『英検(英語検定)におすすめの参考書・問題集は?』
『英検3級のライティングの問題集でおすすめは?』
『英検のリスニング対策で良い参考書は?』
『英検2級で2023年おすすめ問題集は?』
と気になる事もありますよね。
今回は、英検1級合格の実績のある筆者が「5級から1級まで英検合格におすすめの問題集・参考書25選!」を解説します。
国際化の流れは勿論ですが、2020年度から小学校での英語必修化のはじまりや、高校大学受験でも英語4技能が求められる時代でもあり、英検合格に対する意識は高まっています。
中学生や高校生では英検に合格することで、内申点への加点がある地域があったり、受験を有利にする効果もあります。
中学生にとっては、高校受験を有利にする検定・資格にもなるでしょう。
もちろん、大人になってからの学びなおしで受験するのもいいですよね。
そんな、英検(英語検定)を受験しようとしたときに、どの問題集・参考書を使えばいいか悩みます。
本屋さんに行っても「CD付リスニング対策」「ライティング対策」「英単語」「過去問」など沢山の英検問題集の種類があり、どれを選べばいいか分かりません。
なんとなく買ってみたものの、「この問題集、自分には合わない…」なんてこともあるかもしれません。
そこでこの記事では、2023年の英検対策におすすめの問題集を5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級までレベル別にご紹介していきます。
どのレベルにも対応しているので、自分の受験級の項目を要チェックしてみてください!
合わせて、英検の問題集を選ぶときのポイントもご説明するので、問題集を選ぶときの参考にしてくださいね。
小学生はもちろん、中学生、高校生も使いやすいおすすめの英検問題集・参考書を厳選しました!
この記事の目次
英検の合格基準は?
2016年以降英検の合格基準に変化がありました。
現在のの英検の合格基準は、単に多くの問題が解ければ合格できるというものではないのです。
正答率から計算された「英検CSEスコア」という独自の方法から合否の判断がされます。
出典元:英検公式サイト
具体的にお伝えすると、「ライティング」「リスニング」「リーディング」「スピーキング(3級から)」のそれぞれの技能を6割程度以上まんべんなく点数を取る必要があります。
上記の図にも書いてあるように、
英検に合格するためには、
・英検準1級・1級では各ジャンル正解率が7割
・2級以下は各ジャンル6割程度の正解率
が必要です。
単に、「試験全体で○○点以上取れれば合格」というわけにはいかなくなっています。
例えば、「ライティングは8割正解だったけど、リスニングが3割しかできなかった」という場合は、不合格になるケースがあります。
現在の英検はこのように、読む、書く、聞く、話すという英語4技能が求められているのです。
これを踏まえて、必要な英検の問題集を選んでいきましょう。
幼児から小学生には「英検Jr(ジュニア)」もおすすめです。
英検問題集の選び方のコツとは?
おすすめ問題集をご紹介する前に、英検の問題集を選ぶときのポイントをご説明していきます。
英検の問題集は種類が多いのですが、そのすべてがあなたに合っているとは限りません。
ですから、その中からしっかり英検対策ができるものを選ぶ必要があるのです。
1.現行の英検に対応しているものを選ぶ
まず大前提ですが、英検の問題集を選ぶときには現行の英検に対応している問題集を選びましょう。
先程解説した通り、英検は2016年にテスト形式が変わっています。
現在書店に並んでいる問題集は、その新テスト形式に対応しているはずですが、中には古いものが紛れているかもしれません。
また、中古の英検問題集を購入する人もいるでしょう。
新しいものなら、中古の問題集を使うことは構いません。
ですが、中古で購入する場合は、その問題集が現行の英検に対応しているかどうかは必ずチェックするようにしましょう。
2.解説が詳しい問題集を選ぶ
英検の問題集には、解答と解説がついています。しかし、この解説がどの程度詳しいのかは、問題集によりけりです。
すでにある程度力があって、たくさん問題をこなしたいという人なら解説が少なくても良いのかもしれません。
しかし、間違えたところの詳しい解説がなければ、なぜ間違えたかがわからないままになってしまいます。
ですから、英検の問題集を購入するときには、解説が詳しいものを選びましょう。現在の実力よりも少し上のレベルを目指す人ほど、解説があるかないかがとても大切になってきます。
3.模擬テストは必須でついている参考書を選ぶ!
