『中学生の社会って暗記が多くて覚えられない..』
『受験もあるし勉強法を知りたい..』
『社会の成績アップのコツって何?』
と悩む中学生も多いのではないでしょうか?
中学3年生になり、部活の引退なども見えてきた時に気になるのが高校受験。
中学3年生の春が過ぎた頃には一斉に高校受験モードに入りますよね。
社会科の特徴は、なんと言っても他教科より「暗記」が重要なことです。
今までは一夜漬けの暗記で定期テストを乗り切ってきた…という人も多いのではないでしょうか。
そして、社会は暗記すればいいからと後回しにされがちです。
ただ、最近の高校入試社会では単に暗記をすれば解ける問題ばかりではありません。
考えさせる問題も多くあります。
暗記だけではダメとなると、いざ高校入試の勉強するとき、どうしたらいいか困ってしまいますよね。
今回の記事では、高校受験に向けた、中学生の社会科の勉強法を解説いたします。
自宅学習で社会を勉強するときの教え方のコツも解説します!
今回の記事では、高校受験に向けて特別な勉強って必要なの?と疑問に思う中学生の皆様のために、以下の2点について説明します。
・地理・歴史・公民の「分野別の」勉強のコツ
・受験に向けて「時期ごと」の勉強のポイント
社会科は、他教科に比べて短期での偏差値アップが容易な教科です。
ポイントを押さえて、確実に入試で点が取れるようにしていきましょう!
今回は普段、中学生の塾講師をしている筆者が解説をしていきます。
中学生の勉強法では
・国語の勉強法
・英語の勉強法
・理科の勉強法
・数学の勉強法
も参考にしてみてください!
中学生におすすめの「教科別おすすめ問題集」はこちら
【中学生】今すぐ実践できる成績アップの勉強法!成績が悪い・落ちる原因を塾講師が解説!
この記事の目次
中学生社会「分野ごと」の勉強法・教え方のコツは?
中学校の社会は
・地理
・歴史
・公民
の3分野があります。
冒頭で暗記だけではダメと言いつつも、社会はどの分野でも暗記さえすれば一定まで成績アップします。
ですから、語呂合わせでも何でも、とにかく覚えてしまったもの勝ちです。
そして、覚えれば覚えただけすぐに点数に繋がります。
入試で問われる5科目の中では、最も短期間での成績アップが可能です。
とは言っても、ただ闇雲に覚えるだけでは効率が悪くなります。
覚えるべき重要語句やポイントを押さえていないと、一生懸命に覚えても全然入試に出てこない場所だった、と悲しい事態になりかねません。
また、高校受験は大学受験や中学校受験に比べて時間がないことが特徴です。
無駄な時間をなくして、スピーディに勉強をしていく必要があります。
では、以下で分野ごとに押さえるべき部分と、覚え方のコツを見ていきましょう。
地理は産業や気候・歴史と紐づけて覚えること!
地理分野を覚える際に重要なのは、なんと言っても「地図上の場所を覚えること」です。
地理の問題を問われる時は、当然ですが、地図上での位置がわかっていないと答えられないものが多く出題されます。
都市名や地名を覚えているだけでは不十分です。
地理を勉強する際は、地球儀や地図を必ず用意し、出てきた地名がどこにあるのか?をチェックしながら進めていくようにしましょう。
また、グラフや表などのデータを読んで答える問題も数多く出題されます。
地図帳の後ろなどに雨量や気候、輸出や輸入、各地の特産物の生産量などが詳しく載っていますので、教科書と合わせて見ておきましょう。
輸出入の問題では割合を求められることもあり簡単な数学の知識も必要になります。
パターンは多くない為、しっかり答えられるようにしましょう。
そして、地理を覚える際のコツは、その土地の気候や産業をリンクさせて覚えることです。
簡単に説明すると、たとえば乾燥帯に住む人々は伝統的には日干しレンガの家に住んでおり、遊牧生活をしています。
それはどちらも雨が少ない気候にその暮らしが合っているからです。
乾燥しているから日干しレンガが容易に作れ、地震もないのでそれを建材とすることが可能ですし、水が貴重なので農業が難しく、遊牧を行なっています。
このようにストーリー捉えれば、乾燥帯と日干しレンガの家、遊牧生活とセットで覚えられるはずです。
1つ1つを独立した単語として覚えていくのではなく、1つの事柄に関連付けて覚えていくようにすれば、覚えやすく、また忘れにくくなります。
歴史は前後の流れを理解する!
