リトミックのやり方は?自宅で親が教える時のレッスン内容や注意点も解説!

『リトミックの教え方はどうすればいい?』
『自宅でリトミックをするやり方は?』
『リトミックに使えるグッズは?』
と気になる事もありますよね。

今回は、リトミック教室を運営する筆者が自宅でもできるリトミックのやり方を解説します。

情操教育の一つとして注目されるリトミック。
生後半年頃からはじめられ、幼児が習える一番最初の習い事ともいわれます。

リトミックを行うことで、リズム感や音感が養えることはもちろんですが、運動能力の向上やストレス発散、親子のスキンシップ、コミュニケーション能力の向上など多くの効果があります。

ただ、リトミック教室に通うと少し高いし、コロナ禍もあって不安..という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、リトミック教室を5年運営する筆者が、家庭でも実践できるリトミックのやり方を詳しく解説していきます!

リトミックに使えるグッズも紹介するので参考にしてみてください!

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そもそもリトミックとはどのような教育?

リトミックはどんなもの?
リトミックは0歳から習えることもあり、乳幼児のいる家庭から人気のある習い事です。
しかし、はっきりとリトミックがどのような教育なのか理解している人は、少ないかもしれません。

リトミックは、スイスの作曲家であり音楽教育家でもあった、エミール・ジャック=ダルクローズが発明した教育法です。
音楽を身体の動きで創造、表現する教育法を考え出したのが、リトミックの始まりだといわれています。
リトミックでは「リズム」「ソルフェージュ」「即興」を大切にしている教育法。

音楽に合わせて身体を動かし表現することを目的とする「リズム」は、音楽のスピード、高低差のような音楽的要素を体や空間を使って表現します。

ソルフェージュ」は、音楽的な耳を養ううえで大切な体験です。
音を聞き分けるだけでなく、楽譜に書かれていない音楽的な表現、フレーズを感じるようになることが期待できます。

そして、音楽をより理解するために、「即興」で表現することを体験していきます。

「ダルクローズ・システムにおけるリトミック指導」という書籍をみると、”音楽的感覚陶冶の時期は早期であることが望ましい”と記されています。

つまり、リトミックのような0歳から取り入れられる教育法を使い、音楽に触れ合う体験を早いうちからはじめた方がいいということ。
その方が音楽要素がしっかりと身につくといわれているのです。

また、リトミックには音楽要素だけでなく、運動機能向上や脳への刺激、ストレス解消、親子のスキンシップなど多くの効果があります。
そのあたりも具体的に解説していきます。

リトミックで得られる効果とは

リトミックの効果は?
では、リトミックを行なうことで、実際に得られる効果にはどんなものがあるのかも確認していきましょう。
音楽を学ぶ教育法だと思われている方が多いと思いますが、実は成長していくうえで必要な能力を養える教育でもあるのです。

ぜひ、ひとつずつチェックしてみてくださいね。

 

1.リズム感が身につく

リトミックを行なうことで、リズム感が身につくと考えられます。
リトミックでは、4分音符、2分音符、8分音符の基礎リズムを体を使って体験します。

机に向かって学習をするのではなく、リズムを楽しみながら体で覚えていくのです。

リズム感は音楽だけに必要なものではありません。
例えば、スキップもリズム感が必要な動きですよね。
独特のリズムを刻むスキップは、リズム感がなければ習得するのは難しいです。

さらには、球技にもリズム感が必要です。
サッカーやバスケットボールといった球技では、ドリブルをします。
このドリブルをするのにも、リズム感が必要です。

音楽を学ぶためだけに必要なスキルではないため、小さい頃から養っていけるのはメリットといえるでしょう。

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2.社会性・コミュニケーション能力を養う

親子のみで行なう場合は当てはまりにくいのですが、お友達と集まってリトミック体験をする場合、社会性やコミュニケーション能力を養う効果も期待できます。

0歳児や1歳児などは、多くの子どもと触れ合う体験が少ないですよね。
だからこそ、リトミックを通して同じ年頃の子どもと同じ空間にいるのは、社会性を身につけていくきっかけになります。

