『Z会小学生のタブレットコースの口コミ・評判・使ってみた結果は?』
『Z会のタブレットコースがひどい・だめって本当?』
『Z会小学生タブレットコースを使った感想は?』
『Z会は紙とタブレットコースどっちがいい?』
と気になることもありますよね。
Z会。お子さんの通信教育について検討している方なら、一度は耳にしたことがあるかと思います。
ただし、何となく「難しそう…」「ついていけるかしら…」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、実際に「Z会1年生 タブレットコース」を1年ほど使っている子どもをもつ筆者から、Z会の特徴や難易度、どんなお子さんに向いているのか等について、経験を交えながらお伝えしていきます。
料金や内容も詳しく紹介するので参考にしてみてください!
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この記事の目次
Z会小学生コースの種類は?
Z会小学校版にはいくつかのコースが用意されており、お子さんの目的や特徴に合ったコースを選ぶことができます。
具体的には「小学1,2生の低学年向けの教材」と「3年生~6年生向けの教材」があります。
それぞれの学年で、『紙(テキスト)コース』と『タブレットコース』があります。
中学受験を目指す方は『中学受験コース』を選びましょう。
本記事では、1・2年生向けに用意されている2種類のコースを例にとって説明していきます。
小学生コース(紙テキスト)とは?
「小学生コース」は、Z会から送られてくるテキストを使って学習していきます。
科目は「国語」「算数」と、理科・社会の学習の土台をつくる「経験学習」の3教科がメイン。
毎月、全ての科目に提出課題がついてきて、添削指導を受けられるところが大きなポイントです。
追加料金不要でデジタル教材の「英語」と「プログラミング学習」も申し込み可能。さらに、思考力養成に特化したオプション講座『みらい思考力ワーク』も用意されています。
タブレットコースとは?
対して「タブレットコース」は、基本的にタブレットを使って学習していきます。科目は「国語」「算数」と、「ちしき」「しこう」2つの枠で学ぶ新しい教科「みらいたんけん学習」の3教科。
毎月「まとめテスト」があり、その結果に応じて「プラス学習」を追加することもできます。
タブレットコースも小学生コースと同様に「英語」「プログラミング学習」を付けることができます。
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Z会小学生タブレットコースの料金は?
続いて、気になるZ会小学生の費用をみていきましょう。
タブレット | 紙(みらい思考力ワークあり) | |
小1 | 3,315円 | 5,270円 |
小2 | 3,910円 | 5,610円 |
小3 | 4,760円 | 6,500円 |
小4 | 5,355円 | 7,350円 |
小5 | 6,205円 | 8,345円 |
小6 | 6,800円 | 9,195円 |
比較してみると、タブレットコースの方が料金的には安いですね!
小1で比較した場合、
・小学生コース(みらい思考力ワークあり)5,270円/月
・タブレットコース 3,315円/月(対応タブレットが必要)
※いずれも学年末まで一括払いの場合
比較のために、専用タブレットを使って国語・算数・理科・社会・英語を学べる「チャレンジタッチ」の料金を確認したところ、約3180円/月でした。
学年が上がるごとに料金の差が大きくなるようなので、単純に数字だけを見ると、Z会は他の通信教育に比べて少し高いかな?という印象を受けます。
ただし、Z会の「小学生コース」は1科目のみ選択することが可能であったり、Z会の「タブレットコース」は環境対応しているタブレットを既に持っていれば改めて購入する必要はなかったり、チャレンジタッチはシーズンごとの割引があったり…等、時期や条件によって料金は変動します。詳しくは公式サイトをご確認ください。
他の「チャレンジタッチ」「スマイルゼミ」など8社の通信教育と料金比較をしたい方はこちらの記事も
【2024年版】小学生の通信教育「料金一覧早見表」を作ってみた!安いのは?全8社比較!