解説の他には、模擬テストがあるかどうかもチェックしましょう。
模擬テストとは、実際の英検とほぼ同じ形式・内容で作成されたテストです。
この模擬テストがなければ、自分の現在の実力がどれほどなのかがよくわかりません。
ライティングがある級では予想得点を出すのは難しいですが、模擬テストがあればある程度どのくらいの点数が取れるのかを予測することができます。
本番まで、さまざまな模擬テストを何度か通しでやってみましょう。
時間も測ってみることで、時間内に全問解けるかどうかがわかります。
購入した問題集についていた模擬テストをすべてやってしまったら、実際の過去問を使っても良いですね。
ちなみに英検の公式ホームページでは、過去問がいくつか解答とともに掲載されています。
解説はありませんが、実力テストとしては便利でしょう。
4.リスニングCD・音声DL付きも必須!
英検にはリスニング問題もあり、配点も高め。ですから、リスニングはしっかり対策しておかなければなりません。
多くの英検問題集には、リスニング音声の入ったCDか、ダウンロード用のコードがついています。
英検対策をするなら、リスニング音声は必須なので、購入する問題集にリスニング音声が入っているかどうかは、必ず確認しましょう。
ただし、総合的な問題集の他に、語彙力に特化した問題集をプラスするという場合は、総合的な問題集にリスニング音声がついていればOKです。
5.自分の苦手分野を特訓できる問題集・参考書を選ぶ
英検は語彙力を問われるセクション、長文読解、リスニング、ライティングなど、いくつかのセクションに分かれています。
同じ受験級の中でも、比較的簡単に感じるセクションと難しいと感じるセクションがあるはずです。
割と簡単に感じる部分の対策に、それほど時間を費やす必要はありません。
正答率が9割以上なら、100%を目指して、練習問題をこなす程度で良いでしょう。
対策すべきは、苦手分野です。
特に他のセクションに比べて、かなり点数が下回っているセクションがあるなら、その分野は別に問題集を購入して対策することをおすすめします。
ちなみに英検を受験する人の多くが、語彙力を問われる問題が苦手だったりします。
これは、どの級もそのセクションの難易度が高めなことも関係しているでしょう。
そのため、語彙を補強するための問題集がたくさん発行されています。
語彙力に不安がある人は、しっかり対策できますから安心してくださいね。
6.実際に中身を見てピンと来る参考書がおすすめ
最後のポイントは、多くの人が見逃しがちなポイントです。
特にオンライン通販で本を買う習慣のある人は、見逃しているかもしれません。
それは、実際に問題集の中身を見て決めるということです。
英検の問題集を購入する人は、実際に買った人からの評判などをチェックするでしょう。
この記事のようにおすすめの問題集を紹介している記事を参考にする人もいますよね。
しかし、どんなに良いと言われる問題集も、絶対に万人に向いているわけではないのです。
ですから、問題集を購入するときにはできれば実際に中身を見るようにしてください。
中身をチェックしてみて、ピンと来たものは、あなたに合った問題集と言えるでしょう。
こう言うと精神論やスピリチュアルのように感じるかもしれませんが、ピンと来るということは、そもそも自分に取って、読みやすい文字の大きさだったり、体裁だったりするということなのです。
どんなに多くの人にとって良い問題集であったとしても、あなたにとっては使いづらい問題集を選んでしまうと、勉強をするのが苦痛になってしまうでしょう。
使いづらくて、問題集を進めることができないかもしれません。
ですから、実際に中身を見てピンと来るかどうかは、しっかり対策を行うためにも大切なことなのです。
では、ここから英検対策におすすめの問題集・参考書25選を解説していきます。
5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級までレベル別に、英検の勉強法のポイントもお伝えしていくので、そちらも参考に自分に合った問題集を選んでみましょう。
2021年の英検の日程は下記のようになっています。
2021年英検日程 | 1次試験 | 2次試験 |
第1回 | 5月30日(日) | 6月27日(日) |
第2回 | 10月10日(日) | 11月7日(日) |
第3回 | 2022年1月23日(日) | 2022年2月20日(日) |
上記は本会場の日程です。
準会場の日程や正確な日時は英検HPをご確認ください。
また、申し込み日程は試験の1ヶ月ほど前に締め切りになる事が多いです。
英検5級対策におすすめの問題集・参考書
小・中学生も受験することの多い英検5級。
英検5級で覚えるべき語彙は約600語ほどです。
覚える語彙もそれほど多くなく、基礎英文法の中のさらに基礎ができていれば良いレベルです。
レベルは、中学1年生の英語をすべて網羅したレベルなので、努力次第で小学生でも合格できる内容となります。
幼少期から英語学習をしている方は、過去問や模擬テストを何度か解いているだけでも合格できる人も多いでしょう。
そんな英検5級対策でおすすめなのは、下記の総合的な対策ができる2冊です。
小学生が英検5級に合格する勉強法・教え方は?おすすめの問題集も解説!
