小学生向け通信教育には、魅力的な教材が溢れています。

「どのように教材選びをしたらいいのか分からない」
「各通信教育のメリット・デメリットを知りたい」
「利用した人の評判口コミは？」
といった、実際に始める前に知りたい情報がたくさんありますよね。

そこで子供習い事図鑑では、通信教育を利用されている小学生のお子さんをもつご家庭に対して、独自調査を行いました。「使いやすさ」「コスパ」「サポート体制」などの項目に分けてアンケートを実施し、総合評価としてランキング形式にまとめています。

今回は、最新の独自調査結果をもとに小学生向け通信教育人気9社を徹底比較・解説！選び方のポイントもまとめましたので、ぜひご参考までにご覧ください。

小学生通信教育の比較ランキング！

独自調査では、通信教育を受講中で小学生のお子さんをもつご家庭を対象に、「使いやすさ」「コスパ」「カリキュラム」「続けやすさ」「成績への反映度」「サポート体制」の6項目について5段階式のアンケート調査を行いました。
それぞれの項目の結果を基に総合ポイントを出して、評価結果をランキング形式にした一覧表は以下の通りです。

	1位	2位	3位	4位
通信教材	スマイルゼミ	チャレンジタッチ 進研ゼミ小学講座	Z会	東進オンライン学校
総合ポイント	4.8	4.7	4.5	4.3

	5位	6位	7位	8位	9位
通信教材	月刊ポピー	RISU算数	スタディサプリ	デキタス	すらら
総合ポイント	4.1	4.0	3.8	3.7	3.4

ここからは、上記の一覧表をもとにして、人気9社の解説をランキング順に紹介します。

【1位】スマイルゼミ

スマイルゼミは、総合評価4.8。
イード・アワード2022年では子供英語教材・小学生部門で最優秀賞を受賞し、多くの方に選ばれているタブレット学習教材です。

スマイルゼミの特長は以下の通りです。

スマイルゼミはタブレット1台で学習を完結でき、鉛筆のようになめらかな書き心地のペンには定評があります。「書く」にこだわっているため、タブレットに手をぴったりついて書けるのもメリット。正しい鉛筆の持ち方の習得も可能です。

新機能「コーチング」によって、電源を入れてすぐに最適な学習に取り組める個別最適化学習を実現し、さらに効率よく学習できるようになりました。コーチング機能は、全国小学生学習データ、学習状況、性格、特徴から解析したデータを使っています。

また、小学生であっても中学3年生までの内容に対応可能です。もっと学習を進めたいという方に合わせて学習を先取りでき、反対にさかのぼって学習することもできます。

各コースには「標準クラス」「発展クラス」があり、理解度に合わせて選択可能です。
標準クラスは、教科書の内容や学習習慣を定着させるのが目的。学習量は、1日20分程度です。
発展クラスでは、教科書を超えた問題を解く力を養います。標準クラスの約1.5倍の時間量で、中学受験を考えている方にもおすすめです。

本格的に開始する前には、2週間無料で利用できるお試し入会制度がありますので、気になる方はぜひ利用してみましょう。

それでは、実際に利用した方の口コミもご覧ください。親子の実体験に基づいた、スマイルゼミのメリット・デメリットをまとめました。

口コミ
・勉強嫌いな我が子が自分から勉強するようになった。勉強した分だけスターがもらえ、スターを使ってゲームアプリで遊べる
・やるべきことがわかりやすいシンプルな構成で、飽きさせない工夫や仕掛けがたくさんある

その他のスマイルゼミの口コミ評判はこちらも

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◆スマイルゼミ◆

【2位】進研ゼミ小学講座「チャレンジタッチ」

進研ゼミ小学講座のチャレンジタッチは、総合評価4.7。イード・アワード2023年「小学生が好きな通信教育」部門で受賞し、4年連続No. 1の座に君臨しています。

進研ゼミ小学講座のチャレンジタッチの特長は、以下の通りです。

チャレンジタッチでは、基礎力の定着を重視。何度も取り組みたくなる楽しくて分かりやすいレッスンと、つまずきの原因を見つけて必ず解き直すことでミスをそのままにしない仕組みが特長的です。

