子供の習い事で華道・生け花を解説していきます。
こんにちは「子供の習い事図鑑」(@startoo_)です。
子供の習い事で「華道・生け花」はどのようなものでしょうか?
ここ数年、日本の伝統文化の習い事が再度見直され華道も人気の一つになっています。
綺麗な花や植物に触れることで子供にもいい影響が与えられそうです。
また「道」のつく習い事は「礼儀作法」を学べます。
ただ華道・生け花をしたことがない家庭からすると、
・どんな習い事なの?
・いつからできる?費用はどれくらい?
・メリットやデメリットはある?
などわからないことも多いです。
そこで今回は子供の習い事で「華道・生け花」を解説します。
華道・生け花を習い事にする「メリット・デメリット」「費用(月謝)はどれくらいなのか?」「体験談」を含めて紹介していくので習い事探しの参考にしてみてください!
子供の華道・生け花はどのような習い事なのでしょうか?
この記事の目次
子供の華道・生け花はどんな習い事?
まず子供の華道・生け花教室ではどのようなところなのか確認しておきましょう。
華道・生け花室はどんな習い事?
華道・生け花教室では、師範となる講師が「お花の生け方」を教えてくれる教室です。
習ったことのない方からすると「着物を着てしっかりとした服装で通わなければならない」というイメージがあるようですが、実際には「自由な服装で通える」教室が多いでしょう。
また通っている方は「小さな子供から年配の方まで」様々な年代で通っています。
多くの年代の方とコミュニケーションが取れるのも魅力の一つです。
そして、お花を生けることで「植物の美しさ」や「芸術的センス」を学ぶことができます。
華道・生け花教室はどんなレッスンをする?
華道・生け花教室はその時の「テーマ」や「カリキュラム」に合わせてお花を生けていき「生け花の美しさ」を学ぶ教室です。
レッスンは「週に1、2回」で年齢にもよりますが「30分から120分程」行います。
初心者の子供であれば「最初に道具の使い方」を学んでいくはずです。
「花きりハサミの使い方」「剣山の使い方」「生け方のポイント」などのレッスンを受けていきます。
基本ができるようになれば徐々に「自分で想像力を働かせた生け花」ができるようになっていくはずです。
通っていくうちに「流派」によって「お免状(資格のようなもの)」もあります。
昔はこのお免状が大きな「ステータス」にもなっていました。
お免状とは簡単に言うと「この華道の流派でこのくらい勉強しました」ということを証明するものです。
長期的に習うのであれば是非取得しておきたいものになります。
華道・生け花はどこで習える?
華道・生け花は全国の「華道教室」や「伝統文化のワークショップ」などで習えます。
華道教室には流派があり、流派によって大切にする伝統や教え方も異なってきます。
有名な流派では
「池坊(いけのぼう)」
「草月流(そうげつりゅう)」
「小原流(おはらりゅう)」
があり日本の三大流派と呼ばれているものです。
細かく言えば「300以上」の流派があるので近くの教室に行った時に確認してみるのがおすすめになります。
次に華道教室はいつから通えるのか?費用はどれくらいなのか?確認していきましょう。
子供の華道・生け花はいつからできる?費用は?
子供の華道・生け花教室はいつから通えるのでしょうか?
費用(月謝)はどれくらいなのか気になりますよね。
華道・生け花「いつから」できる?
多くの華道・生け花教室では「3歳頃」から生徒を募集しています。
小学校に上がる前から通いだす子も多いです。
ただ、生け花教室では花を切るために「はさみ」を利用します。
そのため子供が「ハサミを使いこなせるか?」が習う時の見極めになりそうです。
実際に通い出すのが多いのは「小学生頃」からでしょう。
子供としては「綺麗なお花を可愛く飾りたい」という気持ちから始める子が多いです。
親としては「集中力を身につけさせたい」「芸術的センスを身につけさせたい」という思いがあります。
華道・生け花の費用は?
