水泳の教え方・練習法とは?親が子どもに教えるときの注意点も解説!

『水泳の教え方は?』
『親が子どもに水泳を教えるときの注意点は?』
『水泳初心者にはどんな練習方法が良い?』
『スイミングにはどんな効果がある?』
と気になる事もありますよね。

今回は、親が子どもに水泳を教えるときの教え方のコツを解説していきます。
水泳の教え方のコツ
子どもの習い事人気ランキングでも長年TOP3に入る水泳(スイミング)。

最近では、池江璃花子選手の東京オリンピック内定を決める感動的な泳ぎもありました。
オリンピックの度に感動させてくれるのが日本の水泳です。

そんな水泳は、親が習わせたい習い事ランキングでも常に上位です。

ただ、いきなりスイミングスクールに通わせるのではなく、一度親が教えて興味があるか確認したいこともありますよね。

そこで、今回は、親が子どもに水泳を教えるときのコツや練習方法を解説していきます!

最近では、市民プールや大き目のフィットネスジムなどで、親子でスイミングの練習ができる場所も増えています!

夏場に楽しめるようにぜひ確認してみてください!

子どもが水泳を学ぶメリット(効果)は?

近年、お子様の習い事として大人気な水泳は、教室数が多く他の習い事と比較すると比較的リーズナブルなお値段で通うことができます。
送迎バスがあるところも多く、忙しい親御さんには嬉しいポイントです。
水泳を習うことのメリットはそれだけではなく、実は身体に良いことばかりです。

 

全身運動が可能

子どもが水泳をする一番の効果は、水の負荷を受けながら全身運動ができることです。

水泳は、手先から足先まで、同時に全身を使って運動をします。
しかも、水の負荷を受けながら。

これは、ゴールデンエイジ期(3歳から12歳頃)の子どもにとって、運動能力を高めるために非常に有効です。

ゴールデンエイジ期とは、人間の神経系の成長が著しい3歳~10歳頃までの期間を言います。
この時期に神経系の成長は9割完成すると言われているのです。

その時期に全身運動をすることでいわゆる「運送神経のいい子」になる事が期待できます。

運動音痴にならない為に「プレ・ゴールデンエイジ期」にやっておきたい3つのこととは?

 

肺活量・心肺機能が鍛えられる

二つ目の効果は、心肺機能が鍛えられることです。
水泳といえば、肺活量が鍛えられるという印象をお持ちの方が多い通り、水の中での呼吸は難しく体力も必要です。
特別何かをするわけでもなく、泳ぐ練習をしていればある程度の肺活量は自然に身につけることができます。

肺活量は水泳以外のスポーツでも非常に役に立つので、もし水泳以外のスポーツを本格的に始めるとなったときにも、存分に活かすことができる能力です。

 

免疫力の向上

ここ数年は特に、新型コロナウイルスの世界的大流行もあり、免疫力の重要さを改めて痛感することとなりました。
コロナウイルスは少し特殊かもしれませんが、毎年当たり前のように流行しているインフルエンザなどの感染病にも免疫力が役に立ちます。

よくテレビのニュースなどで、寒い地域伝統の寒中水泳なんてものを見かけます。
ただでさえ寒い地域にいるのに、わざわざ寒中水泳をするなんて…と思いますが、冷たい水は人間の肌にとって良い刺激となります。

肌が冷たい水の刺激を受けることにより自律神経の働きが活性化され、結果的に免疫力が向上することが期待できるのです。
身体が弱くて心配だという方こそ是非挑戦していただきたいスポーツです。
ただし、心臓に負担がかかるので体調のすぐれない日は避けて下さい。

 

怪我のリスクが小さい

水泳は怪我の少ないスポーツとしても魅力です。

水中では水圧のおかげで強い力を出しにくい状態になっています。
陸の上では地面を蹴る反発で足を痛めたり、バランスを崩し体重がかかると捻挫してしまったり、場合によっては疲労骨折することもあります。

