『小学生の社会の勉強法は?』
『成績アップ・苦手克服の勉強法は?』
『社会の教え方のコツは?』
と気になる事もありますよね。
今回は小学生の社会の勉強法を分野別に解説していきます。
小学生、中学生問わず、社会が苦手な生徒は非常に多いです。
特に社会は何を重点的に覚えれば成績アップするのかわかりにくい教科でもあります。
皆さまのお子さんが、社会が苦手な理由としては
①興味のない暗記が苦手
②どう勉強すれば良いのかわからない
といった側面両方があります。
しかし、この二つをクリアすれば比較的早く成績アップしやすいのも社会科目の特長です。
そこで今回は小学生の社会を分野別に勉強方法を詳しく解説していきます。
この記事では、小学生社会の勉強法・教え方を全12項目に分けて紹介しています。
この12項目を、一つ一つを実践していけば必ずお子さんの点数は上がるでしょう。
試験勉強という視点から見ているので、中学受験の勉強法としても有効です。
勿論、公立中学校に進学する小学生の中学校入学準備にもなるので参考にしてください。
この記事を読むと、社会の各単元が詳しく分かるようになるので是非最後までご覧ください。
今回は、小中高全ての学年で学習指導を行っている筆者が解説していきます。
自宅学習で親御さんか社会を教えるときの教え方の参考にしてみてください!
また、無料学習プリントで社会の勉強をしたい方は『すたぺんドリル』もおすすめです。
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この記事の目次
社会科目の内容範囲を知る
社会を苦手としている小学生は、各項目で何を勉強すればいいのかがわからない場合が多いです。
特に家で親御さんが教える場合には、社会の全体像を伝えていく教え方を意識してみましょう。
そこでこの項目では、社会の各項目の内容を知るところから始めていきます。
小学生の社会で学ぶ内容は「地理」「歴史」「公民(政治や世界の国々とのかかわり)」の3分野です。
地理は暗記だけでなく知識を使えるところまで!
まず地理的分野ですが、小学生の地理的分野では主に日本国内やその地域全般の特性を知ることから始まります。
年中行事や、防災など様々な側面から地理分野を学ぶものです。
かなり狭い範囲から勉強していくことや、地域によって学ぶ内容が異なることから最初は暗記主体の勉強となっていきます。
ただし、後ほど詳細に解説しますが、地理は暗記が主体ではなく、覚えた知識をしっかりと使っていくことが主体となるので、その点には注意してください。
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歴史は日本史から戦後まで!
歴史的分野は、小学校6年生で日本史の戦後までをざっくりと学ぶことから本格的に始まります。
ここで、大きく差がついてしまうのが、それまでに伝記などで日本史をしっかりと学んできた生徒と、そうでない生徒です。
漫画などの読書によって歴史を学んでいくことは意外と簡単なので、低学年の頃から実践してみましょう。
基本的に歴史的分野は全て、暗記が主体になるので、その点は忘れずに毎日のルーティンにしていくことがおすすめです。
子供の習い事図鑑が出しているすたぺんドリルの「歴史問題」に挑戦してみてください。
また、無料の歴史年表を使って、全体像をつかむことも大切です。
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公民は「政治と日本国憲法」「世界情勢」をしること!