子供の学習データを分析して学習プランを提案する機能があるため、効率的に学習に取り組めます。学校や習い事で忙しいお子さんにもおすすめです。
毎月提出するテストの添削では、必ず褒めて伸ばすというサポート付きなので、間違えた箇所もしっかりフォローします。

チャレンジタッチは、追加受講費0円で5教科（小1,2は3教科）の受講、添削指導、オンラインライブ授業、全国規模の診断テスト、プログラミング、電子書籍といった、豊富な学習サービスを受けられます。
無料体験もあるので、気になる方はぜひお試しください！

実際に利用した方の口コミは、以下の通りです。メリット・デメリットも参考にしてみてくださいね。

口コミ
・ゲーム感覚でできる勉強が多く楽しく続けられる。電子書籍を読めたりゲームができたりして飽きないポイントがたくさんある
・定期的にあるオンライン授業に休日参加。メインの勉強だけでなく、応用問題や漢字・計算を使ったゲームが豊富

その他のチャレンジタッチの利用者の口コミ評判はこちらも

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【進研ゼミ小学講座】

【3位】Ｚ会

Z会は、総合評価4.5。イード・アワード2023年の通信教育小学生の部にて最優秀賞を受賞した通信教育です。Z会の特長は、以下をご覧ください。

Z会の問題は、自ら考える力を養うのが目的でつくられています。さらに「考え方」を重視した丁寧な添削によって、学習理解と表現力の向上につなげます。
タブレットコースでは、自分の考えをメモできる「ふでばこ機能」を搭載し、書いて考える過程を重視。答えを導き出すプロセスを引き出すことこそがZ会の強みです。

教科書の枠を超えた独自のカリキュラムには、タブレットコースでは「未来探究学習」、小学生コースでは「思考・表現力」があります。柔軟な思考力が身につくオリジナル講座も人気です。

タブレットコースでは、手持ちのタブレットで学習できますが、2024年2月に「書いて考える」を追求したZ会専用タブレットが販売されました。手をつけたまま書くことができるため、じっくり取り組めます。

無料お試し講座もあるので、実際に体感してみるのもおすすめです。Z会の口コミやメリット・デメリットも参考までにご覧ください。

口コミ
・受講する前は「難しいかな？」と不安だったけど、テキストがわかりやすくて詳しい。教科書＋αのレベルの問題なので学校の成績が上がって、授業でも積極的に発表できるようになった
・添削問題は学習に向かう大きなモチベーション。先生がよく褒めてくれるので「次もがんばろう」と意欲に繋がっている

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Ｚ会の通信教育 小学生コース

【4位】東進オンライン学校小学部

東進オンライン学校小学部は、総合評価4.3。日本最大規模の小学テスト「全国統一テスト」に対応した学習教材です。

全国統一小学生テスト対応の演習充実講座では、中学高校につながる応用力を育みます。応用問題を中心に基礎を固めて中学受験に対応できる点も魅力的で、レベルの高い授業を展開するのが特長です。

東進オンライン学校では、分かったつもりを残さない「確認テスト」、1カ月の総復習で合格後に次の単元に進む「月例テスト」、全国統一小学生テストと同形式・同レベルの問題「実力テスト」といった、異なる3つのテストを実施します。

実際の授業では、算数は考えることが楽しくなる「分かりやすさ」が魅力。
国語は本が好きになる仕組みとして2カ月かけて1冊の本を読み解くのが特長です。テストと授業のサイクルによって学ぶことの楽しさを実感し、結果に結びつける仕組みがあります。

口コミ
・算数がわかるようになり好きになった。読書をしない我が子だけど国語の授業を楽しんでいる
・先生のおかげで本が大好きになって色々な本と出会いたい気持ちになった