Z会小学講座タブレットコースを使ってみた結果・口コミ!写真付きで解説
それでは、タブレットコースについて、ある日の取り組みをみてみましょう。
以下がタブレットのトップ画面で、ここからメニューを選びます。
まずは算数を選びます。
問題の画面は基本的にシンプルで、チャレンジタッチなどとは違いキャラクターなどのイラストは殆どありません。
問題を解く子どもにとって、分かりやすい画面構成だと思います。
答えを選び、「こたえあわせ」を選ぶと…
以下のとおり、正解・不正解の判定が自動で行われます。
問題が難しく、しばらく考えても分からないときは、「かんがえかた」ボタンを押すことで、ヒントを教えてもらうこともできます。
こうして1ユニットが終了。
ヒントや答え合わせの対応がプログラムされているので、基本的には子どもが自分ひとりで進めることができます。
また、タブレットコースでは「プログラミング」の授業を受けることができます。
1年生のプログラミングでは、アイスクリーム屋さんになった設定で、アイスクリームの作り方を覚えたり、売り方を考えたりします。
晴れていて暑い日、雨が降っている日…気温や天気に合わせ、売るアイスクリームや値段、売りにいく場所を考えます。
自分が設定した条件によって売上結果が変わってくるため、楽しみながら考える訓練になっているのです。
このように、タブレットコースは「子ども一人で学習できる」ということが利点だったのですが、心配だったのが、タブレットという性質上、「選択式・短答式」の問題が多いということです。
当初、「タブレットだから仕方ないかもな…」と考えていたのですが、Z会のタブレットコースでは、毎月、ワークブックが届きます。
鉛筆を持って、紙の上で自分で書いたり消したりしながら答えにたどり着く過程を通し、タブレットコースであっても、記述力はある程度磨かれていくように感じます。
それでは、テキスト学習の様子を見ていきましょう。
こちらが国語の問題です。
ちなみに、テキスト学習の際もタブレットの画面を開いておきます(理由は後述します)。
テキストでは、文章を読んで記述する問題・漢字の書き取りなど、タブレットでは取り組みにくい課題をカバーしてくれます。
問題はテキストのみで完結するのですが、テキストも毎月のカリキュラムに含まれているので、終了すると「パズルのピース」がもらえます。
また、テキストに取り組んだ旨が保護者にメール送信されるので、○付けを忘れないですむのが有難いです。
続いて、算数のテキスト問題をみてみましょう。
足し算の計算力・マスの中から該当する式を見つける力・「式があと○個隠れているか」を確認する力など、複合的な力が試される問題です。
鉛筆で書きながら取り組むことで、タブレットの選択式では養いづらい力が身に付くことが期待できます。
最後に、テキストの「おたのしみページ」をみてみましょう。
色が隣り合わないように3色を塗り分ける、論理的思考力を養う問題です。
手を動かす喜びも味わえるように出題されており、楽しみながら取り組んでいます。
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Z会タブレットコースのメリット
ここからは、Z会を続けていて感じたメリットをご紹介していきます。
思考力を養う問題が多い
全体的に、シンプルな漢字の書き取り・計算問題は少なく、少し考えさせる問題がメインです。
一般的にZ会が「難しい」と言われがちなのは、これが原因かなと感じます。
かといって、「難関校に受かるようなお子さんでないと全く歯が立たない」というレベルではありません。
「要点学習」→「演習」→「理解度の確認」というステップを踏んで学習し、今までの知識を応用して解けるように設定されているので、楽しんで学べます。
また、今後の学校教育でも単に計算ができるだけではなく、思考力を養う方向にシフトしていきます。
そういう意味ではZ会は最適な教材です。
時間設定が丁度良い
小学1年生の1日のカリキュラムは「15分」で終わる量に設定されています。
これは、小学1年生の子どもが集中できる時間の上限が15分だからだそうです。
はじめは「15分だけだと短すぎない?」と感じたのですが、ダラダラ1時間勉強するよりも集中して15分勉強する方が身につきますし、習慣化すればその15分が蓄積していくので、きちんと実力につながっていきます。
子どもも「そんなに大変ではない」というイメージを持っているのか、自主的に取り組んでくれています。「勉強しなさい!」と声をかける必要がなく、途中で投げ出すこともありません。
1人で勉強できる
「考えさせる問題」が多いと心配なのは「つきっきりで教えないといけないのでは…」という点ですが、段階を追って進むカリキュラムで、分からないときはヒントも出してくれます。
自動採点なので〇付けがすぐ終わり、集中を切らすことなく、間違えた問題をすぐにやり直すことができます。
テキストの○付け以外は、ほとんど子ども一人で学習できています。
手持ちのタブレットで始められる
Z会タブレットコースの良い所は家にあるタブレットをそのまま使えることです。
昔使っていたタブレットなどでも動けばそのまま使えるため、新しく買いなおす必要もありません!