小学生で学ぶ公民的分野はかなり限定的です。
そのため、公民的分野について詳しく知るというよりも、今世界各国で何が起きているのかを知ることが中心になってきます。
この時事を知る、理解することは社会を学ぶ上で非常に大切なことなので、きちんと抑えておきましょう。
時事を知るために新聞を読むということもありますが、実際には情報が多すぎるので切り抜きを提示してあげることがもっとも効率的です。
また、時事ニュースがまとめられている参考書・問題集を1冊用意するのもいいでしょう。
後ほどおすすめの問題集も紹介します。
さてでは実際に、小学生社会の勉強方法や教え方の解説を行っていきます。
小学生社会の勉強法・教え方『地理編』
小学生の社会の勉強法や教え方「地理編」を解説していきます。
地理編の勉強法は6つに分けて解説をするので参考にしてみてください。
1.地理は覚えて使えるようになることが重要
地理的分野は覚えた暗記事項を応用することが必須です。
例えば、都道府県は暗記事項として必須ですが、都道府県の特産品の統計データを覚えて、どこの都道府県なのかということを特定するといった問題は、受験問題として非常に多く出てきます。
ではどういった点に注意しながら、勉強を進めていけばいいのでしょうか。
詳しく解説していきます。
2.都道府県などの暗記事項は基本的に覚える
地理でも、都道府県の暗記項目を覚えることは必須です。
覚えたことを応用できるようになるためには、暗記主体の勉強をしながら演習を繰り返すしかないため、根幹である知識を覚える作業を抜かしてはいけません。
地味なところではありますが、一度社会で大きな点数を上げると暗記が病みつきになるのでぜひ実践してみてください。
おすすめはクイズ形式のドリルを使って楽しみながら覚えていくことです。
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3.最高の問題集は過去問を使うこと
次に応用問題をどのように演習していけばいいかというと、過去問を使ってグラフの読み取りなどを行っていくといいです。
実際のところ、小学生段階の問題集ではここまで踏み込んだ勉強ができないため、過去問集を使った勉強が地理には有効です。
同じ偏差値帯の中学校などをしっかりと抑えることによって、様々な問題に対応していくことが可能になります。
4.割合の計算は必須になってくる
また意外と思われるかもしれませんが、割合の計算は地理の分野で必須になってきます。
貿易資料を読み込んで貿易額に落とし込んだり、人口密度の計算をしたりなど、様々なところで割合の計算を行わなくてはいけません。
地理はこういった細かいところで算数の知識も試されるため、全てにおいて苦手がないようにしてくださいね。
5.縮尺に関しての変換もできるようにする
また地形図を読み込む際には、縮尺を測る問題も含まれます。
こういった問題に対応するためには、簡単な方程式が解けると簡単に解けるようになるので、5年生時点で学ぶ知識を使って方程式を教えてあげるといいです。
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6.小学生でも統計を読み込むことを忘れない
地理的分野の最後の項目は、小学生でも統計資料を読み込むことを忘れないことです。
統計資料とは食料自給率であったり、漁獲高であったり世界の国々の特産物であったり様々な統計資料があります。
こういった統計資料の数字を完璧に覚える必要はありませんが、世界の国々の産出される資源などをざっくりと覚えることで、高校受験にも応用することが可能です。
地理でおすすめの問題集はこちら/
次に歴史編を確認していきましょう。
小学生の社会の勉強法・教え方『歴史編』
小学生の社会の勉強法で歴史編を解説していきます。
筆者が小学生に社会を教えていて、もっとも好き嫌いが分かれる分野です。
歴史はまず全体像を知り楽しみながら覚えていきましょう。
7.歴史的分野は暗記の勉強方法は?
小学生社会の歴史的分野は暗記が主体になってきます。
高校段階なのになってくると、理解も必要になってきますが単純に暗記が試されるものが歴史的分野だと理解しておいて大丈夫です。
そして、歴史においてはまず全体的な理解をすることが重要になります。
歴史の勉強法では「教科書を反対から遡って読んで見る」というテクニックもおすすめです。
通常教科書では、縄文弥生時代から始まって、鎌倉時代、江戸時代、明治、大正、、と続いていきます。
これでは親近感がわかず歴史に興味を持てない子もいるのです。
教科書を反対から読むことで身近な歴史から遡って学習できます。
また、遡って勉強することで歴史的な出来事の因果関係が「なぜそうなったのか?」が分かりやすくなります。
例えば「大政奉還が起きました」となったときに多くの人は「なぜ?」と考えるでしょう。
教科書を遡って読んでいくことで、そのなぜが分かるので記憶に残りやすいのです。
次に範囲に絞って覚えていけばいいのかについてここでは解説していきます。
8.小学生では日本史が主な学習範囲である
小学生で学ぶ歴史的分野は日本史です。
そのため、覚える範囲は非常に限定的であり、今まで伝記などで歴史を学んできた小学生は簡単に高得点が取れてしまいます。
ただ、歴史に興味がある生徒とない生徒では、暗記の効率も異なってくるので、まず歴史に興味をもたせるところから始めて下さい。
どうしても難しそうであれば、暗記をしたらテストという順番を繰り返し行っていくことが効率がいいです。
歴史に興味を持たせるためには「漫画」がおすすめできます。
歴史漫画を親子で読んで感想を話し合ってみるのもいいですね!
