おうちの人の仕事のこと、おじいちゃん・おばあちゃんの子どものころのこと。身近な人に話を聞く「インタビュー」は、夏休みに家の中でできるいちばん手軽な調べ学習です。このページでは、質問づくり→インタビュー記録→昔と今の比較まとめまでを順番に進められる親子インタビューワークシートを無料で6種類配布します。低学年向けのひらがな版と高学年向けの本格版の2セット構成。聞いた話を文章に仕上げるときは夏休みの作文ワークシート、さらに調べを広げるなら調べ学習ワークシートもあわせてどうぞ。
この記事でわかること
01親子インタビューの質問づくり5つのコツよい質問の作り方と聞き方見る →02無料の親子インタビューワークシート6種をダウンロード低学年版・高学年版の質問づくり・記録・まとめ見る →03親子インタビューワークシートの使い方3ステップ準備→インタビュー→まとめの流れ見る →04先生向け・国語や生活科での活用アイデア聞く力・たずねる力の学習に見る →05よくある質問だれに聞けばいい?など見る →
親子インタビューの質問づくり|5つのコツ
質問は「先に」書き出しておく
いきなり話しかけると、聞きたいことをわすれてしまいます。インタビューの前に質問を5つほど書き出しておくと、聞きもらしがなく、あんしんして本番にのぞめます。
「はい・いいえ」で終わらない質問にする
「仕事は楽しい?」より「仕事のどんなところが楽しい?」のほうが、話がふくらみます。「どうして」「どんな」「いちばん〇〇なことは」で始まる質問を入れるのがコツです。
答えは短いメモでOK
話を聞きながらぜんぶ書こうとすると、聞くことがおろそかになります。その場では大事な言葉だけを短くメモして、くわしい文章はインタビューのあとに書きましょう。
昔と今を「くらべる」と発見が生まれる
「昔の遊びはなに?」だけでなく「今の自分の遊びとどうちがう?」までくらべると、時代の変化が見えてきます。くらべて気づいたことこそ、まとめの中心になります。
あいさつとお礼をわすれずに
「インタビューさせてください」のあいさつで始めて、「ありがとうございました」のお礼で終わる。この作法があると相手もていねいに答えたくなり、インタビューの質が上がります。
インタビューでよく使う3つの言葉
相手にたずねること・たずねる文のこと。よい質問を準備できるかどうかで、聞ける話の深さが決まります。
聞いた話を書きとめること。その場では短いメモでよく、あとから思い出して文章にまとめます。
2つのことをくらべること。昔と今、相手と自分をくらべると、ちがいと共通点から新しい発見が生まれます。
【無料ダウンロード】親子インタビューワークシート6種類
準備→記録→まとめの3枚セット×低学年版・高学年版の6種類。すべてA4サイズのPDFで、印刷してそのまま書きこめます。(小2〜小6対応)

しつもんづくりシート(低学年向け)
だれにインタビューするかを決めて、しつもんを5つ考える準備用シート。「きくときのあいさつ」「おれいのことば」の欄もあり、インタビューの作法まで一度に練習できます。

インタビューきろくシート(低学年向け)
「すきなことはなんですか?」など4つの質問が印刷済みの入門版。矢印の先のこたえ欄に書くだけでインタビューが完成します。「こころにのこったこと」と「ようすの絵」の欄つきで、はじめての1枚におすすめ。

むかしといま・かんそうシート(低学年向け)
あそび・べんきょう・たべもの・くらしの4項目を「むかし」と「いま」の表で見くらべるまとめ用シート。わかったこと・かんそう欄と、○をつける「にこにこチェック」でふり返りまでできます。

質問づくり・計画シート(高学年向け)
相手・テーマ・目的を決めてから質問を6つ設計する、高学年向けの計画シート。「質問のねらい・聞きたい理由」欄で質問の意図まで考え、当日の流れメモで本番のイメージをつくれます。

