『ピアノの教え方のコツは?』
『親が自宅でピアノを教えるとき何をおしえればいい?』
『独学で子供にピアノを教える方法は?』
と気になる事もありますよね。
今回は、ピアノ教室講師の筆者が子どもにピアノを教えるときのコツを解説していきます。
ピアノを含め楽器は、2021年子どもの習い事人気ランキングで4位になるほど人気です。
最近では、テレビやYouTubeで人気のアーティストに憧れて、女の子だけでなく、男の子にも人気があります。
また。ピアノは、音感やリズム感を鍛えるだけでなく、脳にも良い刺激があるのです。
多くの脳科学者がおすすめの習い事は「ピアノ」というほど効果のあるものと言われます。
そのため、親が習わせたい習い事ランキングでも常に上位です。
そんなピアノを自宅でも練習させたいなと考えることもありますよね。
そこで今回は、ピアノ教室講師歴10年の筆者が、自宅で親が子どもにピアノを教えるときのコツや練習法を解説していきます!
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この記事の目次
子どもと自宅でピアノの練習を独学でするときの5つのポイント
ピアノ教室に通うのではなく、独学で子どもとピアノを練習するときのポイントを5つご紹介していきます。
親が子どもにピアノを教えるからこそ、気をつけたいこと、楽しみたいことがいくつかあります。
まずはピアノに楽しく取り組むことができるように、これから紹介するポイントを実行してみてください。
1.練習時間は短くてもOK!
練習は短時間でOKです。
短時間でも毎日ピアノに触ることの方が大切。
そもそも、集中力は長く続きません。
子どもが小さいときにお世話になった方も多いであろうEテレの番組も、多くは30分以内のものでしたよね。
未就学児の場合、集中力は10分程度と考えていいでしょう。
要するに、子どもはピアノの練習に、長時間集中するのが難しいということ。
イヤイヤピアノに向き合うことで、ピアノが嫌いになってしまうおそれも。
まずは子どもがピアノを楽しめることに重点をおくためにも、練習は短時間で行ないましょう。
短時間でいいので、できるだけ毎日ピアノに触れるようにしてくださいね。
2.「ドレミ」で歌うようにする
ピアノの練習というと、鍵盤を弾くことをイメージしがちです。
しかし、ピアノのトレーニングはそれだけではありません。
音を理解することが重要でもあるため、「ドレミ」で歌う練習を取り入れてみましょう。
練習している曲を鍵盤で弾く前に、「ドレミ」で歌ってみるのです。
音を覚えることで、ピアノを弾くのがスムーズになると期待できます。
ピアノで弾く曲以外でも、「ドレミ」で歌うクセを付けるとよりいいでしょう。
音を理解することへ繋がるはずです。
3.パパやママが楽しめる楽譜を作るのもおすすめ
販売されている楽譜を使用するのではなく、パパやママが楽しい楽譜を作ってあげるのもおすすめ。
例えば、「ミ」の音符を「みかん」で描いてみます。
シールを活用するのもいいでしょう。
この方法で「ミはみかんのミ」と覚えられます。
黒い丸が描かれた楽譜を見続けるよりも、子どもも楽しくピアノが学べますよね。
ピアノを楽しむこと、楽しく音を学ぶことを大切にするためにも、ぜひパパママが楽譜を作ってみてください。
「ド」はドーナツ、「レ」はレモンなど、覚えやすいものを使ってみましょう。
2歳~5歳頃の未就学児におすすめの方法なので、ぜひ試してみてください。
4.子どもが知っている曲からチャレンジ!
知らない曲にチャレンジするよりも、知っている曲の方が子どもは練習しやすいでしょう。
保育園や幼稚園で歌ったことがある曲、小学校で習った曲などを簡単に弾ける楽譜を用意して、トライするのもおすすめです。
さらにいえば、子どもだけでなく、パパやママが知っている曲の方が、親子で楽しくピアノの練習ができるでしょう。
ぜひ、曲選びにもこだわりを持ってみてくださいね。
ディズニーやジブリの曲を簡単にした楽譜は使いやすく人気です。
5.日常的に音楽を楽しもう
日常的に音楽を楽しむことも大切です。
例えば、以下のようなことがあげられるでしょう。
・お風呂の時間に親子で歌を歌ってみる
・テレビや動画を見て、音楽に合わせてダンスをする
・ピアノ以外の楽器に触れてみる
・テレビを見るだけでなく音楽を聞く時間を作ってみる
このように、ピアノの練習をする以外にも、音楽を楽しむ方法はたくさんありますよね。
あえて音楽の時間を作るというよりは、日常的に音楽に触れるような環境を用意してあげてください。
子供の習い事「楽器」の種類は何がある?月謝相場や習う効果・注意点も解説!
