6月29日、東京都は公募していた育児休業の愛称を「育業」に決めたと発表しました。

9,000件近い応募の中から決定した「育業」ですが、様々な意見があるようです。

「育休」から「育業」になった理由

「育休」を取得するのはほとんどが女性です。

男性の育休取得を推進してはいるものの、まだまだ満足いく結果は得られていません。

そこで、東京都は「育休」に代わる愛称を公募しました。

「育業」が選ばれた理由について、東京都の小池百合子知事はまず「育休は決して『休み』ではない」と断言しています。

さらに「育児は未来を担う子供を育てる、大切で尊い仕事。『業』には仕事という意味のほかに、『努力して成し遂げる』という意味もある。まさに『育業』と呼ぶのにふさわしい」とコメント。

育児のために仕事を『休む』のではなく、育児という立派な『業』（仕事）をする期間だということが伝わる内容だと思います。

「育業」の他にも「子育てワーク」や「はぐくミッション」などの案も寄せられました。

「育業」についてネット上の意見は？

「育業」の決定について、ネット上では賛否両論様々な意見があるようです。

「育休」から「育業」に名称が変わったらしいけど、これで主婦・主夫の皆さんが職場で休みをもらいやすくなったらいいなって個人的に思う。#育休#育業

— 九頭さん (@KUZU1287) June 29, 2022

｢育業｣という言葉はおそらく普及しないだろうし、言葉を変えただけでは実態は変わらないとは思うけど、育休や育児に少なからず注目が集まった時点で｢育業｣という言葉は充分役目を果たしたと思う#育休#育業

— せいやパパ@男性育休1年取得 (@seiya_ikuji) June 30, 2022

「育業」ねぇ…
呼び名より、制度の見直ししなきゃ意味がないと思うけど。

まぁ、私はもういらない制度なんだけどね
娘や息子が親になる時までに整っていただけるならば。#育休#育業#見直し pic.twitter.com/AiUcX65aVh

— ゆん ≒ タップン子 (@taputapuyun) June 30, 2022

https://twitter.com/WXo3R4F4Oy8nMeW/status/1542079097480048640

「育業」っていい言葉だと思う。何故育児に後ろめたさを感じないといけないんだ。もう「育休」って言葉を使うのをやめよう。日本も男女とも「育業を取ります」と普通に言える社会になるべきだ。#育業 #育休#小池都知事#小池百合子

— Yuki (@allesklar909) June 29, 2022

https://twitter.com/NoanimeNolife5/status/1542311274738229248

「育業」という愛称を使うことで、これまでより育休が取りやすくなる社会を期待する声がある一方で、名前より制度や環境を整えろという厳しい意見もあります。

意識の変化と制度の充実を目標に

小池知事は、育休の休むというイメージを一新し、様々な場面で「育業」という言葉を活用・定着させたいとしています。

男性女性に関わらず育休を取得しやすい環境にするのが目標です。

その為には、人や企業の意識の変化が必要であり重要になります。

また、育休取得による人員減をサポートする体制づくりや、それによって負担が増えた人への支援策も考えなければなりません。

東京都は、育休の愛称決定を受け、男性の育休取得を推奨している企業への助成などを始めます。

意識改革と制度の充実、両面が揃ってこそ社会が変わっていきます。

名前だけに留まらず、今後の制度充実も期待しましょう。

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