小学生の国語の勉強法とは?成績アップの学習方法を分野別に解説!

小学生の国語の勉強法を分野別に解説します。

小学生で国語に苦手意識を持っている子は多いです。
また苦手意識を持っていない子でも「国語なんて、日本人だし、いつも使っているものだから」と勉強をせずに来てしまったという子やなんとなく解けてしまっているので後回しにしてきたという子も多いでしょう。
小学生の国語の勉強法
ただ、国語力は他の教科の成績にも大きく関わってきます。

ですから、中学校に入る前に国語の
・おさらいをしておきたい
・成績アップをさせたい
・苦手を克服したい
と考える親御さんもいらっしゃるはずです。

しかし、国語の勉強は「どこにポイントを置けばいいのか分からない…」ということは、珍しくありません。

この記事では、国語の勉強を始めたいと思ったけれども、何から始めたらいいかわからない…という人向けに基本となる小学生の国語の勉強法を解説します!
成績アップするために「毎日これぐらいから」という勉強量の目安もお伝えするので、すぐにでも実践が可能です!
公立中学校へ進学する基本の内容から中学受験をする子まで参考になる国語の勉強法を塾講師が解説をしていきます。

小学生が国語を苦手な理由とは?

国語が苦手な理由とは
小学生で国語を苦手としている子は多いです。
また最近は日本の子供の読解力低下が話題になっています。
小学生が国語を苦手だとしている子には特徴があるのです。
苦手な理由を把握して得意になる為の勉強法を確認していきましょう。

1.読む、書くに慣れていない

小学生が国語を苦手とする理由一つ目は「読む、書くに慣れていない事」です。
言語能力を伸ばすためには「話す、聞く、読む、書く」の4技能が必要になります。
※これは英語学習でも活かせることです。
小学生の国語の勉強法:読むことに慣れる
小学生の場合、親子の会話や友達との会話で「話す、聞く」は慣れています。
ただ国語力向上で必要な「読む、書く」に慣れていない事が多いです。
これが、普段日本語を使って会話をしているのに、国語の成績が上がらない大きな理由になります。

まずは、読む、書くに慣れていくために1日1ページ読書をするだけでも大幅に改善されるでしょう。
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2.語彙力不足

小学生が国語を苦手とする理由二つ目は「語彙力不足」です。
語彙力を身につける事で文章を読むときのスムーズさは格段に上がります。
子供が読書嫌いになってしまう理由の一つで、分からない文字が多すぎて調べるのが面倒くさくなってしまうパターンです。
語彙力不足
ただ、語彙力は一朝一夕では身につきません。
毎日の少しずつの暗記が重要です。
とはいえ、小学生で覚えるべき語彙は無限にあるわけでもありません。
漢字も1026字程度です。
復習をしながら覚えていき語彙力を身につけていくことで苦手意識も和らぐでしょう。

3.想像力不足

国語を苦手とする子の特徴3つ目は「創造力不足」です。
文章問題では主人公の気持ちや情景描写を頭の中でイメージできることも大切になります。
たとえば「雨上がりの虹が綺麗だった」「A君は涙をグッとこらえているようだった」という文章があったときに具体的に描写をイメージできる事で主人公の気持ちを理解することにもプラスになるのです。
創造力を養うためには「親子の会話、多くの体験、読書」などが効果的になります。

4.国語の勉強方法を分かっていない

小学生で国語が苦手な理由4つ目は「国語の勉強法が分からない」という事です。
算数や理科、社会などは計算問題をやったり、歴史を暗記したりと比較的勉強方法は分かりやすいでしょう。
ただ、国語は始めてみる文章も多くどのような勉強方法をすればいいのか分からないという声も多いです。

勉強方法が分からず、そのまま勉強を辞めてしまい、苦手になるという悪循環があります。
しかし、国語も他の教科と同じように正しい勉強法があるのです。

小学生の国語の勉強法は基本的分野5つがあります。
「漢字」「語彙・ことわざ・慣用句」「説明文」「小説」「作文」の5つです。

ここから具体的な小学生の国語の勉強法を解説していくので参考にしてください。

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小学生の国語の勉強法『漢字編』

小学生国語の勉強法:漢字編
漢字は少しでもいいので、毎日コツコツ取り組むことが重要となってきます。
その時には、漢字一文字を練習するのではなく、とめ、はね、はらいと漢字の様々な読み方・使い方に注目するようにしましょう。

漢字の意味を理解しながら覚える

小学生の漢字の勉強法は意味を理解しながら覚えていくことが大切です。
例えば「異」という字には「イ」という音読みと「こと(なる)」という訓読みがありますね。
ですから「異性」「特異」といった上下に異の付く漢字を調べてその意味を知り一つの漢字からも二つの熟語を覚えていくだけでも語彙力は相当アップさせることが可能です。
また、送り仮名は異「なる」なのか異「る」なのかを確認しましょう。
「異口同音」という四字熟語もありますね。
同じ熟語を何度も書く必要はないので、代わりに一つの漢字から複数の熟語、使い方を覚えられるようにゆっくりと、丁寧に文字を書くようにしましょう。

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漢字が苦手な小学生を変える勉強法3つのコツとは?2020年おすすめの漢字ドリル6選はこれ!

