子育て世代が反抗期と聞いて思い当たるのは、イヤイヤ期と思春期でしょうか。
2、3歳ころのイヤイヤ期は第一次反抗期、13,14歳ころから始まる思春期は第二次反抗期と区別されることが多いです。
第一次反抗期と第二次反抗期の間で表れやすいのが、中間反抗期と呼ばれる反抗期だそうです。
プチ反抗期と呼ばれることも多いですね。
中間反抗期はほとんどの場合、小学校低学年から中学年の時期に表れることが多く、第一次・第二次反抗期よりも激しい抵抗が少ないために、親が気が付かない場合も多いそうです。
気が付かずに終われたらよかった…。我が家にも中間反抗期はしっかりやってきました。
中間反抗期はいつから始まるの?
我が家はどう乗り越えたのか。
まとめてみました。
この記事の目次
中間反抗期はこんな感じでした
中間反抗期は、小学校低学年または中学年から始まる説。または、5歳ころから始まる説もあり、これといった定義はないようですが、イヤイヤ期と思春期の間に表れる反抗期が中間反抗期に当てはまるようです。
我が家の娘は小学校2年生のころ、低学年で始まりました。どんなものだったかと言うと、
- イライラしているオーラが常に身体から出ている。
- ものに当たる、乱暴な振る舞いが増える
- 親が学校での態度や生活態度をたしなめると、とにかく嫌がる。口答えをする。
親としては良かれと思って「宿題はやったの?」「早くお風呂に入らないと寝るのが遅くなるよ」と声掛けをしたつもりが、子どもにとってはただただうるさく感じるだけ。
子どもが行動に移さず、「今やろうとしてたのに」「今はお風呂に入りたくない」と返事が返ってきた瞬間、「はぁあ!??」。そして喧嘩が始まります。
この状態がほぼ毎日続きました。毎日のように喧嘩をしていると、さすがに疲れますし親としての未熟さに落ち込み、涙することもありました。小学校2年生。学校生活にも慣れ、毎日笑顔で楽しそうに登校していた娘がなぜ。いじめに遭っているのかもしれない!と思うほど、その変わりようにとても戸惑ったものです。
なぜ中間反抗期が表れるのか
そもそもなぜ中間反抗期が表れるのか。自分の育て方が悪かったんだな、と落ち込む必要はありません。イヤイヤ期と同じ理由だそうです。
自我が成長し、自分でものを考え自分のやり方で行動したい気持ちが高まるので、親が言ったやり方が受け入れられずにぶつかり合ってしまうそう。
イヤイヤ期と同じ。自我の芽生えと成長の表れのせいなのだ、と気が付けば出口を見つけたも同然。
しかし多くの親は、とにかく力で子どもをねじ伏せ、言われたとおりにさせる道を進んでしまうのでは。
我が家もそうでした。子どもに早口でまくし立てて理詰めにする、とにかく大声で指示を出す。
子どもをおびえさせていましたし、まして指示を出すこと自体おかしなことですが、あのころの私は気が付きませんでした。
【対応例】中期反抗期こうして乗り越えよう。
子どもへの対応をどう変えたら中間反抗期を乗り越えられるのか。
我が家では、この方法を実践したところ、少しずつぶつかり合いが減りました。
3年が過ぎたころ、「あれ?そういえば最近、がみがみどなっていない?」
ふと思えたのです。残念ながら、親が対応を変えただけはすぐに中間反抗期は収まらないと思います。飲んだらすぐ効く薬とは違うのですね。
我が家が選んだ対応を、2つ方法をご紹介します。参考にしてみてください。
押さえつけないで子どものやり方を受け入れてみる
中間反抗期のいま、親の言うことを聞く素直な子どもに戻さなければ思春期になったら
歯止めが効かなくなるに違いない。
親の言うことに子どもが従わないと、なにもかも進まないから。親の言い分はたくさん
ありますが、ぐっとこらえて。その言い分に鍵をかけて、いったん閉じ込めましょう。
親の押さえつけが過ぎるとせっかく芽生え始めた自立心が育たず、親がいなければ何もできない、
消極的な子どもなってしまう可能性があるそうです。
