『高校化学でおすすめの参考書は?』
『基礎固めからできる化学の問題集は?』
『難易度の高い化学の参考書・問題集でおすすめは?』
と気になる事もありますよね。
今回は高校生におすすめの「化学基礎・化学」問題集・参考書を解説していきます。
大学受験で化学を使う場合、まずは化学基礎の内容が徹底的に理解出来ていなければなりません。
というのも化学という科目は単元ごとの繋がりが多く、単元を飛び越えて勉強することができません。
つまり、化学においてはわからないところがあるとその先へは進まないので、まずはわからない単元や内容を把握し、そこから復習していく必要があります。
そこで、今回は化学を基礎から応用まで学べる問題集を紹介していきます。
これから受験勉強を始める方も、追い込みの方も参考になる化学の教材を難関校に多くの受験生を送り出してきたプロの教師が2024年版で解説していきます!
高校生の問題集・参考書は
・数学のおすすめ問題集
・英語問題集おすすめランキング
・高校生国語のおすすめ問題集
・社会問題集おすすめ20選!
・物理問題集おすすめランキングはこちらも
この記事の目次
高校生化学の勉強法とは?
高校生にとって文系・理系問わずに履修することが多い「化学」ですが、特に理系選択者にとっては必須の科目です。
中でも難関校や医学部を目指すなら理科は2科目、多い人では3科目が大学受験では必要になります。
そんな必須科目とも言える化学は塾で学ぶ人も多いですが、勉強法に沿ってコツコツ取り組めば、独学でも着実に実力を身に付けられます!
この記事では、問題集を活用した効果的な学習方法をお届けします。
ステイホーム中の家庭学習・自宅学習での独学に、ぜひお役立てくださいね。
基礎固め段階は1冊の参考書を使い込む
家庭学習や独学では、塾のように講義を受けるわけではないので、問題集をしっかり活用できるかどうかが学習効率を大きく左右します。
問題集は本屋さんに行けばたくさん並んでいますが、片っ端から購入して手をつけていけば良いというものでもありません。
むしろ何冊も手を出すよりも、自分に合った参考書1,2冊に絞り、それらの完成度を高める方が重要です。
例えば学校の定期テストや模試などで80点近く取れるまでは、1,2冊の問題集を何度も繰り返し使い込んだ方が成績が上がりやすいです。
では、どうやって自分に合った問題集を選べばいいのでしょうか?
ここで問題集を使う目的を思い出してみましょう。
問題を解くこと自体が目的なのではなく、問題を解いて、解説を読んで、わからないところを理解して、自分の弱点を補いながら実力を伸ばしていく。
そのために問題集を活用するのですよね。
つまり、解説を読んで疑問を解消できるかどうかが問題集選びのコツです。
解説にも、図解を多用したものや、図は少ないけれど文章で丁寧に説明しているものなど、問題集によって傾向はさまざまです。
どんな解説スタイルがわかりやすいかは人それぞれなので、先生や友人の口コミに頼りすぎず、自分で手に取って選ぶようにしましょう。
難易度があった問題集を繰り返し使い込む
高校化学の勉強では、問題の難易度レベルにも着目しましょう。
あまりにも簡単な問題ばかりが並んでいても、逆に難しい問題が多すぎても、実力アップにはつながりません。
自分の今の実力と志望校のレベルを考えて、理想と現実の間を埋めてくれるような問題集を選びましょう。
学校の定期テストで50点に届いていない方は、問題集を買うことは辞めて、「教科書」を使い込みましょう。
何か1冊選ぶとしても「一問一答」など基礎固めの暗記ができるものがおすすめです。
化学は、基本的な暗記をしっかり身につけるだけでも飛躍的に成績が伸びます。
時間を測りながら問題を解く
さて、自分に合った問題集が見つかったら、いよいよ解き始めです。
実際に問題を解くときには、「時間をはかること」を心掛けましょう。
なぜ時間をはかるのかについてお話しします。