漢字検定ドリルを使うのもおすすめ

小学生向けの漢字ドリルもたくさんあります。
大手出版社のものであればまず間違いはありません。

どれにしたらいいか分からないという人にオススメなのは漢字検定です。
やる気がなくならないうちに、すぐに受験の申込みをしてしまうといいでしょう。

漢字検定では多彩な読みや送り仮名が問われるだけでなく、対義語や類義語も重要になってくるので、語彙力のアップにも繋がります。
何より、検定日が決まっているので、勉強をやらざるを得なくなる環境を作ることが可能です。

小学校6年生修了程度は5級ですが、漢字に自信があまりないという人は、6級や7級辺りからやってみてもいいでしょう

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小学生の国語の勉強法『語彙・ことわざ・慣用句編』

小学生の国語の勉強法:ことわざ編
次に語彙・ことわざ・慣用句です。
これらの勉強法を確認していきましょう。

語彙力をアップさせる勉強方法は?

小学生の語彙に関しては、漢字や説明文、小説を解いていく中で分からない単語に出会ったら、そのたびごとに辞書を引いていくだけで十分です。
小学生の語彙力の勉強法
知らない単語に出会ったら、読み飛ばしてしまったりせず、必ず辞書で意味を調べるクセをつけましょう。
段々と語彙力がついてくるにつれて調べる数は減ってきます。

小さめのノートなどを用意しておいて、調べた単語と意味をそこに書き出しておくようにするといいですね。
自分だけの単語帳ができるので、時々見直してみるといいでしょう。

ことわざ・慣用句の勉強法は?

ことわざや慣用句は意味も必ず説明できるようにしましょう。
「顔が広い」「大きい顔」など見た目の似たもの同士で混同しないように注意したいところです。
また「猫に小判」と「豚に真珠」など意味の同じものが分かるようにしておきましょう。

小学生のことわざ・慣用句のおすすめの勉強法は漫画を使うことです。
書店に行けば、子供向けにマンガ付きでことわざや慣用句の意味を説明している本があります。
そういったものの中から、自分で分かりやすいな、これだったら読んでもいいかな、というものを選びましょう。

筆者のおすすめは、ドラえもんのことわざ辞典です。

中学受験を考えている家庭ではこちらの参考書がおすすめです。

小学生の国語の勉強法『説明文編』

国語の勉強法:説明文
説明文の問題では要は「筆者の主張はなにか」を聞いています。
そして「主張の根拠はなにか」「主張の具体例はなにか」が読み取ることができればいいのです。
筆者の主張さえわかれば怖いことなどありません。

では、説明文の具体的な勉強方法を確認しておきましょう。

「指示語」と「接続詞」に注目して読む練習をする

説明文はテストでも必ず出題される問題です。
では、どう対策すればいいのかというと「指示語」と「接続詞」に注目して読むことが大切になります。

指示語とは「これ」「それ」などですね。
説明文の中には沢山の指示語が出てきます。
その為、最初のうちは全ての指示語が何を指しているのかを線でつないだり書き込みをして確認するようにしましょう。
指示語を読み間違えてしまうと、筆者の主張がまるで違ったものになってしまうからです。

接続詞は「逆説」と「換言」があります。
・逆接:「しかし、だが、けれども」など
・換言:「要するに、つまり」など
の2点に気をつけ、問題文に出てきたら丸で印をつけましょう。
この接続詞の後に、筆者の主張が来ていることが多い=答えになる場合が多いからです。

また、文の構造的に、最初の段落か最後の段落に筆者の主張が来ていることも多くあります。
まずは、文章の全部を見て「筆者の主張」「主張の理由」「具体例」の部分が確実にわかるようになるところを目指しましょう。

