今回は子どものプログラミング教室開業に必要なものは?開講までの手順や流れ・教材・注意点も解説!をお届けします。
この記事はこれから子ども向けのプログラミング教室を開業・開講しようとしている、学習塾や学童保育関係者、個人の方に向けた記事となっています。
「プログラミング教室を開業してみたいけど何からはじめればいいの?」
「開業時に注意すべきことは?」
「教材は何を使えばいいの?」
そんな疑問をお持ちの方にズバリお答えできる記事となっています。
それではさっそく子どものプログラミング教室開業に必要なものや費用は?開講までの手順や流れ・教材・注意点も解説!を詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
子どものプログラミング教室開業に必要なものは?
まずはプログラミング教室開業に必要なものをお伝えします。
主なものは4つ。
1.プログラミング知識
2.教室開業場所
3.Wi-Fi環境
4.教材
それでは一つ一つみてきましょう。
1.プログラミング知識
プログラミング教室開業に一番必要なものはやはりプログラミングの知識です。
一から自分でプログラミング知識を身につけることが一番理想ですが、それだと開業にとても多くの時間を要します。
もし、自分にあまり知識がないのであれば、プログラミング知識を持っている方を講師に迎えて教えてもらう必要があります。
また、今はプログラミングの教材がセットになったプログラミング学習ツールがあります。
その学習ツールを購入することによって、たとえ自分にプログラミング知識がなくても、比較的スピーディーに開業することが可能です。
ご自身の知識量によってどのような形態で開業するかを決めてもよいですね。
2.教室開業場所
プログラミング教室を開業するためには場所の選定も重要となります。
主な場所としては4つあります。
①自宅の一室で行う。
②コミュニティセンターの会議室を借りて行う。
③貸しスペースや賃貸物件を借りて行う。
④教室用の物件を購入して行う。
多くの場合は③の事業者さんが多いですね。
②のコミュニティセンターは個人の方におすすめです。
チラシを置くこともできますし、子ども向けの指導のために部屋を借りる場合は賃料が通常より半額になるなど割引を受けることもできます。
ただ借りるためには制約もあります。
その市に住所がある人でないと借りることができない、使い方に厳しいなどです。
一度お住いのコミュニティセンターを調べて検討してみてください。
③の貸しスペースや賃貸物件の場合は、やはりアクセスの良い場所がいいですね。
もちろん、子どもの多い地域、ということもポイントとなります。
ですが「駅が近い」「駐車場が近くにある」など、通いやすい場所がおすすめです。
ただそう言った場所を選ぶとどうしても賃貸料が高くつきます。
月謝代などいくらに設定すれば利益がとれるのか、など事前に収支計画を立ててから開業を行う必要がありますね。
3.Wi-Fi環境
貸しスペースにすでにWi-Fi環境がある場合はひとまず安心です。
もしない場合はポケットWi-Fiなど、自分で用意する必要があります。
後の注意点で詳しく書きますが、Wi-Fi環境はとても重要です。
見落としがちな点ですので特に賃貸物件を借りる場合はWi-Fi環境のチェックも事前に忘れずに行うようにしましょう。
4.教材の作成・準備
子どもにプログラミングを教える際、どの教材を使えばよいのかも重要です。
一番良いのは「Scratch」を使ったプログラミング指導です。
昨今では子どもに人気のマインクラフトを使ったプログラミング指導を導入する教室もあります。
ですが、知識がないままに行うとすぐに頭打ちにあいます。
Scratchは子ども向けのプログラミング指導を行いやすく、やりたいことも自由にできるツールです。
個人で始めるのでしたらまずは「Scratch」を選ぶことをおすすめします。
ただ、スクラッチも基礎だけでなく、本格的なゲーム作りを教えていきたい場合には、教材作りに時間を取られてしまいます。
その際には、既に出来上がっている、「スクラッチのゲーム教材パック」を使うのがおすすめです。
有料ですが、かなりの時短になり、カリキュラムに沿った指導をすることができます。
プログラミング教室開業までの手順や流れ
次はプログラミング教室を開業するまでの手順や流れをお伝えします。
開業方法によって異なりますのでそれぞれの場合を説明します。
開業方法は以下の2つ。