それは一言でいうと「時間の決まっていない試験はないから」です。
問題がきちんと解けることも大切ですが、一問一問に膨大な時間がかかってしまっては試験本番で時間が足りなくなってしまいます。
そのため、日頃からどの問題に何分かかっているのかを自分で把握して、時間配分の練習をしておくことが大切です。
苦手な問題でも、何度も解いていくうちに少しずつ短時間で解けるようになります。
難しいと感じた問題は特に、かかった時間を記録して、かける時間を意識しながら取り組んでみましょう。
間違えた問題には印をつけること
高校化学では、間違えた問題に印をつけることが重要です。
これは自分の苦手なところを洗い出し、集中的に対策するべき分野を明らかにするためです。
問題集を利用する目的のところでもお伝えしたとおり、問題集は自分の実力アップのために使うものです。
なんとなく解いてはみたけれど、どれは解けてどれが解けなかったのかわからないままになってしまってはもったいないです。
間違えた問題には印をつけてすぐに見直せるようにし、何度も繰り返し挑戦しましょう。
おすすめは、印をつけた問題は1週間後にもう一度解きなおす事です。
そうすることでしっかり記憶に残りやすくなります。
化学は知識の暗記だけでなく、演習を通して知識の活用方法を学んでいくことが大切な科目です。
何度も間違えてしまう問題は自分の持っている知識をうまく引き出せていない部分なので、問題を解くのにどんな知識が必要なのか、どうやって考えれば正解に辿り着くのかを意識しながら取り組んでみましょう。
ここからは、分野ごとの勉強法を詳しくご紹介していきます。
高校化学は大きく理論、無機、有機の3つの分野に分かれています。
それぞれ勉強していく上で心掛けたいポイントが異なるので、一つひとつ丁寧に解説していきます。
理論化学の勉強法
理論分野では化学の概念や原理・法則を学び、物質の性質や構造に加え、他の物質との反応の仕方やエネルギーの変化との関連性を理解することが求められます。
そのため、基本となる性質や物質構造を理解した上で覚えることが理論分野の勉強の第一歩です。
この基本知識が欠けていると次のステップには進めないため、最初はよくわからない部分があっても一旦飲み込んで勉強を進め、章の最後まで進んだらわからなかった部分に立ち返りながら理解を深めていくと良いでしょう。
その際に、疑問点を書き出しておくことをおすすめします。
どこがわかってどこがわからなかったのかを整理しながら進め、知識に抜けや偏りを作らないようにしましょう。
そこまで進んだら、次は演習です。
大学入試では、そうして学んだ原理や法則が具体的なイメージと共に理解できているかを問われるため、基本知識を覚えても問題を解いてみたら全く歯が立たなかったという事態になりかねません。
初めからいきなりスラスラ解ける人のほうが少ないので、ここで苦手意識をもつのはもったいないです。
不安にならず、少しずつコツコツと問題演習に取り組んでみましょう。
理論分野では基本知識を組み合わせて活用する問題がよく出題されるので、覚えた知識をいろんな角度から問われることに慣れておく必要があります。
そのため、1つの単元を理解したなと思ったら、その単元の問題集を解いて知識の活かし方を身に付けるようにしましょう。
また、理論分野では計算問題も頻出です。
計算ミスが得点ロスに直結してしまうのが怖いところですが、こうしたミスは慣れによって気付くことができるようになります。
問題集に繰り返し取り組んで、計算問題にも慣れておくようにしましょう。
無機化学の勉強法
無機化学は、理系科目には珍しく暗記が中心となる分野です。
たくさんの物質の特性や色、他の物質との関わりを覚える必要があるので大変ですが、一度頭に入れてしまえば得点源にできる部分でもあります。
物質の特性は理論分野で培った知識である程度グループ化して覚えたり傾向を推測したり出来るところもありますが、やはり暗記に頼らなければならない部分も多いです。