ですが、水中では怪我をした人がリハビリで水中を歩いたり、ご年配の方でも元気に動いていたり、通常よりも身体を動かしにくい分、強い力が急激に加わったり、自分自身の体重に負けてしまうといったケースも少ない為、比較的怪我をしにくい環境です。

また、バスケサッカーなどのように対戦相手と接触することもありません。

 

水泳は幼少期から始められる

水泳は、ベビースイミングもあり、早ければ生後半年ほどから始めることも可能です。
野球テニスなどは、小学生頃から募集をしている教室が多いなか、

幼少期で運動をさせたいけど、何をさせればいいか分からないという方は、スイミングからはじめてみるのもおすすめです。

水泳は、ストレス発散にもなり、睡眠の質向上にも繋がります。

ベビースイミングを習う3つの効果とは?いつから習える?費用は?注意点や体験談も解説!

消費カロリーが大きい

成長期は特に食べ盛りで、一日中何もしていないのに3食しっかり取っても太りにくい人が多いです。
水泳は他のスポーツやエクササイズと比較してみても、消費カロリーが群を抜いて高いです。
そのためダイエット目的で水泳を行う方も多います。

消費カロリーが大きい分、蓄える栄養もしっかり増やさなければなりませんが、しっかりご飯を食べていれば成長期にたくさんの栄養を取り込み、適度な運動で筋肉に刺激も与えるのでお子様の成長に良い影響を与えます。

また、幼いころから水泳を経験しておくことで、大人になってからダイエット目的で水泳を活用しやすい点も大きなメリットではないでしょうか。

子どものスポーツの教え方のコツとは?親が運動を教えるときの注意点も解説!

 

水泳の教え方のコツは?

水泳の教え方のコツ
水泳を親御さんが指導する際は、まず衝突などを避けられるスペースの確保が必要です。
込み合っているプール内ではなく、空いている時間に指導するようにしてくださいね!

今回は、スイミングスクールのコーチをする筆者が親が子どもにスイミング(水泳)を教えるときのコツを詳しく解説します。

1.呼吸の増減を扱えるようにする

私自身、幼稚園生の時に初めてクロールを習い最も苦戦したのが呼吸です。

泳ぐ距離にもよりますが、スピードを出すために25メートル無呼吸の人もいれば、腕かきを4回かいたら1回呼吸する、人によっては腕かき2回で1回呼吸を挟む人もいます。

自由に泳げるようになれば簡単なことですが、教わりたての時は、どちらか片方でしか呼吸ができない子も多く、泳いでいる間にどんどん苦しくなりフォームが崩れ、最終的には呼吸の際に水を飲み込んでしまうなんてこともよくあります。

クロールに限らず平泳ぎやバタフライでも同様、呼吸のリズムは人さまざまですが、左右どちらでも呼吸ができ、苦しくなる前にしっかり酸素を取り込むタイミングをしっかりと指導してあげましょう。

 

2.浮力のあるものに頼りすぎない

水泳を指導する際は、目的に応じて様々なアイテムを使用します。

もちろんプールの床に足が届かない子には極力ヘルパーを両腕にしっかり装着します。
浮き輪を両腕に装着
その状態でも水慣れやバタ足、蹴伸びの練習は可能ですので、安全面を考慮し着用することをおすすめします。

ある程度水中で潜ったり顔を出したり、犬かきのような動きができる子には、ビート板を用いてバタ足などの泳法に合わせた足の使い方を指導します。
ビート版で足の動かし方を教える
その際ビート板に身体を預けるのではなく、あくまでも手を添えるだけにしてください。
最終目標は何も使わずに泳げるようになることなので、ビート板に頼る癖がつくと、ビート板なしでうまくバタ足ができなかったり恐怖心が芽生えてしまうことがあります。

 

3.正しいフォームを見せる

どのスポーツにも共通することですが、水泳は正しく泳ぐことで格段に上達します。

ただし他のスポーツとは異なり水中の動きを見せることが難しいので、水中カメラで撮影されている動画を見せてあげるのが簡単で良いかと思います。上から撮影されたものではなく、しっかり水中での動きが分かる動画を選んでください。