英検5級 過去6回全問題集(旺文社)
英検問題集でおなじみの旺文社発行の、過去問集(2024年版)です。
英検のホームページにも過去問の掲載がありますが、この問題集には解説がしっかり含まれているので、英検対策をするならこちらの方がおすすめ。
ほぼ毎年、新しいものが発行されているので、最新のものを手にいれましょう。
この問題集を全て解いて、間違えたところを解説を見てしっかり理解できれば、英検5級に合格できる実力が身につきます。
実際に英検で使われた問題ですから、はじめて英検を受験する人も心の準備ができるでしょう。
英検5級総合対策教本 改訂版(旺文社)
こちらも旺文社発行の、総合対策用問題集です。
こちらの魅力は何と言っても、中身がカラフルで読みやすい設計になっています。
イラストが多く、解説もわかりやすいので、小学生、中学生の子どもが英検5級対策をするのにもおすすめです。
大人でも、普通の問題集だとなかなか勉強が進まないなら、こちらを手にとってみてください。これなら、諦めずに勉強を進めることができるかもしれませんよ。
全体的にフレンドリーな雰囲気のある、使いやすい問題集です。
英検4級対策におすすめの問題集・参考書
英検4級は、中学2年生レベルと言われています。
この級も小・中学生の受験が多い級ですね。
まだまだ英文法も基礎的なものなので、語彙力強化をすることで合格に手が届くでしょう。
過去問を解き、総合的な対策をすることで、確実に英検4級合格に必要な力が身につきます。
そんな英検4級におすすめなのは、下記の2冊です。
勉強対策方法は5級とあまり変わらないため、4級に手が届きそうなら、5級はスキップして4級合格を目指すのも良いでしょう。
英検4級 過去6回全問題集(旺文社)
出題形式と傾向をつかめば、合格は難しくない英検4級において、過去問を解くことはとても重要です。
英検5級に引き続き、旺文社の解説付き過去問集は必携の一冊。
解答とともに解説があるので、間違えた問題はこの解説をしっかりと読むようにしましょう。
また、正答した問題も、選択肢などにわからない単語があった場合は、解説に目を通すことをおすすめします。
6回分すべてを解いて、解説もちゃんと読んでいれば英検4級は間違いなし。
他の問題集で勉強をしたあとの、直前対策・実力テスト的に使うのもおすすめです。
英検4級総合対策教本 改訂版(旺文社)
中身がフルカラーで読みやすく、子どもでも親しみやすいのが魅力の問題集です。
問題集というよりは参考書的な側面が強く、解説が多めなので、それほど詳しい解説が必要ない人には向かないでしょう。
解説を読みながら、問題を解き、少しずつ実力をアップしたい人にはおすすめです。
文章を読むのが苦手な大人が、詳しい解説を求めるときにも!