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東進オンライン学校 小学部

【5位】小学ポピー

小学ポピーは、総合評価4.1。イード・アワード2022年に小学生の部で最優秀賞を受賞し、「無理のない分量で毎日の学習習慣がつく」ことを大切にしている通信教育です。

小学ポピーでは、全国の小中学校で使うドリルや問題集の学習教材を発行する編集社の知見を活かした学習教材を提供。「書いて学ぶ」ことを重視した紙テキストにこだわり、さらに続けやすいお手頃価格によって多くの親子に選ばれています。

楽しみながら学習を習慣化できる「がんばりすごろく」では、理解度と学力アップにつなげ、新機能「デジ・サポ」はワークでつまずいたところを見直せます。こうした学習サイクルによって、子供のやる気を育むシステムです。

2024年4月に開始した「ともがく」は、塾や図書館のような学習環境を家庭で再現した小学生対象のサービスです。全国の仲間と一緒に自習学習の取り組みを共有し、家庭学習を促します。顔をぼかして無音の環境で取り組めるので、プライバシーもしっかり保護できます。

口コミ
・字が大きくてシンプルな紙面で取り組みやすい。自分で机に向かう姿が見られるようになった
・学校の復習として活用し、テストの前には理解不足な点を見つけて理解を深めている

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【6位】RISU算数

RISU算数は、総合評価4。2024年には一般社団法人子育て支援協会「子育て支援大賞2024」を受賞し、2019年の自社調べでは「学習継続率92.7％」と、高い満足度を誇っています。

RISU算数は、タブレット学習で算数に特化した学習教材です。データを分析して1人ひとりに合わせた問題とレッスン動画を配信。苦手を残さずに得意を伸ばすことを重視し、間違いが多かった問題を忘れそうなタイミングで自動的に出題します。

RISU算数では、国語の教科書1年分の文章量を読み取るため、算数だけでなく国語力も伸びるという嬉しいメリットもあります！

RISU算数は算数に特化した学習内容ですが、ネイティブな英語レッスンを無料で配信。1レッスン3分以内で取り組めるので、無理のない範囲で続けることが可能です。

また、各学年の算数の学習では、学校の授業内容を超えた充実した学びができます。

口コミ
・文章問題、図形などを楽しみながら取り組める問題なので繰り返し学習しても飽きない。思考力も身につき、最近では算数が好きと自信を持って言えるようになった
・100マス計算を繰り返す学習で2年生頃までよかった点数が落ちてきたのでRISUを開始。苦手な問題も重点的にフォローしてもらい助かった

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【7位】スタディサプリ

スタディサプリは、総合評価3.8。最適化された学習プランで、1人ひとりに合わせた学びを提供する学習教材です。

スタディサプリの月額費用は学年が上がっても追加料金がなく、月額1,815円〜と、続けやすい価格が魅力です。
小学1〜3年生はタブレット学習ですが、専用端末はありません。手持ちのタブレットでOKで、小学4年生からはパソコンのブラウザ上で映像授業を見る形式で受講します。

学年を超えた学習が学び放題で、どんどん学習を進めたいお子さんにも、ふりかえって学習をしたいお子さんにもおすすめです。また、受講者の3人に1人が学習塾と併用しているため、自分に合った使い方ができるでしょう。

予習・復習に使えるスタディサプリでは、基礎レベルと応用レベルに分かれています。
学校授業に合わせて進みたい方には「基礎レベル講座」、中学受験準備や学校の授業を超えた内容を学びたい方は「応用レベル講座」がおすすめです。

また、入会後は14日間無料体験として利用でき、14日以内に利用停止手続きを行えば、無料で教材を試すことができます。

口コミ
・専門のプロ講師による授業の質が高く、予備校業界で多くの実績を残してきた講師の授業がすごい
・続けやすいお手頃の価格が好評。自ら学習ができる子向き
・勉強に苦手意識のある子には難しいかも。強制力がないの続けにくい