歴史は「まんべんなくすべての時代を覚えること」が重要です。
歴史は細かく勉強しようと思えばいくらでも細かくできてしまいます。
細かく勉強しすぎると大学の研究レベルまでいくことも・・・
ハマってしまうとその時代からなかなか抜け出せなくなってしまいます。
高校入試では教科書に乗っていことは基本的には出題されません。
もし出題されても、その問題は皆解けないので気にする必要はないでしょう。
教科書の太文字レベルを覚えられたら、どんどん次の時代へと進んでいくスタイルが効率的です。
よくゲームやマンガなどの影響で特定の時代や人物などにだけ詳しい人がいます。
それはもちろん趣味としては素晴らしいのですが、高校入試では残念ながらその知識はほとんど役には立ちません。
歴史の暗記で重要な勉強法は、やはり地図と資料集を併用して勉強することです。
文字の情報だけでなく、図や写真と一緒に覚えることで記憶は強化されます。
地図を出されて「××の戦いが起こった場所を選べ」と問われる問題や、写真から「この像の作者と名称を答えよ」と聞かれる場合もあります。
また、よく「歴史は流れを覚えよう」と言われます。
歴史は、出来事の前後の流れを覚えることは大事です。
前後流れを掴むことで物事が「なぜ起きたのか?」が分かり覚えやすくなります。
例えば、池田屋事件はなぜ起きたのか?は前後のストーリーを把握しておくことでまるでドラマのように覚えることができるでしょう。
記述問題も流れを押さえると書きやすくなります。
大学で歴史学を学ぶ時に重要になってくるのも、前後の流れや当時の状況を正確に把握し評価する力です。
しかし、悲しいながら高校入試で点数に繋がるのは、単語をどれだけ答えられるか?になります。
ですので、流れを追うことだけにとらわれて、単語を正確に覚えることを蔑ろにしないようにする必要があります。
歴史の勉強法で大切なことは
・出来事の前後の流れを把握
・単語は図や地理と合わせて暗記
することです。
そして中学生の歴史では「高校教師ユーチューバー」が書いた本もおすすめできます。
一度読んだら忘れない!というコンセプトで日本史を分かりやすく解説してくれている教材です。
難しい問題集に取り組む前に一度は読んでおきたい一冊でしょう。
中学生におすすめの「教科別おすすめ問題集」はこちら
公民の勉強のコツは簡単な言葉に言い換えてみること!
公民では「分かりやすい言葉で言いかえてみる」ことが大切になります。
公民分野は、中学生の皆さんにはまだほとんど馴染みがなく、身近に考えることも難しい教科です。
「ニュースを見ろ」「新聞を読め」と言われるけれどよく分からないし面白くない…と感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、大人になった時に1番大事になってくるのが、この公民分野です。
より素敵な社会になってほしいと思うなら、政党や公約などをしっかり吟味して選挙に行く必要があります。
また、マスクの値段が高騰するのはなんで?という疑問を解消してくれることも。
親を介護はどうしたらいいの?といった時に自分を助けてくれるのも、公民の知識です。
公民では、使う言葉が難しいせいで馴染みのないように感じることが多くあります。
ですから、自分の理解度を確かめる意味も含めて「これは分かりやすく言うとどういうことなのか?」を常に意識する姿勢が重要です。
たとえば「統治行為論」と言われると難しく感じてしまいますが「国家間の問題や国の方向を左右したりしかねないこと(国家を統治するうえで基本となる行為)は、裁判所は違憲合憲を判断できても、しないでおくという理論」と聞けば大したことはないと感じるのではないでしょうか。
公民を分かりやすく認識するには漫画など馴染みのある教材から使っていくことがおすすめです。
時事問題は歴史や地理とリンクして覚える!
公民科の問題の中で皆さんが苦手とする人が特に多いのが「時事問題」です。
直前になって慌てて新聞を読みはじめる人がいますが、それはあまり意味がありません。
というのも、印刷や入試のスケジュール上、入試に出る時事問題は秋ごろまでのものであるからです。
できれば、入試を考え始めたら毎日、新聞やニュースを見る癖をつけておいたほうが良いでしょう。
年末にはテレビで今年の重大ニュースを振り返るような番組があります。
新聞でも特別号が発刊されるので、それらを読み込んでおくようにしましょう。
特に聞かれやすいのが、各国の首脳の人名やサミットなどの開催地、ノーベル賞です。
漢字で書けるように、地図上でもわかるようにしておきましょう。
冬頃になると時事問題用の単語集や問題集も出てきます。
通常は必要ありませんが、どうしても心配な人や、志望校の時事問題のウエイトが大きい人はそれらを活用してもいいかもしれません。
時事問題でおすすめの参考書はこちらです。
中学生社会『時期ごと』の勉強法のコツは?
中学生の社会で分野ごとの重要な点が分かったら、次は実際に勉強していくだけですね。
社会科の入試の勉強法で「時期別」のポイントと実際の進め方についてご説明します。
中3夏休み前は定期テストで基礎固めをする!