おススメの動画を載せますので、参考までにご覧ください。

4.矯正できる点は手を使って矯正する

泳ぎ方は、癖がついてしまうとなかなか直せません。

さらに水中に入ってしまうと外からの声が届かないので、自分自身で修正箇所を理解できていないとずっと改善されないままとなってしまいます。
クロールの教え方
また、口頭での説明は難しいのでしっかり手を使って、動かしてあげながら指導してあげてください。

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親が水泳を教えるときの注意点

お子様の水泳の指導を親御さんが行う場合の注意点を、いくつかまとめました。
一見簡単そうに見えますが意外と難しいものもありますので、いきなり実行するのではなく様子を見ながら徐々に改善してみてください。

 

1.水に対する恐怖心を和らげてあげる

最初から水に対する恐怖心がほとんどないお子様もいますが、多くのお子様は慣れるまでは水に対して恐怖心を抱いています。
これは人間として生まれもった防衛反応なので、自然なことだと思ってください。

スイミングスクールの先生やお友達に囲まれた環境であれば、子どもなりに気を遣ってか頑張って水に入る子がほとんどです。

しかし、親御さんが教える場合は、おそらく怖いものは怖いと、やりたくないものはやりたくないと、嫌がってしまう可能性があります。
水泳を教えるときは浅いプールから慣れていく
そういった場合は、無理に水中に入れたり叱ったりせずに、浅いプールで水遊び程度からゆっくり時間をかけて水慣れを行ってあげてください。
幼い頃の遅れが後に響くことはほとんどないので、楽しませながら教えることが一番です!

 

2.あえて極力支えない

スイミングスクールの先生とは異なり、親御さんに教わるとなると、ついつい甘えてしまう子が多いです。
しかし水中は、水深の浅いプールで床に足がついていても、溺れて命を落とす方がいるほど危険な場所です。

自分の命をしっかり自分で守れるように身体の使い方を覚えなければならないため、いつでも怖くなったら支えてくれる人がいると思ってしまうと危険なのです。

最新の注意を払いながら、自力で水に慣れていくようにしましょう。

 

3.親がプールの中に入るのは必要最低限

前項で述べた通り、まず水中に親御さんがいることでお子様にとって、いつでも助けてもらえると思いやすい環境となってしまいます。

もちろんお子様の身に危険が及べば遠慮なく即座に手を貸してあげて欲しいです。
ですが、お子様が一人の力でしっかり水中で動きがとれている場合は、プールサイドから見守ってあげるようにしてください。

また、私がスイミングスクールのコーチをしていて、溺れかけて水を飲んでしまった生徒を助けようと動いた瞬間に疲労がたまっていたせいか、足をつってしまったことがありました。

プールサイドでも油断せずに親御さんご自身のウォーミングアップも手を抜かずに行ってください。

 

4.栄養や水分補給に気を配る

水中では、普段の生活の比にならないくらいのエネルギーを消費しています。
エネルギーの枯渇は集中力の低下や足をつりやすい状態となってしまいとても危険です。
水泳の練習を行う前には必ず栄養補給を行うようにして下さい。

必ず子ども用の水筒を持ち歩くようにしましょう。

 

おすすめの水泳の練習方法

いざ水泳の練習を始めようとしても、まず何をすべきか考えるのも大変な作業です。
基本的に、細かい練習内容はお子様と相談しながら組んでいけば問題ありませんが、参考程度に押さえていただきたいポイントをいくつか挙げました。

水中の感覚に慣れることから

普段と身体の使い方が全く異なる水中では、まず水の中での身体の使い方から習得する必要があります。

もちろん勘の良い子は何も教えずともすぐに感覚を掴みますが、なかなか難しいです。
まずは、水に慣れることから始め、長く潜ること、水の中を歩いたりジャンプしたりできること、浮くことの練習から始めます。

その後、蹴伸びやバタ足を徹底的に練習した後、やっと泳法の一つであるクロールに入ります。

蹴伸びやバタ足を練習せずにいきなりクロールを教えてしまうと、基本ができていないままになってしまうので注意してください。特に蹴伸びは色々な場面で使用するので、侮れません。