1ヶ月から開始できる
Z会では最低何カ月使わないといけないという縛りがありません。
1ヶ月だけ使って合わないから退会するということも全然可能です。
Z会タブレットコースのデメリット
次は、Z会のデメリットを考えてみました。
基礎はできている前提
漢字の読み書き・計算力などの基礎知識を応用して解く問題が多いため、学校の勉強が大変に感じているようであれば、お子さんへの負担が大きすぎるかもしれません。
教材デザインに派手さはない
全体的に落ちついたデザインで、タブレットコースであっても、他の教材のように動画や音楽がそこまで多いわけではありません。
キャラクターや派手めなデザイン、読み上げ機能やゲーム性などを求めるお子さんの場合、他の教材の方が向いているのかもしれません。
【キャラクターなど派手なのタブレット教材はこちらがおすすめ】
・デキタスの口コミ
・チャレンジタッチの口コミ
・スマイルゼミの口コミ
1年利用してZ会タブレットコースの学習効果はあった?
Z会タブレットコースを1年間続けてみて、どのような効果があったかをお伝えします。
苦手分野が判明した
学校の勉強で特に問題がなかったため、何が得意で何が苦手なのか判断しづらい部分がありましたが、難易度の高い問題を解くことで「算数の空間把握・立体図形などが苦手」ということが判明しました。
苦手分野が分かれば、保護者が気を付けて見てあげることもできますし、中学受験を検討しているため、早めに分かったことはプラスに感じます。
問題を解く方針を考える姿勢が付いた
学校の勉強を簡単に感じていたためか、問題に対し即答しようとするところがありましたが、Z会の問題はよく考える必要があるため、「あれ?本当にこれで良いのかな…」と立ち止まる癖が付き、全問正答率が上がっていきました。
Z会に向いているお子さんや家庭は?