そこでぜひおすすめしたいのが、図録や資料集を併用した勉強法です。
問題集を解きながら文字情報だけで覚えようと頑張るより、物質の写真や図を使って色や形と共に覚えることを推奨します。
その場合、付随する事柄も目に入ってくるため、情報量自体は多くなります。
知識量が多いからとなるべく覚える内容を減らしたい気持ちはよくわかりますが、意外と他の情報も一緒に眺めたほうがスッと頭に入ってくるものです。
新学期にクラスのメンバーの顔がすぐには覚えられなくても、その子の名前や部活、好きなもの、得意科目など他の情報が入ってくると個人の特徴として捉えられるようになりますよね。
それと同じで、一見情報量が多くなったように思えても、関連情報や視覚情報と合わせたほうが暗記しやすいのです。
また、エピソード記憶や語呂合わせも有効なテクニックです。
教科書や参考書に載っている語呂合わせが覚えにくかったら、自分の好きな歌で替え歌を作るなどして工夫してみましょう。
そうして覚えたことのほうが、いざというとき記憶の取っ掛かりになって思い出しやすいものです。
有機化学の勉強法
有機化学は、有機化合物や高分子化合物の特徴や性質を理解することを目標に据えた分野です。
そう聞くと無機化学と同じように暗記が中心の分野に思えますが、少し違うのはパズル的な側面が強いことです。
有機分野では、化合物の構造決定問題がよく出題されます。
それも大問で出ることが多く、前半の設問の答えを後半の問題で活用することがほとんどです。
そのため、暗記していれば大丈夫という分野ではなく、覚えた知識を活用して構造式決定パズルを解けるようになることが肝要です。
有機化合物にどんな物質をどのように作用させるとどんな物質に変化するのか、その際の主生成物と副生成物は何か。
そうした知識を覚えることが前提にはなりますが、覚えた知識を組み合わせて活用する演習が欠かせない分野です。
隙間時間にちょこちょこ暗記を進めながら、ある程度覚えたらまとまった時間を割いて集中的に演習に取り組んでみましょう。
慣れてくるまでは途中でわからない反応が出てきて最後の問題まで辿りつけないこともあります。
気付かないうちに前半の設問で間違っていて、後半の問題に太刀打ちできないこともあります。
でも、数をこなして演習を繰り返していくと、ジグソーパズルがはまるように綺麗に解答欄を埋められるようになります。
有機化学がサクサク解けるようになれば確実に大きな得点源になりますので、苦手意識のある人にこそパズル感覚で集中的に取り組んでいただきたい分野です。
高校化学参考書・問題集の選び方のコツは?
化学の問題集を選ぶ場合、まずは化学基礎の内容がしっかり理解出来ていて、問題が解けるのかどうかを確認しましょう。
参考書や問題集をチラッとみて、解けると判断する高校生が多いですが、実際に手を動かしてみると問題が解けないという高校生も沢山います。
そのため、しっかり良問が載っている問題集を選ばなければなりません。
高校生の化学の問題集の選び方のコツは
・化学基礎から選んでいく
・難易度があった教材を選ぶ
(いきなりハイレベルな問題を選ばない)
・解説が詳しい教材を選ぶ
・暗記だけでなく意味を理解しやすい教材を選ぶ
事が大切です。
特にレベルを間違うと自信を失いかねません。
まずは頑張れば解けるレベルの教材を2,3回繰り返して基礎を徹底的に身につけましょう。
その後、難易度の高い問題集に手を出していくことがおすすめです。
化学は覚えることも多い為、できれば高校1年生などの早い段階少しずつ基礎を身につけておくべきです。
では、さっそく化学基礎の問題集を紹介していきます。
高校生の問題集は
・数学のおすすめ問題集
・英語のおすすめ問題集
・国語のおすすめ問題集
・社会のおすすめ問題集
・物理のおすすめ問題集
も参考にしてください!
高校生におすすめの化学基礎の問題集・参考書は?