 

早い段階で一通りの「4泳法」を習得する

どの泳ぎが好きか嫌いか、得意不得意それぞれ個人差があります。
もしお子様ご自身にやる気と余裕がある場合は全ての泳法を教えてあげてください。

水泳の泳法(泳ぎ方)は4種類あります。
具体的に4泳法とは「クロール」「平泳ぎ」「背泳ぎ」「バタフライ」です。
スイミング4泳法

4泳法それぞれの泳ぎだしや手足の使い方、呼吸法やターンの仕方も異なります。
それぞれの泳法を網羅することで、水中で前に早く進むコツや、勢いに乗れている時と乗れていないときの感覚がつかめるようになります。

一通りの泳ぎ方を覚えてしまえば、あとはご自身の得意な泳法を伸ばしていくも良し、他のスポーツでけがをしてしまった際のリハビリや、ダイエット等の目的別に泳ぎ分けもできるので、小さい頃にすべて覚えておくと今後、とてもプラスになります。

ぜひ、自信をつけるという意味でも、個人メドレーのさわりだけでも経験しておくことをおすすめします。

 

フィン等を用いて水の中の感覚を掴む

勘の良い人は、道具を使わなくても水中をグングン進むことができますが、感覚をつかむのに時間がかかってしまう場合や、お子様ご自身がコツをつかめているのかつかめていないのかイマイチわからないという場合は、フィンを使用することをおすすめします。

プロ選手をはじめ泳力のある方が25mプールでフィンを使用すると「壁に頭をぶつけてしまうのでは?」と思うほど驚きの早さで進みます。

自分の足とは異なり、どんどん前に進んで行ってしまうので、恐怖心を抱いてしまうお子様もいますので、注意しながら使用するようにしてくださいね。

ちなみに、フィンを着用して泳ぐフィンスイミングの大会もありますので、もし才能の片鱗が見えればチャレンジしてみてください。

 

【水泳の練習法】水に慣れるコツ編

水慣れは、水泳を始めるにあたり最も手を抜いてはいけないステップと言っても過言ではありません。

水に対して恐怖心のある状態で無理に練習を進めてしまうと、トラブルが起こった際にパニック状態になる危険があります。

水の中では冷静に、程よい緊張感を持って練習を行えるよう、水慣れには充分に時間を割くようにしてください。

 

手のひらで水慣れを行う

プールのような広いスペースでは、必要以上に恐怖心を抱いてしまう可能性があります。
まずは、親御さんもしくはお子様ご自身の手のひらを使って水慣れをしてみましょう。

方法は、両手をくっつけ水をすくい上げたら、そこへ顔を付けるだけ。
簡単そうに見えますが、これだけでも泣いてしまうお子様もいるのです。

水泳の水慣れ

顔に水が付くことが不快なお子様も多いため、まずは自分のタイミングで「これから水に顔を付くけるぞ」と心の準備ができた段階で行うことができるメニューなので、あまりにも水に対し恐怖心を抱いている場合は最初にこの方法を試してみてください。

 

あえてゴーグルはつけずに水中で目を開ける練習

あえてゴーグルをつけない理由は二つです。
一つは、水により慣れるため。
二つ目は、もし水中でゴーグルが外れた場合もパニックを起こさないように訓練するためです。

水中でパニック状態になると、届くはずの床に足が付けられないことや、水を飲んで苦しくなってしまうことが多々あります。

ゴーグルのゴムが切れたり、泳いでる最中に自分の腕がぶつかったり、飛び込んだ衝撃でゴーグルがズレ水が入り込んだり…とゴーグルが外れることはよくあることです。

水中で手遊びをしたり、目を自然と開けられるようになるまで練習しましょう。
ただ長時間行うと目に負担がかかるので、1日3分~5分だけ等、無理のない範囲で時間を決めて行うようにしましょう。

ある程度水に慣れたら、ゴーグルを付けましょう!

 

【子供用】水泳ゴーグルおすすめ人気ランキング15選!曇り止め・度付き・選び方のコツも解説!