最後に、「こういうお子さんがZ会に向いている」と感じた部分をお伝えします。
学校の勉強だとやや物足りない・もう一段階上の学力を身につけさせたい
Z会をやっている子はきょうだいの下の子なのですが、上の子の勉強に付き合っているうちに、自然と「先取り学習」しているような状態になっていました。
学校の宿題だと、勉強しているというより「作業している」ような状況になりがちだったので、もう一段階上だといわれるZ会を始めてみました。
最初はタブレットを手に入れたことによる喜びで問題に取り組み始めましたが、今では学習のためにタブレットを開き、学校の宿題よりも歯ごたえのある問題に挑戦することにより、考える楽しさ・解ける喜びなどを感じています。
考えることが好き・考える姿勢を身につけさせたい
Z会は今現在の成績を上げるという短期的な目線ではなく、「あとのび力」を付けることを目的としているそうです。
確かに、国語・算数とも、知識というより『知恵を必要とする問題』が含まれており、総合学習にあたる「みらいたんけん学習」では、大人でも思わぬ目線を与えられることがあります。
普段の生活でも「どうしてこういうルールがあるのかな?」「どうしてこういう形なんだろう?」など、物事に対して疑問を持ったり、不思議に感じる思考ができてくるように感じます。
Z会「小学生コース(紙)」と「タブレットコース」の違い
2つのコースが用意されていると、「小学生コースとタブレットコース、どちらが良いの?」という疑問を持つと思います。
ここからは、それぞれの特徴や良いところをお伝えしていきます。
小学生コース(紙)の特徴
・「書く力」が身につきやすい
鉛筆を持って紙面に書く作業をメインに学習するため、書く力が磨かれやすいと思います。
Z会を検討している方は中学受験を視野に入れている方もいらっしゃるかと思いますが、これから先IT化が進んでも、中学受験では記述力・表現力が求められることには変わりがないでしょう。低学年のうちから書く力を鍛えておきたいという場合は、紙ベースでの勉強は効果があると思います。
・親子で学習に取り組みやすい
1、2年生の間は「子どもの学習を近くで見守りたい」という方もいらっしゃると思います。
テキストを広げながらお子さんが問題に取り組み、分からないことを保護者に質問したり、保護者が〇付けを行うことで、お子さんの理解度や学習状況を確実に把握することができますし、問題に関する考えやコミュニケーションを深めることができると思います。
・添削指導が受けられる
「小学生コース」は毎月、課題を提出し、それに対する添削指導を受けることができます。先生からの丁寧な解説やメッセージを読んで、学習意欲が高まる効果があるでしょう。
【紙テキストのZ会も気になる方はこちらの記事も】
【再検討必至】Z会小学生コースを2年間使ってみた感想は?口コミ評判や効果も解説!
タブレットコースの良い所
・子どもの学習習慣が付けやすい
タブレット学習が義務化されている小学校もあるようなので、お子さんがタブレットを目にする機会は多いと思います。
我が家も、子どもが自分専用のタブレットに憧れを持っていたため、タブレットコースを選びました。当初は「勉強する」というよりも「タブレットを触りたい!」という気持ちが強かったようですが、触っているうちに自然と、自主的に勉強に取り組む習慣が付きました。
・自動採点機能が付いている
タブレットコースは問題を解いた直後にシステム上で自動採点してくれるので、子どもが〇付けを待つ時間が短縮され、集中が途切れることがありません。また、保護者が外で働いている間でも子どもが一人で学習を進めることができるのは、このコースの大きなポイントのように感じます。
・携帯するのに便利
数日間の帰省など、移動先でも学習させたい場合、遊び道具・勉強道具…と準備していると荷物がかさばりがちですが、学習プログラムが内蔵されているタブレットにエンタメ用の動画をダウンロードしておけば、それさえ持っていけばOKなので、荷造りの負担が減ります。
まとめ:考える力も伸ばしたい家庭にはZ会がおすすめ
Z会の特徴や難易度、どんなお子さんに向いているか等をみてきましたが、いかがでしたでしょうか。
我が家では下の子がZ会に入っているのですが、上の子は別の通信教材を使っています。
ゲームが好き・派手な画面に慣れている・可能であればタブレットをずっと触っていたい位、という上の子は、ゲーム性が高い教材で漢字・計算の基礎を学び、考える力は通塾でおさえるスタイルが合っていたようです。
逆に、下の子はZ会タブレットコースの落ち着いた画面が合っていたようです。Z会の15分という時間設定で、無理なく、少しずつ考える力を養っています。
初めはきょうだいで同じ教材にした方が良いのかと考えていましたが、性格や好みが違うため、別の教材にして正解だったようです。子どもたちも特に気にしている様子はありません。
このように、それぞれのお子さんの性格・特性や、各ご家庭の状況などによって、最も適した通信教材があると思います。現在はたくさん通信教材があり、どれにしたら良いのか迷ってしまいますが、もしこの記事でZ会の通信教材に興味を持たれたら、ぜひ検討してみて下さい!
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