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【公式】スタディサプリ小学講座

【8位】デキタス

デキタスは、総合評価3.7。学校に通うことが難しいお子さんにも対応し、不登校対応の通信教育としても注目される学習教材です。

1日10分からの学習内容は、1回約5分の動画とゲーム感覚で勉強できるアニメーションによって、習慣化しやすい内容で構成されています。確認テストは、授業を受ければ確実に解ける○×問題のため、子供の自信再生装置をかねた役割があります。

学習の方法などを気軽に相談できる、デキタス専属の先生の個別指導があるため、通学が困難なお子さんの対応にも利用可能です。

デキタスは学校の教科書に対応し、学校の勉強を確実に理解することが目的です。専用の機器は不要で、手元の端末で受講できるのも嬉しいポイント。子供のペースに合わせて進められるオンライン学習教材で、5日間の無料体験もあります。

口コミ
・今までの通信 教育のテキストよりも分かりやすいようで、自分から進んで取り組んでいる。前向きな息子が見れて嬉しい
・1日おきに取り組んでいて、ポイントがたまるので楽しく喜んでやっている。復習ができるのでよい

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【9位】すらら

すららは、総合評価3.4。2012年日本e-Learning大賞文部科学大臣賞受賞し、不登校の対応にも力を入れている通信教育です。

子供・すららコーチ・保護者の三者で無理のない学習計画を立てて、自分に合ったオーダーメイドの学習に取り組めます。キャラクターによる対話型の授業では、一方的な解説ではなく、質問も投げかけられます。

すららは、自主的に学習ができる工夫と楽しみも豊富。学校の進度とは関係なく自分で考えて進められます。

すららは、どの学年にも進んで戻れる「無学年方式」の学習スタイルが魅力です。また、不登校のお子さんがすららを利用することで、学校への出席を認めてもらえる認定制度があり、こうした制度の利用者は累計1,700人以上にのぼっています。

不登校のお子さんにも使いやすく、無料体験も利用できるので、ぜひこの機会に体感してみましょう。

口コミ
・学校のテストではほぼ100点。無学年方式でどんどん進められるのが嬉しい。講義ではキャラクターが教えてくれるので親の手助の必要なし
・さまざまな特性や発達段階に合わせた使い方ができる。紙のテキストよりもハードルが低く、取り組みやすい。倍速で受講できたり、AIで英語の発音をチェックできる機能が追加されたりと、常にアップデートしている

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小学生通信教育の選び方のポイント

続いては、小学生通信教育の選び方のポイントを紹介します。

教材形式で選ぶ

教材形式は、以下のスタイルが中心です。

・タブレット学習
・紙テキスト
・動画教材
・オンライン授業

各会社によってスタイルが異なっており、独自の特長や強みがあります。また、現代では、通信教育でもデジタル教材が増えてきました。「デジタルは目が悪くなるのでは？」と気になる保護者の方も多いですが、明るい場所で使うことや、時間を決めて学習するなどの使い方が大切です。

また「紙テキストは古い」と懸念される声もありますが、学校教育では紙テキストが中心なので、教材形式はお子さんに合わせたスタイルがよいでしょう。各教材の強みを理解して選ぶのがおすすめです。

料金で選ぶ

通信教育のサービスを選ぶとき、受講にかかる料金は重要な判断材料です。

まずは月額をしっかり把握し、入会金やオプション料金などの別途必要な費用もチェックしておく必要があります。期間限定の割引キャンペーンを利用したり、一括で支払いする方法を選択したりして、コストを抑えることも可能です。

家計と相談して、無理のない範囲で選びましょう。

【まとめ】通信教育はメリット・デメリットを理解して目的を明確に

小学生向けの通信教育には、それぞれのメリット・デメリットがあります。お子さんにとって、各社の強みにフィットした通信教育を受けられるとよいでしょう。そのためには、各社の特長をしっかり理解しておくのが大切です。

また「なぜ、通信教育を受けさせたいの？」という、目的もマスト。目的をあやふやにしてしまうと、不要な講座を受講してしまったり、子供のモチベーションがガクッと落ちてしまったりという状況につながります。

通信教育の特長を理解し、目的を確認して、ぜひ目標に向かってよいスタートを切ってください。