1.学習塾・学童保育などでプログラミング教室を開業する場合
2.個人で新規にプログラミング教室を開業する場合
ではそれぞれ順番にみていきましょう。
1.学習塾・学童保育などでプログラミング教室を開業する場合
一番早く開業する方法はプログラミング学習ツールを利用する方法です。
現在、学習塾や小学校でもプログラミング学習ツールを導入しているところがたくさんあります。
プログラミング指導に不安を抱える方や、学習塾を経営しているけれどもプログラミング指導も取り入れようとしている教育事業者さん、放課後にお子さんを預かっている学童保育関係者にもおすすめのプログラミング学習ツールとなっています。
個人で行うよりは費用が高くつきますが、手間を省き、自信をもって開業するには一度導入することを検討するのもいいですね。
プログラミング学習ツールの良いところは、プログラミング教材が完成されているだけでなく、カリキュラムや指導方法もセットになっているところ。
なので、開業までに時間をあまりかけずにプログラミング指導を行うことが可能ですよ。
子どもの習い事図鑑でも提供している「子どものプログラミング教材パック」も提供開始から3カ月で、100校以上の教室使われています。
2.個人で新規にプログラミング教室を開業する場合
個人でプログラミング教室を開業する場合は次の2パターンをおすすめします。
①自分で知識を身につけ開業する。
②フランチャイズに加盟して開業する。
それでは一つずつ詳しく説明します。
①自分で知識を身につけ開業する。
もともとプログラミング知識がある方は断然こちらをおすすめします。
費用が抑えられる上、自分で自由に教材を選ぶことができ、教え方も自由。
お子さんそれぞれに合わせた指導がしやすいので自由度が非常に高いです。
ただ開講するのに時間がかかり、準備も大変です。
・自分で教材を選定する必要がある。
・どのような教室にするのか計画が必要。
・チラシ配布などの集客作業。
など、全く知識がない方がプログラミング教室を開講するのは非常に時間がかかり、労力もかかるのでそれなりの覚悟が必要です。
ただ、軌道に乗れば少人数の生徒さんでもコストが少なく済むので利益も多く得られますよ。
さらに、ある程度対面教室がうまくいくとオンライン教室開業も夢ではありません。
プログラミングの指導に自信がつけば、ストアカやタイムチケットなどに登録して自分の好きな時間にオンラインで教える方法もあります。
最初は、副業(複業)から始めて、生徒数がふえてきたら、本業にするという方も多いです。
ぜひ、プログラミング知識をお持ちの方や、学生に指導経験のある方は自分で新規教室を開業することもご検討ください。
個人でプログラミング教室を開業したい方向けのおすすめ教材はこちら
②フランチャイズに加盟して開業する。
もう一つは、有名なプログラミング教室のフランチャイズとして加盟し開業するパターンです。
当然、加盟料が発生するので個人に比べてコストは高くなります。
英会話教室や公文式などと同じですね。
ブランド力がある分、初めから集客もしやすく、プログラミング学習ツールや指導方法などもきちんと整っているので安心して開業することができます。
個人でプログラミング教室をされる方はこのフランチャイズ形式が一般的ではないでしょうか。
フランチャイズで、最近人気があるのは、「QUREO」(キュレオ)というオンライン学習ツールです。
キュレオは多数のインターネットサービスを運営するサイバーエージェントグループが開発しています。
カリキュラムは、2013年から述べ3万人が受講したプログラミングスクール「Tech Kids School」が監修。
プログラミングをまったく経験したことのないお子さんでも自分で楽しく学べることができ、プログラミングの基礎となる技術力を身につけることができます。
子どものプログラミング教室開業に必要なおおよその費用
開業に必要なものや開業方法はだいたい理解できましたでしょうか。
次は最も気になる開業に必要な費用をお伝えします。
開業方法によって費用も大きく異なってきますのでご自身に合わせた開業方法の費用をご確認ください。
1.プログラミング学習ツールを利用する場合
開業初期費用 | 貸しスペース費 (店舗取得・改装費) 広告宣伝費 | 1,000円~10万円 (0~350万円) 10万円~50万円 |
運営費用 | 教材利用料 人件費 広告宣伝費 | 1,210円(月)~ 0~ 10万円~30万円 |
