中3社会の2学期中間テストに向けた予想問題プリント(無料PDF)を配布します。中3の社会は歴史を終えて公民に入る学年。2学期中間テストは「現代社会と人権・日本国憲法」から「国会・内閣・裁判所・地方自治」までのどこかが範囲になりますが、歴史の終わりがいつだったかによって学校ごとに進度が大きく違います。そこで今回は「人権・日本国憲法編」「日本の政治編」「公民総合・中間テスト実戦編」の3タイプを用意しました。学校のテスト範囲表と照らし合わせて、範囲に合う1冊を選んでダウンロードしてください。いずれも50点満点・解答と採点の目安つき。用語の一問一答だけでなく、公民のテストで差がつく「指定語句を使って〇字程度で書く」記述問題まで収録した、テスト前の総チェック用プリントです。
この記事でできること
- テスト範囲に合わせて3タイプの予想問題から自分に合う1冊を選べる
- 各タイプの出題内容・大問構成・配点と、記述問題の採点基準がわかる
- 中3公民の中間テストで何を意識して勉強すべきか、用語暗記で終わらせない勉強法がわかる
まずはテスト範囲を確認!3タイプの選び方
中3の社会は、1学期に歴史(第二次世界大戦後〜現代)を終え、公民に入るのが一般的です。ただし歴史が長引いた学校では2学期から公民が始まるため、2学期中間テストの範囲は「現代社会と人権」までの学校もあれば、「国会・内閣・裁判所」まで進む学校もあります。配布されたテスト範囲表に載っている単元名やキーワードから、ぴったりのタイプを選びましょう。
| 範囲表にこんな言葉があれば | 選ぶタイプ | 出題の中心 |
|---|---|---|
| 現代社会の特色/少子高齢化・グローバル化/人権の歴史/日本国憲法/基本的人権/公共の福祉/新しい人権 | タイプA 人権・日本国憲法編 | 憲法の三大原理、平等権・自由権・社会権の分類、国民の三大義務、新しい人権、憲法改正の手続き、資料(憲法第14条)の読み取り |
| 国会/内閣/裁判所/三権分立/衆議院の優越/議院内閣制/地方自治/選挙の原則/政党 | タイプB 日本の政治編 | 立法・行政・司法のはたらき、議員の任期、内閣不信任決議、三審制と違憲審査制、裁判員制度、条例、普通・平等・秘密選挙 |
| 人権と政治の両方が範囲/公民の前半すべて/実戦形式で力試しをしたい | タイプC 公民総合・実戦編 | 憲法・人権から地方自治までを横断。選択問題9問と記述6問(うち1問は自分の考えを書く問題)で、本番のテストに近い構成 |
※範囲が「人権」と「政治」の両方にまたがる場合は、タイプCが最も近い構成です。時間があればA・Bも解いて、用語の抜けを埋めていくのがおすすめです(すべて無料です)。
予想問題プリント無料ダウンロード【3タイプ・解答つき】
各PDFはA4・全5〜6ページ(問題3〜4ページ+解答・採点の目安1〜2ページ)。50点満点で、一問一答形式の用語問題、分類・選択問題、資料の読み取り、指定語句つきの記述問題と、学校の定期テストで出る形式をひととおり収録しています。解答欄の枠は設けず、答えや考えを書き込みやすい余白を取ってあります。制限時間はA・Bが45分、Cが50分の目安です。
タイプA 人権・日本国憲法編(現代社会〜新しい人権)
「現代社会と人権」「日本国憲法」がテスト範囲の人向け

- 現代社会の特色:少子高齢化、グローバル化(漢字・カタカナの指定あり)
- 日本国憲法の基本:個人の尊重、最高法規、三つの基本原理、施行年月日(1947年5月3日)、憲法改正の発議と国民投票
- 人権の分類:平等権・自由権・社会権の仕分け、国民の三大義務、生存権・表現の自由
- 新しい人権:プライバシーの権利、知る権利、自己決定権、環境権と、公共の福祉による制限(深夜の騒音の事例)
資料問題は憲法第14条(法の下の平等)の条文を読み、保障している人権名・関係の深い事例を選ぶ問題と、「差別」という語句を使って30字程度で意義を書く問題。記述は「国家権力」を使って憲法が人権を保障する理由を40字程度で、「公共の福祉」の必要性を具体例つきで40字程度で書く2問(各5点)です。
タイプB 日本の政治編(国会・内閣・裁判所・地方自治・選挙)
「三権分立」「地方自治と選挙」がテスト範囲の人向け

- 国会:唯一の立法機関、衆議院・参議院、議員の任期(4年/6年)、衆議院の優越、法律の公布
- 内閣:議院内閣制、国務大臣、内閣総理大臣の任命(天皇)、内閣不信任決議後の2つの対応(衆議院の解散/総辞職)
- 裁判所:司法、三審制、違憲審査制、裁判員制度の対象(重大な刑事事件)
- 地方自治と選挙:住民の直接選挙、条例、普通・平等・秘密選挙、政党
