小学3・4年生の算数は、かけ算の筆算・あまりのあるわり算・2段階で考える問題と、文章問題が一気に難しくなる学年です。このページでは、小3・小4が夏休みに取り組める算数の文章問題プリントを、「買い物」「旅行」「水遊び」という夏の身近な3つの場面で無料配布します。小3版は2けた×1けたのかけ算とあまりのあるわり算、小4版は3けたのかけ算・わり算と「かけてからわる」2段階の問題まで。すべて式つきの解答がセットのA4 PDFです。全学年分は夏休みの算数文章問題プリント(小1〜小6)、下の学年は小1・小2版からどうぞ。
この記事でわかること
01小3・小4の文章問題を解くための5つのコツ2段階の問題・あまりの処理でつまずかない見る →02【無料DL】小3・小4 算数文章問題プリント6枚買い物・旅行・水遊び×学年別/解答つき見る →03プリントの取り組み方3ステップ線分図 → 式 → 見直しの順で解く見る →04先生向け・夏休みの課題としての活用あまりの処理を扱う指導のポイント見る →05よくある質問1枚どれくらいで解ける?解答は式つき?見る →
小3・小4の算数文章問題|つまずきを減らす5つのコツ
聞かれていることに線を引く
3年生からは文が2〜3行になり、条件が増えます。まず最後の一文「ぜんぶで何円ですか」「何だいひつようですか」に線を引き、何を出せばゴールなのかをはっきりさせましょう。ここを外すと、正しく計算しても答えが合いません。
「1つぶんの数」と「いくつぶん」を分けて書く
かけ算・わり算の文章問題は、「1本85円」が1つぶんの数、「6本」がいくつぶん、と整理できれば式が決まります。余白に「1つぶん=85円/いくつぶん=6本」とメモする習慣をつけると、かけるのかわるのかで迷わなくなります。
2段階の問題は式を2本に分けて書く
「128円のおかしを4こ買って600円出す」のような問題は、①128×4=512 ②600-512=88 と2本に分けて書くのが正解への近道です。1本の式にまとめようとして混乱するくらいなら、分けて書くほうが確実です。
あまりが出たら「答えとして正しいか」を考える
27人が6人ずつバスに乗るとき、27÷6=4あまり3の「4だい」では3人が乗れません。あまりが出たときは「もう1つ必要か」「切り捨ててよいか」を場面にもどって確かめる——ここが3・4年の山場です。
答えを書いたら単位と桁を見直す
「円」「こ」「だい」「へや」など単位のつけ忘れと、桁の書きまちがいがこの学年の失点の大半です。解き終わったら必ず、答えの数字が場面としてありえる大きさかを確かめさせてください。
小3・小4の文章問題でカギになる3つの考え方
かけ算の基本の形。「1本85円のえんぴつが6本」なら85×6。どちらが1つぶんの数かを見分けられれば式は自然に決まります。
わり切れないときに出るあまり。「あと1台いる」のように切り上げるか、「1人分は何こ」で切り捨てるかを場面で判断します。
1回の計算では答えが出ない問題。かけてからひく、かけてからわる、たしてからひく——先に何を求めるかを決めるのがコツです。
【無料ダウンロード】小3・小4 夏休みの算数文章問題プリント6枚
学年×場面で選べる6枚。すべてA4たてのPDFで、問題と解答がそれぞれ別ファイルになっています。解答は式まで赤字で書かれているので、途中の考え方まで確認できます。(各シート4問)
小3 買い物の文章問題(えんぴつ・おかし・ゼリー)
85×6のかけ算、128×4を計算して600円からおつりを出す2段階の問題、ゼリー27こを4人で分けるあまりのあるわり算、ノートとけしごむの代金をまとめて出す複合問題の4問。答え欄に「円」「こ」の単位が印刷され、「1人分」「あまり」の欄が分かれているので、あまりの意味を意識しながら解けます。
小3 旅行の文章問題(きっぷ・バス・ホテル)
140円のきっぷ3まい分、27人が6人ずつバスに乗るときの台数、8こ入り4はこのおみやげ、26人が4人ずつ泊まる部屋数の4問。2問と4問はあまりを切り上げて考えるタイプで、解答シートには「(もう1だいひつよう)」という一言解説が入っています。あまりの処理を練習するのに最適な1枚です。
小3 水遊びの文章問題(水ふうせん・うきわ・プール)
水ふうせん24こを3人で分けるわり算、1250円から780円のうきわを買ったのこり、7人ずつ5れつのかけ算、水でっぽう36こを8人に配るあまりのあるわり算の4問。わり算・かけ算・ひき算がバランスよく入っているので、3年生1学期の総復習として1枚で使えます。
小4 買い物の文章問題(代金・おつり・分け方)
85×8の代金、128×6を1000円から引くおつり、24本入り3箱を6人で分ける「かけてからわる」問題、ノート4さつとけしごむ5この代金をまとめる問題の4問。答え欄は下線のみで単位も自分で書く形式なので、「代金」「おつり」という言葉づかいも含めて4年生らしい仕上がりです。解答は途中式まで明記されています。