その他(備品・光熱費など) | 水道光熱費 消耗品費 パソコン関連購入費 教材準備費用 | 0円~1万円 1万円~ 30万円~300万円 5万円~ |
現在、プログラミング学習ツールを導入してプログラミング教室を開業するところが増えています。
生徒さんの人数によって月額利用で学習ツールを使えるところもあり、教材もできあがっているので比較的早く開業できます。
さらに費用もフランチャイズに比べてずいぶん安くつくのが魅力的。
教室の最初のうちは、自宅でオンラインで行えば、かなり初期費用は抑えられます。
ただ個人での開業同様、広告宣伝(集客)を自ら行う必要があります。
最初のうちは、初期費用の掛からない、ストアカやタイムチケットを使っていくのがおすすめです。
徐々に軌道に乗ってきたら、新聞折込広告や地域情報誌に掲載を依頼するのもいいでしょう。
もし近隣へのポスティングを自ら行う場合はチラシ作成費用や印刷費用だけで抑えられますね。
学習塾や放課後預かり保育に取り入れるにはちょうどいい学習ツールと言えます。
また、プログラミングの教材もシステム導入などが必要なものを使うと、初期費用が大幅にかかることがあるので、手軽に使える資料ベースの教材が自由度がありおすすめです。
2.フランチャイズとして加盟し開業する場合
開業初期費用 | 加盟金 | 約250万円 |
運営費用 | 人件費 | 0~75万円 |
その他(備品・光熱費など) | 水道光熱費 | 10万円~ 1万円~ 30万円~300万円 |
フランチャイズに加盟しプログラミング教室を開業する場合、必要な開業資金は加盟するところによって大きく変わります。
約10万円ほどで済む場合もありますし、物件を借りる場合、店舗改装費に力を入れると300万円以上かかることもあります。
まずは貸しスペースや自宅での開業からスタートし、ある程度軌道に乗ったのちに優良物件を探し、大きな看板を掲げての開業をおすすめします。
その他の費用として、パソコン購入費、広告宣伝費、冷暖房費、消耗品費などもかかります。
フランチャイズでの開業は予想以上にお金がかかると思って検討したほうがいいですね。
3.個人でプログラミング教室を開業する場合
開業初期費用 | 貸しスペース費 (店舗取得・改装費) | 1,000円~10万円 (0~350万円) |
運営費用 | 人件費 広告宣伝費 | 0~ 1万円~ |
その他(備品・光熱費など) | 水道光熱費 消耗品費 パソコン関連購入費 教材準備費用 | 0円~1万円 |
個人でプログラミング教室を開業する場合、開業初期費用はぐっと安く済みます。
また、運営費用もフランチャイズ加盟に比べるとロイヤリティの支払いがないので広告宣伝費用やアルバイトを雇うことにもお金をかけやすくなります。
個人の場合は広告宣伝費の中にホームページ立ち上げ費用も入っています。
プログラミング教室を行うのでしたらホームページはぜひあったほうが良いですね。
ご自身で無料でできる簡単なホームページでも結構ですよ。
プロにお願いする場合はデザイン料などによっても費用が大きく変わってきます。
予算の確保をし、十分相談したうえで作成をお願いしましょう。
そのほか、Wi-Fi環境費用や教材準備費用も別に掛かってきます。
テキスト本の調達やファイル代、印刷代などの雑務費も思った以上にかかってきますので忘れずに計上しておきましょう。
プログラミング教室で扱う教材
プログラミング学習ツールを使って行う場合は教材もそろっているので教材の心配はいりませんね。
個人で一から教材を選ぶ場合は「Scratch」という子ども向けのプログラミング教材をおすすめします。
スクラッチは、無料で使えるツールですので費用もかからずに使うことが可能です。
今は書店に行くと「Scratch」の関連本がたくさんそろっています。
すべてに目を通すのはとても大変ですが、初心者向けの簡単な本を参考にして指導方法を考えてみると良いです。
ここで必ず行ってもらいたいのは、自分自身でScratchの操作を十分に理解しておくことです。
「Scratch」はとても優秀な教材ですが、使いこなすことはそう簡単ではありません。
変数や条件分岐など数学的要素も強く、特に高度なゲーム作りには知識だけでなく、Scratchで表現する力が必要になります。
ですがScratchさえ使いこなせるようになればプログラミング教室の開業・開講も手軽にできます。
生徒さんにも自信を持ってプログラミングを指導することができますよ!