【水泳の練習法】水中での身体の使い方を掴む

当然、水中と陸の上では身体の使い方が異なります。
身体を素早く動かしたり、歩くことが難しいことが良い点でも悪い点でもあります。

しかし、水中での身のこなしはコツを掴んでしまえば、とても快適で気持ちの良いものですので、できるだけ早くコツを掴めるようにいくつか練習メニューをご提案します。

 

水中宝探しゲーム

私の小学校では、高学年でもこのゲームを行っていました。
良い準備運動になりますし、楽しさや勝ち負けを競うゲーム要素もある定番の練習メニューです。

やり方は簡単で、100円ショップで見かけるような貝殻などの小さな置物や、ボール等、鋭利なものや大きすぎる・小さすぎるものでなければ、基本的には何を使用しても大丈夫です。ただし水に沈むものであることが条件です。

初めは、拾う動作を行っていれば十分ですが、飽きてしまうと思うので、時間制限を設けたり親御さんと競い合ったりすることをおすすめします。

「スピード」を意識するようになると、ただ単に目標物の前でしゃがんで拾うのではなく、目標物に対してどのくらい手前の距離から沈み始めると丁度手が届く位置になるのか計算し、やがて無意識のうちに効率よく沈んだり浮いたりができるようになると思います。

 

ボビング

ボビングとは、プールに立ち、水中に潜ったり、水上に顔を出しを繰り返しながら前に進んでいく、練習法で、水慣れや水中での呼吸法を学べます。
通常、先生(もしくは親)と2人1組になり、手を繋ぎながら、ボビングをしていきます。

こちらも定番の練習メニューです。
水中へ潜ったりジャンプしたりしながら前へ進む練習ですが、25m行うだけでも意外と疲れます。

ですので、15m・25m・50mと少しずつ距離を延ばすことをおすすめします。
50mできるようになると、水への恐怖心はほとんど消えて、身体も上手に使えるようになっていると思います。

本来は、プールの床にしっかりと両足をついて、ひざを曲げ伸ばす反動で水面へ顔が出て呼吸をするフォームが理想的です。

しかし小さなお子様は特に、上へあがるときに足をバタつかせたり、片足しか付けられなかったりなかなか正しいフォームで行うことは難しいので、時折修正を入れつつも、慣れるまではお子様のやり方で進めてあげてください。

また、ボビングをしてる時、水中では、息を止めるのを我慢するのではなく、ブクブクと息を吐く練習をしましょう。

\ボビングの練習法/

 

【水泳の練習法】泳いで前へ進む感覚を掴む

ある程度水慣れが済み、水中で身体を動かすことに抵抗がなくなったら、次はいよいよ泳ぎの練習です。
これまでの自由なフォームで自由に動く練習から、ある程度決まった動きの中で前へ進むという制限がかかります。

身体を水面に対し横に寝かせながら前へ進む動きに抵抗のあるお子様もいるので、無理はせずに少しずつ行いましょう。

 

壁をつかんでバタ足の練習

泳ぎの基本と言えば、バタ足です。
プールの壁に手を付けてバタ足の練習をしてみてください。

膝が曲がっていたり、足首に力が入っていたりすると効率よく進むことができないうえに疲れやすくなるので、まずは形を整える練習をしましょう。

 

ビート板でバタ足の練習

バタ足の形が綺麗になってきたら、ビート板を使って練習を行いましょう。
ビート版でバタ足の練習

どれくらいの力で前へ進むのか、ここでやっとバタ足のコツを掴めるようになります。
膝を曲げたり、足首が力んでいると前へ進まないことを、お子様自身が体感し地道にコツを掴むしかありません。

泳げるようになると無意識に前へ進むバタ足をしていますが、初めの頃は指摘されたことを意識したり、力まないようにしすぎて逆に力んでしまったりとコツを掴むまでは難しく感じるかもしれません。

 