英検3級対策におすすめの問題集・参考書4選
英検3級は中学卒業レベルと言われています。
英検3級で覚えるべき単語数は「1,200〜2,000語」ほどです。
こちらも小・中学生の受験者が多いですが、大人が英語を勉強し始めたときに、まず目指す級でもあります。
この級から、ライティングと面接形式の二次試験もあり、全体的に語彙の幅も広がります。
本格的な英検が始まる級と言ってもいいでしょう。
そんな英検3級では、分野別の対策も必要になります。
おすすめは以下の4冊ですが、必要に応じて分野別の問題集も買い足しておくと安心です。
英検3級総合対策教本 改訂増補版
小・中学生の受験者も多い3級では、このカラフルでとっつきやすい総合対策本が、まだまだ活躍します。
リーディングやリスニングだけではなく、ライティングや二次試験対策まですべてが網羅された一冊。
ただし、イラストは4級までと比べると少なくなっているので、ちょっと読みづらいと感じる人もいるかもしれません。
すでにある程度力がある人なら、この本と下記の過去問題集だけでも十分対策ができるでしょう。
3級からは、少し文法が複雑になってきますが、3級で必要な文法知識もしっかり解説されています。
特に文法詳しい解説が大事ですから、文法に苦手意識がある人にも役立ちますよ。
英検3級 過去6回全問題集(旺文社)
英検3級も、このしっかり解説のついた過去問集が活躍します。
3級の場合は、これをメインで使うというよりも、他の問題集で総合的に対策をしたあとに、実力テストや直前対策の意味でこちらを使うのがおすすめ。この問題集をやってみて、しっかり点数が取れるなら合格はほぼ間違い無しです。
英検3級が難しく感じないなら、この問題集1冊+ライティング問題集でも対策は十分でしょう。
英検分野別ターゲット英検3級ライティング問題(旺文社)
とは言っても、まだ長い作文を書くようなものではなく、解答は2〜3文程度で良いものなので、恐れる必要はありません。
こちらの問題集を使って対策をすれば、どういう文章の順番でどんな解答を書けばよいのかが見えてきますよ。
また、英検3級のライティングに使える定型表現なども覚えていけるでしょう。
ライティングの配点は結構大きいので、これまで英語の文章をあまり書いたことがないという人は、この問題集でしっかり対策をしておくことをおすすめします。
7日でできる! 英検3級二次試験・面接完全予想問題(旺文社)
英検3級では一次試験に合格しても、二次試験に合格しなければ合格になりません。
一次試験が終わった時点で、二次試験に向けて対策をしておきましょう。
二次試験は面接形式で、スピーキングの力を試されます。
こちらの問題集は、過去の英検で出題された問題を参考に作られた予想問題がたくさん掲載されています。
この級を受ける人は、面接試験について不安も多いでしょう。
この問題集なら、面接試験に関するQ&Aや、合格体験記などまで掲載されているので、読み物としても参考になります。
解答も詳しく、とても使いやすいはず。はじめての二次試験に自信が持てるようになる一冊です。
【2024年版】中学生におすすめ「英語」の問題集ランキング!
【2024年版】数検3級おすすめ問題集ランキング10選!中学生が合格する勉強法・難易度も解説!
英検準2級対策におすすめの問題集4選
高校中級程度と言われる英検準2級ですが、このレベルの英語がしっかり使えるようになれば、日常会話にはあまり困らない程度のレベルです。
英検準2級までのレベルが、日常に必要な文法や語彙、表現を身につけるためのものと言っても良いでしょう。
中学生で英検準2級に合格すると高校受験に役立つ可能性も高いです。
地域によっては、内申点に加点されます。
そんな準2級では、試験形式は3級と変わらないものの、ライティングの解答の仕方が少し複雑になります。
やや長めの文章を書く必要があるので、特に普段から英語を書き慣れていない人は、ライティングの対策をしっかりしておきましょう。
語彙や表現は日常的に現れるレベルものですから、そこまで心配はありません。
総合的な問題集や過去問をやっていて、苦手な分野があればそれを補強するための問題集を一冊購入すると良いでしょう。
【中学生】英検準2級のおすすめ参考書は?勉強法・合格率・難易度も解説!
