子供がピアノの練習をしない時の正しい対処法とは?

子どもがピアノの練習をしない時の対処法を解説していきます。

今も昔も変わらず人気の習い事の一つである“ピアノ”

2020年の子どもの人気習い事ランキングでも4位に入っています!
子どもの人気習い事ランキング:ピアノの順位
ピアノは幼少期から習うことで音感が身につく事は勿論ですが、脳にも良い影響がある習い事です。
両手の指先、耳、足、楽譜を見る目を同時に使うことで脳が活性化され、学力やスポーツにも好影響があります。

一方で、親御さんに調査をすると、ピアノの習い事で悩みを抱えている親御さんも多いです。

その一つで、家での練習をしない事。

「習いたい」と言ってきたのになかなか練習しないと頭を抱えたことはありませんか?

今回は、ピアノの練習をしない時の正しい対処法についてお話したいと思います。
せっかくお金を払って通うのであれば上達して欲しいと考えてしまいますよね。

そんな事から、全然練習をしないとついついイライラしてしまうことも。

今回はピアノの教え方に詳しい専門家が、正しい対処法と間違った対処法を解説するので参考にしてみてください!

ピアノの練習をしない原因は?

子どもがピアノの練習をしなくて悩む親
子どものころは、誰かと比べられることがイヤだったはずなのに、いつのまにか誰かとお子さんを比べたりしていませんか。

「お友達のお母さんは練習すると言っているのになぜうちの子は自分からできないのだろう」
「練習しないならお金のムダだなぁ」
と頭を抱えている方は少なくないと思います。

では、なぜピアノを練習しないのか、原因について考えてみましょう。

専門性の理解が追い付いていない

ピアノはリズム・音階・コードなど覚えることがたくさんある専門性のある習い事です。

ひとまず音符・楽譜が読めないとなかなか前には進みません。

ピアノ教室には、グループレッスンや個人レッスンなど色々な形がありますが、共通して言えることは「音符」「リズム」をお子さんが理解できているか・負担になっていないかという点です。

人間は、成長や個人差によって集中力の持続時間は変化します。
分からないことや理解できていないことを“理解できている前提”で話されたら子供でもストレスに近いものとなります。

ストレスが少しずつ蓄積していくことで練習しよう・上手になりたいという気持ちになれず練習をしない原因に繋がることがあります。

ピアノの練習の難易度にミスマッチがある

ピアノの練習の難易度の調整も重要です。

例えば、親の高望みでいきなり難しい曲に挑戦させてしまい、結果上手くできずピアノが嫌いになってしまうパターンも良くあります。

重要な事は、お子さんのピアノの「現状のレベル」を正確に把握することです。

そして、「現状のピアノのレベル」と「練習内容の難易度」にミスマッチがないか確認もしましょう。

ここにミスマッチがありすぎると嫌になってしまうことも。

おすすめは、少し頑張れば達成できるくらいのレベルに挑戦していくことです。

先生との相性が悪い

どの習い事にも共通しているのが「先生との相性」です。

先生だから子供に合ったペースで指導してくれているはず!と任せきりではいけません。
子供自身がレッスン中に疑問に思ったこと・分からないことを伝えられる関係性であるかという点です。

ステップをクリアして新しいことへ挑戦するときは壁にぶち当たるのは不思議なことではありません。
その時に「先生、ここが分からなくて…」と言えることはとても大事なこと。

疑問をぶつけることが出来るのは、疑問に対して先生が「分かった!じゃあこうしよう!」「これは分かる?」と答えてくれるのを知っているからです。

疑問が解決しないまま次に進んでいくと子供の中では「分からないが分からないまま」という結果になります。
その状態の中で練習しようという意欲が湧かなくても無理はありません。

色んな原因があるとは思いますが、今回こちらで取り上げた要素からピアノを楽しめていないことがメンタルに大きく関わっていることが分かります。

ピアノ以外にやりたい事がある

子どもが家でピアノの練習をしない原因の一つで、ピアノ以外にやりたい事がある場合もあります。

子どもは興味関心が強く、移り変わりも激しいです。
これは、悪い事ばかりではありません。

ピアノの経験を活かして、別の習い事に挑戦するのもいいでしょう。

スポーツ選手の中には幼少期にピアノを習っていたという方も多いです。

家でピアノの練習をしない場合には、本当に続けたいか?を親子で話合ってみてください!