実は、中学生の夏休み前までは、社会の「高校入試の勉強」はあまりする必要がありません。
そもそも入試に向けての勉強をしていない人もいるかもしれませんね。
もちろん「勉強をしなくてもいい」という意味ではありません。
定期テスト対策をしっかりすることで「土台を固めておこう」ということです。
もし気になるのであれば、地理や歴史の苦手分野の見直しをしておきましょう。
この時期は、社会科よりも、国語や数学、英語といった偏差値に反映されるまでに時間がかかる科目を優先して勉強するようにしましょう。
ただ、定期テストで80点以上取れていない中学生は夏前から勉強しておくことがおすすめです。
つまり、中学3年生の「夏まで」には定期テストレベルの問題を80点以上取れる基礎学力を身につけることに注力してください。
定期テストで80点を取るまでには「スタディサプリ(口コミ記事)」や「スマイルゼミ(口コミ記事)」の映像やアニメーションを使った通信教育もおすすめです。
中3夏休みは志望校の過去問を解く!
中3夏休み頃から本格的に社会の勉強を始めていきましょう。
中3の夏休みのうちに行ったほうがいいものは、この3つです。
・公民の学習を終わらせる
・志望校の過去問を1度解く
・地理と歴史の問題集を始める
公民は、中学3年生になってから学びはじめる学校がほとんどです。
学校によっては、入試直前まで教科書が終わらない事もあります。
「学校で勉強してから取り掛かろう」と考えていると、間に合わないこともあるのです。
教科書や問題集を使って、夏休みのうちに公民を終わらせておくことがポイントになります。
また、志望校をできるだけ早く決めて「過去問」を一度解いてみましょう。
「まだ全然勉強していないのに」と思うかもしれませんが、それで構いません。
現在の自分と志望校との間に、どれだけの差があるのかを把握するためです。
志望校の難易度や傾向についても分析し、自分が勉強する目標を定めましょう。
地理と歴史は社会の問題集をどんどん解いていきましょう。
問題集は何周もするので、解答はノートに書き、間違った問題のところだけ問題集に印をつけておきましょう。
次に解く時は、合っていた問題はさっと確認するだけにして、間違った問題だけをノートに解いていけばいいからです。
10月までに問題集を3周できると理想です。
残り日数から逆算して、毎日のノルマを決めて勉強していきます。
中学生の成績アップに繋がる「ノートの取り方」はこちらの記事も
中3夏休み後は知識に抜けがないかチェック!
中3の夏休み後は、終わった(であろう)公民の問題集も、地理と歴史と同じように解いていきます。
10月、11月からは志望校の過去問演習もしていきましょう。
この時、ただ合格点だったかどうかに一喜一憂する必要はありません。
自分の知識の抜けがどこであったか?を考え答えられなかった問題を覚え直しておくことが重要です。
基本的には、入試直前まで問題集の間違いの解き直しと過去問演習を繰り返していきます。
入試直前は新しい問題集に手を出さない事!
入試直前には「やったことのない問題や新しい問題集に手を出さない」のが鉄則です。
心配になってしまうかもしれませんが、心配や焦りは受験の大敵になります。
今まで自分がやってきたことを信じて、間違いノートや過去問で間違えたところを確認するだけにしましょう。
高校受験に必要な勉強時間の目安とは?効率的な勉強法も塾講師が解説!
中学生の学習は勉強アプリで隙間時間を有効に使うのもおすすめです。
【中学生】社会の勉強法は関連付けて覚えることが大切!
高校入試に向けて、中学校の社会は、どの分野にしても「正確に暗記する」ことが基本でした。
ただし、闇雲に覚えるだけではなかなかうまくいきません。
そのために、以下のような工夫が必要です。
\中学生の社会の勉強法・教え方/
・地理は地図や地球儀と関連付ける
・歴史は前後の流れを押さえる
・公民は「簡単な言葉にしてみるとなんだろう?」と考えてみる
・資料集の写真やイラストと関連付ける
・関連語句とセットで覚える
覚えたことを基に考えて答えることはあまりないので、少し覚えられると社会はどんどん楽しくなってくるでしょう。
そうすればしめたものです。
興味なく教科書を眺めていても覚えるのに苦労しますが、最初は漫画やイラストが多いものを使い楽しみながら読んでみるとどんどん頭に入ってくるようになります。
社会は受験間際での追い込みでも点数が上がる教科です。
最後まで諦めることなく、丁寧に覚えていきましょう!
中学生の学習習慣には「学習計画表」もお使いください!
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中学生のおすすめの問題集は
・公立高校入試におすすめ問題集
・英語の問題集ランキング
・数学の問題集ランキング
・国語の問題集ランキング
・理科の問題集ランキング
・社会の問題集ランキング
も参考にしてみてください!
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小学2年生 | 国語 ・算数 ・英語
小学3年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・毎日計算ドリル
小学4年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
小学5年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
小学6年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
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