『中学受験の社会ってどうやって勉強したらいいの?』
『小学生におすすめの社会の参考書や問題集ってある?』
『2023年中学受験用社会の問題集参考書は?』
こんな悩みのある小学生の親御さんもいらっしゃるのではないでしょう?
中学受験社会の勉強では、学校で出されている部分だけを学べばいいと考えがちですが、実際には受験社会と学校で学ぶ社会は別物です。
そのため何の指針もなく社会を勉強していくのは非効率的になります。
そこで、今回は中学受験の社会でおすすめの参考書・問題集を15選で紹介します。
ここで紹介されている教材を使えば、入試社会の苦手克服・成績アップの強力な推進剤となるので是非最後までご覧ください。
中学受験社会の基礎固めからハイレベルな難しい問題集まで紹介します!
今回は普段、中学受験専門の塾講師歴10年の筆者が解説をします。
社会の勉強法のコツも合わせて紹介するので試してみてください!
中学受験の勉強法では、
・国語の勉強法
・算数の勉強法
・社会の勉強法
・英語の勉強法
も参考にしてみてください!
この記事の目次
中学受験の社会で出題される範囲とは
中学受験の社会で出題される範囲にはどういった特徴があるのでしょうか。
まず大前提として出題範囲の大枠を抑えておきたいところです。
そうしなければ、レベルが高すぎる参考書を選んでしまう可能性が高く非効率的になります。
きちんと社会の学習をする上で、各分野でどこまでの知識が求められるのかを理解し勉強を進めていきましょう。
中学受験『地理分野』の出題範囲は日本地理のみ
まず地理分野は、端的に言うと日本地理のみです。
世界の地理に関しては、6年生の『世界の中の地理』という単元で学習していきます。
しかし、ほとんどの国々が出てこないのが、現状の中学受験地理です。
受験校によっては世界地理も求められる可能性もなきにしもあらずですが、全世界の国旗名を覚えるなどはあまりにも非効率ということが分かります。
中学受験『歴史分野』の出題範囲は日本史のみ
続いて歴史分野です。
歴史分野では地理と同様に日本史を取り扱います。
教育に明るい親御さんにとっては、世界史も学ばせることで相乗効果が生まれると思いがちですが、あくまで日本に関係する外国の出来事のみを取り扱って下さい。
また歴史は覚えることも多く得点源になるため、早い段階(小学4年生頃)から学習を進めることをおすすめします。
中学受験『公民分野』の出題範囲は狭い
公民分野は出題される範囲としては、日本国憲法などのかなり狭い範囲が出題されます。
ただし、一点注意が必要です。
それは、時事問題です。
多くの中学受験で時事問題に絡めた問題が出題される傾向にあります。
そのため、世の中の動きを理解しておく必要があるでしょう。
時事問題の対応には、日頃から新聞などでざっくりとした流れを抑えておく他に、専用の参考書を使用した勉強も必要になってくる点に留意しておいてください。
中学受験はおすすめの「理科」問題集10選!も参考にしてください!
中学受験社会の勉強方法とは?
中学受験に向けた社会の勉強は、長いスパンで見る必要があります。
大体小学4年生頃から本格化し始め、徐々に暗記を行うことを習慣化させていきましょう。
ここでは、実際にどのような勉強を行っていくのか?を具体的実践例を元にご紹介します。
自宅学習での教え方の参考にもしてください。
中学受験社会、小学4年生は速習だ大切
先ほどもお話したように、小学4年生から社会の勉強を本格化させていきましょう。
具体的には、速習をまず行っていきます。
これは何故かというと、速習を行って、あらかじめ知識を蓄えておき、学校の授業を通して更に復習ができるからです。
また、学んだ知識の暗記も徐々に行っていきましょう。
こうすることで受験直前に付け焼き刃の暗記に頼るような事態を避けることができます。
中学受験社会、小学5・6年生は演習へシフト
小学5年生・6年生段階では、段階的に速習から演習へと切り替えていきましょう。
具体的には、小学5年生前半から中盤にかけてで地理や歴史を全て終わらせて、段階的に受験問題を解いていきます。
そして、公民分野の速習を行いつつ、全ての範囲を終えたら演習問題と暗記をひたすら行っていくことをおすすめします。
現実問題として、一昔前までの社会は暗記が主でしたが、現在では暗記を前提とした頭を使う問題が増えている傾向です。
速習を行い、どれだけ演習量を積めたかどうかが勝負の鍵となるので、計画的に学習を行っていきましょう。
基礎がみについたら、早い段階で一度「過去問」にも挑戦しておいた方がいいです。
過去問は現状のレベルを知る手段として非常に優れています。
中学受験には「国語」問題集ランキング!もおすすめです。
中学受験社会の参考書・問題集の選び方のコツは?