具体例と抽象化(筆者の主張)を読み分ける練習をする

説明文では「具体例」と「筆者の主張(抽象的表現)」を見分けることが大切です。
筆者の主張を裏付ける例が具体例ですが、例と主張の関係(具体化と抽象化)がわからず、具体例を主張と勘違いしてしまうこともよくあります。
簡単に言えば「個別のもの」が具体例「まとめて言ったもの」がそれを抽象化したものです。

例えば、
・朝顔を育てる時には支柱を準備しましょう。
・えんどう豆を育てる時には支柱が必要です。
・ニガウリを育てる時はネットなどを張るようにしましょう。
・キウイを育てる時は棚を作るといいでしょう。
上記を具体例だとすると、それを抽象化すると
・ツル性の植物を育てる時は支えが必要です。
の一言になります。

朝顔やえんどう豆がツル性の植物、支柱やネットが支えという言葉でそれぞれまとめて表現されていますね。

説明文では、朝顔やえんどう豆の文が具体例、ツル性植物の文が筆者の主張ということです。
何が例でどこが主張なのか、を分けて考えられるようにしましょう。

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小学生の国語の勉強法『小説文編』

小学生の国語の勉強法:小説文編
小説文を読む時には「登場人物はどのような気持ちなのか」が分かればOKです。
説明文もですが、必ず文中に答えはあるので、まずはよく探すことが重要となってきます。

答えは文中にある

よくある間違いとして、自分が登場人物になりきってしまい「自分はこう考える、もしくは感じるから」と答えを考えてしまうことがあります。

例えば、同じように友達とケンカをしたとしても、
「ああ、ケンカしちゃった…どうしよう……」と泣いてしまう子も、
「ありえない!あんなヤツもう絶交だ!」と怒る子もいますよね。

小説の登場人物にも、同じように色々な考え方、感じ方をする人がいます。
ですから「自分はどう感じたか」ということはとりあえず横に置いておいて、登場人物はどのように感じているのかを「文中から見つけること」が重要になってきます。

文中から答えを探すコツは?

登場人物の気持ちを探るために重要なポイントは、
・登場人物の動き
・登場人物の発言
・風景描写
の3つになります。

登場人物の動きは、例えば「田中さんはドアを強く閉めた」「鈴木さんは鼻歌を歌っていた」などですね。
ドアをバタンと閉める時はどんなときかと考えてみると、田中さんは怒っているのではないか?と想像できますね。
鼻歌を歌うのは?そう、上機嫌であるということの現れです。

登場人物の発言も、その人の気持ちを表しています。
例えばプレゼントを受け取った人が「ありがとう!宝物にするね」と言っていれば、とても嬉しく、また感謝しているということが分かるでしょう。

ただし、残念なことに気持ちと発言が違うひねくれ者もいたりするので注意です。
「怒ってないよ」と言っても、実際は怒っていたりすることや、とりあえず「それカワイイね」と褒めてはいるけれども、内心そうでもないと思っていることって、あると思います。

ですから、登場人物の発言=心情と考えるのは危険です。
必ず、登場人物がどんな性格の人なのか、どういう状況なのかを前後の文から読み取ってから、発言について考えましょう。

風景描写は、つまり天気や周りの様子のことです。
小説内の風景は主人公などの目を通した情景が描写されているので、主人公の気持ちと風景がリンクします。
例えば「雨が上がって、虹が出てきた」のであれば、最初悲しかったり沈んだ気持ちであったりしたのが明るい気持ちになったのかな、と推測できます。
「さわやかな風が吹き抜けていった」とあれば、さっぱりとして前向きな様子が想像されますね。

小説を問題として読む時には登場人物の動きと発言、風景描写から、登場人物の心情を探し出すようにしましょう。
最初は「嬉しいのかな」「悲しいのかな」くらいのふんわりした感覚で大丈夫です。

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小学生の国語の勉強法『作文編』

小学生の国語の勉強法:作文編
小学生の国語で最も苦手意識を持っているのが作文という子は多いです。
学校の授業で作文を書きましょうとなっても、なかなか書く事が進まず、10分,20分ぼーっとしてしまうこともしばしばあるとのこと。

親御さんの中には日記を書かせても「今日はお友達とサッカーをしました。楽しかったです。」と簡単すぎる文章で終わってしまうと悩む方も多いです。
作文力を身につける為の勉強法を確認していきましょう。
作文の通信教育も人気です。
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作文は型を学ぶことが大切

作文を苦手としている子の特徴は「作文の書き方の型」を知らない事です。
武道などで用いられる型ですが作文でも型を学ぶことは大切になります。
型=基本なので基本をまずは知ることでスムーズに書き始める事ができるでしょう。
型を覚える
作文の型には
・起承転結
・比喩表現
・仮説
・具体例を挙げる
・「」を使った会話文を織り交ぜる
など多くの型があります。

