ユニ・チャームが6月21日、「おむつバンク」の実証実験を開始すると発表しました。

香川県観音寺市と協力して、子育て支援センター「ほっとはうす萩」に設置されています。

期間は9月末までの予定で、民間企業では初の取り組みになります。

おむつバンクとは？

おむつバンクとは、子どもの成長によってサイズアウトした未使用の紙おむつを回収し必要な世帯に提供する取り組みです。

支援センターに設置することで紙おむつをきっかけに子育て世代の交流を図ってもらうのがねらいです。

コロナ禍で外出が制限された経緯もあって孤立してしまう子育て世代が多いこと。

また、外出できたとしても感染予防などで荷物が増えてしまうこと。

そういったママやパパの負担を減らして、子育ての輪が広がることを目指しています。

ユニ・チャームの製造・開発拠点である香川県観音寺市と協働して今回の「つながるおむつボックス・つながるおむつバンク」の設置に至りました。

※おむつボックスはユニ・チャームが提供する製品を職員らが補充したり配布する仕組みです。

ユニ・チャームは、今後同様のサービスを展開したい自治体からの視察も受け入れながら、より多くの地域で同様のサービスが提供されるよう情報発信に努めるとしています。

おむつバンク活動の広がりを期待

おむつは衛生的な問題もあって、未開封のもの以外はなかなか受け入れられにくい実状があります。

しかし、今回のユニ・チャームの実験のように、NPO法人の協力のもと衛生面の確認を行っていることが分かれば、利用したいと考える方も増えるのではないでしょうか。

子育て世代の集まる支援センターに設置する点も、非常に効果的だと感じました。

子どもと保護者が集える場所にこういうサービスが増えることで、子連れでの外出の大変さも少しは解消される気がします。

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