ここまで様々な中学受験に向けた社会の参考書や問題集を紹介してきました。
しかしながら、個人別に合う合わないは確実に存在します。
ここではどういった点を抑えた社会の参考書・問題集・ドリルを選ぶべきなのか?選び方のポイントを解説していきます。
暗記が苦手ならストーリー仕立ての参考書を選ぶ
小学4年生の段階で暗記を重点的に行える生徒は少ないですよね。
そこで、おすすめしたいのが、ストーリー仕立てで学べる参考書。
イラストや漫画などが豊富に使われていると、イメージとして定着しやすいので、受験勉強のスタートにはうってつけです。
ただ、こういった参考書は内容的に薄いことも。
そのため小学5年生の段階からは徐々に難易度の参考書に移行していきましょう。
基本的に社会は速習する
中学入試社会の基本は暗記です。
そのため、頻出事項をまとめた参考書で速習を基本に学習を進めて下さい。
間違っても学校の授業に合わせた学習は行わないようしたいところです。
特に公立小学校から公立中学校という流れが出来上がっている地区では、学習が終わらないこともありえます。
早い段階で中学入試の出題範囲を一通り学習し終えることがおすすめです。
インプット型の参考書とアウトプット型の問題集は分ける
インプット型の参考書とアウトプット型の問題集はきちんと分けて運用してください。
一体型の参考書もありますが、要点チェックなどを挟まずに問題演習を行うことも大事な受験勉強です。
何もない状態から記憶の引き出しを開けて、解答を考える訓練を行うためにも、参考書と問題集は分けて使用して下さい。
時事問題は公務員用のテキストを使うのもあり
時事問題は各出版社から様々なテキストが発表されていることもあり迷うポイントでもありますよね。
より難関校を目指す場合には、公務員用の時事問題テキストもおすすめです。
社会の動静や世界の動きなど専門用語を用いて解説されており、語彙力を高めるためのテキストとしても最適です。
新聞を眺めるようなイメージで取り組むとよいでしょう。
ではここから中学受験におすすめの社会の問題集を分野・タイプ別に解説をしていきます。
中学受験社会でおすすめの参考書『速習編』
中学受験でおすすめ問題集「速習編」から解説します。
先程、中学受験の社会の勉強法「小学4年生編」でまずは「速習が大切」というお話をしました。
速習とは、技能を短期間で習得するという意味です。
つまり、まずは短期間で全体を学習し出題範囲や問題傾向の感覚を掴むことが大切になります。
わかる!できる!応用自在-社会
中学受験社会の基礎固めに使える問題集・参考書になります!
市町村の合併情報などが網羅されており、頻出用語を抑える学習にも効果的でしょう。
章末問題もついており、何回転もさせることで確実に社会の実力をつけていくことが可能です。
ただ、これ一冊だと頻出ポイントしか抑えられないため、後述する問題集で演習を行うことも重要になります。
自由自在 社会
こちらも定番の一冊ですが、改訂が2020年2月となっており、最新データが揃っている点に要注目です。
地理の統計データなどは移り変わりが激しく、データが古いと間違えてしまう問題が中にはあります。
イラストやカラー写真がふんだんに使われており、読むだけでも楽しい内容となっているのでこちらもおすすめです。
社会に苦手意識を持っている小学生でも楽しみながら全体像を掴めるでしょう。
勉強感覚だけでなく、親子で一緒に読み進めて話し合ってみることも記憶に残りやすいのでお勧めです。
小学生の社会の勉強法はこちらの記事も
次に演習でおすすめの問題集を解説していきます。
中学受験社会でおすすめの問題集『演習編』
次に中学受験におすすめの問題集「演習編」です。
小学4年生で社会の速習が終わったら徐々に演習問題の数を増やしていきましょう。
演習を行い、暗記だけでなく考える力もつけていく必要があります。
社会-自由自在問題集
リンクする内容も多く、参考書で自由自在を選んだ方であれば、こちらの問題集も揃えておきたいところです。
内容的には基礎固めができる中学受験社会のドリルです。
そのため小学5年生頃に活用したいところです。
難関中学を突破するためには若干物足りません。
別に問題集を行い入試突破力を高めていきましょう。
入門的の問題集としては最適です!