何から教えたらいい?親が子どもにピアノを教えるときの内容
いざピアノを前にしても、何から教えたらいいのか困ってしまうかもしれません。
ピアノを弾くことと同時に教えていかなくてはいけないポイントを解説していきます。
正しい知識を身につけないと、後々困ることもあるでしょう。注意しながら教えていってくださいね。
1.リズムはリズムカードを使って楽しく覚える
ピアノを弾くうえで欠かせないのは、リズムです。
楽譜に書かれているリズムが理解できなければ、ピアノを弾くのは難しいです。
まずは基礎リズムから教えていきましょう。
基礎リズムとは、四分音符、二分音符、八分音符のこと。
リズムを教える方法は、ピアノの前で楽譜とにらめっこするだけではありません。
基礎リズムに合わせて体を動かしてみる、リズムを手拍子で表現してみるなど、楽しく覚えられる方法を試してみましょう。
また、普段ピアノ教室で教えていて効果的な教え方は「リズムカード」を使うことです。
この本では、表面がリズムのパターンになっていて、裏面がリズム読みかたが記載されており、非常に分かり易いです。
「たん たん」「たーたた」など幼児から使えるリズムを学ぶ良書となっています。
2.音符を読む力をつける
リズムとともに覚えなくてはいけないのが、音符です。
五線譜に書かれた音を理解する必要があります。
つまり、ピアノを弾くためには「楽譜を読む力」を身につけなくてはいけないということ。
はじめのうちは音符に「ドレミ」を記入するのもアリですが、書かれた「ドレミ」ばかりを見てしまうとなかなか音符を覚えられなくなるおそれも。
「ドレミ」を書くことよりも、音符を理解できるように、練習をしていきましょう。
\音符の読み方のコツ解説動画/
音符を読む力を付けるには「音符カード」を使いましょう。
カード式になっているので、ゲーム感覚で音符を覚えていくことができます。
キャラクターの教材を使うと楽しく勉強できますね!
3.鍵盤の位置
楽譜に書かれた音が、どの鍵盤なのかを理解する必要もありますよね。
右手をおく位置、左手をおく位置を覚えるのは、なかなか大変です。
色のついたシールを貼って覚えるのも手。
しかし、シールを貼りっぱなしにしてしまうと、シールに頼ってしまいます。
自宅ではない別の場所にあるピアノで演奏するのが難しくなってしまうため、慣れてきたら剥がすようにしてくださいね。
4.指番号
変なクセがついてしまうことを避けるためにも、指番号に沿って練習しましょう。
初心者の子どもが練習する楽譜には、指番号が書かれているものが多いです。
その通りに弾けるように練習することが大切です。
そのためにも、どの指が何番なのかを覚える必要もあります。
ピアノ指番号の基本は、「親指=1」「人差し指=2」「中指=3」「薬指=4」「小指=5」です。
右手と左手で混乱してしまうおそれもあるため、根気強く教えていきましょう。
5.楽譜の読み方
先述していますが、ピアノを弾くためには「楽譜を読む力」を身につけていく必要があります。
音符が示しているのは何の音なのか、リズムは何か、拍数は何か、何長調・何変調の曲なのかなど、理解しなくてはいけないことがたくさんあります。
もちろんはじめから全てを理解するのは難しいです。
しかし、楽譜が示していることを理解しなくては、成長していけないでしょう。
楽譜に書かれていることが何を示しているのか、何を意味しているのかも伝えながら、練習をしていきましょう。
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6.ピアノを弾く手の形
ピアノを弾く手の形もしっかりと教えていかなくてはいけません。
力んでしまったり、おかしなクセがついたまま弾いてしまったりすると、手や腕、指の不調に繋がることもあり得ます。
ピアノを弾くときは、リラックスした状態を作るのが大切。
力を抜き、肩が上がらないように手をピアノの鍵盤に置きます。
手のひらを丸くし、指を立てて鍵盤に乗せましょう。
肩を下げることが重要ですが、腕まで下げるのはNG。
ピアノを弾く手の形や姿勢を教えるのは、思っている以上に大変です。
絶妙な力加減は、子どもにとって理解するのが難しいです。
しかし、間違った姿勢や手の形でピアノを弾いてしまうと、ピアノのスキルが上がらないだけでなく、腱鞘炎などに繋がることも考えられます。
根気強く、正しい姿勢、手の形を教えていってください。
親が子どもにピアノを教えるとき教え方のコツは?
自宅で親が子どもにピアノを教えるときのコツについても、紹介していきます。
自分の子どもを教えるのは、実は大変なこと。
ここで紹介するコツを頭の片隅に置き、子どもとピアノを楽しみましょう!
