2001年に成立した「子どもの読書活動の推進に関する法律」に基づいて、各自治体では子どもの読書活動を推進するよう努めてきました。
読書週間を設けたり、外部から読み聞かせをしてくれる団体を招いたり、一時間目までの朝の時間を読書タイムにしたりと、様々な取り組みがされています。
さて、そんな「子供読書活動推進計画」について、文部科学省は47都道府県および1,741の市町村教育委員会を対象に、2021年度末時点での策定状況について調査を行いました。
その結果、計画は進んでいるものの、自治体によるばらつきが明らかになったようです。
子供読書活動推進計画とは
子供読書活動推進計画とは、子どもの読書活動の重要性や必要性を捉え、学校や家庭、地域が一丸となって読書環境を整備し、子どもの自主的な読書活動の推進を図るための取り組みのことです。
また、2018~2022年の5年間に計画された第4次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」では、各自治体における策定率の目標値を定めています。
今回、その現状把握のために調査を実施しました。
策定状況の調査結果
調査結果は以下の通りです。
- 市(目標100%に対して)93.9%
- 町村(目標70%に対して)74.4%
市は目標におよばなかったものの2018年度末の調査に比べて1.5ポイント増加しました。
町村は目標達成し、2018年度末の調査からは4.7ポイント増加した結果です。
ただ、市町村全体としての平均は83.5%で、100%達成している都道府県がある一方で、半数に満たない都道府県もあることが分かりました。
策定が100%達成した都道府県の対策
計画策定が進んだ都道府県教育員会が行った町村へ以下のような対策を取ったそうです。
- 策定を進められない事情を詳しく聞き取り、現状把握に努める
- 電話での声かけや、他の市町村がインターネットで公開している推進計画の情報を提供する
- 未策定市町村を訪問し、情報や意見交換を行う
計画策定が進んでいる自治体は、都道府県教育委員会が積極的に助言や支援を行っていたことが分かります。
今後の見通し
文部科学省は、今回の調査結果を踏まえ、策定予定のない市町村に対して、都道府県教育委員会と連携するなどの支援の推進を図っていく方針です。
また、2023年度より始まる第5次「子供の読書活動推進に関する基本的な計画」の策定に関する今後の取り組みについて議論する予定です。
子供にとって読書は脳や心の成長にとって必要だと感じます。
子供が自主的に読書する環境や機会を十分に与えてもらいたいと思います。
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