中学入試 社会 実力突破
中学入試社会で基本から応用力強化までを含んだ問題集です。
頻出単語の要点チェックも抑えているため、確認後に演習という流れを作りやすい教材でもあります。
巻末に中学入試の模擬テストもあり本番を想定した演習も可能です。
また付録に絶対暗記すべき項目の「暗記カード」もついており、いつでもどこでも勉強できるメリットがあります。
中学入試 でる順過去問 社会 合格への1008問
近年の中学入試社会の(過去問)の出題傾向を分析し「でる順」に掲載している問題集になっています。
基礎固めの問題集として反復用に最適です。
1008問という問題が網羅されており、基本的な問題から思考力を問われる問題までが掲載されています。
入試直前期にさらっと流すだけでも安心感につながるでしょう。
受験当日まで手元においておきたいドリル教材の一つです。
末巻には入試傾向の対策記事もあり入試準備の為になります。
特進クラスの社会 難関・超難関校対策問題集
社会で有名難関中学を突破したいのであれば、この問題集に手を出してみるべきです。
難関校社会の問題が掲載されており、どのように社会という科目に挑んでいくのかが分かるようになります。
難しい問題もありますが、良問が多く偏差値の高い中学校を受験する場合、何度も解いておきたい問題集です。
難関校を目指す中学生には必携の一冊です。
中学受験おすすめの「国語」問題集ランキングはこちらの記事も
次に歴史に特化した中学受験におすすめの問題集・参考書を確認していきましょう。
中学受験社会でおすすめの問題集『歴史編』
中学受験で歴史は「日本史」が中心になります。
単に暗記するだけでなく、前後の背景をストーリーとして覚えていく勉強法がおすすめです。
歴史の苦手克服をしたい、もしくは成績アップをしたい方はこれらの問題集・参考書を繰り返し利用してみてください!
中学入試よくでるランキング社会 歴史
日能研から出版されている歴史ぼ頻出事項がまとめられた参考書及び、暗記のための教材です。
入試解析を行った上で、本当によく出る事柄だけに絞られているので歴史が苦手な受験生におすすめできます。
ランキング形式になっているのでただの暗記ではなく、楽しみながら学習できるでしょう。
ランキング1位~25位で基礎を学んだ後は、演習で応用力を付けることも可能です。
小学&中学入試 まとめ上手 日本歴史: 要点がひと目でわかる
図や表・カラーの漫画を多用してイメージから歴史を覚えることに特化した参考書です。
単純な暗記に終始してしまいがちな歴史を覚える負担を軽減してくれます。
小学校の教科書の内容だけでなく、中学受験に出てくる発展的な内容も取り込まれている教材です。
空所補充問題や年代順の入れ替える問題も章の最後についており、実力チェックをしながら進めていけます。
歴史上巻 改訂版 (中学入試まんが攻略BON!)
中学入試の「歴史」では必ずチェックしておきたい参考書です。
上下巻があります。
中学入試の歴史はそれぞれの項目を単に暗記するのではなく、前後の流れやなぜそうなったのか?を把握していくことが重要です。
この教材では漫画で分かりやすく中学入試に必要な歴史を解説してくれるのです。
漫画とはいえ、重要な項目や入試に出る項目に「マーク」がついているので安心できます。
歴史は何よりも漫画で全体の流れをいち早く覚えていくことが重要でしょう。
ぜひ読んでおきたい一冊です!
次に地理編です。
中学受験社会でおすすめの問題集『地理編』
中学受験におすすめの地理の問題集です。
地理も単に地図記号を暗記するだけでなく「読み取る力」が求められます。
まずはよく出るパターンから抑えていき問題傾向を把握していきましょう。
中学入試よくでるランキング社会 地理
日能研では歴史の他に、 地理に特化した参考書も取り扱っています。
地理というと、暗記をしたところで点数に反映されないと思われるかもしれません。
しかし、この参考書であれば、点数アップのための資料の読み取りに必要な知識を蓄えることができます。
ランキング形式で紹介されるので飽きずに楽しめるでしょう。
地理上巻 改訂版 (中学入試まんが攻略BON!)
