中2国語「故事成語」の無料プリントです。故事成語の由来と意味を理解し、具体的な場面に当てはめて使う練習を、学習ポイント・問題・解答解説の3種類のPDFで学べます。問題は各8問の全32問で、最後は100点満点の確認テストです。ブラウザで表示して、無料で印刷できます。
中2国語「故事成語」の無料プリント|PDFを表示・印刷
故事成語は、昔の出来事や古典の中の話に由来する言葉です。意味だけを覚えるより、登場人物が何をして、どうなったのかという話の要点を押さえると、現在の意味や使う場面とのつながりが分かります。「中2 国語 故事成語 問題」を探している方に向けて、由来・意味・使い方を順に練習できるプリントを用意しました。
問題は「読みと書き取り」「故事と現在の意味を結び付けて選ぶ」「文脈を根拠に説明する」の練習3セットと、確認テスト1セットの4段階です。練習では、矛盾・蛇足・漁夫の利・五十歩百歩・推敲・杞憂・守株・背水の陣の8語を扱います。故事のあらすじは、学習用に独自にまとめたものです。
故事成語の学び方|由来から現在の意味へ・場面に当てはめる
学習ポイントのプリントでは、次の6点を確認します。
- 故事から、今の意味へのつながりを読む:覚える順序は「話の要点→現在の意味→使う場面」。「矛盾」のように漢字二字の語も、「漁夫の利」のように助詞を含む語もあります。
- 矛盾と蛇足:文章を見直すときは、「説明は両立するか」(矛盾)と「この文は本当に必要か」(蛇足)を別々に点検します。
- 漁夫の利と五十歩百歩:人数や数字そのものではなく、「だれが利益を得るか」「何を共通点とするか」を考えます。
- 推敲と杞憂:文章をただ清書するだけでは、推敲とは限りません。必要な備えをすることも、それだけで杞憂とは言えません。
- 守株と背水の陣:故事の場面はたとえとして使います。現代の用例に、切り株や川が実際にある必要はありません。
- 説明は、言葉の意味と文中の根拠を結ぶ:矛盾なら両立しない二つの内容を、漁夫の利なら争う二者と利益を得た第三者を示します。故事に書かれていない結末を付け加えないことも大切です。
このプリントで学ぶ故事成語8語
| 故事成語 | もとになった話 | 現在の意味 |
|---|---|---|
| 矛盾むじゅん | 何でも突き通す矛と、どんな攻撃も防ぐ盾を売る人が、両方を試すとどうなるか問われ、答えられなかった話 | 二つの説明が食い違い、同時には成り立たない |
| 蛇足だそく | 蛇の絵を早く描いた人が足まで付け足し、勝負に負けた話 | 付け加える必要のない、余計なものや行為 |
| 漁夫の利ぎょふのり | 鳥と貝が争い、互いに離れないうちに、漁師に両方とも捕らえられた話 | 二者の争いに乗じ、第三者が苦労せず利益を得る |
| 五十歩百歩ごじっぽひゃっぽ | 戦場で五十歩逃げた人も百歩逃げた人も、逃げた点では同じだというたとえ | わずかな違いはあっても、本質的には大きな差がない |
| 推敲すいこう | 詩人が、詩の字を「推す」にするか「敲く」にするか迷い、助言を得た話 | 文章をよりよくするため、語句や表現を練り直す |
| 杞憂きゆう | 杞という国の人が、天地が崩れて居場所がなくなることをひどく心配した話 | 心配する必要のないことまで心配する、取り越し苦労 |
| 守株しゅしゅ | 偶然、切り株にぶつかった兎を得た農夫が、同じ幸運を待つばかりで畑仕事をしなくなった話 | 古いやり方にこだわり、状況に合わせて変えられないこと |
| 背水の陣はいすいのじん | 川を背にした陣で、後へ逃げられない兵士たちが必死に戦った話 | 後に退けない覚悟で、物事に取り組むこと |
確認テスト(セットD)では、四面楚歌・登竜門・塞翁が馬・助長も扱います。
中2国語「故事成語」のプリント一覧
画像またはボタンを押すと、PDFが別タブで開きます。学習ポイント・問題・解答解説の順に使うのがおすすめです。
| PDFの種類 | ページ数 | 内容 |
|---|---|---|
| 学習ポイント | 3ページ | 故事成語8語のもとになった話と現在の意味、似た語の違い、説明の書き方、教材の使い方 |
