『子どもに自転車の乗り方はどう教えるべき?』
『教えるときのコツや注意点も教えて?』
『自転車デビューはいつから?どこで練習すればいい?』
と気になる事もありますよね。
今回は、普段子どもに自転車の乗り方を教えている筆者が教え方のコツを解説します。
チャイルドシートに乗せるのも大変になってきたし、
「そろそろ自転車に乗れるようになって欲しいな」
と考えることもありますよね。
また幼稚園のママ友から「うちの子自転車に乗れるようになったの!」と聞いて焦ってしまうこともあるでしょう。
そこで、自転車を教えよと思ってもどう教えていけば分からないという声も多いです。
今回は、普段自転車の乗り方を教えている筆者が、家庭でもできる自転車の乗り方を教えるときのコツを解説します!
自転車の練習を始める年齢は3歳から5歳頃が多いです。
好奇心旺盛な時期なので、安全性に注意して楽しみながら練習をしてみてください!
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この記事の目次
初めての自転車の練習はいつから?
子どもが成長し行動範囲が広がっていくにつれ「いつから自転車の練習を始めればいいのだろう」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
子どもに自転車の練習を始めさせる目安の年齢は、3歳から6歳頃です。
親の自転車にチャイルドシートを付けた場合、
・フロントチャイルドシートは4歳未満まで
・リヤチャイルドシートは6歳未満まで
が対象となっています。
そのため、チャイルドシートに乗せることができなくなる前に、自転車に乗れるように練習を始めるご家庭が多いです。
実際「4歳の誕生日プレゼントが自転車」というご家庭が多いと言われています。
2018年「日本トイザらス」が20代から50代の男女1638名を対象に
「自分が自転車に乗れるようになった年齢」をアンケートしたところ、
6歳が31.2%
5歳が27.0%
7歳が15.6%
という結果になりました。
自転車に乗れるようになった年齢の平均は5.7歳でした。
小学校に入学する前に自転車に乗る練習を始めたことがうかがえます。
自転車に乗れるようになる子どもが早期化している
その一方で、回答者に「子どもが自転車に乗れるようになった年齢」をアンケートしたところ、
5歳が28.3%
4歳が24.6%
6歳が23.6%
という結果になりました。
平均年齢は4.9歳です。
先程の親世代と比べると、0.8歳も早く自転車に乗れるようになっていることが分かりました。
なぜ、自転車のデビュー年齢が下がっているのでしょうか?
まずは、足で地面を蹴って進む「キックボード・キックスクーター」が普及したことが挙げられます。
幼児期から乗れるキックボード・バイクで自転車に乗る感覚を掴む子も多いでしょう。
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子供向けの自転車のサイズは?
そして親世代に比べ、幼児自転車が充実してきていることも挙げられます。
親世代の幼児自転車と言えば、16インチが主体。
あくまでも目安ですが、
16インチの自転車は身長が98㎝から119cmほどの子どもに適した自転車です。
しかし現在は、85cm以上であれば2歳ころから乗れる12インチの幼児自転車が用意されています。
さらに、自転車の製造技術が発達し、サドルが低く調整できるようになったことも早期化の要因です。
サドルが低く調整できるようになったということは、子どもの足が地面に付く自転車の製造が可能になります。
自転車に乗ることが早期化することで楽しめるメリットがある一方で、
正しい乗り方を教えないと怪我をしてしまうこともあります。
そこで悩むことが「自転車の乗り方の教え方」です。
ここからは、自転車に乗れるようにするための教え方のコツと注意点を解説していきます!
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自転車の乗り方を教えるときのコツとは?
