千は6月20日、未就学児、園・学校に通う子どもを持つ親261名を対象に実施した「子どもの熱中症に関する保護者の実態調査」の結果を発表した。大人よりも子どもの方が熱中症になりやすいことを90%以上の親が理解しており、また園や学校でのマスクについては「状況に応じて外していいと思う」という回答が95.4%に上った。
子どもの方が熱中症のリスクが高いことをほぼすべての保護者が認識
総合保育テックサービス「はいチーズ!」を提供する千株式会社は、未就学児、園・学校に通う子どもを持つ親261名を対象に「子どもの熱中症に関する保護者の実態調査」をWEBアンケートにて実施。その結果を6月20日に発表した。
これによると、「大人より子どもの方が熱中症になりやすいことを知っているか」という質問に対し、90.8%の保護者が「はい」と回答。また熱中症を意識するタイミングについては、「屋外で遊んでいるとき」という回答が97.32%と最も多く、次いで「屋外でスポーツ・運動をしているとき」「屋内でスポーツ・運動をしているとき」と続いた。
熱中症の危険度を判断する情報源については、「天気予報(88.51%)」「日差し(72.41%)」という回答が主だった。
また子どもの熱中症対策については「行っている」と88.51%が回答し、具体的な対策方法として「水分補給」「帽子の着用」「気温・体温に合わせて衣類を調整」などが挙がった。
人との距離や環境に合わせたマスクの着脱を望む保護者の声
「園や学校でのマスク着用についてどう思うか」という質問に対しては、「十分な距離が保たれているときは外していいと思う(44.06%)」、「運動時は外し、室内では着用するべきだと思う(38.31%)」、「子どもは自己判断での着脱が難しいため常に外しておいていいと思う(13.03%)」、「常に着用するべきだと思う(2.68%)」、「その他(1.92%)」が回答の内訳となった。
このことより、保護者の95.4%が、園や学校でのマスクについては「状況に外していいと思う」と考えていることが新たに分かった。
依然コロナ禍ではあるものの、同時に子どもの熱中症のリスクを大半の保護者が危惧していることが今回の調査から窺えた。園や学校には、状況に応じた適切な対応が求められていくことになるだろう。
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