ドリルの計算はすらすら解けるのに、文章問題になると鉛筆が止まってしまう——小学1・2年生でいちばん多いつまずきです。このページでは、小1・小2が夏休みに取り組める算数の文章問題プリントを、「買い物」「旅行」「水遊び」という夏の身近な3つの場面で無料配布します。小1版は10までのたし算・ひき算をひらがな中心の文で、小2版はお金の計算・くり上がりくり下がり・かけ算(九九)まで。すべて解答つきのA4 PDFです。全学年分をまとめて見たい方は夏休みの算数文章問題プリント(小1〜小6)、計算そのものを鍛えたいときは毎日計算ドリルもあわせてどうぞ。
この記事でわかること
01小1・小2の文章問題でつまずかない5つのコツ「ぜんぶで」「のこりは」の見つけ方見る →02【無料DL】小1・小2 算数文章問題プリント6枚買い物・旅行・水遊び×学年別/解答つき見る →03プリントの取り組み方3ステップ音読 → 図 → 式の順で解く見る →04先生向け・夏休みの課題としての活用学年ごとの出題のねらい見る →05よくある質問何年生から使える?解答は別ファイル?見る →
小1・小2の算数文章問題|つまずきを減らす5つのコツ
まず声に出して2回読む
文章問題が解けない原因のほとんどは「読めていない」ことです。1回目はふつうに、2回目はゆっくり指でなぞりながら音読させてください。低学年のうちは、黙読より音読のほうが場面をイメージしやすくなります。
「ぜんぶで」「のこりは」に印をつける
たし算かひき算かを決めるのは、文の中のことばです。「あわせて」「ぜんぶで」ならたし算、「のこりは」「ちがいは」ならひき算。えんぴつで丸をつけてから式を書く習慣がつくと、まちがいがぐんと減ります。
絵や図をかいてから式にする
「アイスが3こ、1こ食べた」なら、○を3つかいて1つに斜線を引く。これだけで答えが見えてきます。いきなり式を書かせず、余白に絵をかく時間をとってあげてください。
答えに単位(こ・にん・えん)を必ず書く
「3」ではなく「3こ」「3にん」「3えん」まで書くのがゴールです。単位を書く習慣は、何をたずねられているのかを最後にもう一度確認することにもつながります。
まちがえた問題は数字を変えてもう1回
答え合わせで終わりにせず、まちがえた問題の数字だけを変えて口頭で出し直してみましょう。「同じ考え方で解ける」と実感できると、次に似た問題が出たときに自信をもって取り組めます。
文章問題でよく出る3つのことば
2つのものを1つにまとめるときのことば。たし算のサインです。「ぜんぶでなんこ?」と聞かれたら+を使います。
へらす・くらべるときのことば。ひき算のサインです。「のこりはなんこ?」なら-を使います。
同じ数がくり返されるときのことば。小2では「1回に10こずつ4回」のように、かけ算(九九)の入り口になります。
【無料ダウンロード】小1・小2 夏休みの算数文章問題プリント6枚
学年×場面で選べる6枚。すべてA4たてのPDFで、問題と解答がそれぞれ別ファイルになっています。サムネイル画像をクリックすると、中身を拡大して確認できます。(小1=各3問/小2=各3問)
小1 買い物の文章問題(アイス・くだもの・おかし)
「アイスを3こ買って1こ食べたら、のこりはなんこ?」「りんご2ことバナナ3ぼんであわせていくつ?」など、10までの数で解けるたし算・ひき算を3問。式は□に数字を入れる形なので、はじめての文章問題でも取り組みやすいレイアウトです。文はすべてひらがな中心。解答シートでは、食べたぶんのイラストに赤い斜線が入り「へる」ようすが目で見てわかります。
小1 旅行の文章問題(バス・かぞく・おみやげ)
バスからおりた人数、家族といとこをあわせた人数、おみやげを弟にあげたのこり……旅行や帰省の場面で10までのたし算・ひき算を3問。「4-2」「3+2」「6-2」と数が小さいので、指を使わずに答えられるようになる練習にもぴったりです。帰省の予定がある夏休みにおすすめの1枚です。
小1 水遊びの文章問題(水ふうせん・プール・じょうろ)
「水ふうせんが7こあって3こわれたら、のこりはなんこ?」など、水遊びの場面で10までのひき算・たし算を3問。解答シートには「2にん+3にん=5にん」を示す矢印つきの絵ものっているので、数のまとまりが増えるようすを目で確かめながら答え合わせができます。
小2 買い物の文章問題(お金の計算・おつり)
「ノート3さつとえんぴつ4ほんであわせていくつ?」「120円のアイスと80円のジュースでぜんぶでなんえん?」「500円で250円のおかしを買ったらのこりは?」の3問。式とこたえを自分のことばで書く形式なので、2年生の文章問題としてちょうどよい難しさです。解答シートには値段のふきだしが追加され、場面を思い出しながら確認できます。