1.すぐにはできないことを理解する
たくさんのことを子どもに教えたくなりますが、すぐに全てを理解できるわけではありません。
小さい子どもならなおさらです。
少しずつ教えていきましょう。
一気に教えることで、子どもはピアノを難しいものと捉えてしまうおそれも。
難しいものと思ってしまうと、ピアノの練習が億劫になってしまうと考えられるため、注意していきましょう。
2.怒りたくなるけど我慢!楽しむことが大切
教えたことを子どもができないと、イライラしてしまうかもしれません。
さらには、子どもがピアノの練習に集中しないと、怒りたくなってしまうでしょう。
だからといって、むやみに怒るのはNGです。
パパやママが怒ってばかりいると、子どもはピアノを嫌いになってしまうかも。
ピアノに対する意欲も失ってしまう危険があります。
子どもは否定的な言葉やネガティブな言葉をかけられると、やる気を失ってしまうのです。
子どもがピアノを嫌いにならないためにも、ピアノの練習は楽しくできるようにしましょう。
3.子どもにピアノを好きになってもらう
先述していますが、ピアノの練習は楽しく取り組むことが大切です。
子どもがピアノを嫌いになると、モチベーションも下がってしまいます。
日本教育心理学会総会発表論文集の中の「発達2017 幼児における”やる気”のある子の行動の特徴」でも、以下のように紹介されています。
”意欲的であることは、行動面における活動性の高さと明朗さが認知されていたといえる”
つまり、ピアノに対してのやる気を上げるためには、活動性が高くなければいけません。
イヤイヤピアノに向き合っていても、やる気は出ないですよね。
子ども自らがピアノに向き合いたくなるほど、楽しいものにする必要があります。
楽しくピアノに取り組めるように、そして子どもがピアノを好きになってくれるように、練習を続けていきましょう。
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4.楽譜を読むためにワークを取り入れるのもアリ
何度も説明していますが、ピアノを弾くためには「楽譜を読む力」が必要です。
そのために、ワークを取り入れるのもアリ。
ピアノの楽譜とワークをセットで販売している教材もあります。
そんな教材を活用しながら、ピアノの練習をするのもおすすめ。
勉強要素が加わることで子どものモチベーションが下がってしまうおそれもあります。
しかし、ワークを活用することで、楽譜を読む力が身につくスピードははやいと考えられます。
書いて覚えることも大切です。
短時間でもいいので、ワークを使っていくのもおすすめですよ。
クイズ付きで楽しく勉強できる本もあります!
5.ピアノはすぐに触れるところに置いておくと便利!
ピアノはすぐに触れるところに置いておくのがいいでしょう。
練習しようと気合をいれることなく、なんとなく触れるというのがミソ!
子ども自ら触りにいってしまうような環境を、あえて作ってあげましょう。
そうすることで、自然とピアノに触る時間が増えることが期待できますよ。
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自宅でピアノを練習するときの注意点もチェック
ピアノ教室ではなく、あえて自宅でピアノを教えていくことを選択する場合もありますよね。
自宅でパパやママが教えるからこそ、注意していかなくてはいけないこともあります。
ここで紹介する2つの注意点に気をつけて、練習をしていってくださいね。
1.目的が何かを明確にしておくと安心
子どもにピアノを教える目的を明確にしておくのがおすすめです。
たとえば、以下のような目的が考えられるでしょう。
・集中力を鍛えたい
・音楽要素を学んでほしい
・楽譜を読めるようになってほしい
・表現する力を身につけて欲しい
目的は何でもいいんです。
ただ、何を目的としてピアノを練習しているのかがわからなくなると、子どもも親も迷走してしまいます。
また、将来ピアニストになってほしい、音楽に関係する仕事に就いてほしいという目的があるとすれば、ピアノ教室に通うことを検討した方がいいといえます。
目的によって練習の仕方、ピアノへの取り組み方も変わってくるため、目的は明確にしておいた方がいいでしょう。
【子供の習い事】ピアノ教室を習う7つのメリット・デメリットは?いつから?費用は?体験談も解説!
2.パパママが練習に付き合えるスケジュールを組む
ピアノはできるだけ毎日触った方がいいです。
とはいえ、共働きの家庭が増えている中、ピアノの練習に時間を作るのが難しいこともあるでしょう。
先述していますが、ピアノを始めたばかりの子どもの練習は、短時間でOKです。
親子でピアノの練習をするのは、夕ご飯を食べる前の5分、お風呂に入る前の5分など、時間を決めてしまうのも手。
パパやママにとっても、子どもにとっても、無理のないスケジュールを組むようにしてください。
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まとめ:ピアノを好きになってもらうことから!
ピアノ教室に通うのではなく、あえて自宅で親が子どもにピアノを教えていくことを選択した場合、気をつけたいポイントがいくつかありました。
親が子どもに教えるからこそ、注意したいことがありますよね。
子どものやる気を引き出し、ピアノを好きになってもらうことを大切にしながら、自宅での練習に取り組んでください。
パパやママが子どもと一緒に楽しむことも重要ですよ!
また、自宅でのピアノ練習でピアノが好きになって、もっと練習したいとなれば、ぜひピアノ教室に通ってみることがおすすめです!
本格的にピアノが弾けるようになると、自信がついて、子どもの成長にも大きく影響します。
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