そんな準2級におすすめの問題集は下記の4冊です。
中学生のための英検準2級合格レッスン(旺文社)
高校中級レベルと言われる準2級ですが、中学生の受験者も多い級です。そのため、中学生向けの対策用問題集が発行されています。
中学生用ということで、中身はとてもわかりやすく読みやすいのが魅力。
例文やイラストを使った解説がとてもわかりやすいので、準2級に必要な知識がどんどんついていきますよ。
大人になってから英語を始めた人でも、この問題集ならしっかり勉強ができるでしょう。
わかりやすいということは、続けやすいということです。「中学生のための」というタイトルで敬遠してしまうのはもったいないですよ。
模擬試験も面接対策もついた、オールマイティな一冊です。
2024年版 英検準2級 過去6回全問題集(旺文社)
英検準2級でも、この旺文社の過去問題集がおすすめ。過去の実際の英検で使われた問題ですから、出題傾向や雰囲気を掴むのにベストな一冊です。
予想問題集などは、難易度が英検とややズレがあることもありますが、実際の過去問題集ならそんな心配もありません。
英検準2級では、試験直前の対策や実力テストとして使うのがおすすめです。
解答に解説もついているので、最後の最後で自分が苦手としている部分も補強できるでしょう。
また、WEB画面を使った自動採点サービスがかなり使えるので、こちらもぜひ試してみてください。
二次試験の過去問もついているので、一次試験が終わったあともまだまだ使えますよ。
最短合格! 英検準2級ライティング完全制覇(ジャパンタイムズ出版)
英検3級に比べるとやや複雑になる準2級のライティングに備えるなら、この一冊がおすすめ。
実際の試験によく出るテーマを抑え、そのまま使える解答例がたくさん収録されています。
英作文を書くのに役立つフレーズやコツもしっかり解説されていて、読んでいるだけでも力がつきそうです。
このライティング問題集で、使えそうなフレーズはまるっと覚えてしまうのがおすすめ。
3級よりは複雑になったとは言え、準2級のライティングはパターン化しやすいものですから、定型フレーズなどを持っておくと、実際の試験で役立ちますよ。
10日でできる! 英検準2級二次試験・面接完全予想問題(旺文社)
落ちる人が少ないと言われる英検準2級の二次試験ですが、油断せずに対策をし、確実な合格を目指しましょう。
この問題集では、英検準2級によく出るようなタイプの問題が集まっています。
DVDもついているので、実際の面接の雰囲気が体験できますよ。
二次試験の出題傾向と流れを掴み、平易であってもしっかり解答することができれば、準2級の二次試験は合格できます。
この問題集を使って、心の準備をしておきましょう。
英検2級対策におすすめの問題集5選
英語を使って留学や就職を目指す、本気度の高い人がまず目指すのが英検2級。
この級からは、日常会話レベルだけではなく、それにプラスしてビジネスで使うような表現や、少し堅い表現が出てきます。
求められる語彙力・表現力も準2級に比べるとぐっと高くなり、合格率も25%程度と低めですから、しっかりとした対策が必要です。とくに単語・熟語力を磨いておくと、楽になります。
これ以降の英検は、同じような対策が通用するため、英検2級で合格できるような対策をしておくと、準1級以上を受ける時にも役立ちますよ。
そんな英検2級で2021年度におすすめの問題集・参考書は下記の5冊です。
英検2級をひとつひとつわかりやすく。新試験対応版(学研)
英検2級となると、出題される文章にもやや堅いものが増えるためか、問題集も全体的に堅めのムードが漂います。
そんな英検2級の問題集の中で、抜群にとっつきやすい一冊がこちらです。
一冊で総合的な対策ができ、重要な単語にはイメージしやすいようにイラストもついています。
語彙力の問題だけではなく、英作文の強化に必要な解説もついていて、全体的にくまなく対策したい人におすすめです。
英検2級合格に必要な基礎も網羅されていて、解説も丁寧なので、まだまだ英検2級合格のレベルではないという人でも、この問題集を使えば力がつくでしょう。
英検2級 文で覚える単熟語(旺文社)
英検2級で多くの人がつまずいてしまうのが、熟語問題です。
英語は熟語が多いのですが、英検2級で突然問題に使われる熟語が幅広くなります。
ですから、パッと見てそれが熟語だと判別でき、その意味がわからなければ、英検2級の合格は難しいでしょう。
そんな英熟語をしっかり覚えられるのが、この一冊。
熟語単体ではなく、文章の中に出てくる形で熟語を学べるので、自然とその熟語のニュアンスや使い方が身につきます。
熟語は語彙力問題だけではなく、長文読解にも出てきますから、たくさん覚えて実力をつけておきましょう。
ライティングや二次試験でも、自然と使えると良いですね。
世界一わかりやすい 英検2級の英単語(KADOKAWA)
英検準2級まではそうでもないのですが、英検2級になると、語彙が難しいことで得点を取れなくなる人が増えてきます。
そんな英検2級の単語を、わかりやすく解説したのがこちらの一冊。
人気英語学習アプリの「スタディサプリ」などで有名な、関正生氏の「世界一わかりやすい」シリーズの1つです。
英検対策指導経験も豊富な関氏の著書というだけあって、本当にわかりやすく覚えやすく、この一冊で英検2級の単語対策はできてしまうでしょう。
