みなさんは今の小学生のランドセルの平均的な重さをご存知でしょうか？

「今は軽量化して登下校ラクよね」「昭和の時代は重かったぞ」と大人は思うでしょう。

もちろん昔より軽いのは事実。今のランドセルの平均の重さは1,100〜1,300gです。

どのメーカーも軽量化されていますが、小学校低学年の小柄な子どもには重く感じる場合があります。

そのため「さんぽセル」という画期的なアイテムが作られました。

さんぽセルとは？

出典元：https://the-labo.com/sanposeru.html

まず「さんぽセルって何？」と疑問を持つ方もいると思うので簡単に説明していきます。

• 背負わないキャリー型になるランドセル
• 重量わずか280g
• 価格5,940円（税込）
• 小学生が発明した独創的なアイテム
• ランドセル症候群の改善に役立つ

ランドセル症候群とは・・・正しい姿勢で背負わないと肩への負担が大きくなり、肩こりを引き起こします恐れがあります。また体にしっかりフィットしていないと荷物を支えて歩こうとし、自然と前傾姿勢になってしまいます。腰痛や猫背の原因にもなるのでご注意下さい。（引用元：中村鞄のランドセル）

さんぽセルが大人たちに賛否両論を呼んでいます。

さんぽセルの良い口コミは？

ランドセルって、そもそも旧日本軍の「背嚢」だよね。

無駄に重いし、固いし、ゴツいし、リュックでいいじゃんと誰も言わないのはなぜだろうか？

尾木直樹氏、ランドセルを軽くする「さんぽセル」への批判に「根性論でしょうか？」「情け無い限り」 https://t.co/SEtv1In6Xd

— 弁護士神原元 (@kambara7) June 8, 2022

さんぽセルを開発した小学生さんの
キレッキレの反論ドチャクソすき pic.twitter.com/2PPvMIsrw6

— 肩幅べびー (@artnlc2250) June 7, 2022

上記の「毎日背負っていれば下半身が鍛えられるんですけどね」という大人からの批判コメントに対して「大人は灯油缶背負うんですか？」と答えた小学生のコメントが神です…！

小学生はランドセルの重さを大人では考えられないほど体感しているのでしょう。

特に夏場は体力が消耗し体調を崩す恐れも。

また、田舎の小学校に通っている子どもは学校までの距離が遠くて大変そうです…。

開発した栃木の子どもたちには反論の余地もありません。

1000件を超えるさんぽセルの悪い口コミはどんなもの？

ネットでのさんぽセルへの批判はなんと1000件以上になりました。

その中から抜粋してみたのが下記の通りです。

• 防犯ブザーがすぐ使えない
• 登下校中思わぬ危険が生じるかも
• 坂道でうっかり手を離したら大惨事

数々の批判がありましたが小学生たちは見事に論破しています。

• そもそも防犯ブザーはとっさに使えない
• 両手が空いたまま走り回る方のは危険じゃないの？
• 2つのタイヤだけでどうやって転がるの？

納得の理由ばかりでさんぽセルは入荷3ヶ月待ちです。人気がある証拠ですね。

しかも収益の一部は廃校の遊び場へ寄付するそう。子どもながらにボランティア精神も高いようで見習いたいです。

もはやさんぽセル事件という呼び名も

出典元：https://the-labo.com/sanposeru.html

頭の固い大人たちによって子どもたちの新しい意見や行動が潰されていきそうで悔しいです。

まずランドセルの中身を軽くするために置き勉OKにする・教科書からタブレットに移行するなどの学校での取り組みが必要になります。

タブレット学習にしても「ペーパーレス化」で自然に優しいという肯定的な意見がある一方、「子どもの視力が下がるから反対」と否定的な意見があるのが事実です。

今回の子どもが発明したさんぽセルもその一例。

子どもたちが毎日重たいどれだけランドセルを背負わさせれている現状を大人たちが気づいていないことが問題のように思えます。

子どもたちの悲願は他にもありそうです。普段から子どもの声にちゃんと耳を傾けていきましょう。

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