ただし、スクラッチの基礎だけでなく、本格的なゲームも作りたい場合には、教材作りが大変なので、既にある教材キットを使うこともお勧めです。
シューティングゲーム、じゃんけんゲーム、レーシングゲームなど作れるようになっておきたい人気ゲームが揃っています。
プログラミング教室開業時の注意点
注意点は2点。
1.Wi-Fi環境が安定していること。
2.教材が充実していること。
順に説明します。
1.Wi-Fi環境が安定していること
何台ものパソコンが一気につながるとインターネットが使えない、動きが遅いなどの問題が発生します。
特にご自身でWi-Fi環境を準備する場合は、20台以上一度につながっても安定したWi-Fi環境を整えましょう。
貸し教室を借りる場合もWi-Fi環境が安定しているかどうかを必ず借りる前にきちんと確認しましょう。
2.教材が充実していること
昨今ゲーム好きのお子さんにとても流行っているマインクラフト。
このマインクラフトを使ってプログラミングが学べる、と話題の「Minecraft Education Edition(マインクラフトエデュケーションエディション)」があります。
プログラミングを始めるきっかけとしてはお子さんが興味を持ちやすい教材なのでとても良いです。
ですが、継続してプログラミングを学ぼうとすると、限界があります。
もちろん今後、Minecraft Education Editionの内容が充実してくる可能性は十分にありますが、「Scratch」にはまだまだかないません。
教材の一つにマインクラフトを使い、そのほかの教材も多数用意しておくことをおすすめします。
お子さんによってはあちこちと興味が飛び、一つ、二つの教材を用意するだけではすぐに飽きてしまいます。
時にはタイピング教材や幼児向けのViscuit(ビスケット)なども取り入れ、お子さんが楽しんでプログラミングを学べるよう工夫する必要があります。
まとめ
今回の子どものプログラミング教室開業に必要なものは?開講までの手順や流れ・教材・注意点も解説!はいかがでしたでしょうか。
少しでもこれから子ども向けのプログラミング教室を開業しようとしている方の参考になれれば嬉しいです。
ご自身にとって一番良い形態を選び、準備万全でプログラミング教室を開業してください。
それでは、子どものプログラミング教室開業に必要なものは?開講までの手順や流れ・教材・注意点も解説!を終わります。
スタペンドリルTOP | 全学年から探す
幼児 | 運筆 ・塗り絵 ・ひらがな ・カタカナ ・かず・とけい(算数) ・迷路 ・学習ポスター ・なぞなぞ&クイズ
小学1年生 | 国語 ・算数 ・英語
小学2年生 | 国語 ・算数 ・英語
小学3年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・毎日計算ドリル
小学4年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
小学5年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
小学6年生 | 国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・音楽 ・プログラミング ・思考力
【全学年】Z会グレードアップ問題集(無料コラボ教材)
中学生 | 数学 ・英語 ・漢字 ・社会
2024年無料カレンダー|2025年無料カレンダー