みなさんは、子どもの家庭学習に悩むことはありませんか。

小学生になると、宿題があったり苦手な科目があったりと、何かしら学習の「つまずき」があります。
家庭でサポートしたくても、上手くいかないこともあるでしょう。
とはいえ近年では、新型コロナウイルスの自粛に伴って、自宅でオンライン授業を受けたり、さまざまな教材に触れたりできるようになりました。

我が家にも小学生の子どもがおり、学年が上がる度に家庭学習の方法を模索しています。実際に調べてみると、各サイトや各会社では、質の高い学習を多く取り揃えています。
眺めていると「書店でドリルを買う時代は終わったのでは？」と思ってしまうほどです。

そこで今回は、小学生の子どもを持つ母の目線から、おすすめの小学生向け学習サイトを紹介します。
ちなみに紹介するサイトは、すべて無料です。興味のある方は、そのまま続きをご覧ください。

すたぺんドリル

すたぺんドリルは、幼児〜中学生を対象に無料で配布しているプリントサイトです。
各ジャンルのプロ家庭教師や塾講師が作成した、質の高い問題集を数多く取りそろえているため、自分に合った問題集を選んで活用できます。

無料配布のプリントサイト

基礎から応用までの問題があり、子どもの学力に合わせて家庭で取り組めます。
宿題だけでは物足りない方、不登校、発達障がい・学習障がいなどのお子さんを持つ家庭にもおすすめの学習支援サイトです。
問題プリントは、各教科の単元に合わせた内容です。見た印象は一般的な問題集に近いシンプルなレイアウト。白黒ではなく、カラーなので見やすく、まとまった印象があります。

●科目一覧

すたぺんドリル

思考力ドリルやプログラミングなどの幅広い学習内容

学校授業の学習科目だけでなく、思考力・脳トレの問題の思考力ドリルもあります。
算数の文章問題を中心に、考える力・発想力・読解力などを鍛えられるでしょう。思考力ドリルは、タブレット学習で注目される「Z会」「天才脳ドリル」「RISU算数」とコラボしています。
また、プログラミングは、アメリカのマサチューセッツ工科大学で開発された「Scratch（スクラッチ）」を使用した教材を豊富に展開。基礎からゲーム作りまで学べます。

自宅に貼れるポスターのラインナップが多い

漢字やアルファベット、植物や人体のつくりのポスターなどがあります。
定番の日本や世界地図では、白地図やカラーに加えて、各都道県の特産物のイラスト付きの地図、各地方に区切られたものあります。
世界地図では、国旗付きの地図もあるので国旗好きな子には嬉しいでしょう。
社会科の授業でよく出る地図記号が一覧になったポスターもあるので、親としては助かるなと感じました。

すたぺんドリルを確認する

NHK for school

NHK for schoolでは、学校向けのコンテンツを家庭でも楽しく学べるサービスです。
授業で学習する幅広い科目の動画が視聴できます。

豊富な動画

各学年によって、各科目の動画の本数に偏りがありますが、気になった単元をピンポイントで学べます。
個人的なおすすめは「体育」。縄跳びや跳び箱のコツなどを分かりやすく、おもしろく学べるのが嬉しいです。
また、「特別支援」や「総合」の科目もあり、多様性や友達とのかかわり方などを動画で学習できます。

好奇心がふくらむ「プログラミング大喜利」「ものすごい図鑑」

プログラミング大喜利は、子ども向けのプログラミング用につくられたマイコンボード「micro:bit（マイクロビット）」と、学校でも使われる「Scratch（スクラッチ）」を使うプログラミングです。毎月出題されるお題に合わせて、大喜利のプログラミングを作って応募します。入賞するとホームページで紹介してもらえるので、子どものモチベーションにもつながるでしょう。
ものすごい図鑑は、昆虫や植物を360°観察できるウェブ上の図鑑です。ポイントで出てくる豆知識も嬉しいです。