次に華道・生け花教室の「月謝はどれくらいなのか」確認してきましょう。
月謝 | 3,000円~10,000円 |
花材費 | 1,000円~3,000円 |
お免状 | 5,000円~ |
子供の華道教室の月謝相場は「3,000円~10,000円程」でしょう。
「週に1回」のレッスンをしている教室が多いです。
また「お免状」は一番下のもので「5,000円~」が相場になります。
級が上がるにつれてお免状の費用も高くなっていくので教室に確認しておきましょう。
※流派や教室による
華道で用意するものは?
子供の華道・生け花教室に習う際に用意するものはこちらです。
・お花器(おかき):「生け花の器となる」
・剣山:「花をさす針状のもの」
・持ち帰るときようの花袋
・作業時のエプロン
教室によっては「剣山」や「花器」はレンタルできるところもあります。
ハサミは子供のモチベーションを上げる為にも自分のものを用意するのがおすすめです。
子どもの習い事専門家が選ぶ子ども用おすすめのレッスンバッグ20選はこちら!
次に子供の華道・生け花を習う「メリット」も確認しておきましょう。
子供が華道・生け花を習い事にする5つの「メリット」とは?
子供の習い事で生け花を習う効果・メリットはどのようなものがあるのでしょうか?
5つのポイントで確認してきます。
メリット1.植物の美しさを学べる
一つ目のメリットは「植物の美しさ」を学べることです。
「芸術的な習い事」には、絵画教室や書道などもあります。
ただ、それらと「華道・生け花教室」の大きな違いは「植物を扱う」ということです。
普段から多くの植物を扱うことでその美しさに触れ「生き物の大切さ」や「芸術的センス」 学ぶことができるでしょう。
他の芸術の習い事はこちらも/
【子供の習い事】絵画造形教室の7つのメリット・デメリットは?いつから?費用は?体験談と合わせて解説!
メリット2.発想力が身につく
2つ目のメリットは「発想力」がみにつくことです。
華道にはもちろん基礎はありますが「自由な発想」も大切になります。
子供の中でも「どうやったら花を美しく見せられるか?」を常に考えることになるでしょう。
時には師範驚くような発想を見せることもあるようです。
このような「表現する力」や「自分で考える力」はこれから生きていく社会でも役に立つことになります。
発想力はこちらの記事も/
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メリット3.集中力が身につく
3つ目のメリットは「集中力」が身につく事です。
生け花教室ではハサミの取り扱いもあるので集中していなければなりません。
そしてお花の「微妙な位置」や「切り方」で作品の表情は天と地の差ほど変わってきます。
そのため常に集中をして作品と向き合わなければならないでしょう。
この生け花教室で身につけた集中力は子供にとって勉強やスポーツ系の習い事でも応用ができるはずです。
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子どもの「集中力」を上げる方法とは?家庭で実践できること!
メリット4.観察力がにつく
4つ目のメリットは「観察力」が身につく事です。
華道を上達させるためには、花材をしっかり観察して生けていかなければなりません。
高度な「観察力」が必要になります。
また生けた後の「花の位置の調整や修正」をする時にも観察力は大切になってくるでしょう。
この観察力を身に付けることによって「気配りできるようになったり」や「人の気持ちを理解しようとすること」につながってくるはずです。
子供の頃から観察力を身につけて周りに気を配れる人になるのは大きなメリットになります。
メリット5.手先が器用になる!
5つ目のメリットは「手先が器用になること」です。
手先が器用になることによって細かい作業が気軽にできるようになります。
ただそれだけではなく、幼少期から手先をたくさん使うことは「脳にも良い影響」を与えます。
ピアノやそろばんと同様に「手先を細かく使うこと」は「ワーキングメモリー(作業記憶)」の発達を促すとされているのです。
ワーキングメモリーは「会話や計算、読み書きの力を司る部分」で、子供の頃に成長させるメリットは大きいでしょう。
多くの脳科学者が子供におすすめの習い事で「ピアノ」をあげるのはこのためです。
手先を多く使う「華道・生け花教室」にも近しいメリットがあると考えられています。
脳とピアノの関係はこちらの記事も/
ピアノが脳にいい?子供の習い事におすすめする5つの理由とは!