おすすめの歴史漫画/
9.年表を語呂合わせで覚えること
歴史の中で一番覚えにくいところとしては、年表を覚えることです。
この年表の暗記は非常に難しいのですが、年々重要性が増してきています。
それはなぜかと言うと「日本で起こったこと」と「世界で起こったこと」の対比を行う問題が増えているからです。
ただ単純に、数字を覚えることは非常に難しいので語呂合わせで覚えていきましょう。
そして、余裕がある人は、日本の年表と世界の年表を比較してみてもいいですね。
例えば、1192年鎌倉幕府の時代、世界ではどんなことが起きていいたのか?を知るとより歴史学習を深められます。
10.遺跡名の地理的要素は場所とともに覚える
歴史でも地理的要素が関わってくることがあります。
歴史的出来事と地理(場所)は重要な関係があるのです。
その場所だからこそ、起きた出来事も沢山あります。
実際に中学受験の問題でも遺跡の場所や城の場所が聞かれることも多いです。
地図上で選択しなさいという問題が多いので、歴史で学んだことは地図でも確認しておきましょう。
次に、公民分野の勉強方法を確認していきましょう。
小学生の社会の勉強法・教え方『公民編』
小学生の社会の公民編の勉強方法を確認していきましょう。
11.公民的分野は限定的で得点に繋げやすい
小学生で学ぶ社会の公民的分野は、非常に限定的になります。
それもそのはずで、日本国憲法などをざっくりと学ぶだけだからです。
歴史や地理に比べると小学生段階で勉強する内容は多くりません。
政治のしくみの全体像などを掴み必要なワードを暗記して理解できるようにしていきましょう。
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12.公民的分野は時事にフォーカスして覚える
公民的分野は時事的問題にも触れていきます。
この時事的問題を覚えているかどうかで試験的に変わるのは、1点から2点程度ですが、その後の面接や作文にも十分に活かせることなので、積極的にニュースなどで学んでいきましょう。
時事ニュースは中学入試用の問題集などで全体像を確認していくのもおすすめです。
分かりやすくまとめられているので受験をしない子でも中学校入学準備に使えるでしょう。
小学生の社会は他の教科の勉強の影響する
社会の強いところは、お子さんの全ての能力が測られているという点です。
特に国語の能力と、算数の能力が見られており社会の点数が低い裏側には大きな問題をはらんでいる可能性が高いです。
反対に、国語力と算数の能力を高める事で「社会」の成績アップも十分に考えられます。
では、なぜこういったことが言えるのかここでは解説していきましょう。
国語力が社会に影響する理由は?
まず第一に国語力は様々な試験問題で試されます。
要は、問題文を正しく読める力があるか?です。
試験問題には長文問題が多くなってきている傾向にあり、様々な統計資料を読み込む必要があります。
単純な暗記問題というのは、なりを潜めており点数を取ること自体が難しくなっているのです。
このように、
・正しく文章を読み取る力
・統計資料、図から読み取る力
のような国語力(読解力)が必要になってきます。
小学生の国語力アップはこちらの記事も
算数の能力が社会に影響する理由は?
算数的な能力も社会では試されます。
それもそのはずで、社会というものは社会科学といい日本や世界で起こっている様々な現象を解析することを目的として作られた科目だからです。
少し踏み込んだ話をすると、大学で社会を学ぶ場合には統計学やデータ分析といった数学的な素養も非常に大切になってきます。
そのため、現在の中学受験問題の傾向としても割合や方程式を解くといった問題が非常に多くなってきており、総合力が試される傾向です。
このように算数の計算力を高めることでも社会の成績アップにつなげることも大いに可能になります。
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【まとめ】小学生で社会が得意になることは将来の役に立つ
今回の記事では、小学生の社会の勉強方法について詳しく解説してきました。
基本的に暗記項目先行型の勉強方法となりますが、試験では、その他にも国語力や算数能力といった面も測定されるようになります。
そのため、昔ながらの勉強法だと社会の点数が一向に上がらないという事象も発生することもあるのです。
そんな事態を避けるためにも、この記事に書いてある事項をしっかりと実践してみてください。
更に、社会は主要教科全ての能力が試されるものなので、社会の点数が上がればそれだけで将来の勉強に役立つということでもあります。
国語や算数のように長期間の時間をかけることができませんが、ぬかりなく点数アップに努めて下さい。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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