小学4年生の算数で2学期までに学習する内容を1つにまとめた「2学期まとめテスト」(無料PDF・解答つき)を配布します。範囲は「わり算の筆算(2けたでわるわり算)」「わり算のせいしつ」「がい数(四捨五入・見積もり)」「計算のきまり」「垂直・平行と四角形」「分数(帯分数・仮分数)」「変わり方」「文章問題」の8つの大問。全40問・100点満点で、学校の学期末テストと同じ「大問ごとに配点がついた形式」です。4年生の2学期は、「小4の壁」と言われるとおり、2けたでわるわり算の筆算・がい数・分数と、5年生以降の算数の土台になる単元が集中する時期です。冬休みの実力チェックや、学校のまとめテスト前の予行練習にそのまま使ってください。問題用紙と解答は別ファイルなので、お子さんには問題だけを渡し、保護者の方が「解答・採点の手引き」を見ながら丸つけできます。
この記事でできること
- 小4算数の2学期の内容を1回のテストで総チェックできる(A4・問題8ページ、解答・採点の手引き4ページ)
- 大問ごとの配点・採点基準と、つまずきやすいポイント・教え方がわかる(元教員目線で解説)
- 点数の結果から、どの単元のプリントに戻ればよいかがわかる(単元別プリントへのリンクつき)
小4算数「2学期まとめテスト」無料ダウンロード【解答つき】
PDFはA4サイズで、問題用紙(8ページ)と解答・採点の手引き(4ページ)の2ファイルに分かれています。問題用紙は1ページに1つの大問という構成なので、「今日は1〜3ページだけ」と分けて取り組むこともできます。各ページに「名前」欄があるので、学校のテストと同じように名前を書いてから始めると、本番の空気に慣れる練習になります。筆算の問題は計算スペースが広めにとってあるので、くり下がりのメモや仮の商の書き直しを消さずに残しておくと、丸つけのときにどこでつまずいたかがわかります。
小学4年生 算数 2学期まとめテスト(問題8ページ、解答・採点の手引き4ページ)

- わり算の筆算:96÷24、148÷37(2けた÷2けた)、325÷25、672÷32(3けた÷2けた)、735÷28、964÷23(あまりのある3けた÷2けた)
- わり算のせいしつ:840÷30=84÷□、5600÷700=56÷□の空欄、わられる数とわる数を2倍しても商が変わらないこと、480÷20と48÷2の商が同じになるわけの説明
- がい数:48,763を千の位まで、735,421を一万の位まで、6,249を上から2けたのがい数に四捨五入、百の位までのがい数が3,500になる整数の範囲(いちばん小さい数・大きい数)、398×51と5,982÷29の見積もり
- 計算のきまり:48+6×7、(48+6)×7、720÷(8×9)の計算順序、25×36をくふうして計算、250円のノート3さつを1,200円で買ったおつりを1つの式に表す
- 垂直・平行と四角形:平行四辺形ABCDの平行な辺の組と辺の長さ、「垂直」「平行」の意味、台形・ひし形の名前
- 分数:仮分数↔帯分数の直し方、7/6と1と1/6の大小、3/8+4/8、1と2/5+3/5、2と2/7-5/7の計算、数直線の読み取り
- 変わり方:1辺1cmの正方形を横一列につなげたときの「正方形の数□」と「まわりの長さ○」の表と式(○=□×2+2)
- 文章問題:えんぴつ735本を24本ずつ箱に入れる(あまりのあるわり算)、動物園の午前・午後の来場者数の合計をがい数で表す、リボン2と2/5mから4/5m使った残り(帯分数のひき算)
目安時間はPDFには書いていませんが、学校のまとめテストの感覚なら45〜50分を目標にしてください。2けたでわるわり算の筆算は時間がかかるので、1ページ目だけで10分ほど見ておくと安心です。文章問題は「式と答え」を書く形式で、式が正しく立てられていれば式の点が入る採点基準になっています。
小4算数 2学期まとめテスト【問題用紙】をダウンロード(無料PDF・8ページ)
【解答・採点の手引き】をダウンロード(無料PDF・4ページ)





解答は別ファイル「解答・採点の手引き」(4ページ)。部分点の配分つき

解答は問題用紙とは別のPDF(4ページ)で、大問ごとの正答と配点に加えて、「25×36=25×4×9=100×9=900」「8,063を千の位までのがい数にすると8,000」のように、途中の考え方も載せています。文章問題は「式:735÷24=30あまり15 答え:30箱できて、15本あまる」のように式と答えの両方を載せ、「式2点・答え2点」といった部分点の配分も書いてあるので、お子さんの答えが解答と少し違っていても判断できます。