次に華道・生け花教室を習い事にする「デメリット」はあるのか確認しておきましょう。
華道・生け花を習い事にする「デメリット」とは?
華道生け花教室を習い事にするデメリット(注意点)はどのようなものがあるのでしょうか?
1.ハサミを使うので怪我に注意
一つ目は「はさみ」を使うので注意しなければなりません。
特に子供同士が隣り合う場合は取扱いに気を付けておきたいところです。
2.教室によってはずっと正座
子供の華道・生け花教室では教室によっては「常に正座」ということもあります。
最初は正座に慣れていない子にとってはかなりきついでしょう。
反対に慣れてくれば正しい姿勢で取り組むことができるようになります。
3.一人前になるまで時間がかかる
華道・生け花は一人前になるまで「10年~15年」かかるとも言われています。
勉強やスポーツとは違い身になるまでに時間がかかるものです。
根気よく「楽しみながら」続けられるほうが向いています。
子供の習い事はこちらの記事も/
子供の習い事は「量より質?」「質より量?」どっちが大切?
華道・生け花を習い事にしている家庭の評判や体験談を確認しておきましょう。
華道・生け花を習い事にしている家庭の体験談は?
華道・生け花音にしている家庭ではどのような評判があるのでしょうか?
いい評判は?
まずは良い評判からです。
「礼儀正しさが身についた」
1年ほど前から華道教室に通っています。
厳しい教室ということもあって「礼儀正しさ」がしっかり身につきました。
始める前の挨拶や終わってからのお礼などはきっちりしています。
この影響もあって学校や他の習い事でもしっかりとした挨拶をするようになったのは良いことだなと感じています。
(小学4年生 保護者)
「親子3世代のコミュニケーションの手段に!」
小学3年生から生け花教室に通っています。
娘と私と母の親子三世代で通っていることもあって普段から生け花が家族のコミュニケーションツールになっています。
生け花では年齢は関係なくそれぞれの個性を出して表現をします。
子供にも芸術的なセンスや表現力が身につくといいなと考えています。(小学3年保護者)
「想像力、集中力が身についた」
生け花教室に通ってから「想像力や集中力」が身につきました。
今回の花材は「どのように表現しようか?」と常に考えていることで新しい発想も出てきているようです。
またレッスン中は常に集中をしています。
集中をしていなかったり姿勢が悪いと厳しく指導されるのです。
ここで身についた集中力は自宅学習にも役立っています。
それまで15分ぐらいしか集中していなかった勉強も今では1時間以上平気でやるようになったのは良かったです。
(小学4年生 保護者)
子供の習い事探しは「習い事診断」で/
10問de「習い事診断」
微妙な評判は?
次に微妙な反応も確認していきましょう。
「お免状が徐々に高くなってくる」
お免状は徐々に値段が上がっていきます。
最初は数千円だったものが、級が上がるにつれて「5,000円..1万円」となっていきます。
今は仕方ないと割り切っていますが、他の習い事にはない日本文化特有のものなので最初は戸惑っていました。
「先生との相性が大切」
子供の華道教室では多くの流派があります。
ただ最初のうちは「流派」で選ぶよりは先生との相性が重要です。
子供の想像力を尊重してくれて大切にしてくれるところがおすすめになります。
まとめ:子供の習い事華道・生け花は体験から!
日本の伝統文化である華道には多くのメリットがあります。
「華道・生け花」を子供の習い事にすることによって
・発想力が身につく
・集中力が身につく
・芸術的センスが身につく
ということもあるでしょう。
子供が生け花を始めたいとなれば、まずは近くの教室で「体験をしてみること」をお勧めします。
教室には行きづらいという方には場所によって「ワークショップ」を行っているところもあるので確認してみてください。
それでは良い習い事が見つかりますように!
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