小4 旅行の文章問題(きっぷ・バス・ホテルの部屋数)
240×7の代金、378人を6だいのバスで分ける3けたのわり算、95人が4人ずつ泊まる部屋数(あまりの切り上げ)、18こ入り5はこを9人で分ける2段階の問題の4問。3けたのかけ算・わり算の筆算を、文章問題の形で確実に復習できます。
小4 水遊びの文章問題(水ふうせん・うきわ・プール)
水ふうせん84こを7人で分けるわり算、うきわ780円とゴーグル320円を1250円から引く2段階の問題、9人ずつ4れつのあとに12人ふえる複合問題、水でっぽう73こを6人に配るあまりのあるわり算の4問。「たしてからひく」「かけてからたす」の練習がしっかりでき、夏休みの仕上げに向いています。
算数文章問題プリントの取り組み方|3ステップ
問題文を読んで「わかっていること」と「聞かれていること」を分ける
数字に○、聞かれている一文に線を引きます。次に余白へ「1つぶんの数」「いくつぶん」を書き出します。ここまでを丁寧にやると、式を立てる作業は驚くほど楽になります。
図か線分図をかいて、式を1本ずつ書く
2段階の問題は必ず式を分けて書かせてください。①で何を求めたのかを言葉でメモしておくと、②で何を使えばよいか迷いません。かけ算・わり算の筆算はシートの余白かノートを使います。
解答PDFで答え合わせをして「なぜ」を確認する
解答は式まで書かれているので、答えだけでなく式の立て方が合っていたかを比べられます。とくにあまりが出た問題は「なぜ1つ足すのか」「なぜ切り捨てるのか」を口で説明させると理解が定着します。
先生向け|小3・小4 算数文章問題プリントの活用アイデア
夏休みの課題プリント、2学期はじめの診断テスト、少人数指導の教材としてお使いいただけます。学校・学童・塾での印刷配布も歓迎です。
小3旅行版と小4旅行版には、あまりを切り上げて答える問題が入っています。同じ「27÷6=4あまり3」から「4だい」ではなく「5だい」を導く場面を扱えるので、除法の意味理解を確かめる評価問題として使えます。
小4版の解答は「128×6=768、1000-768=232」のように途中式が明示されています。クラスで式の書き方の型を共有する見本として、解答シートを提示するのも効果的です。
小3版と小4版は同じ3場面で構成されているため、同じ場面のまま難易度だけを変えられます。4年生でつまずいている児童には小3版の同じ場面を渡すと、抵抗感なく取り組めます。
問題PDFを2部印刷し、1部は解き直し用に取っておく運用がおすすめです。解答シートで自己採点したあと、まちがえた問題だけを2部目で解き直させると定着します。
おうちの方へ
3・4年生になると、親が教えようとすると「習ったやり方とちがう」と衝突しがちです。そこでおすすめなのが、答えを教えるのではなく「この問題、どんなお話?」「先に何がわかればいい?」と聞く関わり方です。買い物の場面なら、実際にお財布を出して数えてみるのがいちばん早い理解につながります。1枚4問なので15分ほどで終わります。夏休みは毎日たくさんより、1日1枚を続けるほうが力になります。
5・6年生のお子さんは小5・小6 夏休みの算数プリント 文章問題へ。低学年のごきょうだいがいるなら小1・小2版、全18枚をまとめて見るなら夏休みの算数文章問題プリント一覧をご覧ください。わり算の計算そのものを増やしたいときはわり算プリントが便利です。
小3・小4 算数文章問題プリントのよくある質問
Q算数文章問題プリントは無料で使えますか?
Aはい、6枚すべて問題・解答とも無料でダウンロード・印刷してお使いいただけます。ご家庭・学校・学童・塾などでのご利用も歓迎です(ファイルの再配布・販売はご遠慮ください)。
Q1枚を解くのにどれくらいかかりますか?
A1枚4問で、目安は10〜20分です。あまりのあるわり算や2段階の問題が入っているため、筆算に時間がかかる場合は30分ほどみておくと安心です。時間より「式の立て方を説明できるか」を大切にしてください。
Q解答は式まで書いてありますか?
Aはい、解答PDFには式と答えの両方が赤字で入っています。2段階の問題は「128×6=768、1000-768=232」のように途中式まで書かれているので、どこで考えがずれたのかを親子で確認できます。
Q小3の子に小4版をやらせても大丈夫ですか?
A同じ3場面で作られているので、意欲があれば挑戦して問題ありません。ただし小4版は3けたのかけ算・わり算と2段階の問題が中心なので、まず小3版の3枚を仕上げてからのほうが自信につながります。逆に小4で式が立てられない場合は、小3版の同じ場面から戻るのがおすすめです。
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