採点の目安も丁寧で、わり算のせいしつの説明問題は「意味が正しければ、表現が異なっていても正解」、25×36のくふうは「25×(40-4)など、ほかの正しいくふうも正解」、分数の数直線の「1と2/4」は「6/4、3/2など同じ大きさの分数も正解」と明記されています。学校のテストの採点にかなり近い基準なので、家庭でもこの通りに丸つけしてみてください。
出題構成と配点【全40問・100点満点】
小学校の2学期のまとめテスト(業者テストや担任の先生が作る「たしかめテスト」)と同じように、計算問題(わり算の筆算・計算のきまり)を土台に、がい数・図形(四角形)・分数・変わり方・文章問題をバランスよく配置しています。配点がいちばん重いのは「がい数」と「垂直・平行と四角形」(各16点)で、次に「分数」(14点)です。4年生の2学期は、計算の正確さに加えて、「四捨五入する位はどこか」「どの辺とどの辺が平行か」「帯分数をどう直すか」といった、きまりを正しく使える力が問われる時期だからです。
| 大問 | 単元 | 問題数 | 配点 | おもな内容 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | わり算の筆算 | 6問 | 12点(各2点) | 96÷24、148÷37(2けた÷2けた)/325÷25、672÷32(3けた÷2けた)/735÷28、964÷23(あまりのある3けた÷2けた・商が2けた) |
| 2 | わり算のせいしつ | 4問 | 10点 | 840÷30=84÷3=28、5600÷700=56÷7=8(空欄各1点)、720÷30の商(2点)、480÷20と48÷2の商が同じになるわけの説明(4点) |
| 3 | がい数 | 6問 | 16点 | 千の位・一万の位・上から2けたのがい数(各2点)、百の位までのがい数が3,500になる整数の範囲(各2点)、398×51・5,982÷29の見積もり(各3点) |
| 4 | 計算のきまり | 5問 | 12点 | 48+6×7、(48+6)×7、720÷(8×9)(各2点)、25×36のくふう(3点)、おつりを1つの式に表す文章問題(3点) |
| 5 | 垂直・平行と四角形 | 6問 | 16点 | 平行四辺形の平行な辺2組(各2点)、向かい合う辺の長さ(各2点)、垂直・平行の意味、台形・ひし形の名前(各2点) |
| 6 | 分数 | 7問 | 14点 | 仮分数→帯分数、帯分数→仮分数、大小くらべ、3/8+4/8、1と2/5+3/5、2と2/7-5/7(各2点)、数直線のア・イ(各1点) |
| 7 | 変わり方 | 3問 | 10点 | 正方形を横一列につなげたときの「数」と「まわりの長さ」の表(空欄各2点)、8こつなげたときの長さ(2点)、○=□×2+2の式(4点) |
| 8 | 文章問題 | 3問 | 10点 | 735÷24の箱分け(式2点・答え2点)、3,846+4,217をがい数で表す(3点)、2と2/5-4/5のリボンの残り(3点) |
| 合計 | 40問 | 100点 | 計算系(大問1・2・4)34点/がい数16点/図形16点/分数14点/変わり方・文章問題20点 | |
※単元名は東京書籍・啓林館・学校図書・大日本図書・教育出版・日本文教出版など主要な教科書に共通する内容で構成しています。教科書によって「面積」「小数のしくみ・たし算とひき算」は2学期に、「小数のかけ算とわり算」「直方体と立方体」「倍の見方」は3学期に学習することが多いため、このテストには入れていません。逆に「垂直・平行と四角形」「分数」「変わり方」の学習時期は学校によって前後するので、まだ習っていない大問は飛ばして、習った範囲だけで採点してください。
点数の見方と、次にやること
4年生のテストは点数そのものより、「どの大問で、どんな間違い方をしたか」の方がずっと大切です。とくにこの時期は、わり算の筆算で「仮の商」が立てられずに手が止まる子と、計算はできるのに「がい数にする位」や「計算の順序」といったきまりを取り違える子がはっきり分かれます。次の表を目安に、間違えた単元のプリントに戻って練習してください。
| 点数の目安 | 状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 90点以上 | 2学期の内容がしっかり定着しています | 間違えた問題だけ解き直せば十分です。余裕があれば小4算数「文章問題」プリントの「難しい」レベルや、3学期に習う小数のかけ算とわり算、面積を先取りしておくと、5年生の「小数のわり算」「割合」にスムーズに進めます |
| 70〜89点 | 基本はできていますが、特定の単元に弱点があります | 間違えた大問の単元別プリントに戻りましょう。とくに大問1(わり算の筆算)で2問以上間違えている場合は、仮の商の立て方か、あまりの処理がまだ不安定なので、毎日3問の筆算練習を2週間続けるのがおすすめです。大問3(がい数)の間違いは「どの位を四捨五入するか」の確認だけで直ることが多いです |