そうならないために、「いやだ」と言われたら「そうなんだ。いやなんだ」といったん受け入れましょう。
心の中では「はぁあ!??今すぐやりなさいよっ」と思っていても、いったんは受け入れてみましょう。
子どもの言い分ややり方が正しくないとしても、親がいったん受け入れることで子どもとの間に信頼関係が
築かれるそうです。子どもは親に対して、「自分の気持ちや考えを聞いてくれる」と安心するからだとか。
ただ、受け入れるだけでは先に進めませんよね。
「やりなさい」と指示をしないで理由を示す
受け入れるだけでは子どもの言いなりですよね。
今度は親として、なぜ子供の言い分やり方ではいけないのか理由を伝えましょう。
例えば寝る時間で喧嘩をした場合。
「朝起きられないと、学校に遅刻するよ。そうならないために早く寝ようね」など。
ただ、小学校低学年であれば理由を聞き入れる可能性もありますが、小学校中学年になると
どうでしょう…。
我が家では、「寝る時間が遅くなって、睡眠時間が減ると記憶力が落ちるデータがあるんだよ」と
サイトを見せて納得させました。子どもの個性に合わせてアレンジして理由を伝えてみては。
一度理由を伝えただけで子どもが受け入れることは、ほとんどありませんでした。
けれど、何度も何度も伝えていると「確かにそうなのかもしれない」と、子どもの心に
親の伝え続けた気持ちがストンと落ちる日が来ると思います。
更にステップアップ。子どもが自分で考え行動するために
2つの方法に慣れたら次に、子どもが自分で選択できるような声掛けを心がけてみましょう。
例えば、ゲームで遊んでいる真っ最中に「宿題したら?」と声をかけない。
親だって晩御飯の支度をしているのに、「アイロンかけて」と言われたら「はぁあ!??」
ですよね。
ちょうどゲームがひと段落するタイミングは必ずきます。その瞬間に「あと1ゲームで宿題したら?」
「あと10分後に宿題したら?」など声を掛けてみてください。
ポイントは、「〇〇したら、××するのはどう?」と子ども自身が選択できる、幅を持たせた声掛けです。
この声掛けに対して子ども自身が決めた選択が、出来たのかどうか、必ず確認を取ってください。
出来たのかどうか確認を忘れると、子どもは「とりあえず決めたら良いんだ」と覚えてしまうかも。
出来ていなければ、「自分で決めたことだからきちんと守らなければいけなよね」と伝えることが
大事だと思います。
親だって人間。つい言い過ぎることだってあります
子どもに言い過ぎないように、押し付けないように…。いつも心がけていても
親だって人間です。疲れやストレスのせいで感情の歯止めが効かず、つい言い過ぎて
気が付くと子どもは号泣していた。なんてこともありますよね。
そんな時は「言い過ぎてごめんね。」と子どもに謝りましょう。子どもだって日々成長
しているのです。きっと理解してくれるでしょう。
また、中間反抗期が大変なのは自分一人ではありません。子供の年齢が近いママ友と状況を
言い合ってストレスを発散させたり、先輩ママさんに相談しましょう。
決して一人で抱え込まないようにしてください。
まとめ
中間反抗期は子どもの心がさらに成長し、自立への道をまた一歩踏み出した証拠。
出来るだけ温かい気持ちで子どもと接したいものです。一方で、子どもの態度があまりにも急に
変わった場合、学校での過度なストレスが背後に潜んでいる可能性もあります。まずは子どもの
言葉に耳を傾け、しっかりと見極めてあげましょう。
中間反抗期を乗り越えるぞ!と意識するとハードルが高くなりがち。少しでもぶつかり合いを減らし、
お互いが明るく過ごすためにどうすればよいかな、と前向きな気持ちでいることが大事かもしれません。
この機会に親子でしっかりと向きあい、どんな方法が我が家には合うのかな、とゆっくり探してみて
ください。
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