ここでは難易度の低い化学基礎の問題集から紹介しています。
大学入学共通テストの傾向からもわかるように、これからの大学受験では、単に化学の問題で正答が出せると言うよりも、化学が使えることを要求されます。
そのためにも、化学基礎の基礎知識からしっかり理解出来ているのか確認できる問題集を揃えました。
高校とってもやさしい化学基礎/柿澤 壽
化学基礎がまったくわからない、化学基礎が苦手でどうしようもないという高校生向けの書き込み式問題集です。
化学基礎がまったくわからない高校生の多くは、中学の化学分野の理解ができていない高校生が圧倒的に多いのです。
そういった中学の化学範囲の内容がまったくわからない高校生でも化学基礎の内容が理解できるように、化学に関してゼロの知識でも理解ができる問題集です。
高校とってもやさしい化学基礎は、1つの事柄を学んだら、それをすぐ穴うめ問題でチェックし、次に解き方をまねしながら、実際に演習問題をこなしていく流れになっています。
独学でも負担なく進められるような構成になっているので、化学がまったくわからない高校生でも取りかかりやすいです。化学基礎を勉強しなおしたいけれども、どこから手をつけていいのかすらわからない高校生におすすめの問題集です。
化学基礎の必修整理ノート 新課程版 (要点を書き込むだけで覚える) /卜部吉庸
おすすめ度: (4.6 / 5)
化学基礎は受験科目に必要ないけれども、定期試験の評定対策だけは必要、化学基礎の必要最小限の内容だけを学習したい高校におすすめなのが、化学基礎の必修整理ノートです。
この問題集は授業に合わせた内容で構成されていて、化学基礎がどうしようもなく苦手な高校生でも使いやすい小項目単位で構成されていることが特徴。
各単元は、書きこみ式のまとめ部分とその確認となるミニテストから構成されているので、理解度を高めやすくする工夫がされています。書き込み式のまとめ部分は、空欄に語句を書き込みながら読みすすめていくので、自然とその内容を理解できるようになっています。
定期試験や大学入試問題に頻出の重要な実験や計算問題は専用ページを用意し、くわしく解説がされています。
とてもコンパクトにまとまっていて使いやすいです。
ニューステップアップ化学基礎/東京書籍
数ある高校の学校専用図書として採用されている化学基礎の問題集の中でいちばん使いやすいと好評の問題集がニューステップアップ化学基礎です。
おすすめ度: (4.7 / 5)
高評価の理由は丁寧な解説と、ゴロ合わせで、定期試験対策から大学受験対策まで、幅広く実戦的に活用できる参考書型の問題集となっている点。
教科書の流れにそって丁寧に要点がまとめられていることから、単元毎の学習内容の整理がしやすく、大学受験対策のポイント整理にも役立ちます。
また、大学入試の新傾向に向けた「思考力」・「判断力」・「表現力」を問う問題への対応もできているので、論述問題の対策にも活用できます。
化学基礎から苦手という高校生でも対策しやすい、基礎力アップのドリル付きの構成内容で化学基礎の基礎を徹底して定着させることができます。
化学計算の考え方解き方 (シグマベスト) /卜部吉庸
化学計算の考え方解き方では、化学基礎の基本的な計算問題である原子量計算から濃度問題など、教科書の演習でも落とされやすい基本的な計算問題を取り扱っています。
おすすめ度: (4.8 / 5)
内容構成は、問題を類型(TYPE)別に分類し、定期テスト、大学入試に頻出となる112のTYPEを厳選して掲載。
さらに「化学基礎」と「化学」で編を完全に分けているので、化学基礎だけが必要な高校生にも使いやすくできています。
類型(TYPE)に配列された問題には、さらに重要度をAからCで表示し、類型(TYPE)の後には必要に応じて類題が用意されているので、理解できているのかどうかが把握できます。
そして、学習の区切りとなるところには、定期試験・大学入試で出題されやすい問題を練習問題として掲載しています。
高校生におすすめ化学の問題集・参考書は?