後半の理解問題では、具体的な仕事を立法・行政・司法に分類する問題と、衆議院の優越が認められる事項を3つ選ぶ問題を収録。記述は「地方自治が『民主主義の学校』といわれる理由(住民)」「三権分立が必要な理由(権力の集中)」「選挙で投票することが大切な理由(代表者)」の3問(各5点)で、定期テストの定番テーマを一通り押さえられます。
タイプC 公民総合・中間テスト実戦編(憲法・人権〜地方自治)
範囲が広い人・本番形式で力試しをしたい人向け

- 基本事項15問:三大原理、国民主権、平等権・自由権・社会権、プライバシーの権利、公共の福祉、議院内閣制、違憲審査制、二元代表制、条例
- 選択・理解9問:社会権にあたるものはどれか、国会・内閣・裁判所それぞれの仕事、衆議院の優越、選挙の原則、政党の役割
- 記述・資料6問:公共の福祉(他者の人権)、衆議院の優越の理由(国民の意思)、三権分立(濫用)、地方自治への参加(地域の課題)、投票用紙の資料から選挙の原則を答える問題
最終問(5点)は「あなたが住む地域で新しい公園をつくる計画が出されたら、住民が意見を反映させる方法を一つ挙げ、意義を40字程度で書く」という自分の考えを書く問題。住民説明会・請願・陳情・住民投票の要請など、複数の解答が正解になるので、公民らしい「考えて書く」練習になります。
解答・採点の目安は各PDFの最終ページに収録

3タイプとも、最終の1〜2ページに解答と採点の目安をまとめています。用語問題は番号順の一覧なので丸つけがすぐにでき、家庭学習でも自己採点まで完結します。
記述問題には解答例に加えて、「指定語句1点/権力の制限2点/人権保障の目的2点」のような部分点の基準を載せています。解答例と一字一句同じでなくても、同じ趣旨が書けていれば正答として扱ってください。学校のテストでも記述は要素ごとの部分点で採点されるので、「どの要素が抜けて減点されたか」を確認しておくと、本番で同じ失点を防げます。
答え合わせのときは、用語を漢字で正しく書けていたかもチェック項目に入れてください。「違憲審査制」「議院内閣制」「総辞職」など、読めるのに書けない用語が公民では失点の常連です。
出題構成と配点【タイプ別】
3タイプとも50点満点で、前半に用語の一問一答、後半に理解・資料・記述という学校の定期テストと同じ流れで並んでいます。配点も本番に近づけ、用語は1〜2点、分類・複数解答は3点、記述は4〜5点としています。
| 大問 | A 人権・憲法 | B 日本の政治 | C 公民総合 |
|---|---|---|---|
| 1 | 現代社会と人権 問1〜20・34点 (用語・分類・憲法改正の手続き) | 国の政治のしくみ 問1〜17・21点 (国会・内閣・裁判所の用語) | 基本事項 問1〜15・18点 (憲法〜地方自治の重要用語) |
| 2 | 資料を読み取る問題 問21〜23・6点 (憲法第14条+30字記述) | 地方自治と選挙 問18〜24・7点 (条例・選挙の原則・政党) | 選択・理解問題 問16〜24・9点 (三権の仕事・優越・選挙の原則) |
| 3 | 記述問題 問24〜25・10点 (40字程度×2問) | 理解・記述問題 問25〜30・22点 (分類・選択+35〜40字記述×3問) | 記述・資料問題 問25〜30・23点 (35〜40字記述×5問+資料) |
| 合計 | 25問・50点・45分 | 30問・50点・45分 | 30問・50点・50分 |
目標点に合わせて、次のように使い分けるのがおすすめです。学校のテストが100点満点なら、得点を2倍して目安にしてください。
| 目標 | 使い方 |
|---|---|
| まず平均点を超えたい | 大問1の用語問題を全問・漢字で正解できるまで繰り返す。間違えた用語は「用語→意味」と「意味→用語」の両方向で言えるようにする。ここだけでA34点・B21点・C18点分が確保できる |
| 80点以上を狙いたい | 分類問題(立法・行政・司法/平等権・自由権・社会権)と選択問題を確実に。記述は指定語句と字数の条件を守って書き、採点の目安で要素の抜けを確認する |
| 90点以上を狙いたい | 3タイプすべてに取り組み、記述14問を白紙から自分の言葉で書ける状態にする。タイプCの最終問のように「自分の考えを理由つきで書く」問題は、別解も1つ考えておく |
タイプ別・差がつくポイント
公民のテストで先生が「理解しているか」を見たいポイントは、用語そのものより「用語どうしの関係」と「なぜそうなっているのか」です。プリントでも次の項目を重点的に出題しているので、解く前にひととおり確認しておきましょう。
| タイプ | ミスが出やすいポイント | プリントでの出題例 |