インタビュー記録シート(高学年向け)
自分で考えた質問を書きこんで使う、当日の記録用シート。質問と答えを5組まで整理でき、「特に印象に残った話」「追加で聞きたいこと」「メモ」欄で、取材のような本格的な記録が残せます。

昔と今の比較・感想まとめシート(高学年向け)
遊び・学校生活・家の仕事・便利なもの・地域のようすの5項目を「昔」と「今」で比較する高学年向けのまとめシート。気づいたこと・考えたこと・感想の3欄で、考察まで書けば自由研究として完成します。
親子インタビューワークシートの使い方|3ステップ
質問づくりシートで準備する
まず、だれに・なにを聞くかを決めて質問を書き出します。低学年は「しつもんづくりシート」、高学年はテーマと目的まで考える「計画シート」を使いましょう。
記録シートを見ながらインタビューする
あいさつをしてからインタビュー開始。記録シートに答えを短くメモしながら聞きます。話がふくらんだら、シートにない質問をしてもOK。最後にお礼を言うのをわすれずに。
昔と今をくらべてまとめる
インタビューのあと、まとめシートで昔と今を表に整理します。くらべて気づいたことと自分の感想まで書けば、家の中でできる調べ学習・自由研究のできあがりです。
先生向け|親子インタビューワークシートの活用アイデア
国語の「きく・たずねる」学習や、生活科・社会科の昔調べ、キャリア教育の仕事調べにお使いいただけます。学校・学童・塾での印刷利用も歓迎です。
質問づくり→インタビュー→報告という流れは、国語のインタビュー単元とそのまま対応します。質問のねらいを考える高学年版は、目的に応じて質問を組み立てる学習に使えます。
昔と今の比較表は、道具や暮らしの変化を学ぶ単元の導入・発展教材になります。祖父母世代への取材は、教科書の昔の暮らしを実感のある学びに変えてくれます。
家の人の仕事をテーマにすれば、働くことへの興味を育てるキャリア教育になります。「仕事でうれしかったことは?」などの質問例を示すと、低学年でも取り組みやすくなります。
道具いらずで家庭内で完結するため、夏休みの全員課題に向いています。2学期にインタビュー報告会を設定すると、聞いたことを伝える「話すこと」の学習にもつながります。
おうちの方へ
インタビューされる側になったら、ぜひ「子どもあつかいしない本気の答え」を返してあげてください。仕事の大変さ、子どものころの失敗談、昔のくらしの不便さ。すこし本音の話こそ、お子さんの心に残ります。また、おじいちゃん・おばあちゃんへのインタビューは、帰省のときの特別な時間になります。電話やビデオ通話でもできるので、はなれて暮らしていてもぜひ機会をつくってあげてください。
聞いた話を思い出の文章に仕上げるなら夏休みの作文ワークシートが便利です。インタビューを自由研究として提出するときは、自由研究まとめ方シートで構成を整えるときれいにまとまります。
親子インタビューワークシートのよくある質問
Q親子インタビューワークシートは無料で使えますか?
Aはい、6種類すべて無料でダウンロード・印刷してお使いいただけます。ご家庭・学校・塾などでのご利用も歓迎です(再配布・販売はご遠慮ください)。
Qだれにインタビューすればいいですか?
Aまずは、おうちの人がおすすめです。仕事のことや子どものころの話は、身近な人でも知らないことがたくさんあります。帰省するなら、おじいちゃん・おばあちゃんに昔の暮らしを聞くと、社会科の学習にもつながります。
Q低学年でもできますか?
Aはい。質問が印刷済みの「インタビューきろくシート」なら、こたえを書くだけでインタビューが完成します。書くのがむずかしい場合は、お子さんが聞いて、おうちの方が横でメモを手伝ってあげてください。
Q自由研究として提出できますか?
Aできます。質問づくり→記録→昔と今の比較まとめの3枚をセットで提出すれば、立派な調べ学習になります。写真や昔の道具の絵をそえたり、模造紙に貼ってまとめ直したりすると、発表用の作品になります。
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