解説を読んでいると「へー!」っと納得してしまうようなこともあり、英単語の成り立ちが段々わかってきそうです。
問題集というよりは、単語帳といった感じなので、単語力を補強するための本として使いましょう。
英検2級 過去6回全問題集(旺文社)
英検2級になっても、まだまだ旺文社の過去問題集はかなり使えます。
英検2級では、メインで使うというよりは、現在の実力を測るため、もしくは直前対策として使うのがおすすめです。
英検の公式ホームページにある過去問とは違い、解答に丁寧な解説がついているのが魅力のこちらの問題集。特に自信がなかった問題や間違えてしまった問題は、この解説をよく読み、理解を深めておきましょう。
解説は丁寧なものの、他の解説が多めの参考書に比べると、やや物足りない部分もあります。
特に英検2級の受験が初めてなら、この問題集だけでは対策が不十分なので、他の問題集もプラスして対策するのがおすすめです。
最短合格! 英検2級 英作文&面接完全制覇(ジャパンタイムズ)
一冊で、一次試験の英作文問題と、二次試験の面接試験の対策ができるこちらの問題集。
特に、自分で採点できない英作文と面接は、対策に困る人もいるでしょう。
そんな人におすすめの一冊です。
英作文も面接も、解説が丁寧で、どんな風に対策すれば良いかがわかりますよ。
英作文では使える表現、面接対策では解答が思いつかない時に使えるフレーズなども掲載されていて、とても便利な問題集です。
英検準1級対策にオススメの問題集4選
英検2級よりも、さらに語彙力を求められる英検準1級。これに合格すると、「英語ができる人」と認識される高難易度の受験級です。
英検準1級に合格する人は、英語を仕事で使っていたり、海外就職をしていたりすることも多く、ここまでできれば、真に実用できる英語力が身についたと言えます。
そんな高難易度の準1級は、対策方法は英検2級とそれほど変わりません。
語彙力を強化し、長文読解・リスニングなどの問題を何度も解いていれば、力はつくでしょう。
そんな準1級対策におすすめの問題集は、以下の4冊です。
英検準1級 文で覚える単熟語(旺文社)
語彙力が得点・合格率アップに直接関わる準1級。
それほどまでに、語彙が問われる問題が多いのですが、こちらの一冊さえあれば、高難易度の単語も熟語も安心です。
しかも、この問題集では文章の中で、単語や熟語を覚える形になっているので、単に語彙力を強化できるだけではなく、読解力をつけることもできるんですね。
読解力がつけば、長文読解でも点数が取れるでしょう。
出る順で最短合格! 英検準1級単熟語EX
もう一冊、語彙力強化におすすめしたいのがこちらの一冊。
過去8年分の過去問を分析し、出る順で単語・熟語を覚えられるように編集されています。
この本の特徴は、例文の秀逸さ。パッと見ただけでは気づかないかもしれませんが、一つの単語に対する例文の中に、その前後に出てきた他の単語が使われていて、親切設計になっています。
自然と反復練習ができ、力もつきやすいのですね。
語彙力を徹底的に鍛えたいなら、上記の「文で覚える単熟語」と併用しても良いですし、好みによってどちらかを選んでもいいでしょう。
英検準1級ライティング大特訓(アスク)
英検準1級は、語彙力強化をしていれば、長文読解・リスニングはそれほど難しく感じないでしょう。
ですが、ライティングは別です。
準1級になると、突然ライティングに「正しい英語」ではなく「論理展開」が求められるようになり、書く文章も長くなります。
そんな準1級において、普段あまり英文ライティングに慣れていない人が対策をするなら、こちらの一冊がおすすめ。
英文を書くときの基本的な考え方から、準1級レベルのライティングのコツまでわかりやすく解説されています。
この問題集をしっかりやっていれば、実際の試験でもライティングで高得点が狙えるはずですよ。
英検準1級 過去6回全問題集(旺文社)
英検準1級という高難易度になっても、この旺文社の過去問題集は相変わらずとても役立ちます。
準1級では、総まとめ的な使い方をするのがおすすめ。
すべての分野を対策したあとに、総まとめとしてこちらに取り組んでみましょう。
まだ点数が取れない分野があるなら、もう一度対策をして、合格を目指してください。
これ一冊で一次試験から二次試験まですべての対策ができます。
解説もついていますし、特に英作文問題では、例文解答や解説を読んで参考にしましょう。
英検1級対策におすすめの問題集4選
高難易度と言われる準1級に、さらに輪をかけて難易度がアップする超高難易度の英検1級。
正直、英検1級を受験するという人は、すでに自分の苦手分野も対策方法もよくわかっているでしょう。
基本の対策は準1級と同じように進めることができます。
ですが、準1級よりもさらに高度な語彙力が求められ、合格できない人の多くが語彙力に悩んでいます。
ですから、語彙力強化に時間をかけて合格を目指しましょう。
おすすめの問題集は下記の4冊です。
出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇(ジャパンタイムズ)
英検1級で出題される語句を選び抜いて編集された良書で、この問題集を何度も繰り返しやっていれば、1級合格に必要な語彙力が身につきます。
解説も丁寧なので、解答だけではなく解説もしっかり目を通しましょう。
正答だけではなく、選択肢に出てきた単語すべてを覚えられれば、超高難易度な英検1級の語彙力問題も怖くありません!