中学入試まんが攻略BON!シリーズの「地理版」です。
中学受験地理の基礎固めに使える問題集になります。
地理を漫画で?と思う方も多いかもしれませんが、単なる暗記だけでは難しくなりつつある中学入試を攻略するためにおすすめできる教材になります。
重要なポイントを掴み、漫画なので繰り返しスピーディーに読むことができるでしょう。
難しい問題集に入る前に必ず読んでおきたい一冊です!
合格する地理の授業 47都道府県編
中学入試の「地理」が面白いほど理解できる参考書です。
地理というと歴史に比べて苦手意識を持っている小学生も多くいます。
そんな小学生の苦手意識を払しょくする参考書になるでしょう。
「なぜ?」「どうして?」と考えながら読み進める事ができるので「考える力」も身につきます!
「47都道府県編」とは別に「日本の産業編」や「歴史編」もあるので合わせてチェックすることがおすすめです。
中学入試の問題集では「Z会(口コミ記事)」を利用することもおすすめです。
中学受験社会でおすすめの問題集『公民分野編』
次に中学受験におすすめの問題集「公民編」です。
中学入試の公民分野は狭い範囲になります。
しかし、憲法以外に「時事問題」が出題されることも多いです。
その点はしっかり対策しておきましょう。
2023年中学入試用重大ニュース 社会&理科の時事問題対策!
2022年中学受験用の時事ニュースの教材です。
時事問題は年度によって切り替わる流動的なものなので、最新の参考書及び問題集を揃えて下さい。
こちらは栄光ゼミナールから毎年出版されているもので、安定性の観点から選択しました。
時事問題の得点率は低いですが、国語の作文などにも応用できるため確実に目を通しておきたい一冊です。
政治・国際 改訂版 (中学入試まんが攻略BON!)
中学入試まんが攻略BON!シリーズの「政治・国際版」です。
難しい印象のある政治や国際に関する内容も漫画でスラスラ読み進め全体を把握できます。
全体像を掴むためにはぴったりの教材です。
入試でよく出る問題にはマークもついているので覚えやすい仕組みになっています。
中学入試でる順ポケでる社会 政治・国際
中学入試でる順ポケでる社会 政治・国際です。
中学入試に出やすい問題が順に紹介されています。
ハンディサイズで持ち運びにも便利なので隙間時間での活用がおすすめです。
問題集で間違えた部分をこの「ポケでる」で復習すると効率的に暗記していくことができるでしょう。
中学受験社会の資料読解で気をつけるポイントとは?
最後に資料読解において、参考書等では身に着けられないポイントについて解説しておきます。
こちらは、算数の問題に近く、割合や比で数字を求めることに慣れておく必要があります。
昨今では割合を用いた輸出入の多寡を見る問題などが出題されているのです。
計算できなければそもそも解けないという問題も数多くあります。
社会以前の基礎学力を高めておく必要もあるという点に留意しておきましょう。
中学受験の算数の問題集はこちらも
まとめ:中学受験社会は早い段階で全体像を掴む!
今回の記事では、社会のおすすめ問題集・参考書について解説してきました。
社会の勉強については早い時期からの速習が特に有効です。
つまり、最初から細かい所まで学んでいくのではなく、最初は全体像の把握をしていきましょう。
受験勉強のスタートを早く切れれば切れるほど、合格の可能性が高まります。
基本事項をざっと学び、暗記と演習によってより精度を高めて行けば入試社会は容易に突破できるでしょう。
まずは学年に合わせてお子さんにあう一冊を選んでみてください!
下のリンクから問題集の項目にジャンプできます。
中学入試おすすめの社会の問題集は
・速習編
・演習編
・歴史編
・地理編
・公民・時事問題編
があります。
\豆知識/
中学受験には「Z会」を利用することもおすすめです。
難関中学校を合格するためのノウハウが詰まった良問が多いです。
1教科から受講できるので苦手な科目や伸ばしたい科目だけ申し込んでいる家庭も多くいます!
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小学2年生 | 国語 ・算数 ・英語
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小学5年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
小学6年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
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