今回は、高校生向けの通信教材であるZ会の通信教育・高校生コースの口コミ・評判や料金を詳しく解説していきます。
この記事では、
「部活や習い事が忙しいから、塾や予備校には通えない」
「Z会の通信教育をやってみたいけれど、自分には難しそう…」
「高校生向けの通信教材について、情報を集めたい」
と考えている方に向け、その解決策をご提案します。
この記事を読んで頂くことで、
「Z会の通信教育が、自分に合うかどうか」
「Z会通信教育・高校生コースのお勧めポイントや効果的な活用方法」
が分かります。
今回は、大手進学塾の講師として、10年以上の指導経験を持つ筆者が、Z会通信教育の特徴や料金、メリットとデメリット 等について詳しく解説していきます。
是非、最後までご覧頂き、参考にしてみてください。
この記事の目次
Z会通信教育・高校生コースの特徴は?
Z会の通信教育・高校生コースは、高校1年生から3年生を対象とした通信教育サービスです。
2022年4月から新高1・新高2になる方向けに、Z会専用タブレットで学習できるサービスも展開しており、教育のデジタル化にも対応しています。
株式会社イードが毎年実施している顧客満足度調査では、6年連続で顧客満足度1位(通信教育・高校・大学受験生・総合部門)を獲得しており、高い評価を受けていることが分かります。
また、受講生の多くが「教材」と「添削指導」の質を高く評価しており、通塾なしでも難関大学に合格できる実力を身に付けることができる点が、最大の魅力となっています。
では、
「なぜ、自宅にいながら、難関大学に合格するレベルの実力を付けることができるのか」
「なぜ、ここまで高い評価を得続けているのか」
その理由も含め、Z会通信教育・高校生コースの特徴について詳しく解説していきます。
1.独自の学習システム
2.ラインナップ豊富な講座
3.2022年新設「タブレットコース」
Z会通信教育・高校生コースの特徴① 独自のAI学習システム
Z会の通信教育には、タブレットとテキストの2コースがりますが、どちらのコースも共通して「カリキュラム学習」「入試演習」「AI即効トレーニング」という3つの学習コンテンツが用意されています。(一部講座・新高3向けの講座を除く)
各学習コンテンツの詳細は、以下の通りです。
(1)カリキュラム学習
カリキュラム学習では、月に2つの単元を学習します。
1単元あたりの学習時間目安は120分なので、1講座・2単元分で月4時間程の学習量に相当します。
学習内容は以下の通りです。
項目 | 目安時間 | 内容 |
要点学習 | 60分 | 映像またはテキスト学習で基礎内容をインプットしつつ、練習問題に取り組み、 定着を図ります。 |
応用学習 | 30分 | インプットした知識を活用し、実戦形式の問題で、入試につながる応用力を鍛え ます。 |
添削学習 | 30分 | 自己採点の難しい記述問題や証明問題を解き、Z会専用アプリまたはタブレット から提出します。 |
このように、カリキュラム学習では、基礎のインプットから、応用レベルのアウトプットまで、各単元の内容を確実にマスターすることで、入試に通用する基礎知識と実践力を確実に高めることができます。
(2)入試演習
入試演習では、高1は年4回、高2は毎月、1単元約60分で「入試レベルの問題」に挑戦します。
問題のアプローチ方法や間違えやすいポイント解説を学んでから演習に取り組むことで、効率よく、実践的なスキルを高1の内から身に付けることができます。
また、難易度別にコースが3つに分かれているので、志望する大学のレベルに合わせ、コースを選択することも可能です。
コース名 | 対象 |
東大レベル | 東京大・京都大 |
最難関レベル | 医学科・早慶大・筑波大・東工大・一橋大・横浜国立大・名古屋大・大阪大・神戸大・広島大 九州大 等 |
難関レベル | 上智・ICU・東京理科大・津田塾大 学習院大・明治大・青山学院大・中央大・法政大・立教大 関西大・関西国立大・同志社大・立命館大 等 |
Z会が少し難しそうという印象の方は基礎作りがしっかりできる「進研ゼミ高校講座」がおすすめです。
(3)AI即効トレーニング
AI即効トレーニングとは、要点学習や入試演習の学習データを反映し、今の自分に最適な問題をAIが提示してくれる2023年から始まった新サービスです。
Z会が培ってきた長年の入試分析や指導実績から、難関大合格に必要な到達度、そこにたどり着くまでの最適な手順をAIが自動で作成、問題選択をしてくれます。
テキストコースでも、教材の学習データを手動で登録することで、スマートフォンから学習することができます。
Z会通信教育・高校生コースの特徴② ラインナップ豊富な講座
Z会の通信教育では、2023年の新高1・新高2と新高3で、講座のタイプが異なります。
<新高1・高2生対象の講座>