また、お友達が表現しているものを受け入れる、自分と違うものも受け入れるという経験も、リトミックを通してできるのです。

 

3.集中力を鍛える

リトミックは、音に集中します。
流れている音楽を聞く、どんな表現をしようかと音楽を聞いて考える、という体験は、集中しなくてはできません。

また、後述しますが、リトミックには「即時反応」といって、音楽を聞いて即座に反応することも体験します。
音楽が急に止まったら自分の動きも止めます。この行動をするためには、音楽に集中する必要があるのです。

これらの経験から、リトミックで集中力を鍛えていけると考えられるでしょう。

 

4.表現力・自発性が身につく

リトミックは、音楽を聞いて表現する教育法です。

例えば、高い音から低い音へと移動していく音を聞いたとき、どのように表現するのか考えてみましょう。

頭上にある手を床までヒラヒラと落とすのもアリでしょう。
また、立っていた状態から座るという表現をしても面白いですよね。
このような「表現をする」体験ができるので、リトミックを続けていくことで表現力が養われていくことが期待できます。

さらに、自ら音を聞いて表現することを繰り返すうちに、自発性が身につくことも期待できます。
リトミックは、子どもが自分から行動をしていくきっかけになるかもしれません。

 

5.基礎的な身体能力が身につくことも期待できる

リトミックは音楽的な感覚を身につける教育でもありますが、基礎的な身体能力が身につくことも期待できます。
リトミックは音楽に合わせて体を動かしたり、手遊びを楽しんだり、全身を使って表現することを学びます。

そのため、体の使い方を幼い頃から学ぶことができるのです。反射神経身体能力を養っていくことも期待できるんですよ。

 

6.音楽的感覚を身につける

リトミックを学ぶうえで忘れてはいけないのが、音楽的感覚を身につけることですよね。
机に向かって学習するのが難しい年齢の頃から、耳で音楽を聞く、体で表現することを学び、音楽的感覚を身につけていきます。

将来、子どもにピアノを習ってほしいと考えているとしましょう。
しかし、ピアノを始めるのにいいといわれているのは、4歳頃です。
4歳前の子どもの場合、指に負担がかかってしまう、体幹が未発達である、長時間座っていられないという理由から、ピアノを習うのは大変。

しかし、先述しているように、音楽的感覚を身につけるのは、早期が望ましいといわれています。
だからこそ、リトミックを経験し、音楽的な感覚を身につけておくのがおすすめ。

リトミックを経験しておけば、ピアノへの移行がすんなりといくことも期待できますよ。

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自宅でできるリトミックのやり方!レッスンメニューをご紹介

リトミックのやり方:練習メニュー
ここからは、自宅でもできるリトミックのやり方をご紹介していきます。
親子で楽しく学べるように、ぜひチェックしてみてください。

これもリトミック?と思うようなものもあるかもしれませんが、全て自宅でできることなので、試してみてくださいね。

1.手遊び歌

親子で簡単にリトミック体験ができるのが、手遊び歌です。
パパやママが知っている曲でOK!親子で手遊び歌をして楽しい時間を過ごしてみてください。

手や指を動かす手遊び歌は、子どもにとって刺激がたくさん!指は第二の脳ともいわれているほど。
たくさん指を動かして、子どもの脳に刺激を与えましょう。

さらに、手遊び歌はリズム感が身につく効果が期待できるうえ、親子のコミュニケーションをとるのにもぴったりです。

多くの人が知っている手遊び歌、簡単にできる手遊び歌もご紹介しておきます。

とんとんとんとんひげじいさん(アンパンマンの替え歌もアリ)
グーチョキパーでなにつくろう
おべんとうばこのうた
やきいもグーチーパー

\リトミック手遊び教材/

上記の映像は、保育士やリトミック教師も使うレッスンに使える教材です。

子どもの年齢に合ったものを選択して、ぜひ親子で遊んでみてくださいね!