|---|---|---|
| A 人権・憲法 | 「公布(1946年11月3日)」と「施行(1947年5月3日)」の取り違え、平等権・自由権・社会権の分類(「職業を選ぶ自由」は自由権、「最低限度の生活」は社会権)、憲法改正は「各議院の総議員の3分の2以上」+「国民投票で過半数」の2段階 | 問5の分類、問10の施行年月日、問18〜19の改正手続き、問17の「深夜の騒音」から公共の福祉を導く問題 |
| B 日本の政治 | 衆議院4年/参議院6年の任期、内閣総理大臣は国会が「指名」し天皇が「任命」、不信任決議後は「10日以内に解散」か「総辞職」、衆議院の優越に憲法改正の発議は含まれない、三審制と違憲審査制の区別 | 問25の立法・行政・司法の分類、問27の優越3つ選択(ア予算・イ条約・エ首相指名)、問26の空欄「総辞職」 |
| C 公民総合 | 「国会は法律を制定」「内閣は予算を執行」「裁判所は判決を出す」の3セットをすぐ言えるか、二元代表制(首長と議員をともに住民が直接選挙)、記述で指定語句を使っていない・字数が大幅に足りない | 問17〜19の三権の仕事の選択、問14の二元代表制、問25〜28の指定語句つき記述、問30の自分の考えを書く問題 |
中3社会(公民)の中間テストはどんなことを意識して勉強するべき?
公民は「覚えるだけで点が取れる」と思われがちですが、実際の定期テストは用語問題が半分、残りは分類・資料・記述という構成が多く、暗記だけでは80点の壁を越えられません。また中3の2学期は、定期テストの点がそのまま内申点に反映され、公民の範囲は高校入試にも毎年出題されます。次の3ステップで進めると、限られた時間でも効率よく得点につながります。
- STEP1 用語は「意味→用語」の向きで、漢字で書けるまで
教科書の太字用語を、意味を見て用語を漢字で書く練習から始めましょう。テストでは「〜を何といいますか」と意味の方が問われるので、用語を見て意味を答える勉強だけでは本番で手が止まります。「議院内閣制」「違憲審査制」「総辞職」「条例」など、読めても書けない用語を洗い出し、1日10語ずつ潰していくのが目安です。 - STEP2 「しくみ」は図に描いて、矢印の向きを説明できるようにする
三権分立や議院内閣制は、国会・内閣・裁判所の三角形を自分でノートに描き、「国会が内閣総理大臣を指名」「内閣が衆議院を解散」「裁判所が違憲審査」と矢印に言葉を添えられるかを確認しましょう。分類問題や「〜の仕事として正しいものを選べ」という選択問題は、この図が頭に入っていればほぼ落としません。人権も「平等権・自由権・社会権・参政権・請求権」の5つの箱に、教科書の具体例を仕分けしておきます。 - STEP3 記述は「指定語句+理由+目的」の型で書く練習をする
公民の記述は、①指定語句を必ず使う、②「〜ため」「〜から」で理由を示す、③字数の8〜9割を埋めるの3点を守るだけで部分点が安定します。たとえば「三権分立が必要な理由(権力の集中)」なら、「一つの機関に権力の集中が起こると権利が侵害されるおそれがあるため、権力を分けて互いに抑制する必要がある」のように、指定語句→問題点→対策の順に組み立てます。プリントの記述14問には採点の目安をつけているので、書いたあとに要素の抜けを自分で確認してください。
仕上げの段階では、次の「4つの意識」をチェックしながら解いてみてください。
- 用語は漢字で書く …… ひらがなでは減点・不正解になる学校が多い。「憲法」「議院」「審査」「辞職」の書き間違いに注意
- 「誰が・何を」をセットで覚える …… 指名は国会、任命は天皇、解散は内閣、公布は天皇、条例は地方公共団体
- 数字は理由とセットで覚える …… 衆議院の任期が4年で解散もあるから「国民の意思を反映しやすい」→だから衆議院の優越がある
- 記述は書く前に指定語句に丸をつける …… 語句を使い忘れると、内容が合っていても指定語句分の点を失う
保護者の方へ:家庭でできるサポート
公民は日常のニュースと直結している教科なので、家庭での会話がそのまま勉強になります。「選挙のニュースで言っていた『衆議院の解散』って、どういう仕組み?」とお子さんに説明してもらうだけで、STEP2の「しくみを言葉で説明する」練習になります。うまく説明できなかったところが、そのままテストで狙われるポイントです。
丸つけを手伝う場合は、用語の正誤より記述問題の「指定語句を使えているか」「字数が埋まっているか」を見てあげてください。中身の判断はPDFの採点の目安に沿えば、社会が専門でなくても十分にできます。
よくある質問
- テスト範囲が「人権」と「政治」の両方です。どれを使えばいいですか?