次に、化学を理解する上でおすすめの問題集を難易度の低い順に、後半では化学を学ぶ上でぜひ持っておきたい辞書型参考書を紹介します。
いずれも大学入学共通テストの新傾向に対応しています。
大学受験で化学を必要とするならば、早めに化学の基本的な流れを一通り学習して、志望校の対策を始めるようにしましょう。
化学は早めに勉強に着手しても損はしません。
ニューステップアップ化学/東京書籍
化学基礎のところで紹介した、ニューステップアップ化学基礎/東京書籍の化学版。
おすすめ度: (4.6 / 5)
問題集の構成としては化学基礎と同じですが、多くの高校生が苦戦する無機化学・有機化学に関する要点整理やまとめのところで、この問題集の使いやすさが明確になってきます。
問題集の構成は、基礎から徐々にステップアップして、発展問題まで取り扱っていきます。実はニューステップアップ化学の人気理由は巻末資料なのです。
いつもなら見逃してしまう巻末資料には「入試突破の裏ワザ」に「ゴロ・合言葉集」を81個、「~といえば集」が185個掲載されています。
「溶解度」「過冷却」「有機化合物の構造式」など、入試問題を完全攻略するための解法テクニック特集、論述問題も用意されているので、定期試験対策、大学受験対策の基礎固めにはこの1冊で十分といえます。
大学受験で化学が必須の場合は、志望校に合った大学受験対策用の問題集にスムーズに移行することもできます。
化学(化学基礎・化学)基礎問題精講 六訂版/鎌田真彰 ・橋爪健作
おすすめ度: (4.8 / 5)
2020年7月のでた新しい化学の教材です。
大学受験界の化学講師として確固たる地位を確立し、定評のあるベテラン講師の鎌田真彰、化学の苦手を克服する授業を行なうことで高校生から絶大な支持を受けている橋爪健作の両氏による問題集。
国公立大学の個別試験と私立大学の入試問題を徹底的に分析し、入試で頻出の標準的な問題の解き方を、わかりやすく、ていねいに説明した問題集です。
問題集のタイトルに「基礎問題」がついていますが、決して「簡単な」「やさしい」問題が集められた問題集ではありません。
中身は、大学入試での実戦力・応用力を身につけるために、おさえておかなければならない重要問題が111題厳選されています。
化学が大学入試に必要だけれども、化学の受験勉強にかける時間が多くとれない高校生は、この1冊を徹底してマスターすることで、さまざまな応用問題にも対応できる力を身につけることができます。
理系大学受験 化学の新研究 改訂版/卜部吉庸
理系大学受験の先輩がすすめる難関突破のバイブル『化学の新研究』の改訂版。
おすすめ度: (4.9 / 5)
オーバーワークと言われる参考書ですが、基本的に化学基礎・化学を学習する上ではわからないところは大抵この1冊で理解ができるので、持っていたい参考書。
特に難関大志望の高校生は早い段階から用意して熟読しておきたい化学では必須の参考書です。
この参考書のスゴい点は、入試に合わせて記述内容が見直され、改版が繰り返されていくこと。
最新版では「サイエンスボックス」を約50項目追加し、化学への興味がさらにわくように工夫されています。
化学基礎や化学を勉強する上で教科書や資料集を見ても理解出来ない現象、応用問題や発展問題では聞いたこともない実験や単語が必ず出てきますが、それらを解決に導いてくれる辞書的な参考書です。
次に難易度の高い化学の問題集を解説していきます。
大学受験をする方はぜひえらんでみてください!
