子供の「音感トレーニング」はどのようにするのがいいのでしょうか?
将来の選択肢を増やす為にも「音感トレーニング」をさせておきたいなと考えることもあります。
ただ、
「絶対音感って身につくものなの??」
「音感トレーニングって具体的に何をすればいいの?」
「いつくらいからやっておけばいいの?」
と分からないことも多いです。
今回は、子どもの「音感トレーニング」の方法や「いつやればいいのか?」を解説していきます。
・「絶対音感」はいつから鍛えればいいの?
この記事の目次
子供の「音感トレーニング」をするメリットは?
子供の「音感」をトレーニングするメリットはどのようなことがあるのでしょうか?
子供の頃から「音感トレーニング」をすることで、
・「絶対音感」を持てる可能性がある
・脳にいい影響を与える
・あらゆる楽器が弾ける可能性が増える
ということがあります。
また、将来「音楽系」の学校や就職を目指す家庭であれば幼少期からの「音感トレーニング」は必須となってくるはずです。
「音感トレーニング」のメリットを一つ一つ見ていきましょう。
「絶対音感」を持てる可能性がある
子供の頃から「音感トレーニング」をすることで
「絶対音感」を身につけることができる可能性があります。
絶対音感とは、ある音階の音を聴いたときに「その音の高さ」を記憶に基づいて「認識できる能力」のことをいいます。
例えば、「ドアが閉まる音が(ソ)だった」「コンビ二に入店した時のチャイムの音が(ミ,ファ,ソ)だった」というように
生活に関わる音を音階で認識できるようになります。
この絶対音感を身につけることで、「音楽系の就職に有利になったり、あらゆる楽器の音を把握して奏でられる」可能性も秘めています。
また、一度その音楽を聴いただけで、すぐに同じ曲をピアノで弾けてしまうこともあるのです。
脳にいい影響を与える
子供の頃から「音感トレーニング」をすることで「脳にもいい影響」があります。
「音楽と脳」の繋がりはあらゆる研究がされていますが、
その一つで、「絶対音感を持つ方」の脳で面白い研究があります。
ある音楽を職業にする30人を対象にした研究です。(19人が絶対音感ナシ。11人が絶対音感を持つ)
「絶対音感を持たない」19人は、通常の方と同じような脳の形をしています。
ただ、「絶対音感を持つ方」11人の脳は通常の人の「左脳の側頭平面(言語や数学能力を司る部分)」が倍近い大きさになっていたという結果もある。
この他にも、音楽トレーニングと脳との研究は盛んに行われており、研究者によっては運動能力にも影響をあたえるという。
そして、研究者の中で明らかになっているのは、音感トレーニングは先天性(生まれつき)ではなく、
「後天的でトレーニングによって充分身につけれらる」ことが分かっている。
ある研究では、「15ヶ月間みっちり音感トレーニング」をしたことで脳の成長もみられたとのこと。
参考URL:音楽する脳
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あらゆる楽器が弾ける可能性が増える
音感をトレーニングし、「絶対音感」を身につけておくことで
「あらゆる楽器を奏でられる」可能性が出てきます。
音楽は基本的な音階の理解があれば、後は、「弾き方」や「その楽器の特徴」を学べば奏でることができるのです。
その為、「ピアノ」ができる人が「ギター」を弾けたり「トランペット」を弾ける方が、「ベース」ができるということはよくあります。
子供が楽器ができるようになることで、周囲との「協調性」を身につけることできます。
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子供の「音感トレーニング」はいつからするべき?
では、子供の「音感トレーニング」はいつからやっておくべきなのでしょうか?
この答えは、「2歳から5歳の間」がおすすめです。
これらも「音楽と脳の研究」の一つなのですが、人間の聴覚は「9歳頃」までにほぼ完成します。
音楽のトレーニングをする上では、2歳から5歳頃がベストです。
「絶対音感」のトレーニングをしっかりこの年齢(2歳から5歳頃)で行った方は、
多くの子供が「絶対音感を身に受けることができた」といわれています。
反対に、6歳から「絶対音感のトレーニング」を始めても身につけられた人数は半数以下に激減したというデータがあるのです。
その為、「絶対音感を身につける」ということを考えると、「2歳から5歳の間」と考えておきましょう。
また、絶対音感は身につけてからも訓練しなければ失ってしまうこともあります。
継続的な音感トレーニングをしていくことがおすすめです。
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子供の「音感トレーニング」の仕方とは?
子供の「音感トレーニング」の仕方はどのような物があるのでしょうか?
子供の「音感トレーニング」の仕方は時期によって違います。
・「赤ちゃん期」と
・「2歳から5歳の幼児期」
に分けて解説していきます。
赤ちゃん期は?