| 69点以下 | 「わり算の筆算」か「計算のきまり」など、計算の土台でつまずいている可能性があります | 5年生の「小数のわり算」「分数のたし算とひき算(通分)」はすべてこの上に積み上がるので、冬休みのうちに立て直しておきたいところです。まず小4算数「わり算」プリントで「2けた÷1けた→3けた÷2けた」の順に筆算の手順を固め、計算のきまりで「かっこ→かけ算・わり算→たし算・ひき算」の順序を確認してから、分数に進んでください |
大問別・つまずきやすいポイントと教え方
担任の先生が2学期のまとめテストで見ているのは、「答えが合っているか」だけではありません。2けたでわる筆算で仮の商を立てて直す手順が身についているか、四捨五入する位を正しく選べるか、計算の順序のきまりを使えるか、平行・垂直の意味を言葉で説明できるか、帯分数と仮分数を行き来できるかという点です。家庭で丸つけをするときも、次の観点で見てあげてください。
大問1「わり算の筆算」:「仮の商」を立てて、大きすぎたら1小さくする
4年生の2学期でいちばんつまずきが多いのが、2けたでわるわり算の筆算です。3年生までの「九九で商が見つかる」わり算と違って、96÷24では「24を20とみて、96÷20→商は4かな?」と仮の商を立てて確かめるという手順が初めて出てきます。148÷37のように「37を40とみると商が3になるが、実際は4」というケースで手が止まる子が多いので、「仮の商をかけて、わられる数より大きくなったら1小さく、あまりがわる数以上なら1大きく」という直し方をルールとして言葉で言えるかを確認してください。735÷28や964÷23のように商が2けたになるあまりのある筆算は、「73÷28で2を立てて、あまり17に5をおろして175÷28で6」と、位ごとに同じ手順をくり返します。「おろす」のを忘れて商を1けたで止めてしまうミスが多いので、筆算は必ず位をそろえて書くことと、最後に「あまりはわる数より小さいか」「わる数×商+あまり=わられる数になるか」のたしかめ算をする習慣をつけてください。ここが不安定な場合は、小4算数「わり算」プリントの「2けた÷1けた」「3けた÷2けた」を順番に練習するのが近道です。
大問2「わり算のせいしつ」:「同じ数でわっても(かけても)商は変わらない」を説明できるか
「840÷30=84÷3=28」「5600÷700=56÷7=8」は、わられる数とわる数を同じ数でわっても商は変わらないというせいしつを使って、0を消して簡単にする問題です。計算そのものは簡単ですが、(4)の「480÷20と48÷2の商が同じになるわけ」を言葉で説明する問題で差がつきます。解答例は「480と20をどちらも10でわると48と2になります。わられる数とわる数を同じ数でわっても、商は変わらないからです」で、採点の手引きでは「意味が正しければ、表現が異なっていても正解」としています。「両方を10でわった」ことと「商は変わらない」ことの2つが書けていれば満点にしてください。このせいしつは、大問1の筆算で「仮の商」を立てるときの考え方(96÷24→96÷20とみる)や、5年生の「小数のわり算」(3.6÷1.2→36÷12)にそのままつながる、とても大切なきまりです。
大問3「がい数」:四捨五入するのは「求めたい位の1つ下」
がい数で最も多い間違いは、四捨五入する位を取り違えることです。「千の位までのがい数」は百の位を四捨五入するので、48,763→49,000。「上から2けたのがい数」は上から3けた目を四捨五入するので、6,249→6,200です。「48,763の千の位(8)を四捨五入して50,000」としてしまう子には、「千の位まで残す、その1つ下を見る」と、求める位に線を引いて考えさせてください。(4)の「百の位までのがい数にすると3,500になる整数の範囲」は、3,450以上3,549以下が答えで、「いちばん大きい整数」を3,550と書く間違いが定番です(3,550は四捨五入すると3,600になります)。数直線に3,450と3,550の目もりをかいて、「3,550は入らない」ことを目で確認させると納得できます。見積もりの問題(398×51→400×50=20,000、5,982÷29→6,000÷30=200)は、買い物の合計や時間の見積もりなど、日常で使う場面を話しながら練習すると、「なぜがい数にするのか」が腑に落ちます。
大問4「計算のきまり」:「かっこ→×÷→+-」の順序と、25×4=100のくふう