便利な公式アプリ

NHK for schoolは、公式アプリもあります。手持ちのスマホやタブレットで動画を見ることができるので、気が向いた時や外出した時にも使えて便利です。

学研キッズネット

学研キッズネットは、小学生・中学生とその保護者を対象にした学習サイトです。
知って、遊んで、体験できるコンテンツが魅力的で、科学的な目線から学びを探索します。

気になる「科学の知識」

「どうしてかまくらは温かいの？」「人間はどうやって生まれてきたの？」
子どもたちの気になる疑問を分かりやすく解説。文字にふりがなが振ってあるため、子どもでも読みやすいです。
科学の知識は「科学なぜなぜ110番」「環境なぜなぜ110番」「なんでも調べ隊」の3つのテーマに分かれており、身近な不思議、宇宙、ゴミ、時事ネタなどの内容があります。

分かるが楽しい「まんがでよくわかるシリーズ」「辞典」

まんがでよくわかるシリーズの内容には、お金、免疫、著作権などの子どもの素朴な「分からない」を教えてくれます。
とくに、文字を読むのが苦手な子にはおすすめです。電子まんが感覚で、楽しみながら学習ができるのがいいですね。
辞典は、自分の調べたい言葉を入力して検索できる機能です。

自由研究のテーマ選びに

夏休みの自由研究は、おうちの方にとって悩ましい宿題の1つ。
自由研究に悩むなら、こうしたコンテンツを一度利用してみるのもいいでしょう。周りにある身近なものを使えば、意外と実験ってできるのだなと驚きます。

ちびむすドリル

ちびむすドリルは、小学生向けの無料学習サイト・教材プリントサイトです。
無料で教材をダウンロードできるだけでなく、会員登録すると、取り組んだプリントの得点を管理できます。シンプルな白黒のレイアウトが基本ですが、かわいいイラストが付いたカラーの問題もあります。文字のフォントも読みやすいのでおすすめです。

おすすめは「算数クイズ」

苦手科目の上位にランクインされる算数ですが、個人的におすすめなのが「算数クイズ」の教材です。
「計算ロジックパズル」「さんすうかるた」「とけいすごろく」など、クイズ感覚なのに達成感を感じられたり、遊びながら計算を理解したりできるので、算数に苦手意識のある子にぴったりでしょう。

音楽のリズムやフラッシュガード

音楽は感覚的に学ぶところもありますが、意外とリズムや音符の理解は難しいものです。
そうした場面でおすすめなのが、音楽の教材です。音符や音名などのフラッシュガードや、リズムの楽譜など数々の種類があります。

ポスターの種類が豊富

すたぺんドリルでも紹介しましたが、ちびむすドリルにも自宅に貼れるポスターがあります。数え方の音（ふん・ぴきなど）、鶴亀算、税金の仕組みなど、幅広い学習ジャンルがあるので、一度見てみるだけでもおもしろいですよ。

eboard（イーボード）

eboard（イーボード）は、NPO法人eboardが開発・運営するICT学習教材です。
「誰でも、どんな環境にあっても、学ぶことをあきらめてほしくない」という思いを込め、無料の「映像授業」「デジタルドリル」という形で学習環境を提供しています。

勉強が苦手な子におすすめ「映像授業」

実際の授業を受けるような感覚で、分かりやすく丁寧な映像授業を視聴できます。
ちょっと関西弁混じりの先生の授業ですが、子どもたちが理解しやすいようにゆっくりと進めてくれるので安心です。映像授業なので、何度でも見ることも可能。
また、耳での視聴が難しい子が取り組めるように、字幕もついています。

基礎から始める「デジタルドリル」

基礎から1つずつ進めていきます。動画を見てからドリルに挑戦したり、ドリルを解いてから動画で振り返ったりと、自分に合った方法で利用できます。eboard（イーボード）は、発達障がいや各特性に配慮しており、誰にでも分かりやすいシンプルな設計です。
パソコンやスマホなど、さまざまな環境からアクセスできます。

まとめ

近年の家庭学習は、時代の変化や子どもたちの取り巻く環境にあわせて、どんどん進化しています。
「便利なものは使ったもの勝ち」と言わんばかりに、さまざまな家庭学習サイトがある中で、親の力だけでなんとかしようと思わないことが大事なのかもしれません。気になったサイトがあったら、一度試してみましょう。
今回紹介した学習サイトは、全て無料で始められるので、ぜひ気軽にやってみてくださいね。

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2022.09.22

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