2.基礎リズムで動いてみる

4分音符、2分音符、8分音符で実際に動いてみるのもおすすめです。
自宅にピアノや電子ピアノがあり、パパやママがピアノを弾けるのが好ましいですが、そうでなくても簡単に体験できます。

子どもがお気に入りの音楽を流して、4分音符、2分音符、8分音符で動き、リズムの違いを体で感じられればOK!

パパやママが基礎リズムを理解していることが前提ですが、ぜひ試してみてください。

\リトミックの基本リズム解説動画/

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3.即時反応を取り入れる

音楽に合わせて動いている途中、流している音楽を急に止めてみましょう。
音楽が止まったら、動きもストップです。
この経験が先述した「即時反応」です。

子どもはより音楽に集中するうえ、急な変化を楽しんでくれます。
さらに、音楽が止まったらしゃがむ、壁にタッチするなどの動作を加えれば、より楽しんでくれる工夫ができます!

自分で動くことができない0歳や1歳児の場合は、パパやママが抱っこで体験させてあげましょう。
または、手拍子を止めるといったやり方でもOKですよ。

 

4.音の高低を楽しむ

リズムだけでなく、音の高低や、音の強弱の違いを教えてあげるのも自宅でできるリトミック。
高い音がしたときは手を頭の上でヒラヒラさせる、低い音がしたときは手を床について叩くなど、動作を決めてあげましょう。
そして、どっちの音が鳴るかな?とクイズ形式にして楽しみます。

音に集中しますし、すぐに体で反応する力を身につけていってくれるでしょう。

音感、運動、集中力を同時に鍛えることができるリトミックレッスンメニューです。

 

5.動物になりきって模倣体験

動物になりきる模倣体験もおすすめです。
「模倣はリトミックに関係あるの?」と思ってしまうかもしれませんが、音楽を取り入れた模倣を体験することで、音の違いを聞き分ける力を養うことが期待できます。

例えば、4分音符は「犬」2分音符は「ゾウ」8分音符は「リス」と動物を決めてみましょう。
そして、4分音符の音楽が流れたときは犬のマネ、2分音符の音楽が流れたときはゾウのマネをします。

この経験で、音の違いを聞き分ける、音に集中する、模倣をすることを学べますよ。

\リトミックの四分音符と八分音符の違いレッスン動画/

動物の呼び方を変えて、4分音符、8分音符のリズムの違いを分かり易く解説してくれるリトミックレッスン動画です。

6.楽器に触れ合う

楽器に触れ合う体験をさせてあげるのもいいでしょう。
手軽に用意できる楽器は、タンバリン!手拍子でリズムをとっていたのをタンバリンに変えるだけで、より楽しくなりますよ。

そのほかにも、カスタネットやすず、マラカスなど、小さな子どもでも扱える楽器を取り入れてリトミックをしてみてくださいね。

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自宅でのリトミックに使えるグッズ・教材アイテム

リトミックに使える教材・グッズ
リトミックは道具がなくても体験できる教育ですが、内容にメリハリを付けるためにも、アイテムや教材グッズを活用するのがおすすめです。
アイテムを使うことで、子どもの興味を惹けるメリットも。

どれも手に入れやすいものなので、ぜひ活用してみてください。
活用方法とともに、ご紹介していきます!

 

1.タンバリン


先に紹介していますが、タンバリンは手軽に用意できる楽器です。
子どもでも扱いやすいため、リトミックに取り入れるのがおすすめ。

タンバリンを叩いてリズムをとるのもいいでしょう。
また、タンバリンを持った状態で、基礎リズムで歩き、「キラキラ」の音が鳴ったらタンバリンを振るという即時反応を取り入れるのもアリ!