英検1級 文で覚える単熟語(旺文社)
文章の中で、単語や熟語を覚えられるシリーズの英検1級版です。
ただし、英検1級の語彙力問題に対策するには、やや難易度が低め。
しかし、英検1級全体を通して取り上げられることの多いテーマ、そして長文読解やリスニング対策に使える構成だということを考えると、かなりおすすめの一冊です。
読み物としても楽しめるので、勉強が苦にならないでしょう。
英作文問題でも取り上げられるテーマが多く、こちらをやっておくだけで、英作文にも生かせます。
最短合格! 英検(R)1級 英作文問題完全制覇(ジャパンタイムズ)
英検準1級もなかなか高度な英作文能力が求められますが、英検1級はさらに難しくなっています。
模範解答を見るとわかりますが、まるで長文読解の問題のように、長い英作文をする必要があるのですね。
ですが、模範解答でも使われている単語や表現は、それほど難しくありません。
この一冊があれば、説得力のある英作文の仕方のコツや、構成の作り方などが身につくでしょう。
ちなみに英作文用の問題集ではありますが、二次試験で使われるテーマも英作文と似ているので、二次試験対策としても役立ちます。
英検1級 過去6回全問題集(旺文社)
英検1級では、この旺文社の過去問題集(2024年版)が総まとめ対策として役立ちます。
おすすめの使い方は、まず一題全てを通して解いてみて、現在の今の実力や苦手分野を洗い出す。
そして、苦手分野や語彙力の補強対策をしてから、もう一度この過去問を解いてみる……というやり方です。
実際に英検で使われた問題なので、実力を測るためにも、直前対策にもぴったり。
他の対策問題集と併せて使いましょう。
まとめ:自分に合った問題集で英検合格を目指そう!
受験級別に、それぞれおすすめの問題集をご紹介しましたが、一番大事なことは自分に合った問題集を選ぶということです。
ここに掲載がなかった問題集でも、英検対策に使える問題集はまだまだあるでしょう。
特に苦手分野がある人は、分野別対策用の問題集も手に入れ、しっかり対策してくださいね。
英検には出題傾向があるので、丁寧に対策しておけば実際の試験の時に驚くようなことはありません。
問題集を最初から最後まで解き、苦手分野は特に集中的に特訓して、英検合格を目指しましょう!
最後に、英検の5級から1級までおすすめの問題集・参考書ランキングを紹介します!
\英検の問題集・参考書おすすめ人気ランキング/
おすすめの問題集 | 英検5級おすすめ問題集 | 英検4級おすすめ問題集 | 英検3級おすすめ問題集 | 英検準2級おすすめ問題集 | 英検2級おすすめ問題集 | 英検準1級おすすめ問題集 | 英検1級おすすめ問題集 |
商品 | |||||||
書籍名 | 英検5級 過去6回全問題集 | 英検4級総合対策教本 | 英検3級総合対策教本 | 最短合格! 英検準2級ライティング完全制覇 | 英検2級をひとつひとつわかりやすく | 英検準1級 文で覚える単熟語 | 出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇 |
楽天で確認する | 2024年版 英検5級 過去6回全問題集 | 英検4級総合対策教本 | 英検3級総合対策教本 | 英検準2級ライティング完全制覇 | 英検2級をひとつひとつわかりやすく。 | 英検準1級文で覚える単熟語 | 出る順で最短合格!英検1級語彙問題完全制覇 |
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