「48+6×7=90」と「(48+6)×7=378」は、計算の順序(かっこの中→かけ算・わり算→たし算・ひき算)を確認する問題です。左から順に「48+6=54、54×7」と計算して(1)を378にしてしまう子は、まず「×と÷はさきに計算する」を式に印(かけ算の部分を○で囲むなど)をつけて練習してください。720÷(8×9)は、かっこの中を先に計算して720÷72=10です。25×36のくふうは、「25×4=100」を作るのがポイントで、25×36=25×4×9=100×9=900が解答例ですが、25×(40-4)=1,000-100=900など、ほかの正しいくふうも正解にしています。おつりの問題(1,200-250×3=450円)は、「1つの式に表す」ことが求められているので、「250×3=750、1,200-750=450」と2つの式に分けた場合は、答えは合っていても式の書き方を直させてください。この「1つの式に表す」力は、5年生・6年生の文字を使った式の土台になります。
大問5「垂直・平行と四角形」:向かい合う辺と、四角形の名前の「定義」
平行四辺形ABCDで「平行な辺の組」はABとCD、BCとDAの2組です。「ABとBC」のようにとなり合う辺を書いてしまう子は、平行四辺形を「向かい合った2組の辺が平行な四角形」と定義から確認させてください。辺の長さは「向かい合った辺の長さは等しい」ので、CD=AB=7cm、DA=BC=4cmです。(3)〜(6)は用語の問題で、「2本の直線が直角に交わっている=垂直」「どこまでのばしても交わらない=平行」「向かい合った1組の辺が平行=台形」「4つの辺の長さがすべて等しい=ひし形」が答えです。台形と平行四辺形の違い(1組か2組か)、ひし形と正方形の違い(角が直角かどうか)を聞かれてもすぐに答えられるように、「〜な四角形を○○といいます」の形で言えるかを確認してください。三角定規を2枚使って平行な線・垂直な線を実際にかく作業は、この単元の理解を一気に深めます。
大問6「分数」:帯分数↔仮分数の直し方と、答えの形
4年生の分数は「帯分数」「仮分数」が新しく登場します。11/4を帯分数に直すには11÷4=2あまり3→2と3/4、2と2/5を仮分数に直すには5×2+2=12→12/5と、それぞれの手順を声に出して言えるかを確認してください。大小くらべ(7/6と1と1/6)は、どちらかに直してそろえると「=」だと分かります。計算は同じ分母どうしなので、分子だけをたし・ひきします。1と2/5+3/5は「1と5/5=2」と答えが整数になる問題、2と2/7-5/7は「2/7から5/7はひけないので、2と2/7を1と9/7に直してから」というくり下がりのある帯分数のひき算で、ここが2学期の分数のいちばんの山場です。仮分数のまま16/7-5/7=11/7=1と4/7と計算する方法もあるので、お子さんがやりやすい方でかまいません。数直線(1を4等分)のイは「1と2/4」が答えですが、採点の手引きでは6/4や3/2などの同じ大きさの分数も正解にしています。
大問7「変わり方」:表から「きまり」を見つけて、□と○の式にする
1辺1cmの正方形を横一列につなげると、まわりの長さは1こで4cm、2こで6cm、3こで8cm……と1こ増えるごとに2cmずつ増えるので、表の空欄は8と10、8こつなげたときは18cmです。式は○=□×2+2(○=2×□+2も正解)で、「上下の辺が□×2、左右のはしが1+1=2」と図を見て式の意味を説明できるかがポイントです。表を横に見て「2ずつ増える」ことに気づけても式が書けない子には、「□が1のとき4、2のとき6……□を2倍して2をたすと合うね」と、表の数を式に当てはめて確かめる練習をさせてください。この「表→きまり→式」の流れは、5年生の「比例」、6年生の「比例と反比例」、中学の「関数」にそのままつながります。
大問8「文章問題」:「あまり」の表し方、がい数にするタイミング、帯分数の文章問題
「えんぴつ735本を24本ずつ箱に入れる」は735÷24=30あまり15で、答えは「30箱できて、15本あまる」と、箱の数とあまりの本数の両方を書きます。動物園の問題(3,846+4,217)は、「たしてから」がい数にするのがこの問題の指示で、8,063→約8,000人です。先に「約4,000+約4,000」としても答えは同じですが、問題文の「合計を千の位までのがい数で」という指示どおりに計算できているかを見てあげてください。リボンの問題は2と2/5-4/5=1と3/5mで、くり下がりのある帯分数のひき算を文章題で使う問題です。「2/5から4/5はひけない」ことに気づいて、1と7/5に直せるかがポイントです。3問とも「式と答え」を書く形式なので、式が立てられていれば式の点を与える採点基準になっています。
小4の2学期の算数は、どう復習すればいい?