| 問題 | 9ページ | 練習3セット+確認テスト1セット・各8問(全32問) |
| 解答解説 | 9ページ | 全32問の答えと解説、説明問題の解答例、確認テストの採点基準 |
故事成語の学習ポイント(3ページ)
故事成語の問題(9ページ・全32問)
問題プリントの見本(全9ページ)
問題PDFの全ページです。画像を押すと、そのページからPDFが別タブで開きます。
1ページ|A 基礎(読み)
2ページ|A 基礎(読み・書き取り)
3ページ|B 標準(意味・使い方を選ぶ)
4ページ|B 標準(続き)
5ページ|B 標準(続き)
6ページ|C 応用(説明)
7ページ|C 応用(続き)
8ページ|D 確認テスト(100点満点)
9ページ|D 確認テスト(続き)問題セットの内容(全4セット)
| セット | レベル | 種類 | 主な出題内容 |
|---|---|---|---|
| セットA | 基礎 | 練習(8問) | 読みを書く(矛盾・推敲・漁夫の利・杞憂・守株)、漢字で書く(蛇足・五十歩百歩・背水の陣) |
| セットB | 標準 | 練習(8問) | 意味や使い方として最も適切なものを選ぶ(矛盾・蛇足・杞憂・推敲・五十歩百歩・漁夫の利・守株・背水の陣) |
| セットC | 応用 | 練習(8問) | 故事や場面を読んで説明する(二つの宣伝が両立しない理由、「蛇足」につながる行動、違う点と共通する点、漁夫の利を得た人物と理由、推敲と言える理由 など) |
| セットD | 確認 | 確認テスト(8問・100点満点) | 四面楚歌の読み、登竜門・助長の書き取り、塞翁が馬の意味、矛盾・推敲・漁夫の利・守株を新しい場面に当てはめた説明 |
100点満点の配点があるのはセットDのみで(問25〜28は各10点、問29〜32は各15点)、全32問の合計点ではありません。PDFに目安時間の指定はないので、学習の進み具合に合わせて取り組んでください。
故事成語の解答解説(9ページ)
全32問の答えと解説です。説明問題には解答例と、何が書けていれば正解かの確認ポイントを付けています。確認テスト(セットD)の説明問題4問は、要素ごとに5点ずつの採点基準を示しています。
プリントの使い方・学習のポイント
- 学習ポイントで、8語それぞれの「話の要点→現在の意味→使う場面」を確認します。
- セットAで読みと漢字を確かめます。「五十歩百歩」は漢字五字、「背水の陣」は漢字とひらがなで書きます。
- セットBは、故事のだれの立場・どの行動に当たるかを考えて選びます。
- セットCは、文中のどの行動や結果がその語に当てはまるかを書きます。セットDは学習ポイントや解答を見ずに解きます。
説明問題は、「意味に合うから」で終わらせず、場面の中の行動や結果を挙げて書くのがポイントです。
このプリントは、故事のあらすじを現代語で読んで意味と使い方を練習する語彙の教材で、漢文の原文や書き下し文は扱っていません。
「中2」は利用の目安です。中学2年生の基礎〜標準を中心に、既習事項の復習も含めて出題しており、すべての語が中2で新しく習う内容という意味ではありません。設問と例文はこのプリントのために作成したもので、特定の教科書の掲載範囲や、入試の出題頻度に合わせた教材ではありません。
中2国語「故事成語」プリントのよくある質問
故事成語は四字熟語と同じですか?
同じではありません。故事成語は昔の出来事や古典の中の話などに由来する言葉で、「矛盾」のような漢字二字の語や、「漁夫の利」のように助詞を含む表現もあります。四字熟語のすべてが故事成語というわけでもありません。
漢文の原文や書き下し文も載っていますか?
載っていません。故事のあらすじを現代語で読み、意味と使い方を練習するプリントです。漢文とあわせて学びたいときは、中3国語「故事成語と漢文」のプリントが使えます。
確認テストには、練習に出ていない語も出ますか?
出ます。セットDの前半では、四面楚歌・登竜門・塞翁が馬・助長を扱います。塞翁が馬は、問題文に由来の説明があります。後半の説明問題は、練習で学んだ矛盾・推敲・漁夫の利・守株を新しい場面に当てはめます。