実は、赤ちゃんの頃から音感トレーニングを始めることができます。
まだ言葉を話せない段階ですが、
音や言葉をしっかりと聞き取って認識することができるためです。
赤ちゃんは、歌を聴くことで音感を鍛えることができます。
ですから、お母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんが童謡を歌ってあげましょう。
やさしく、楽しい感情を込めて歌ってあげると赤ちゃんとの絆を育むこともできます。
歌うのが苦手な方は、YouTubeにアップされている童謡を聞かせてあげるだけでもかまいません。
このようにして、まだ言葉を話せない赤ちゃんのうちから音感を鍛えることができるのです。
また、言葉を話し始めるようになったら、ドレミで「歌う練習」をします。
例えば、「ドーはドーナツのドー」という歌を、「ドーレミードミードーミー」と階名(音の名前、ドレミ)で歌うのです。
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2歳頃から5歳頃までの幼児期は?
子供の「絶対音感のトレーング」として効果的な事は、「ピアノの音を当てる」というものです。
最初は、おもちゃのピアノなどを購入し、
親が音を鳴らして、子供がなった音の「ドレミの音階を言い当てる」ということをやってみましょう。
多くの音楽の講師の中では、地味ではあるがこの方法が最も効果時と言います。
ただ、「音感トレーニング」(特に絶対音感を身につける為に)は「長期的な訓練」が必要です。
子供にもよりますが、最低でも一年以上は必要なのではないかと。
その場合に、「毎回ピアノの音を当てる」という訓練だけでは、「飽きてしまう」こともあります。
特に飽きやすい子供の時期なので、いくつかの楽器のおもちゃを購入してバリエーションを増やして行っていくことをおすすめします。
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次に音感トレーニングをしてくれる「音楽教室」も確認しておきましょう。
子供の「音感トレーニング」音楽教室で訓練してもらう
ここまでは自宅でできる方法ですが、
よりレベルアップを図るためには音楽教室に習いに行くことをおすすめします。
この記事では、2つの音楽教室をご紹介します。
ヤマハ音楽教室
こちらの音楽教室では、「こころ」と「からだ」の発達に合わせて無理なく音楽的な能力を身につけることができます。
また、音感を鍛えるためのノウハウがたくさん詰まっています。
ヤマハのメソッド
楽器教室では、『楽譜を読む→楽器を弾く』という流れが一般的です。
一方ヤマハは、『音を聞く→歌う→楽器を弾く→楽譜を読む→音楽を作る』というたくさんの段階を踏んで音楽を学ぶことができます。
このメソッドの重要な部分は、音符を読めるようになる前に耳を鍛えること。
つまり、より早い段階で絶対音感を身につけることができるのです。
ヤマハのグループレッスンは幼児科コースまでですが、このコースを修了すると様々な選択肢が与えられます。
ピアノコースやアンサンブルコースなど、ヤマハの小学生コースに進むこともできますし、個人の楽器教室に進むこともできます。
ヤマハのコースだけでも5つありますし、どの楽器を選ぶのか、または歌を専門に学んでいくのかによって選択肢が広がっていきます。
お子様に合った進路に進まれると、よりいっそう豊かな音楽性や音感を育むことができるでしょう。
カワイ音楽教室
こちらの音楽教室では、音楽を学ぶのではなく、音楽を通して個性を育み、より豊かな人格形成を目指しています。
カワイのメソッド
カワイでは、リトミックを取り入れながら鍵盤楽器にふれることができます。
リトミックではリズム感覚を鍛えることができます。
また、リズム感覚だけではなく音感を鍛えるプログラムもあります。
カワイが推奨している『サウンドツリー・システム』というカリキュラムでは『よく聴き、よく歌い、よく演奏する』、『知識よりもまず感性を育てる』ことが掲げられています。
この点はヤマハに似ていますね。
2つの音楽教室を比べてみて、お子様に合った方を選ぶと良いでしょう。
先生やお友だちとの相性、ご自宅からのアクセスなど、様々な条件をクリアする音楽教室が見つかるといいですね。
リトミックのやり方は?自宅で親が教える時のレッスン内容や注意点も解説!
まとめ:子供の発達に合わせた音感トレーニングを!
子どもが「音感」を鍛えるためには、「2歳から5歳」の間にトレーニングをすることが重要です。
中でも、「ピアノの音を言い当てるトレーニング」がおすすめできます。
しかし、子供の「音感トレーニング」は継続と日々の積み重ねが必要です。
その為に子供が飽きない環境作りや音楽教室に通ってみる選択をすることも考えて見てくいださい。
子供が「音感トレーニング」で絶対音感を持つことで多くのメリットがあります。
発達に合わせた環境で、様々なアプローチをして音楽で「感性を育むこと」をしてみては如何でしょうか?
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