4年生の算数は、1学期が「大きい数(億・兆)」「折れ線グラフ」「角の大きさ」「わり算(1けたでわるわり算)」「小数」、2学期が「わり算の筆算(2けたでわる)」「がい数」「計算のきまり」「垂直・平行と四角形」「分数」「変わり方」に「面積」、3学期が「小数のかけ算とわり算」「直方体と立方体」「倍の見方」という流れです(教科書により前後します)。2学期の「2けたでわるわり算」と「分数」は、5年生の「小数のわり算」「分数のたし算とひき算(通分)」、6年生の「分数のかけ算・わり算」まで一生使う計算の土台なので、まとめテストの結果を見て、冬休みのうちに苦手をなくしておくことが大切です。次の3ステップで進めてみてください。
- STEP1 まとめテストで「できる・できない」を仕分けする
まずこのテストを、45〜50分を目安に解かせます。丸つけは保護者の方が「解答・採点の手引き」を見ながらして、間違えた問題に印をつけましょう。このとき叱らないこと、そして「どうやって考えたの?」と聞くことが大切です。仮の商が立てられないのか、四捨五入する位を間違えたのか、計算の順序を知らなかったのか、原因によって次にやることが変わります。4年生は間違いを自分で言葉にできる学年なので、「ここで何を間違えた?」と本人に説明させると定着が早まります。 - STEP2 間違えた単元のプリントを、毎日1枚・10分だけ
間違いが多かった大問の単元別プリント(このページの下にリンクがあります)を、1日1枚、10分程度で続けます。わり算の筆算は「1日3問、必ずたしかめ算まで」、がい数は「四捨五入する位に線を引く」、計算のきまりは「×÷を○で囲んでから計算する」、四角形は「三角定規で平行・垂直をかく」、分数は「帯分数↔仮分数の直しを5問」と、単元ごとにやり方を変えると飽きずに続けられます。 - STEP3 2週間後にもう一度、同じテストを解く
同じテストを2回解くと、1回目より点数が上がるのが目に見えるので、お子さんの自信につながります。2回目で90点以上なら2学期の内容は定着しています。まだ同じところで間違える場合は、その単元だけをもう1週間続けてから、3学期の「小数のかけ算とわり算」「直方体と立方体」に進みましょう。
保護者の方へ:家庭での声かけのコツ
4年生の2学期は、2けたでわるわり算・がい数・分数と抽象的な内容が続き、「小4の壁」と呼ばれる、算数が急に難しく感じられる時期です。とくに2けたでわる筆算は、「仮の商を立てる→大きすぎたら直す」という試行錯誤が必要なので、一度で正解できなくても当たり前です。「1回目の商が違ってもいい。直せたら合格」と伝えて、消しゴムで消さずに書き直しの跡を残すようにすると、どこで判断を間違えたかが本人にも保護者にも見えます。筆算の計算ミスが多い場合は、3年生の「かけ算の筆算」や九九(とくに7・8・9の段)に戻ることも大切で、算数WEBドリルのような一問一答形式で短時間に反復するのが効きます。
丸つけのときは、答えだけでなく「たしかめ算をしているか」「四捨五入する位に印をつけているか」「式が問題文の指示(1つの式・がい数にする順番)に合っているか」「帯分数の答えが約分・整理された形になっているか」も見てあげると、学校のテストでの取りこぼしが減ります。解答・採点の手引きには部分点の配分が書いてあるので、家庭でも同じ基準で丸つけしてみてください。正解している問題でも「たしかめ算まで書けているのがいいね」と、手順をほめる声かけが効果的です。
よくある質問
- 学校のまとめテストの範囲と、このテストの範囲は同じですか?