蹴伸び

全ての泳ぎの基礎となるのが、蹴伸びです。
身体が力んでいると、驚くほど前に進みません。

ごくまれに、蹴伸びの形を教えるだけで身体の使い方を理解し、力まずにできる勘のいい子がいますが、簡単な動きに見えて実は難しいのが蹴伸びです。

私が幼いころは、頭を完全に丸め込みおへそを見るよう指導されていましたが、頭を水面に半分程度出した方が良いという先生もいました。

どちらも水の抵抗を考慮してのことですが、正直どちらでもいいと思います。
お子様の身体の柔軟性等から判断し、やりやすい方を優先させてください。

蹴伸びとバタ足を分かりやすく解説しているおすすめの動画です。参考までにご覧ください!

【子供の習い事】スポーツおすすめ人気15選とは?月謝や効果・注意点も解説!

【水泳の練習法】呼吸の基本練習

多くの方が、まずクロールを習得するかと思います。
蹴伸びの状態からバタ足を付け、腕回しを付けるだけでも大変なのに、呼吸を追加すると、3つの動きのうちどれかが崩れてしまうお子様がけっこういました!

慣れてしまえば簡単ですが、ではどうやったら慣れることができるのか、いくつか練習メニューをご提案いたします。

 

壁につかまって練習する

バタ足同様に、初めは呼吸のリズムを知ることからスタートです。
肺活量は人それぞれですので、無理に呼吸リズムの指定はせずに、お子様の心地よいペースを一緒に探してあげてください。

ペースが把握できたら、次はフォームを覚えます。

呼吸はいかに意識せずにナチュラルに行えるかが勝負どころですが、呼吸する方向の反対の手が伸びた状態で行わないと、上手く顔を上げることができません。
水泳の息継ぎの練習法

つまり腕を回すタイミングと、顔を上げて呼吸をするタイミングがずれてしまうと、顔が上がり切らずに水を飲んでしまったり思うように呼吸ができず苦しくなってしまいます。

壁につかまりバタ足を加えながら、呼吸する側の腕を回し始めたら顔を上げるというタイミングを身体に教え込んでいきましょう。

 

ビート板を使って練習する

壁での練習がある程度形になってきたら、次はビート板を使用し、前に進みながら呼吸をするコツを掴んでいきましょう。

ビート板にはしがみつくのではなく、あくまでも手は添えるだけ。でないとこの練習の意味が無くなってしまうので要注意です。

ビート板に両手をついた状態で、顔を水にしっかりとつけ、
顔を水中に入れる→出す→入れる→出す
といった具合で、お子様ご自身の呼吸のテンポを作る練習をします。

壁につかまりながらの呼吸と、前に進み隣のコースから波を受けたり、水面の乱れを感じながらの呼吸は全く異なるので、焦ることなくお子様の呼吸のテンポを守ってあげましょう。

上達を感じたらビート板を使用しつつ、片手ずつ交互に腕かきをしながらフォームを確認する練習もおすすめします。

以上、水慣れから呼吸までの大まかな流れと練習方法です。

とりあえず、ここまでできれば水に入り自分の力で前に進むことが可能です。

この後、クロールや背泳ぎなどの泳法を習得するかと思いますが、水中での身のこなしはどの泳法にも共通して必要となる基礎能力ですので、しっかりと段階を踏んで練習するようにしてください。

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まとめ:水泳は楽しみながら学ぼう!

水泳は楽しみながら練習する
ここ最近、水泳の人気が高まり、人気の習いごとになっています。
肺活量や基礎体力の向上、スクールバスがあるスイミングスクールも多く忙しい親御さんでも通わせやすい点も人気の理由かもしれません。

また、今後もこれまでの意味合いとはまあ少し異なり「免疫力の向上 」が目的でお子様に水泳を習得させる親御さんも増えるかもしれません。

しかしご時世柄、親御さんが教えてあげられる場合は親御さんが教えてあげることも、コスト面やお子様の精神面も考慮すると良い手段かもしれません。

中学校まで体育の授業で取り入れている学校も多いため、事前にある程度泳げるとお子様の自信や授業への意欲につながるかもしれませんので是非、挑戦してみてください。

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