ「旅行」に行った後にもノートに行ったときに「学んだこと」や「調べたこと」を書くようにしてみましょう。
思考が整理され、ノートにアウトプットすることによって「伝える力」も身につきます。

\親子でできる体験学習はこちらも/
【親子で体験】子供の「ものづくり教室」のメリットとおすすめの種類まとめ!

論理的思考が身についた目印は?

子供の論理的思考能力
子供の論理的思考能力が身についたがどうかが分かる判断基準を確認していきましょう。
まず、子どもが「〇〇だから××なんだね」ときちんと理由を付けて話せたら、それは論理的思考の第一歩です。
たくさん褒めてあげましょう。
それが成長していくにつれて相手の考えていることが分かるようになったり、複数の作業を同時にこなすことができたりということに繋がっていきます。
では、具体的に「論理的思考能力が身についた!」と思える瞬間はどのような時なのでしょうか?

「自分で考える習慣」が身についたとき!

論理的思考が身に付くということは、つまり「自分で考える力」がつくということです。
すぐに分からないことを、親に質問するのではなく、まずは自分で考えて調べるようになってきたら「論理的思考能力」が身についた一歩目です。
更に自分で考えたことを、親に伝えてきたり、結論と根拠をしっかり順序だてて説明してきたら更に一歩進んだと言えるでしょう。

このような自分で考える習慣が身につくと、受験や他の習い事の時も効果を発揮することは大いにあります。
なによりも、社会人になってからは必ず必要なスキルになってきますね。

同時に複数の作業ができたとき!

論理的思考ができるようになるにつれ、複数の作業を同時にこなすことが上手になります。
例えば、料理をするときに2品を同時に作ったり、英文法の勉強しながら英単語を覚えたり。
論理的思考が身に付くと、物事をより効率的に行うことができるようになるようです。
論理的思考を身につける為に料理をする
その為「ピアノ」や「プログラミング」も論理的思考能力を伸ばすためにはいいとされています。
習い事を選択して論理的思考能力を身につけていくこともありです。

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教室に通うのはちょっと待った?自宅学習で子供にプログラミングを学ばせるためのコツとは!

まとめ:論理的思考能力は一夕にならず!習慣が大切

子供の論理的思考能力を身につける方法
論理的思考能力を家庭で身に付けるために、親ができることは、普段から子どもが自分で考える機会を増やすことです。

そして、物事に関心を持たせることも大切になります。
子どもが「どうして?」と思ったことに対して、親がすぐに答えるのではなく、子ども「自身に考えさせ、調べさせること」が大事です。

一緒にを見ながら考えてみるのもいいかもしれません。
いろいろな場所に一緒に出掛けるなど、興味があることを増やしてあげてください。

そうすることで「なぜ?」「どうしてそうなったの?」「「どうすればいいと思う?」と日常的に子どもに質問して答えさせることで、考えをまとめることができるようになります。
また、なにかトラブルがあったときに、すぐにサポートするのではなく自分で解決策を見つけるまで待ってあげることも大切です。
子どもの様子をよく見て、子どもの考える力を伸ばしてあげてください。

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「ギフテッド教育」で家庭でできる5つのこととは?

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プロフィール

子供の習い事研究家/編集長


「子供の習い事研究家」として活動中。
2019年2月に子どもの習い事図鑑「スタートゥー」の編集長に。
経歴:某上場系IT企業に入社後、営業、マーケティングを経験。その後独立し、本サイトの立ち上げ、子どもの習い事に関する事業を展開。
最近では、習い事に関わらず、ワーキングマザーの相談にのることも。 趣味は家族との時間。