子供に合う習い事を見つけるコツはこちらも

親がピアノを教えるときやってはいけないこと

親が子どもにピアノを教えるときやってはいけない事
原因が分かったところでピアノ教え方でやってはいけないことを確認していきましょう。

頭ごなしに怒らない

まず、頭ごなしに怒ることは決してやってはいけません。
練習していないのは自分自身が1番分かっています「何で練習しないの!!」「練習したの!?」と問い詰めることでお子さんのやる気を著しく下げてしまいます。

ルーティンを押し付ける

練習計画を作ることはとても良いことですが、親だけで作った練習計画を子供に押し付けてはいけません。
習っているのは子供です。
子供の意見なしに「毎日30分練習しなさい」や「月水金曜日は必ず1時間練習ね」と親が独断で決めると子供は委縮してしまい楽しい習い事ではなくなってしまいます。

周りと比較する

ピアノを子どもに教えるとき特にやってはいけない事が周りと比較しすぎることです。

例えば、
「お姉ちゃんはちゃんと練習してるでしょ?!」
「お友達の○○ちゃんは、もう○○の曲まで弾けるのよ?」
「お母さんが子供の頃はもっと練習してたよ?」
というように周りの人と比べていくことです。

一部、比較することで競争意識を高めて、モチベーションが上がる子もいますが、大半は比べられすぎると嫌になります。

その点には注意しましょう。

子供の習い事を長続きさせるコツはこちらも

ピアノを教えるとき正しい対処法は

未就学児のお子さまであれば音楽・ピアノを楽しむ中で学ぶという教室が多いのではないでしょうか。

小学生くらいになると難しい言葉やリズムが出てきて進み具合に個人差が出てきます。
宿題・課題をクリアするスピードも子供によってバラバラです。

家庭でのピアノの教え方の注意点を確認していきましょう。

教えるのでなく聴いてあげる

ご両親が全く経験・知識のない環境ですと質問されても答えられないということも多々出てきます。

よく「ピアノの経験がないから教えられない」「音楽には疎くて…」と耳にしますが、教える必要はありません。

そんな時は「教えるのではなく聴いてあげる」を実践してみてください。

忙しい毎日の中で子供のピアノの練習に付き合うのは容易なことではないですが、10分だけお子さんのピアノを聴いてあげてください。

そして、1番のファンになってあげてください。
「〇〇ちゃん(くん)のピアノが聴きたいなー」「ちょっと聴かせてー」と声をかけてあげるのです。
「お母さんは家のお掃除を10分するからその間○○ちゃん(くん)は10分練習しよう!10分後に発表ね♪」と楽しい雰囲気を作ってあげるのが心を動かせるコツです。

ルーティンを一緒に考えよう

やってはいけないことに練習計画を押し付けてはいけないと記述しましたが、練習計画を作ることはとても良いことです。

そのため、ピアノの練習計画をお子さんと一緒に作ってみましょう。
週に何回くらいだったら練習を実行できるか、時間はどれくらいだったら継続できるか。

など子供の“声”を元に親は“クリアできる提案”をしていきましょう。

達成することで子供自身が、「次はここまでなら出来るかもしれない」と目標を持つようになります。

初めから高い目標を掲げて断念してしまうのではなく、まずはクリアできる目標を掲げることが大切です。

親子で掛け合わせてできた練習計画はきっと意欲の向上に繋がります。

自己肯定感を高める = 自信を持たせる

子どもの成長期にとても大切な“自己肯定感”。

自分は必要とされている・愛されているのだという自覚ですね。
子供は子供なりに専門的なことを学習し毎回何かしら学んでいます。
そのことをまずは肯定してあげましょう。

子どもが今日は休みたい、練習したくない、と言い出した時には、間違ってもいきなり「怒る」「叱る」ではありません。

肯定も否定もせずに「学校疲れたかな?」「今何ていう曲練習しているの?」とさりげなく寄り添ってあげてください。
お母さん・お父さんは、自分のことを考えてくれているのだと自己肯定感が高まります。