【大学受験】難関校におすすめの高校化学の参考書・問題集
では、こちらでおすすめの問題集をいくつかご紹介します。
ここに挙げたものは難関校志望者向けのハイレベルな参考書です。
まだ教科書の理解があやふやな方や、教科書レベルの問題が解けてきたくらいの方は、先に基礎レベルの問題集に取り組みましょう。
いきなり実力以上の問題集に着手することは、学習効率が悪いばかりか自信を失うことになりかねません。
基本的な問題がスラスラ解けるようになってから、実力アップと実践対策としてこうした難易度の高い問題集に進むことをおすすめします。
重要問題集 化学 2022
難関校志望者のほとんどが活用していると言ってもいいほどメジャーなのが「重要問題集」です。
問題数が多いのが最大の特徴で、これ1冊でほとんどの大学入試内容がカバーできます。
教科書レベルの問題や基礎レベルの問題集がスラスラ解けるようになったら、実践を意識した演習として「重要問題集」に取り掛かりましょう。
頻出問題が網羅されているので、これ1冊を仕上げればほとんどの大学入試問題が解ける実力が身に付きます。
さらに問題は難易度によってAレベルとBレベルに分かれており、自分の目指すレベルに応じた活用が可能です。
難関校を目指すならばBレベルの問題も必須ですが、まずはA問題をすべて解いて基礎を固めてからB問題に移るなど、学習ペースやスケジュールに合わせて進め方を決めると良いでしょう。
ただ、問題数の多さゆえに解説が少し物足りないという声もあります。
そのため、基礎がしっかり理解できていない状態で「重要問題集」に取り組むのは効率があまりよくありません。
まずは基礎レベルの問題集で理解を深めてから、実践に対応できる演習を目的として「重要問題集」に進むことをおすすめします。
化学 一問一答【完全版】
こちらは「一問一答」と名の付くとおり、高校化学の一問一答形式で確認しながら学べるスタイルの問題集です。
入試問題をデータベース化した中から頻出問題のみを掲載しているので、要点に絞って対策できるのが魅力です。
前から順に解いていくことで、入試問題に対応できる思考力を養えるように設計されています。
化学は演習がとても大切な科目ですが、その反面、演習の前の暗記事項が非常に多いのも事実です。
「一問一答」は隙間時間を活用して進められるので、暗記した内容と問題とを結び付ける反復練習に向いています。
内容のボリュームに最初は不安を覚えるかもしれませんが、出来なかったところに印をつけながらまずは1周してみましょう。
そして2周目は印の付いている部分に絞って勉強し、苦手な分野をなくすように勉強していくと、不思議と苦手意識はなくなっていくものです。
まずはここだけと決めて、少しでもいいから得意分野を作ってみるのがおすすめです。
1つでも得意分野が出来るとモチベーションが上がり、他の分野も頑張れるものです。
有機化学演習
上記2冊は化学の全範囲を取り扱った問題集でしたが、こちらは有機化学分野に特化した問題集です。
有機化学は覚える内容が多く暗記自体も大変な分野ですが、なにより演習量が物を言います。
頑張って覚えた知識も、問題での使い方がわからなければ得点につなげることができません。
この問題集は幅広いレベルの問題が掲載されているので、知識を生かす練習にとてもおすすめです。
高校生側に得意分野があるように、問題集にも得意な分野・強い分野はあります。
特に化学は理論分野、無機分野、有機分野で勉強方法がだいぶ異なるので、自分の苦手な分野だけに絞った問題集に取り組むのも効果的です。
解説はややあっさりしていますが、有機化学の基礎を終えて実践に移りながら知識を固めたい方に向いています。
暗記した知識をどんな場面で生かせばいいのかは、演習を繰り返すことでつかめてきます。
物質の種類ごとによく出題される傾向をつかみ、仕上げとして複合問題に取り組むことで、大学入試本番でどんな問題が出ても対応できる実力が身に付きます。
まとめ:高校化学は早い段階から対策を!
国公立大学の理系大学へ進学するのであれば、多くの高校生が理科2科目の選択を必要とします。
そのときに選択することになる理科が化学です。
また、国公立大学の文系大学へ進学する場合も理科の基礎科目を2科目選択することになるので化学基礎の選択は避けられません。
いずれにしても、大学入試においては化学基礎・化学の占める役割は少なくないので、早めに対策をとって大学受験に備えましょう。
何を選んでいいか分からない方は、1番初めに紹介した化学基礎の「高校とってもやさしい化学基礎 [ 柿澤壽 ]」がおすすめです。
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