この型を少しずつ覚えていくことで作文は自然と書けるようになります。

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読書をして作文力UP

読書をすることでも作文力はアップします。
最初は難しい文章ではなく、小学生向けの簡単な本を沢山読むようにしましょう。
そして、本を読んだ感想を親子で話し合ってみてください。
本の感想を話し合う
作文が苦手な子はいきなり文章にすると手が止まってしまいます。
まずは口頭で感想や意見を出し合って考えをまとめる訓練をするとその後スムーズに書き出すこともしやすくなるのです。

作文の型を学ぶには「ちびまる子ちゃんの作文教室」もおすすめです。
基本が学べるので、しっかり実力が身につく設計になっています。

小学生の国語はどれくらい勉強すればいい?

小学生国語の勉強量は
ここまで読まれた方は「ポイントは分かった、じゃあ毎日どれくらい、どうやって進めればいいの?」とお考えのことと思います。
分野別に国語の勉強量や勉強の進め方を解説していくので参考にしてください。

漢字の勉強量は?

目安としては、1日10分~15分程度、ドリル1ページくらいです。
漢検対策であれば見開き1ページかその半分位の量になると思いますが、受験日から逆算して、間に合うように進めていきましょう。

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ことわざ・慣用句の勉強量は?

ことわざ・慣用句の勉強量の目安は「1日3個~5個程度の暗記」です。
漢字に心配がないのであれば書いて覚える必要はありませんが、かといって見ているだけではなかなか覚えられません。

できれば、親御さんが家事をしているときや、一緒に食事をしている時などに、毎日聞いてもらえるといいですね。
「今日覚えたことわざは~」と本を見なくても説明できるようにしていくといいでしょう。

説明文・小説文・作文の勉強量は?

説明文・小説文・作文の勉強量の目安は、どれかを「1日20分程度(ドリル1~2ページくらい)」です。
市販のドリルで構いませんが、できれば教科書ワーク的なものではないほうがよいでしょう。
沢山の文章に触れることによって、より語彙力が高まるからです。

小学生国語の勉強時間は長くても1時間位まで

丸付けと訂正まで含めて、長くても1時間以内に終わるくらいの量に収めるといいでしょう。
他教科の勉強もあるでしょうし、小学6年生の集中力の限界がだいたいそれくらいと言われているからです。
あまり多くても、毎日こなすことが辛くなってきてしまいます。

また、特に最初のうちは週に1回解き直しの日を設けるといいでしょう。
できなかった問題や間違えてしまった問題に印をつけておき、その日答え合わせをするだけでなく、もう1回やり直しをするのです。

ただ○×をつけておしまいでは苦手な部分がいつまでもそのままになってしまいます。
「どうして間違えたのか、どこに気をつければ同じ間違いをしなくてすむのか」を考え、ワークやノートなどに書いておくようにしましょう。

なぜ間違えたのか、理由を把握することで、同じ間違いをしなくなるので国語の点数が伸びていくようになります。
どの教科も、解き直しには最も力を入れるようにしましょう。

国語力を向上させることで算数など他の教科の成績が上がることも多いです。

まとめ:小学生の国語は「毎日少しの継続」が一番の勉強法

小学生の国語の勉強法は継続が大切
以上、今回は代表的な4つの分野の基本の勉強法についてお伝えいたしました。

▶漢字
1日15分くらい、いろんな読み方に注目する
▶ことわざ・慣用句
1日3個、本を見なくても意味が説明できるようにする
▶説明文・小説文・作文
1日20分くらい、それぞれ指示語と接続詞、登場人物の動きと風景の描写に注目して読み取りを行う

以上のポイントに注意して、毎日コツコツ取り組むことが国語の点数を上げるには重要です。
最初は面倒と感じることもあるかもしれませんが、慣れてくれば問題を解くことも早くなってきますし、間違いも少なくなってきます。

普段から日本語を使っているからとおろそかにせず、国語の勉強をすることで、国語力を伸ばすことが可能です。
ぜひ明日から、なんなら今日から勉強を始めて、国語を得意教科にしていきましょう!

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プロフィール

子供の習い事研究家/編集長


「子供の習い事研究家」として活動中。
2019年2月に子どもの習い事図鑑「スタートゥー」の編集長に。
経歴:某上場系IT企業に入社後、営業、マーケティングを経験。その後独立し、本サイトの立ち上げ、子どもの習い事に関する事業を展開。
最近では、習い事に関わらず、ワーキングマザーの相談にのることも。 趣味は家族との時間。