子ども用の小さいタンバリンも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

 

2.スカーフ


子どもが扱っても危なくないという点でも、リトミックにスカーフを活用するのがおすすめ。
スカーフには、音の高低、強弱の違いを目で確認できるメリットがあります。

高い音がしたときは、頭の上でスカーフを揺らしましょう。反対に、低い音がしたときは、床に近い場所でスカーフを揺らします。

また、大きな音がしたときはダイナミックに揺らす、小さな音がしたときはそーっと揺らす、テンポが速い曲では速く揺らす、テンポが遅い曲ではゆっくり揺らすことで、スカーフの揺れ方の違いを目でみて楽しむことができますよ。

さらには、スカーフを投げてみるのも◎。
高い音からアルペジオで低い音へと移動するときは、スカーフを投げて音を表現すると面白いかも。

リトミックダンススカーフという名前などで、販売されています。
手軽に購入できる価格なうえ、10色セットで販売されているので、その日の気分やレッスン内容でカラーを変えて遊ぶのもいいでしょう。

このように、さまざまな使い方があるスカーフ、ぜひ取り入れてみてください。
活用するときは、踏んで滑ってしまうことがないように、注意してくださいね。

 

3.スティック


リトミックにスティックを取り入れるのも面白いんです。
音楽に合わせて叩くのもいいですが、叩く場所や物を変えて、音の違いを楽しむのも楽しいですよ。

しかし、スティックは扱いを間違えると怪我をしてしまうおそれも。
スティックが扱える年齢になってから取り入れる、さらには子どもに持たせるときは十分に注意して、リトミックをしてくださいね。

新聞紙とビニールテープで、オリジナルのスティックを作るのもおすすめですよ!

 

4.ボール


カラフルなボールをリトミックに取り入れるのもいいでしょう。
音楽に合わせてボールを転がすだけでも、子どもは楽しいですよね。

また、ボールを音に合わせて交換したり、くっつけたり、叩いたり、ときには投げてみたり、さまざまな取り入れ方ができるのも魅力です。

 

その他のリトミックおすすめ教材はこちら
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自宅でリトミックを教えるときに注意点

リトミックを自宅でやるときの注意点
自宅でリトミックを体験することは可能です。
しかし、親子だけでやるからこそ、注意したいポイントがあります。

子どもと楽しいリトミックができるように、チェックしておいてくださいね。

なによりも楽しむことが大切

何かを教える、学ぶというよりも、まずはリトミックを楽しむことが大切です。
子どもが小さいうちは、音楽が楽しいものだと理解できれば十分!

リトミックが嫌なものだと認識してしまうと、これから先音楽を楽しめなくなることも…。
音楽は楽しい、パパやママと行なうリトミックは面白い、と思ってもらえる時間を作りましょう!

 

できなくてもOK!音楽に触れることがすでにリトミック

音楽に合ったリズムで動いてほしい…とモヤモヤしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、小さい子どもは出来なくて当たり前!音楽を聞きながら動いているだけでも、十分リトミックを体験しているので安心してください。

繰り返しリトミックを体験することで、いつの間にかできるようになっていきます。
子どもの成長がみられるのもリトミックの魅力なので、気楽に、気長に、楽しんでみてください。

 

子どもの自由な表現を楽しんで

子どもの自由な表現を楽しんでみてください。
パパやママが動きを決めてしまうのもいいですが、ときには、子どもに自由に動いてもらってみて。

大人では思いつかないような、表現を見せてくれるかもしれません。

そんな時間を親子で楽しむのも、リトミックならでは!

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まとめ:まずは親子リトミックを楽しむ!

親子でリトミックを楽しもう
リトミックは自宅で親子だけでも体験できます。
感覚をつかむのは難しいかもしれませんが、音楽に合わせて動いている、音楽を楽しんでいるという経験が、すでにリトミック体験。

まずは子どもが音楽に興味を持つ、楽しむことに重点をおき、無理のない範囲で楽しんでみてください。
続けていくことで、知らないうちにさまざまな音楽的要素を身につけているかもしれませんよ。

リトミックとともに、子どもの成長を楽しんでみてください。

自宅リトミックにおすすめの本はこちらも!

 

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編集長プロフィール

子供の習い事研究家さとう/編集長


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「子供の習い事研究家」として活動中。
2019年5月に子どもの習い事図鑑の編集長に。
経歴:某IT企業に入社後、営業、マーケティングを経験。その後ライター/マーケッターおして独立。子どもの習い事図鑑の立ち上げに参画。子どもの習い事に関する事業を展開。
最近では、習い事に関わらず、ワーキングマザーの相談にのることも。 趣味は家族との時間。