- タイプC(公民総合・実戦編)が最も近い構成です。Cは憲法・人権から地方自治までを横断していて、本番と同じ50分の実戦形式になっています。時間があればタイプA・Bの大問1(用語問題)も解いて、用語の抜けを埋めてください。
- 50点満点ですが、学校のテストは100点満点です。どう考えればいいですか?
- 得点を2倍して目安にしてください。学校の定期テストは教科書の資料(グラフ・年表・条文)を使った問題やワークからの出題が加わるぶん問題数が多くなるので、本プリントは用語・しくみ・記述の「理解度チェック」として使い、教科書の資料の確認は別に時間を取るのがおすすめです。
- 解答はついていますか?記述問題の採点はどうすればいいですか?
- はい。3タイプともPDFの最終ページに解答・採点の目安を収録しています。記述問題には解答例と「指定語句1点/〇〇の説明2点」といった要素ごとの部分点の基準をつけているので、そのとおりに採点してください。同じ趣旨が書けていれば表現が違っても正答です。
- 印刷はどうすればいいですか?
- 各PDFはA4サイズ・全5〜6ページです。ご家庭のプリンタのほか、PDFをスマホに保存すればコンビニのマルチコピー機からも印刷できます。問題は前半のページなので、ページ指定で印刷すると解答を分けて渡せます。解答欄の枠がないので、A4のまま余白に書き込むか、別のノートに答えを書いても使えます。
単元別の無料プリントでニガテを補強
予想問題を解いて間違いが多かった単元は、単元別プリントに戻って集中的に練習しましょう。中3公民の単元別プリントは、用語の確認から記述問題まで単元ごとにまとめています。
タイプA(人権・日本国憲法)の復習に
- 中3社会「現代日本の社会」プリント(少子高齢化・グローバル化)
- 中3社会「人権思想の歴史」プリント
- 中3社会「日本国憲法と基本原理」プリント
- 中3社会「国民主権と天皇」プリント
- 中3社会「平和主義」プリント
- 中3社会「基本的人権の尊重」プリント
タイプB(日本の政治)の復習に
- 中3社会「民主主義・選挙」プリント
- 中3社会「政党・世論・国民の政治参加」プリント
- 中3社会「国会・立法権」プリント
- 中3社会「内閣・行政権」プリント
- 中3社会「裁判所・司法権」プリント
- 中3社会「三権分立」プリント
- 中3社会「地方自治と住民参加」プリント
中3公民の単元別プリントは中3社会「公民」学習プリント・練習問題 まとめ一覧に、中3社会全体は中3社会 学習プリント・問題集にまとめています。
中3のほかの教科の中間テスト対策
中3の2学期中間テストは、5教科まとめて対策することで内申点の底上げにつながります。数学・英語の予想問題プリントもあわせてご利用ください。
中3英語 2学期中間テスト予想問題受動態・現在完了・関係代名詞対応(解答付き)
中学3年生の2学期準備プリント夏休み明けに確認したい5教科
中3夏休みの復習プリント一覧5教科・1学期の総復習
まとめ
中3社会の2学期中間テストは、学校によって公民の進度が違うからこそ、「自分の範囲に合った問題で腕試しする」ことが最短の対策になります。テスト範囲表を確認して3タイプから選び、①用語は意味→用語の向きで漢字で書けるようにする、②三権分立などのしくみは図に描いて矢印を説明できるようにする、③記述は「指定語句+理由+目的」の型で書く——この順番で仕上げていきましょう。ここで固めた憲法・人権・政治のしくみは、そのまま高校入試の公民分野の土台になります。
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