親が自転車の乗り方を教えるときには、次のようなコツが必要です。
・バランスを取る練習をする。
・前を向いたペダルを漕ぐ。
・褒めてモチベーションを上げる。
・親も子どもも焦らない。
自転車に乗れるようになる年齢は、子どもの成長によって違います。
練習を始めるタイミングを間違えると、自転車そのものに興味を持てなくなってしまう可能性もあります。
子ども本人が「乗りたい」と思う気持ちを大切にして、プレッシャーをかけないように気を付け、根気強く教えていきましょう。
そして自転車にまだ乗れない子に教えるときは必ず「ヘルメット」を装着させましょう。
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それでは、コツを一つ一つ解説していきます。
親が見本を見せる
3歳から12歳くらいまでの子どもは、「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、運動神経がグッと伸びる時期にあたります。
自分より年上の子どもや大人がしていることを見て、少し練習をするだけで習得してしまうこともあります。
そのため、自転車に乗る練習を始める前に、まずは、親が実際に自転車に乗る姿を見せてあげるのも効果的です。
ペダルの踏み込み方やブレーキを使うところを見せることで、子どもはマネをしながら上達していきます。
※ゴールデンエイジ期とは3歳から12歳頃までの神経系の成長が著しい期間をいい、この頃に人間の神経系は90%近く完成すると言われます。
そのため、自転車はもちろん、サッカーのリフティングやキャッチボールも見ただけで覚えてしまうことも。
運動神経を高める絶好の期間です。
バランスを取る練習をする
自転車に乗る練習を始めるときに、ついペダルを漕ぐところから始めてしまいがちです。
しかし、自転車に乗れるようになるためには、バランス感覚をつかむ必要があります。
バランス感覚をつかむために、自転車にまたがって、足で地面を蹴って前に進む練習から始めます。
できれば、補助輪やペダルを外した自転車を使用した方が、感覚がつかみやすいです。
補助輪やペダルは自転車屋さんで外してもらうことができます。
何度も繰り返しすことで、子どもはバランスを取って進めるようなります。
\自転車の乗り方を教えるときの動画はこちら/
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前を向いてペダルを漕ぐ
自転車に初めて乗った子どもの多くは、転倒への恐怖から地面を見てしまうため、視線が下に向いています。
しかし、自転車に乗るために大切なのは正しい姿勢を保つことです。
視線が下を向いてしまうと、逆にバランスを取りにくくなるため、転倒の原因となってしまいます。
顔を上げて前を見るように教えてあげましょう。
どうしても下を向いてしまう場合は、進む方向に目印を置いたり、人が立ってみたりするのもいいでしょう。
晴れているのであれば、自転車の影と追いかけっこをするつもりで進むように教えてあげるのもいいかもしれません。
自然に前方に意識を向けやすくなります。
褒めてモチベーションを上げる
自転車の練習は、子どもにやる気がなければ始まりません。
子どものモチベーションが上がるように、たくさん褒めてあげることも大切です。
少しでも上手にできたら褒めてあげて、やる気につなげていきましょう。
たとえ失敗したときでも、プレッシャーを与えないように「ここまでできたよ、すごいね」というようにやさしい言葉をかけてあげてください。
親も子どもも焦らない
最初からスムーズに自転車に乗れる子どもはいません。
多かれ少なかれ、失敗を繰り返しながらコツをつかみ、乗れるようになるのです。
大人が焦ってしまうと、その気持ちは子どもにも伝わり、自転車を嫌いになってしまう可能性もあります。
子どもは集中力を長く維持できません。
適度に息抜きを入れ、リラックスしながら練習するようにしましょう。
次に自転車の乗り方を教えるときの注意点を解説します。
親が自転車の乗り方を教えるときの注意点は?
親が子どもに自転車の乗り方を教えるときに気を付けなければいけないことは、次のとおりです。
・プレッシャーを与えない。
・根気強く教える
見守る親の行動は、そのまま子どものやる気に影響します。
自転車に乗れるようになるには時間がかかるという覚悟をして、子どものペースに合わせて練習を続けるようにしましょう。
強く叱らない
何度教えても、なかなか自転車に乗れなかった場合、親の方が先にイライラしてしまうことがあります。
しかし、親が叱ることで子どもに怖い思いをさせてしまうと、それはそのまま「自転車に乗れなくてもいい」という気持ちにつながってしまうかもしれません。
「乗れなくて当たり前」と考え、気長に練習に付き合うようにしましょう。
プレッシャーを与えない
同じ年代の子どもが上手に自転車に乗っているのを見ると、つい焦ってしまうかもしれませんが、子どもの成長は1人ひとり違って当たり前です。
ほかの子どもと比較してしまうと、子どもにプレッシャーを与えることになり、余計なところに力が入って逆効果になり兼ねません。
子どもにとって自転車は興味の対象であると同時に、転倒する恐怖や不安を与えるものでもあることをしっかりと理解して指導に当たるようにしましょう。
根気強く見守る
自転車を与えられた子どもは、夢中になって練習を始めます。
しかし、最初のうちはすぐに転倒したり、危なっかしい運転をしたり、見守る親はハラハラしてしまうものです。
何度も転倒することで、子どもはバランス感覚を養っています。
余計な口や手を出すのではなく、根気強く見守るようにしましょう。
自転車の練習場所は?
自転車に乗る練習をするのに適した場所とはどこでしょうか?
転倒したことを考えて、芝生の上で練習させたいと考えている保護者も少なくありません。
しかし、実際に自転車に乗ってみると分かりますが、芝生の上はバランスがとりにくく、自転車が安定しません。
自転車の練習をする際には、車のあまり通らないアスファルトの公園などで行うようにしましょう。
もし可能であるならば、一直線の道路などではなく、グルっと一周できるような場所の方がおすすめです。
「交通公園」を利用するのもいいでしょう。
東京都内であれば比較的区内に交通公園がある事があります。
緩やかな坂があったり、信号機が設置されていたりするため、交通ルールを覚えながら実際の道路へ出るための練習ができます。
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