新高1・2生向けは、英・数・国・理・社の主要5科目の本科講座があり、さらに小論文対策の専科講座、英語の4技能習得に特化した「Asteria」という講座があります。
また、新高2の理科および社会は、それぞれ「物理・科学・生物」「日本史・世界史・地理」と講座が分かれています。
<新高3生対象の講座>
一方、新高3に関しては、志望大別の分類された各コースから、希望する科目の本科講座を選択し、個別試験対策を行う形式になっています。
・難関私大コースの場合
コースは全部で7つあり、東大コースをはじめ、難関国公私立コースから標準国公私大コースまで、ラインナップが豊富であることが特徴です。
また、志望大別の本科講座とは別に、「共通テスト攻略演習」「受験小論文コース」「東大・京大即応演習」「分野別攻略コース」「ハイグレード実践演習」等の専科講座もあり、志望大学や学習状況に合わせ、自由にカスタマイズすることができます。
これだけ講座のラインナップが豊富だと、返って何を選んだら良いか分からなくなってしまいそうですが、任意のアンケートに回答することで、おすすめの講座を提案してくれる機能がサイト内にありますので、迷った時は利用してみると良いでしょう。
Z会通信教育・高校生コースの特徴③ 2022年新設「タブレットコース」
Z会の通信教育では、2023年より、新高1・新高2向けに、新たに「タブレットコース」が開講します。
これにより、受講希望者は「タブレットコース」か「テキストコース」いずれかを選択する必要がありますが、基本的に学習内容はどちらも変わりません。
価格と学習の進め方に多少の違いはあるものの、利便性や費用面から考えると、現状では「タブレットコース」の方が圧倒的にお勧めです。
価格の詳細については後述しますが、タブレットコースをお勧めする理由としては、以下の3点が挙げられます。
1.「オープンカリキュラム」で自由にカリキュラムを調整できる
2.一連の学習がタブレット一台で完結
3.12ヵ月払いなら、タブレット代が「実質無料」
テキストコースでは、Z会が推奨するカリキュラムに従い学習を進めていくのに対し、タブレットコースでは、通っている高校の学習進度や学習状況に合わせ、単元を指定できるようになっています。
また、カリキュラム学習の「要点学習」「応用学習」「添削学習」は、すべてタブレットのみで完結するので、「AI即効トレーニング」に必要な学習記録の反映作業や答案提出の手間を省くことができます。
費用についても、本科講座の受講会費は、タブレットコースの方が安く設定されており、「3講座以上の受講+12カ月払い」を選択すれば、タブレット購入費が全額割引されるので、トータルで考えれば、一講座あたり年間で約1万円程の節約になります。
Z会通信教育・高校生コースを利用するメリットは?
Z会は、創業90年以上に渡り、日本の学びを支えてきた学習業界の「老舗」であり、おそらく、この記事をご覧になっている方の中にも、Z会のサービスを利用した経験や教材を持っている方はいらっしゃるのではないでしょうか。
Z会のハイクオリティなサービスや教材の数々は、あらゆる世代の受験生から高い支持を得ており、サイト内の記事でも、Z会の教材を幾つかご紹介させて頂いております。
しかし、実際のところ、「教材の選び方が分からない」「Z会の教材は、自分には難しそう」と感じている方も少なくないでしょう。
そこで、そんな方にこそお勧めしたい「Z会通信教育」の受講メリットとその理由、他のサービスとの違い等について詳しく解説していきます。
1.プロ集団による強力なサポート体制
2.学習のペースを維持しやすい
3.圧倒的なコストパフォーマンス
メリット①:プロ集団による強力なサポート体制
Z会の通信教育で、何より心強いのは、プロによる「様々なサポート体制」があることです。
その代表例が「添削指導」です。
・自分では気づいていない、理解があいまいな部分
・より効率的な考え方、解き方のプロセス
等、独学では難しい部分を、個々の状況に合わせて細かく指導してもらい、着実に軌道修正しながら学習を進められるのは、学習効率の面から考えても、かなり大きなメリットです。
また、英語の4技能習得に特化した「Asteria」では、音声認識エンジンによる発音チェックや月1回の外国人講師とのオンラインレッスン等があり、着実にスピーキング力を上げることができます。
分からないことや進路等の相談があれば、「教えてZ会!」という質問・相談サービスを利用できるのも、非常に頼もしいですね。
どうしても、自宅学習のみだと「映像を視聴するだけ」「問題を解くだけ」になってしまいがちですが、Z会の通信教育であれば、このようにプロからの強力なバックアップのもと、安心して日々の学習に取り組むことができるのです。
メリット②:学習のペースを維持しやすい
Z会の通信教育を受講する2つ目のメリットは、学習ペースの維持をしやすいことです。