ですが、練習しない子供に対して「もう練習しないならやめなさい!」「練習もしてないし行かなくていい!」など頭ごなしに否定をしてしまうと“どうせ私(僕)なんて…”と悲観的な感情に陥りやすくなります。

自己肯定感を創ることは親から子供への最高のプレゼントです。
自己肯定感が身につくと自然と自信に繋がっていきます。

その思考を頭の片隅に入れておくだけで子供への接し方はきっと変わるはずです。

時には休息も重要

時には休みたいときもあるでしょう。

もちろん、気軽に休めると思ってほしくないという気持ちは分かります。
しかし、「休みたい」と言ってくるからには何かしら理由があるもの。
行きたくないと涙を浮かべるときもあるでしょう。
その時に親の放つ言葉は多感な子供の心にはとても大きく響くのです。

お子さんが、「休みたいな、行きたくないな」と思っているときに無理に通っても身につくものも身につきません。

一度休息することで、次回以降集中して通える場合もあります。

お話が出来そうなときは「話」をしましょう。
話たくなさそうだったらとりあえずお休みしてみるのもありです。

決して休むことを肯定しなさいと言っているわけではありませんが、大人でも精神的にバランスが整わないときってありますよね。
子供にだって上手く言葉には出来ないけど「今日は…」って言うときがあってもおかしくはありません。

練習が出来たらほめる

「たくさんほめましょう」「ほめて伸ばしましょう」とよく聞きますね。
でも親だって人間です。
そんな簡単にほめることができないこともあると思います。

ただ、やっぱり人間褒められたら単純にうれしいのです。
また頑張ろうという気持ちになるのです。

ピアノのレベルに応じて練習時間の確保は重要ですが、集中できていないのにダラダラ2.3時間練習して「めちゃくちゃ頑張ったー!」と達成感を得るのではなく、1日15分でいいのです。

15分だけ集中して「自分と向き合う」時間がルーティンとして出来たら理想です。

しかし、15分と決めたけど10分でやめてしまった。
というときも「まだ10分しか経ってないよ!!」と言い放つのではなく「もう1回聞きたい!」と子供がもう少し弾いてみようかなと思うように心を動かしてあげてください。

そして最後にほんのちょっとでいいから“ほめてあげる”ということですね。

褒め方の記事はこちらも
成績が伸びる子、伸びない子の14の特徴とは?

まとめ:ピアノを楽しめる環境を作る!

ピアノを楽しめる環境を作る
前述しましたが、子供自身が先生と相性が合っているのか・習い事が適しているのかを見極めるのはとても難しいですが重要です。

専門性があるからこそ子供の理解度を把握しておきましょう。

お金を払っている親からしてみれば習い事の練習をしないのは理不尽なこと。

ですが、習わせてやっているという感覚ではなく学校以外で何かを得ている・学んでいるのだと考えたら少し気持ちが楽になると思います。

話を聞いてあげること、寄り添うことでお子さんの心の中が満たされ、自分と向き合えるようになり10分集中して練習してみようかな…こんな曲が弾けるようになりたいと自分の意志が出てくるきっかけになります。

音楽を“楽しむこと”が大切です。
そのために、ピアノを楽しめる環境を作ってあげてください!
時には流行りの曲を親子で練習してみるのもいいでしょう。

もし上手に弾けなくてもピアノを弾いている本人が音楽やピアノを楽しんでいたら聴いている人にも伝わります。
ピアノは心を豊かにしてくれる習い事です。

まずは、お子さんと「習い事を楽しめているのか」を論点にコミュニケーションを図ってみて下さい。

そして自分と向き合えるようなポジティブな言葉で心を動かしてあげましょう。

こちらの記事を参考に親子で習い事を楽しんでみてください。

ピアノが脳にいい?子供の習い事におすすめする5つの理由とは!

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プロフィール

子供の習い事研究家/編集長


「子供の習い事研究家」として活動中。
2019年2月に子どもの習い事図鑑「スタートゥー」の編集長に。
経歴:某上場系IT企業に入社後、営業、マーケティングを経験。その後独立し、本サイトの立ち上げ、子どもの習い事に関する事業を展開。
最近では、習い事に関わらず、ワーキングマザーの相談にのることも。 趣味は家族との時間。