小2 旅行の文章問題(新幹線・ツアー・ホテル)
78-25、36+24、162-98と、くり上がり・くり下がりのある2けた〜3けたの計算を3問。新幹線・うみがめツアー・ホテルという旅行の場面なので、大きな数でも「何をたずねられているか」をイメージしながら解けます。筆算の練習を文章問題の形で復習したいときに向いています。
小2 水遊びの文章問題(プール・水でっぽう・水ふうせん)
64+18、10×4、345-128の3問。2問目は「1回に10こずつ4回入れる」というかけ算の考え方が入るので、2学期に習う九九へのスムーズな橋渡しになります。3問目は3けたのくり下がりがあり、夏休みの総復習としてちょうどよい仕上げの1枚です。
算数文章問題プリントの取り組み方|3ステップ
声に出して読み、キーワードに印をつける
まずは問題文を音読します。「あわせて」「のこりは」「ずつ」などのことばを見つけたら、えんぴつで丸をつけましょう。ここまでできれば、たし算・ひき算・かけ算のどれを使うかはほぼ決まります。
絵や図をかいて場面を思いうかべる
シートの余白に、○や棒で場面をかいてみます。買い物なら硬貨の絵、旅行なら人の数だけ○。手を動かして図にすることで「文章 → 数」の変換ができるようになり、はじめて見る問題にも対応できるようになります。
式を書いて計算し、単位までつけて答える
式を書いたら計算し、「なんこ」「なんにん」「なんえん」まで書いて完成です。書き終わったら解答PDFで答え合わせ。まちがえた問題は、消して書き直す前に「どこで考えがずれたか」を一緒に見てあげてください。
先生向け|小1・小2 算数文章問題プリントの活用アイデア
夏休みの課題プリント、または2学期はじめの復習教材としてお使いいただけます。学校・学童・塾での印刷配布も歓迎です。
小1版は「10までのたし算・ひき算」、小2版は「2けた・3けたの加減とお金・かけ算の導入」に対応しています。3枚を続けて解かせると、計算はできるのに文意がとれない児童を短時間で把握できます。
買い物・旅行・水遊びの3場面から自分で選ばせると、取り組みへの意欲が変わります。3枚とも同じ単元・同じ問題数で設計しているので、どれを選んでも学習内容に差は出ません。
解答は式と答えが赤字で入った別PDFです。児童に自己採点させることで、「式が合っているか」「単位を書いたか」を自分でチェックする力を育てられます。
小2の水遊び版には「1回に10こずつ4回」というかけ算の考え方が含まれます。夏休み明けの九九導入の前に扱っておくと、「ずつ」の意味を体感した状態で単元に入れます。
おうちの方へ
低学年の文章問題は、実は「読む力」の問題であることが多いです。ですから、答えが出なくても「どんなお話だった?」と聞いてあげるだけで十分な支援になります。買い物に一緒に行ったときに「300円もっていて120円のジュースを買ったら、のこりはいくら?」と声をかけるのも、プリント何枚分にもなる練習です。3問しかないプリントですから、1日1枚・5分で終わらせて「できた!」で締めくくるのがおすすめです。
3・4年生のお子さんがいるご家庭は小3・小4 夏休みの算数プリント 文章問題もどうぞ。小1〜小6の全18枚をまとめて見るなら夏休みの算数文章問題プリント一覧、夏休みの宿題の進み具合を管理するなら宿題チェック表が便利です。
小1・小2 算数文章問題プリントのよくある質問
Q算数文章問題プリントは無料で使えますか?
Aはい、6枚すべて問題・解答とも無料でダウンロード・印刷してお使いいただけます。ご家庭・学校・学童・塾などでのご利用も歓迎です(ファイルの再配布・販売はご遠慮ください)。
Q何年生から使えますか?
A小1版は10までのたし算・ひき算だけで解けるので、1年生の1学期を終えたお子さんから取り組めます。小2版はお金の計算とくり上がり・くり下がりを含むため、2年生の1学期修了後が目安です。年長さんの先取りには小1版の買い物がおすすめです。
Q解答は別のPDFになっていますか?
Aはい、各シートに「問題PDF」と「解答PDF」の2つのボタンがあります。解答は式と答えが赤字で書き込まれた状態のシートなので、そのまま丸つけや自己採点に使えます。子どもに見せたくないときは問題PDFだけを印刷してください。
Q計算が苦手な子はどう使えばいいですか?
Aまず問題文を大人が読み上げ、お子さんに絵をかいてもらってください。式が書けなくても「たし算かひき算か」が言えたらそこで合格にしてよい段階です。1枚を3日に分け、1日1問ずつでもかまいません。計算そのものを補強したい場合は毎日計算ドリルを併用すると効果的です。
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