Z会の通信教育では、月毎に履修する単元が決まっており、タブレットのオープンカリキュラムでも、実質、月に2単元をこなさなければ、大学受験に必要な知識を習得することはできません。
また、添削指導が付いていることにより、忙しくて中々勉強時間が取れないときや、気分が乗らずに後回しにしがちなときでも、「締切」を強く意識することで、自身を奮起させることができます。
メリット③:圧倒的なコストパフォーマンス
Z会の通信教育を受講する3つ目のメリットは、圧倒的なコストパフォーマンスの良さです。
映像講義、添削指導、実践演習、AI学習、質問・相談サービス等、学習コンテンツやサービス内容が充実しているZ会の通信教育ですが、費用はなんと1万円を切ります。(英数国の3科目受講・タブレットコースの場合)
通塾と同等レベルのサービスを受けつつ、通塾時間や交通費等、時間もお金も節約できるのは、通信教育やオンライン学習ならではの強みと言えますが、ここまでアウトプットを重視する教育サービスは、そう多くはありません。
本来であれば、質問対応やカリキュラム作成、添削指導等は、相当の手間暇がかかるので、相応の費用が発生するものですが、同業者から見ても、かなりお得なサービスなのではないか、と分析しています。
より詳しい内容はぜひ資料請求をして確認してみてください!
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Z会通信教育・高校生コースを利用するデメリットは?
ここからは、Z会通信教育・高校生コースを利用する際の注意点やデメリットについて解説していきます。
デメリット①:高いモチベーションが必要
添削指導やAIによるサポート、質問対応等、一通りの学習コンテンツはそろっていますが、設置コースのラインナップやサンプル等を見る限り、やはり内容は難しめとなっています。
扱う問題のレベルが高く、やり応えがある反面、学習を継続していくためには、相応のモチベーションが必要です。
特に、志望校がはっきりしていない場合等、目標設定があいまいな状態だと、心がくじけてしまう可能性が高いため、少なくとも「難関国私立レベル」を目指す段階に至ってから、受講することをお勧めします。
言い換えれば、目標さえしっかりしていれば、学習スタート時の学力については「ついていけるかどうか」は気にする必要がないということです。
デメリット②:無料体験がない
Z会の通信教育には、無料体験という制度自体が今のところありません。
また、料金体系を見る限り、原則「通年受講」を推奨・優遇しているため、数カ月で受講を辞めてしまう場合、費用的・時間的ロスが大きくなってしまいます。
そのため、「一講座だけ暫くやって様子を見ようかな」と考えている方は、資料請求をして、改めて検討を重ねた後、「通年受講を前提に受講すること」をお勧めします。
デメリット③:受講するだけで満足しない
Z会の通信教育は、特徴でも述べた通り、講座数が豊富であり、かつ内容的にも良質な濃い学習コンテンツが大きな魅力となっています。
一方で、キャパシティー以上の講座を受講したり、受講だけで満足してしまったりする可能性があるので、その点には注意が必要です。
心配のあまり、たくさんの教材に手を付ける受験生は少なくありませんが、経験上、そのような教材コレクションは、学力向上にまったく効果がないので気を付けましょう。
Z会通信教育・高校生コースの料金は?
Z会通信教育・高校生コースの各料金プランは、以下の通りです。(2022年1月時点・一部掲載)
<新高1・新高2の場合(1講座あたり)>
タブレットコース | 12カ月払い | 6カ月払い | 1カ月払い |
英・数・国 高1理科 | 3,650円/月 | 4,080円/月 | 4,295円/月 |
高1社会 高2理・社 | 2,800円/月 | 3,130円/月 | 3,295円/月 |
テキストコース | 12カ月払い | 6カ月払い | 1カ月払い |
英・数・国 高1理科 | 4,500円/月 | 5,030円/月 | 5,295円/月 |
高1社会 高2理・社 | 3,400円/月 | 3,800円/月 | 4,000円/月 |
その他講座 | 12カ月払い | 6カ月払い | 1カ月払い |
Asteria | 2,422円/月 | 2,707円/月 | 2,850円/月 |
小論文 | 4,500円/月 | 5,030円/月 | 5,295円/月 |
<新高3の場合(1講座あたり)>
コース名 | 12カ月払い | 6カ月払い | 1カ月払い |
東大コースから 難関私大コースまで (全6コース共通) | 5,082円/月 | 5,680円/月 | 5,980円/月 |
標準国公私大コース | 4,530円/月 | 5,062円/月 | 5,330円/月 |
その他、各専科の講座料金はこちらを参照ください。
Z会の料金を確認する
Z会通信教育・高校生コースの口コミ・評判は?
