こんにちは、「子どもの習い事図鑑」(@startoo_)です。
発表会や大会など、不安や緊張で固まってしまい自分が出せなくなってしまう子供がいます。
「どうしてうちの子はそうなの?」
「もしかして病気なのでは?」
と他の子と比べて不安になったことはありませんか。
他にも、一人でいるのが不安で、留守番ができない、トイレに行けないということもあります。
「留守番を怖がって職場に電話をよくかけてくる..」
「習い事に行っても友達と話せない..」
「習い事で親の方ばかりちらちらみて集中できていない..」
ということもあります。
ですが子供が不安を持つことや緊張するのは、悪いことばかりではありません。
それを乗り越える経験を積み重ねて「自信」をつけていきます。
ただ、その不安・緊張から自信に繋げるい方法って何をすればいいか分からないことも多いですよね。
そこで今回は子供の不安や緊張を和らげる方法を解説します。
感覚過敏を知っていますか?感覚過敏の子供へ適切な対応法も解説!
この記事の目次
なぜ緊張するの?子供の不安はどこから?
なぜ不安になり緊張してしまうのでしょうか。
まず、その理由を理解しましょう。
失敗したくない気持ちの表れ
「失敗したくない!」と強く思うと緊張して、体が固くなってしまいます。
「失敗しないかな?」
「失敗すると恥ずかしい..」
「失敗して怒られないかな?」
などと不安でいっぱいになってしまうものです。
大人でも、絶対に失敗できない時は緊張しますよね。
マイナス思考で悪い方向へ考えてしまうと不安になり、緊張してしまいます。
親や先生と離れてしまう不安..
親や先生と離れてしまうのが怖くて不安になるという場合があります。
いつもは親や先生が近くにいて守ってくれますが、ひとりになるというのは子供にとっては大事件なのです。
ひとりになる事が不安で、緊張してしまうのですね。
その不安と緊張状態から「家に一人でいられず職場によく電話をしてくる..」という家庭は多いです。
「うちだけ?」と考えていた親御さんは、まず同じような境遇の方は多いので安心してください。
皆に注目されるのが怖い…
皆に注目されるのが怖いから、というのが理由の場合もあります。
大勢の人の前に立って、全員に見つめられたら…
そう考えると大人でも緊張します。
「自分の発言はおかしくないかな?」
「ヘンに思われないかな?」
「恥ずかしい事行ってないかな..?」
とマイナスに考えすぎてしまうと不安で緊張し、固まってしまいます。
では、次に、子どもの「不安や緊張を和らげるためにできること」を解説していきます。
小学何年生から一人で留守番ができるの?子供が留守番する時に決めておきたいルールとは?
不安や緊張を和らげるために親ができる7つのことは?
では、子供の不安や緊張を和らげるために親はどうしたら良いのでしょうか?
少しでも子供がリラックスできるように親が寄り添ってあげることが一番です。
1.1日10分単純に楽しむだけの時間を作る!
子供の不安感について研究する、ボストン大学教授のドナ・ピンカス氏は、親子で「1日5分から10分」だけでも、単純に楽しむだけの時間を作るだけで子供の緊張や不安が軽減されたという報告をしています。
たとえば、様々な知育玩具を用意して、「何で遊ぶか?」も子供に選ばせます。
「親がこれで遊びなさい!」とは言いません。
また、遊んでいる途中でも「もっとこうしたら?」と口を挟まずに子供自ら考えることを選択させます。
親としては、単に近くで見守り、一緒に楽しむ時間を過ごしてください。
これは、「モンテッソーリ教育」に通ずる部分があります。
下の記事も参考にしてみてください。
モンテッソーリ教育ってなに?家でもできることは?
2.落ち着くまで発散させる
子供の話をよく聞いてあげましょう。
泣いている子は、とことん泣かせてあげましょう。
とことんまで発散すると、スッキリして気がついたら不安や緊張が和らいでいるという状態になることがあります。
落ち着くまで発散させてあげるというのは不安や緊張を和らげるために効果的です。
3.ご褒美を用意する
ご褒美を用意してあげるのは、古典的ですが効果があります。
不安や緊張を乗り越えよう!というアプローチはとっても精神力が必要なものです。
ですが、ご褒美のために頑張ろう!というのは素直に前向きなモチベーションが上がり、やる気が出ます。
ポジティブな気持ちで頑張ることができるようになるのが一番のメリットです。
ただ、あまり高価なものを上げすぎても、「ご褒美が目的」になってしまうケースもあるのでバランスは注意したいところです。
4.気を紛らわせる
緊張してしまうと、頭の中が不安でいっぱいになってしまいます。
そんな時は、別のことをして気を紛らわせるのもひとつの手です。
その場から少し離れてお散歩をして深呼吸をしてみましょう。
体を動かすのも気分転換になります。
緊張しすぎると筋肉も固まってしまうので、体を動かして身も心もほぐしてあげるのは効果的です。
5.「やらなくても良いよ」とは言わない
子供が不安や緊張で固まってしまったり、ぐずぐず言ってしまった時に「じゃあ、やらなくても良いよ」とは絶対に言ってはいけません。
子供の成長するチャンスを奪ってしまう行為です。
たとえ失敗しても、逃げないで取り組み経験を積んでいくことで自信に繋がっていきます。
心配かもしれませんが、最後まで見守って終わったら褒めてあげるようにしましょう。
6.交換条件や罰を与えるなどは逆効果
「できないなら、⚪︎⚪︎買ってあげない」などと交換条件を出したり、罰を与えるなどは逆効果です。