- 主要な教科書(東京書籍・啓林館・学校図書・大日本図書・教育出版・日本文教出版)で2学期までに学習する共通の内容で構成していますが、単元の順番は教科書や学校によって違います。とくに「面積」「小数」は2学期に習う学校と1学期・3学期に習う学校が分かれるため、このテストには入れていません。逆に「分数」「変わり方」「垂直・平行と四角形」は学校によって時期が前後するので、まだ習っていない大問は飛ばして、習った範囲の点数だけを見てください。学校のテスト範囲は、連絡帳やプリント、教科書の目次で確認できます。
- 解答はついていますか?答えの書き方が解答と違っても正解ですか?
- はい。「解答・採点の手引き」は別PDF(4ページ)で、全問の正答と大問ごとの配点、部分点の配分(式○点・答え○点、空欄各1点など)まで載せています。わり算のせいしつの説明問題は意味が正しければ表現が違っても正解、25×36のくふうは「25×4×9」以外の正しいくふうも正解、分数の数直線の「1と2/4」は6/4や3/2などの同じ大きさの分数も正解にしてください。変わり方の式は「○=□×2+2」と「○=2×□+2」のどちらも正解です。
- 2けたでわるわり算が全然できません。どこから戻ればいいですか?
- まず小4算数「わり算」プリントの「2けた÷1けた」(1学期の内容)が筆算でできるかを確認してください。ここができていれば「3けた÷2けた」に進み、仮の商を立てる練習をします。「2けた÷1けた」でつまずいている場合は、九九の逆算か3年生のあまりのあるわり算に原因があることが多いので、そこまで戻るのが結局いちばんの近道です。大問2の「わり算のせいしつ」(わる数を何十とみる考え方)が分かると、仮の商が立てやすくなります。
- 印刷はどうすればいいですか?
- 問題用紙はA4サイズ・全8ページで、1ページに1つの大問が入っています。ご家庭のプリンタのほか、PDFをスマホに保存すればコンビニのマルチコピー機からも印刷できます。筆算の計算スペースを確保するため、縮小せずA4実寸・片面で印刷するのがおすすめです。「解答・採点の手引き」は印刷せず、スマホやタブレットで見ながら丸つけしても大丈夫です。
単元別の無料プリントで、間違えたところを復習
まとめテストで間違いが多かった大問は、単元別プリントに戻って練習しましょう。すたぺんドリルの小4算数プリントは、どれも無料でダウンロードできます。
大問1・2「わり算の筆算」「わり算のせいしつ」の復習に
- 小4算数「わり算」学習プリント(わり算のせいしつ・2けた÷1けた・3けた÷2けた)
- 小学生算数「わり算」プリント・練習問題 一覧
- 四則計算プリント(たし算・ひき算・かけ算・わり算)
- 小3算数「あまりのあるわり算」学習プリント(筆算の前に戻るなら)
大問3「がい数」の復習に
大問4「計算のきまり」の復習に
大問5「垂直・平行と四角形」の復習に
大問6「分数」の復習に
大問7「変わり方」の復習に
大問8「文章問題」の復習に
3学期の先取り・2学期に習った学校向け
小4算数の単元別プリントは小学4年生「算数」学習プリント・問題集 一覧に、国語・理科・社会もあわせた小4の全プリントは小学4年生 学習プリント・問題集一覧(全教科)にまとめています。
あわせて使いたいプリント
小4 1学期の振り返り・復習プリント1けたでわるわり算・角の大きさの確認に
小5算数 2学期まとめテスト整数の性質・分数の計算・面積の先取りに
算数WEBドリル(小1〜小6)わり算・かけ算をオンラインで反復練習
小学4年生「算数クイズ」プリントグループ分け・パズルで頭の体操
小学4年生の勉強内容とつまずき対策元小学校教員が解説
「小4の壁」とは?原因と対策算数が難しくなる時期の乗り越え方
冬休みの家庭学習プリント一覧全学年・全教科
小学4年生「算数」プリント一覧2学期・3学期の全単元
小学4年生 学習プリント一覧国語・算数・理科・社会まで全教科
まとめ
小学4年生の2学期は、2けたでわるわり算の筆算、がい数、計算のきまり、垂直・平行と四角形、分数、変わり方と、5年生以降の算数の土台になる内容が一気に増える時期です。このまとめテストで「できる・できない」を仕分けし、間違えた単元のプリントを毎日10分続けて、2週間後にもう一度解く。この流れで、3学期の「小数のかけ算とわり算」「直方体と立方体」、そして5年生の「小数のわり算」「分数のたし算とひき算」にも安心して進めます。テストの点数より、お子さんが「できた」と感じられる経験を増やすことを大切にしてください。
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