実際にZ会通信教育・高校生コースを利用している方の口コミ・評判をみていきましょう!
良い口コミと悪い口コミ両方を解説していきます。
Z会通信教育・高校生コースの良い口コミ・評判は?
まずはZ会通信教育・高校生コースの良い口コミがからみていきましょう。
東大京大受験生は国語はZ会の通信添削を受講すると良いですね。かつては東大京大受験生の定番でしたが、今も特に国語では威力を発揮しますよ。他に英作文も添削を受けたいですね。添削してくださる先生がいる方は先生にお願いしてみましょう。
— 佐藤大輔 (@BouquetAlgernon) May 20, 2020
こちらは、受験指導に携わっている方のコメントで”東大京大受験生の定番“と仰っています。
“特に国語では威力を発揮“と書かれていることからも、的確な添削指導で成績UPに大きく貢献していることが伺えます。
Z会添削返ってきた。
ちなみに物理。言葉の使い方やら文章の付け足しまでめっちゃ細かくやってくれてる……
やべぇ控えめに言って神だろこれ。
※スタート講座のやつすらコレなのでお試しでぜひやってみてください。
(なんだこいつ間違えてんじゃんとか言わないで……) pic.twitter.com/KNxyraKqfn
— つみれパパ🐾 (@tsumire_papa) April 9, 2019
こちらは、Z会通信教育・高校講座、受講生の方の投稿で、”控えめに言って神“と仰っています。
添削されたプリントを見ましたが、赤字のコメントがビッシリ書かれています…!
Z会の添削無料でこんなに丁寧にやってくれるの神 pic.twitter.com/VlkEzoCS2J
— ものず (@ramen_musashi) January 25, 2018
こちらは英語の添削結果です。
添削文を読んでみると、注意点やアドバイス等が細かく書かれており、良くできた部分にも”good”と記載。
修正や正しい解説だけでなく、こうして褒めてもらえるとモチベーションUPにもつながりそうですね!
https://twitter.com/mochihop/status/1379657768265674752
タブレットに関するコメントも見つかりました。
現状は、小中学生版タブレットに関する口コミのみですが、やはり”タブレットの方が楽“という意見も。従来の添削指導も、タブレットを通じてやり取りできるようになると考えると、高校生版でも利便性UPが期待できそうですね。
こちらは、塾ナビの評価コメントです。「費用の安さ」「添削指導の良さ」が高評価のポイントのようです。
“まだ3回しか提出していないが最初と比べ、自分の意見をわかりやすく論じる力がついている。“とのことで、実際に効果を実感されていることも分かります。
このように多くの良い評判があります。
この評判がご家庭よって合うか合わないかはあると思いますので、資料請求をして確認してみてください。
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Z会通信教育・高校生コースの悪い口コミ・評判は?
次に悪い口コミです。
長時間にわたる調査の結果、Z会通信教育・高校生コースに関する否定的な意見やネガティブなコメントは、ほとんど見当たりませんでしたが、気になったのは、以下のような評価・口コミです。
・「レベルに合ったテキスト(コース)を選ぶのが難しい」
・「通信教材そのものが向いていなかったように思う」
やはり、デメリットの部分でも触れたように、通信教材には「合う・合わない」が確実にありますので、ある程度、続ける覚悟と目的意識を明確にしてから受講する方が良さそうです。
ただ、総じて高評価コメント・良い評価が圧倒的に多かったのも事実ですので、検討されている方は資料請求・または公式サイトから申し込みを、是非チェックしてみてください。
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Z会通信教育・高校生コース:まとめ
今回は、教育業界最大手のZ会が提供する「Z会通信教育・高校生コース」の特徴やメリット、注意点等について、解説させて頂きました。
やはり添削サポートがしっかりしているのは、受験生にはおすすめできます。
是非、この機会に受講を検討してみてください。
本記事は、これで以上となります。
最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございました。
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