このようなアプローチは、マイナスのパワーを引き出そうとする方法です。
自分の意思で頑張るのではなく、言われたから頑張った、という経験になってしまいます。
経験を積んで自信をつけるためには、自分の意思で頑張るという体験が必要です。
プラスのパワーを引き出すアプローチをするように気をつけましょう。
7.緊張した時のおまじないを決めておく
緊張しやすい子供の場合は、普段から緊張した時のおまじないを決めておくと効果的です。
ゲン担ぎで大事な仕事の朝は必ずカツ丼を食べる、赤い下着をつける…など、ルールを決めている人はいますよね。
同じように、緊張しそうな日のおまじないを親子で決めておきます。
「ママに頭を3回撫でてもらう」
「朝はカレーを食べる」
など、簡単なことでオッケー。
それで安心して頑張ってくれるはずです。
また、スポーツ選手のように「ルーティン」を決めておくことで不安を和らげる方法もあります。
「試合の日は、靴は左から履く」
「発表会の日は紅茶を飲むようにする」
「ストレッチを30分する」
など普段と同じ作業をすることで緊張や不安を和らげることもできます。
番外編.「緊張や不安を持つことは当然だ」と伝える
子供に「緊張しないでね!」といっても緊張します(笑)
場数の少ない、子どもが大舞台や一人でいることに「緊張・不安」を持たないことの方が難しいです。
つまり、「緊張して・不安を持って」当然。
その為、子どもには、自分を客観的に見るように伝えましょう。
どういうことかというと、
緊張したときには「あ、今の自分は緊張してるなー」と少し客観的に自分を見るのです。
そうすると緊張が和らいでくることが期待できます。
ここまで、子どもの不安や緊張を和らげる方法を解説してきました。
次に、和らいだ不安から「自信」に繋げるコツを解説していきます。
感覚過敏を知っていますか?感覚過敏の子供へ適切な対応法も解説!
子供の自信を持たせる3つのコツ!
子供に「自信」を持たせるポイントはどのようなことがあるのでしょうか?
確認していきましょう。
反復練習をトコトンやる
「自信」とは「小さな成功体験」の積み重ねです。
つまり、まずは簡単な作業や練習で「小さな成功」を積み重ねていくことが大切です。
その為に効果的なことが「反復練習」です。
例えば、
・ピアノの練習でも、ミスしないで5回連続で弾く事ができる
・バスケのシュート練習を10本連続で入るまでやる
・漢字のミスがないように何度も書き取りをする
などです。
このように、反復練習をやることで、本番の発表会や試合、テストのときに「あれだけ練習したから大丈夫!」と自分に自信を持つことができます。
途中で親が口を挟まない!
また、子どもの「自信」(自己肯定感)を高める為にはあまり親が「口を挟まないこと」も大切です。
子供が一生懸命練習していたり、作業に取り組んでいるときに親から、
「違う!もっとこうしたほうがいいよ!」
「AよりBの方がいいんじゃない?」
「もっと一生懸命やらないと成長しないよ?」
と言われるとやる気のある子供でも「自分は間違っているのか?」と自信を無くしてしまいます。
そして、口を挟まれると「自分は否定された..」と思い込んでしまうこもいます。
あるデータでは、東大に行っている多くの学生が小学生の頃に親から「勉強しなさい!」とは言われていないです。
自ら進んで勉強することで自信にも繋がっているということが分かっています。
子供の「自信」の持たせ方についてはこちらの記事も
自信がない子どもを「変える」5つの対処法!ただ褒めるだけではダメ?
できた部分にフォーカスして褒める
口を出さないからと言って「放置」はよくありません。
子供の練習や作業が終わったら、「できた部分にフォーカスして」褒めてあげましょう。
人間はできた部分を褒められると「自信」に繋がります。
そして、できていない部分は自然と補完しようとします。
つまり、できない部分を補うよりも、「できている部分」を褒めて伸ばした方が、
結果的に「できな部分」も成長していくのです。
子供の「褒め方」については、下の記事も参考にしてみてください。
子供を「やる気にさせる」褒め方のポイントとは?
まとめ:親子の絆が自信に繋がることも
子供が不安や緊張している姿を見ると、親としてはとっても心配になりますよね。
できるだけ普段通りでいられるように環境づくりをしてあげましょう。
何よりもパパ・ママがどっしりと構えて「○○君なら大丈夫!」という空気を出してあげることが大切です。
子供の不安や緊張は親子で乗り越えられるので、参考にしてみてください。
スタペンドリルTOP | 全学年から探す
幼児 | 運筆 ・塗り絵 ・ひらがな ・カタカナ ・かず・とけい(算数) ・迷路 ・学習ポスター ・なぞなぞ&クイズ
保育無料イラスト・フリー素材
小学1年生 | 国語 ・算数 ・英語
小学2年生 | 国語 ・算数 ・英語
小学3年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・毎日計算ドリル
小学4年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
小学5年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
小学6年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
【全学年】Z会グレードアップ問題集(無料コラボ教材)
中学生 | 数学 ・英語 ・漢字 ・社会 ・理科
2024年無料カレンダー|2025年無料カレンダー